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2012年03月23日 メールマガジン 法則・ノウハウ 【第127回】:ネーミングの極意とは?

2014年01月21日掲載開始

 





 

こんにちは。





ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です。
https://www.biz-up.biz






明日は、



以前お伝えした
ビズアップ主催の呑み会が開催されます!



めちゃめちゃ楽しみです。
呑みすぎないようにしないといけませんが。。。



遠方からも来てくださるお客さまがいて、
こういった呼びかけに参加してくださるということが
本当にありがたいです。



不定期ながらも
今後も開催したいと思っています!



さて、今日のお話です。



会社、サービス、商品のネーミングが
とっても重要だということは、
あなたもお分かりだと思います。



しかし、



「どうやって考えたらいいかわからない!!」



ということになるケースが
多くありませんか?



私は
ネーミングのお仕事をたまにいただきますが、
非常に骨の折れる仕事でして、
個人的にはあまり得意ではありません。



ただ、
昔からネーミングについては
勉強はしていました。



本日は
ネーミングを決める際に役に立つ
切り口をご紹介いたします。



●切り口1:音相で決める
●切り口2:商品やサービスの特性や市場との関係性で決める
●おまけの切り口:字画で決める
●ネーミングの決定の仕方について




●切り口1:音相で決める


「音相」という言葉は
あまり聞きなれないと思います。



「手相」とか「人相」のように
音からどのような印象を感じるか、
というものが音相です。



かと言って
占いチックなものでは全くないです。



この分野の第一人者は
木通隆行さんという方で、
大企業のネーミングなども携わっている方です。



この方の理論はむしろ科学的で、
正直、私も概要しかわかりません。



たとえば、
木通さんの本はこんな感じです。



本のとあるページをiPhoneで撮りました。
http://bit.ly/GKEje6



瞳をそっと閉じたくなりますよね。



そこで、
この木通さんのお弟子さん(たぶん)が
書かれた本をご紹介します。



黒川伊保子さんという方なのですが、
もうこの方の本のネーミングがまた最高です。



「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」
http://amzn.to/GGZ4GO



この本はビジネス書としてもとても優秀ですが、
一般教養的、娯楽的に読んでいただく分にも
十分楽しめると思います。超おすすめです。



例えば
「しゅん」という名前の子どもが
運動神経が悪いとちょっとがっかりする理由
などが書かれていてトリビア的に楽しめます。



こういった音が出す印象から
ネーミングを考えるという切り口がひとつめです。





●切り口2:商品やサービスの特性や市場との関係性で決める



これは私の持論ですが、



商品やサービスの市場でのポジションによって



ネーミングで

・印象を重視するか
・わかりやすさを重視するか



を決めたほうがよいと考えます。



導入期の商材、
つまり市場にあまり認知されていない
商材はわかりやすさを重視すべきです。



業界で初めて個人宅への物流をはじめた
ヤマト運輸(個人への配送は郵便局のみだった)は



サービス名称を「宅急便」


としました。



※「宅急便」はヤマト運輸のサービス名称で、
その他の会社は「宅配便」です。



個人の「お宅」へ
早く(「急」)届く「便」だとわかる
すぐれたネーミングです。



また、
小林製薬の商品は
その多くがまだ世の中にあまりない
機能、コンセプトの商品です。



ですので、



「トイレその後に」
「のどぬーる」
「ナイシトール」



など、
どういう商品かが直感でわかるネーミングになっています。



靴下専門店の「靴下屋」などは、
靴下専門店というコンセプトが今までになく
導入期だったのでこのネーミングが成功しています。



逆に、
美容室や飲食店など、
市場としては成熟している産業は
イメージが重要になります。



したがって、



「かみきーる」



とかになると「ちょっと違う」となります。
サービス的にも美的イメージが重要になる業種なので
なおさらです。



補足として、
成熟産業でライバルが多いからこそ、
直感的にわかるネーミングの方が良い場合もあります。



例えば、
「さいとう精肉店」という【居酒屋】があります。



これは
直感的にお肉がウリの居酒屋だと
わかるネーミングですが、



なぜこれがウケるかというと
こういったネーミングを採用している
飲食店が少ないため、



【相対的に目立つ】



からです。



こういった、
商品やサービスのポジションから
ネーミングを考えるのが2つ目の切り口です。




●おまけの切り口:字画で決める



これはおまけですが、
字画が良いネーミングを選びたいという方も
いらっしゃると思います。



こういった「姓名判断」的なものは
完全に非科学的かというと
実はそうではありません。



「統計学」に基づいているケースがあります。



典型的なのが動物占いです。



動物占いは「占い」という言葉を
ネーミングに入れたほうがウケる
ということで付けられたネーミングかと思われます。



動物占いのコンセプトは当時はほとんどなく、
導入期だったため、「占い」としたほうが
直感的にわかるからです。



ただ、動物占いは「個性心理学」といって
れっきとした学問ですので、
まったく根も葉もないものではないです。



会社の姓名判断も
それに躍 らされるのはよくないですが
参考にするのはよいと思います。



ちなみに私はこの本を持っています。



・社名が悪いと会社が危ない
http://amzn.to/GHpafb



著者は中山雲水という人です。



これは笑い話なのですが、
この著者がどんな人か気になって
以前ネットで調べました。



この人は、かつてある新聞に
定期的にコラムを寄稿していたようで、



テーマが
「字画から考える、良い会社、危ない会社」
的なものだったようです。



で、この人
証券取引法違反で告発されているようです。



つまり、
コラムによって(風説の流布で)株価を
操作して儲けようとしたみたいです(笑




●ネーミングの決定の仕方について



さて、長くなりましたが
最後にネーミングの決定の仕方をお伝えします。



これは先程登場した
木通さんの本に書かれていることなんですが、



ロゴマークやその他デザインなど、
感性が中心になる物事を決定すること
全般に言えると思います。



教訓1:
優れたネーミング、大衆の心をとらえる
ネーミングは合議制からは生まれない



教訓2:
最終決定前に世間話的な雑談、
思い付きの意見は禁物



教訓3:
社長(最高責任者)はネーミング決定の場に
必ず直接関与しなくてはならない



また、
こんなことも書かれています。



============================================
ここで注意しなければならないのは、
どうしても多数の人が参加しがちだということです。


ネーミングは会社にとって大事なものであるだけに、
たくさんの人の意見を集めて作ろうとします。


これは大勢を集めればそれだけ良いものができるはず
という常識からくるものですが、


前に述べたように大勢の人がよってたかって議論すると、
発案者が捉えた鋭い感性がもみ消され、
当り障りのないものに落ち着くという弊害もあります。


感性は意味のように論理演算ができませんから、
多くの人を集めると、誰もが納得できる部分は
最大公約数だけとなり、


人数が増えれば増えるほど、その範囲は狭くなります。


しかし感性的に優れたものは、
切り捨てられた最大公約数以外の部分に
こそ含まれているのです。
============================================
木通隆行著 ネーミングの極意より引用
http://amzn.to/GJ1qBs



さて、
さっそく今現在ネーミングのお引き合いを
1件いただいてますので、



今日の午後にでも取りかかることにします。





1点、お知らせです。



私の経営者仲間が、
大学生を就活で強くするための
非営利事業を行なっています。



就活に前向きな意識の高い大学生に
必要な心構えやスキルを教えたり、



インターン制度を導入して
学生を企業の即戦力にしたり、



といった活動です。


その制度が東京都に認められたらしく
それに伴い新しい取り組みを開始されるとのこと。


簡単にいえば
企業の採用担当者の方と学生の模擬面接会です。



学生は当然ながら
リアルに近い練習が行うことができ、



企業側は意識が高い学生に
採用活動前から出会える、
というメリットがあります。


もしご興味があれば
私にご連絡いただければ
その経営者仲間(主催の方)をご紹介します。



以下、その方からのメールを転載いたします。



===================================================
おかげさまで、2010年にスタートした非営利の「内定を目的にしない就活塾」も、
現在、第5期生(大学2年生)を教えていることろです。



実は、このたび当活動が、
東京都の都市問題を解決する意義のある取組みであると評価され、

東京都の認定事業として採択されました。


それに伴い、新しい企画として、

主に企業の採用担当者様などをお迎えして、
月1回ペースでの模擬面接会を開催することになりました。


これから自分の仕事選び軸を真剣に考えている意識の高い学生と、
学生が志望する企業様たちとの交流の場を作っていきます。



第1回は3月27日(火)の18:30〜 神田 で行います。

学生30〜50人程度(第1回は40名程度になりそうです。)
参加予定学生:東大・早大・慶大・一橋・上智・ICUなど

企業側:大手・中堅・メガベンチャー企業の採用担当の方など、
    新卒採用人数10名程度以上/年の企業の採用担当の方


これは当面、企業の方にも無料でご参加いただけるものです。
(将来的には当活動への協賛企業を募集する予定ですが、現状はより良いサービスを作り上げるため
無料でご招待させていただきますので、サービス品質向上のためのフィードバック(アンケート記入)をお願いします。)


それでもし、
どなたか大手・中堅・メガベンチャー企業の採用担当の方をご存知でしたら
ご紹介いただけないでしょうか?


一度、ご説明に伺わせていただきたいと思います。


学生と企業双方の不幸、さらには日本の不幸でもある
「採用ミスマッチ」を解消する、社会的意義のある取組みとして、
少しでも前進していきたいと思っています。


お忙しいところ恐れ入りますがよろしくお願いいたします。
===================================================



さて、
盛りだくさんになりましたが
いかがでしたでしょうか。



今回はここまでです!




津久井



投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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