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【第427回】イメージの力が強力でもあり危険でもある理由



こんにちは。





ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz






本日は
熊本に出張に来ております。



実に5年ぶり3回目。



以前
このメルマガで募集させていただいた、



・90分無料ブランディングコンサルティング



通称
「津久井の脳みそを90分使う権利」の
ために参りました。



夜はそのままお客さまと会食。
「東京では食べられない」
馬刺しと馬の焼き肉を堪能しました。



やわらかくて脂がしつこくなくて
でも旨味がしっかりしていて、
それを独自のタレでいただく。。。



まさに東京では食べられない。。。



お客さまに
すっかりご馳走になってしまい恐縮です。
Kさま、ありがとうございました
(こんなところでお礼。。。)。



熊本、いい街です。好きです。
1泊しかできないのがもったいないなぁ。



今日の熊本は
カラッとよく晴れて気持ちがいいです。



さて、
今日のお話です。



今日は「イメージの力」という
お話をしてみたいと思います。




人間はどうやって
コミュニケーションを取っているか、
というと、



もちろん言葉で取るわけですが、
言葉だけでは成立しないことや
言葉が必要なく成立してしまう
コミュニケーションもあります。



たとえば、
伏し目がちで目を潤ませている人を見たら、
その人はきっと悲しいことがあったのだろう、
と誰もが想像しますよね。



それがわかるのは
普通に人間として生きていれば
あたり前のことです。



でも、
よくよく考えてみてください。



なんで悲しいとわかるんでしょう。



「悲しいです」



と言われたわけではないのに
なぜ悲しいのだろうと
想像できるのでしょう。



それは、
人が悲しいときにどんな顔をしたり
仕草をするかを誰もが知っているからです。



「知っている」



という表現がまた曲者なのですが、
正確に言うと



「意識はしていないけど認識している」



という状態だと考えます。



人間の表情に関しては
もはや遺伝子レベルで
「知っている」と言えると思います。



目が見えず、耳が聞こえず、
言葉を話せなかった三重苦の
ヘレン・ケラー。



家庭教師のサリバン先生が
どのように自分の感情を伝えたかというと、



怒っているときは極端に怒った顔をつくって
顔中をヘレンに触らせて認識させた、と
たしか昔教科書で読みました
(昔は教科書以外の本を読まなかった 汗)。



これってすごいことですよね。
きっと遺伝子レベルで



「怒っている」



ということが
どういうことか認識していないと
理解できないことだと思うんです。



そしてそこに言葉はありません。



ちなみにですが、
前述の



「伏し目がちで目を潤ませている人」



という言葉を読んで
おそらくどんな雰囲気のどんな人か、
勝手にイメージ(頭の中で思い描く)
しませんでしたか?



もっと言えば、
そこでは「女性」を想像しませんでしたか?



なんだか
メンタリストみたいなことをいいますが
当たっているのではないでしょうか
(外れている人もいるとは思いますけど)。



それは、



・伏し目がち
・目を潤ませる
・仕草



などの言葉が
女性的なイメージを内包する言葉だからです。
これも立派なイメージの力です。



さらにここに情景を加えてみましょう。



自分のベッドの上で・・・

壁にもたれながら・・・

ぬいぐるみを抱えて・・・

伏し目がちなその目を潤ませている人



になってくると、
10代とか20代前半の女性で
きっと男の子にフラれたのだろう、
みたいなイメージが出てきませんか?



50~60代の女性が
これやってたらちょっと引きますよね。



私もうちのオカンがこれやってたら
戦慄が走りますもの(笑)。



これってこのように言葉で説明しても
情景がありありと浮かんでくるし、



逆にこの情景を見ると
「きっとこんなことがあったのだろう」
ということが言葉にできる、



言葉と画(え)の結びつきが
とても強い状態です。



情景を見ると必ず
何かしらのイメージを持ってしまう、
それが人間だもの(みつを)という感じです。



とにかく
イメージの力(人の能力)は強いわけです。




さて、
熊本県のみなさま、ごめんなさい。



熊本を悪く言うつもりは
さらさらないのですが



「今日は熊本出張なんです」



といろいろな人に言うと
なぜみなさんニタニタするのでしょうか(笑)



これは男性にしか
わからないことかもしれませんが、



「熊本」
「出張」



というワードには
やはり特定のイメージがあります。



このイメージが
「ニタニタする」という行為を生みます。



あるイメージを含む「らしさ」を
生むもの。



これは
何も言葉や情景だけではありません。
たとえば音楽などもそうです。



今から伝えるワードで
出てくる音楽、ありませんか?



「運動会」



多少のばらつきはあれど
多くの人が特定の曲を
連想したと思います。



逆にその曲を聞けば、
運動会の情景がイメージされると思います。



元気が出るメロディライン、
悲しげな気持ちになるメロディライン、



はたまた
スーパーでかかってそうなメロディライン、
沖縄らしさを感じさせるメロディライン、



なぜ
それを連想したりそういう感情になるかって
すごく不思議ですが、



とにかくこれは
人間に備わったものすごい能力です。



ちなみに有名なこちらの動画、
知っていますでしょうか?



バブリーダンス 登美丘高校ダンス部
http://bit.ly/2qNyDwF
(You Tubeに飛びます)



これ、ものすごい中毒性で
私も何度も見てしまいました
(このメルマガのためにまた見ました)。



ダンス部の女子高生たちが
バブル時代のイメージを再現したこの動画。



服装や化粧などの見た目から
バブルを感じるのは、バブルがまだ比較的
記憶に新しいところでもあるからですが、



「振り付け」から
バブル感(イメージ)を表現する
ということはとてもすごいことです。



「なんとなくバブル時代の動きや表情っぽい」



というイメージがたしかに
多くの人の無意識の中に存在していて、
そこを表現しているのがすごい。



マハラジャやジュリアナ東京で踊っていた
当時の女性たちがこんな高度な踊りを
していたわけではないのに、



「バブルっぽい」



が伝わるって
よく考えるとすごくないですか。



さて、



・言葉を聞いただけで
・音を聞いただけで
・動きを見ただけで
・何かの画(え)を見ただけで



特定の感情になったり情景が浮かぶ。



この特定のイメージを
「らしさ」といいます。



このメルマガで何度も登場する
「メリコの法則」の「リ」。



「リ」は「理解できること」ですが、
「理解できる」にはこの「らしさ」も
とても重要になってきます。



文章で「理解させる」ということもありますが、
言葉を介さなくても理解させる「らしさ」は
とても重要な要素となってきます。



イメージの力がそれだけ強力だからです。




私たちが生業としている
「デザイン」という仕事は、



多くの人が持つ
このイメージの力を利用して、



特定の感情にさせたり
特定のアクションを起こさせたりします。



こういうと、



「え?でも特定の感情にさせたり
アクションを起こさせたり
することができるなら、
文章で伝えてもいいのでは?」



という疑問が出るかもしれません。



しかし、
文章(言葉によるコミュニケーション)では
ダメな場合もたくさんあるんですね。



たとえば、
雑誌に広告を出そうと思えば
限られた紙面スペースの中で
必要なことを伝えなければいけません。



伝えたいことをすべて
文章として盛り込めるほどの
スペースが与えられるとは限りません。



ホームページであれば
TOPページにランディングされた
1秒から長くて10秒程度で、



「ここは私が探していたサイトかもしれない」
「だからもう少し見てみよう」



という感情にさせなければ
「戻る」ボタンを押されて
どこかに行ってしまいます。



文章で説明していては遅い。



スーパーの売り場も同様で
夕方の忙しい主婦がその棚の前に
立ち止まる一瞬で



「手に取ってみよう」



と思わせなければ素通りされます。
そんな主婦がまじまじと文章を
読むことはありえません。



テレビに出れば
その話し方や話す速度、
服装などのさまざまな情報が
何かしらの「らしさ」を伝えてしまいます。



伝えたくない「らしさ」、
たとえば



・怖そう
・胡散臭そう
・質が悪そう
・悪い人そう
・不潔そう



こんなような「らしさ」を
伝えてしまったら致命的で、



それを言葉で挽回できるほどの
時間や権限は出演者に与えられないことが
ほとんどです。



なので、
言葉だけではなくイメージの力は
自社のブランディングを行う上で
必要不可欠な存在となります。



また、
イメージの力「らしさ」は
上手に活用すればものすごい力を
生むことができますが、



「イメージの力を使うつもりはないから
ほうっておいていいや」



という代物ではなく、
ほうっておくとトンデモナイ方向に
向かってしまう危険性をはらんでいます。



常日頃から
コントロールすることが大切です。



さて、
自社がブランディングできているかを知る
魔法の質問というものがあります。



それはターゲットに対して
「〇〇と言えば?」
と質問するだけです。



たとえば我々であれば



「ロゴデザインの会社といえば?」



となります。



そこにつづくターゲットの答えで
どのくらいブランディングが
できているかを推し量ることが可能です。



この質問の面白いところは、
「〇〇」に自社の名前を入れると



ターゲットが持つ特定のイメージ、
つまり「らしさ」を引き出すことが
できるという点です。



たとえば、
「ビズコーヒー」という
架空の喫茶店があったとして、



ターゲットや商圏の人々に



「ビズコーヒーと言えば?」



という質問をするのです。



そうすると、
ビズコーヒーに対してまわりが
どのようなイメージ、らしさを
抱いているかがわかります。



ポジティブな回答もあれば
ネガティブな回答もあると思います。



ポジティブな回答でも
自分が思い描いていた「らしさ」とは
違う回答が返ってくることもあります。



これらを精査して
どうやって表現していくかが
ブランディングへとつながっていきます。



ブランディングとは私の定義では



「選ばれるための施策全般」



ですが、
そのうちのひとつがこのように
ターゲットが持つ抽象的な
イメージ(らしさ)の塊をコントロール
していくことでもあるのです。





今回はここまでです!





津久井






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