ビズアップを創業して4ヶ月目のことです。突然、私のマーケティングの師匠ともいうべき方からメールが来ました。
「君のホームページが盗用されている」
私はびっくりしました。
「小さくはじめたこのビジネスの私のホームページを見つけ出して、キャッチコピーやロゴマーク、ホームページのデザインの調子まで盗む人がいるなんて!」
しかし、盗まれるということは、私のホームページが「評価されている」ということでもあると思い、最初は私のホームページを見つけ出して盗用したことに「感心」すらしてしまうという、なんともな楽天家ぶりでした。
私はまだそのとき、商標登録の怖さを知りませんでした。
お師匠さんや、周りのお世話になった方から話を聞いていくうちに、「もし、私よりも先に相手方がロゴマークの商標をおさえてしまったら、私は今のロゴマークを使用して、このビジネスができなくなってしまう」ということがわかったのです!
ビズアップのロゴマークは私のまわりの方やお客様からかなり評判がよく、わたしとしてもかなり愛着をもっていたものでしたので、そのことが判明したときに私は顔面蒼白になりました。
お客様に「商標は大事ですよ」とさんざんいっていた私が、商標の登録をしておらず、ロゴマークの使用権をなくしてしまうなんて!情けない!
私はすぐに、弁理士事務所の先生に相談を持ちかけました。
「すぐに手続きしましょう(暗い声で)」
ちょっと怒ってらっしゃったんでしょうか。それともあきれていたのでしょうか。それもそうです。ロゴマークのデザインに携わる私が商標登録をしていなかったのですから。
急いで商標登録の依頼をかけ、先生に動いていただくうちに、さらに問題が出ました。
「ビズアップという商標はすでに押さえられている」
愕然としました。私がビズアップでやりたかったデザイン以外のサービスは、すでに別の会社が「ビズアップ」の名前で商標をおさえていました。
商標というのは、「どのような商売か」ごとに、「区分」というのがわかれており、その「区分」が重なっていなければ、同じものを使用できることになっています。「ビズアップ」の名前で私が提供を許されるサービスはロゴマークのデザイン、つまり「デザイン業務」のみでした。
「これではビズアップという会社の将来の可能性は一気にせまくなってしまう」
私はまたしても暗い気持ちになりました。「どうすれば私はデザイン以外のサービスを扱えるようになるのだろう」とずっと考え込んでしまいました。
しかし、素人の私がいくら考え込んだところで、解決策が出るわけはありません。なぜ、そのことに気付かなかったのか。
私の暗い気持ちを一気に吹き飛ばしてくれたのは、やはり商標の『プロ』である、弁理士の先生でした。
「サービス名称を変えれば、そのサービスを扱えますよ」
そうなんです。商標というのは、「商品の名前」についての権利なので、会社名は関係ないのです(「関係ない」といったら語弊がありますが)。そして、私は弁理士の先生のアドバイスのもと、別のサービス名称の商標を申請し、デザイン業務以外のサービスを無事開設することができたのです。
気をつけてくださいね。知らず知らずのうちに自分が権利をもっていると思い込み他人に使われたり、逆に、自分がどこかの会社の権利を侵している可能性があるということ。
これが津久井からの商標に関するメッセージです。気になる方は一度ご相談ください。
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