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2014年11月28日 メールマガジン 経営 財務 【第258回】ボードゲームで◯◯が学べる!?

2015年02月20日掲載開始

こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
先週のメルマガは
たくさんの反響をいただきました。
とてもありがたかったです。
ビズアップなんかよりも
はるかにFacebook広告を
活用されているお客さまから
アドバイスをいただいたり、
「批判的な書き込み」
についての文章のところで、
「津久井さんのメルマガが
好きだからこそ言いますが、
相手を貶めているように
受け取れる文章に感じました」
という、
たいへん身の引き締まるご意見を
いただき自分への戒めにできたり。
何よりうれしかったのは、
Facebookで友だち申請を
多くのお客さまからいただけたことです。
本当にありがとうございます!
これからも末永くお付き合い
いただければうれしいです。
さて、
今日のお話をいたします。
4年前に、
このメルマガでも紹介した
あるものがあります。
そのあるものとは
★経営がわかるボードゲーム
です。
名前を
マネージメントゲーム(MG)とか
戦略MGといいます。
このゲーム、
ゲームとあなどるなかれ、
すごいんです。
今日は
そのMGがどんなものか、
どんなことを学べるかなどを
シェアさせていただきたいと思います。
文面で読んだだけでは
伝わりきらないかもしれません。
なので、
このメルマガで興味を持っていただき、
「やってみたい!」
と思っていただくことを
ゴールとしたいと思います。
●マネージメントゲーム(戦略MGが)とは?
この戦略MGは、
1976年に「MG」として
開発されたそうです。
開発したのは、なんとSONY。
社員に効率よく経営やマネジメントを
教えたい、という思いで作られたそうです。
その後、開発に携わった方が
この「MG」を持って独立、
「戦略MG」となったそうです。
かつては
「製造業版」しかなかったそうが
今はさまざまな業種に
対応した専用のMGがあります。
しかし、
ゲームの本質はどれも変わらないため、
たとえば飲食業ではない人が
飲食版MGをやっても学ぶことがない、
といったことはまったくありません。
で、
具体的にどんなイメージかを
思い描いていただくためには
どんな道具を使うかの写真を
見ていただいたほうがよいかと思います。
ネットから拝借した画像ですが、
こんなものを使って進めていきます。
→ http://bit.ly/1Fxmv3c
(出典:http://bit.ly/1rv8Cjb)
この画像に写っているものの他に、
ゲーム専用の損益計算書と
貸借対照表を使用します。
ゲームは
時間制限を持って進められます。
私が参加した時は
5人1卓で40分を1期、
つまり1年と見立てて進めました。
40分たったら、
損益計算書と貸借対照表を使って
決算処理を行います。
このゲームのゴールは
基本的には自己資本比率を上げること。
その結果として
上場することなどもできます。
・社員を雇う
・設備投資をする
・原材料を仕入れる
・商品を製造する
・商品を販売する
・広告活動をする
・研究開発をする
・社員教育をする
・その他
などなど
さまざまなコマンドがあり、
限られた時間の中で
どんな意思決定をするかにより
結果が大きく変わります。
また、
ビジネスをやっていれば起こりうる
偶然(良いことにしろ悪いことにしろ)も
きちんとゲームの中に加味されています。
「リスクカード」というものを引くと、
・広告活動が成功する(良い偶然)
・社員が辞める(悪い偶然)
・その他
などが起こるのです。
このゲームの
もどかしいところは、
時間がかかること。
2日間、
朝から夜7時くらいまでやっても
5期までしかできませんでした
(ルール説明や講義の時間も含みますが)。
それでも
時間をつくってやる価値があるゲームです。
ざっくりと説明するとこんな感じなのですが、
体験してみないとピンと来ないかもしれませんね。
ちなみに
面白いエピソードが。
この戦略MGは
ソフトバンクの孫正義社長が学生のことから
盛んにやっていたそうです。
何かの雑誌の取材で、
戦略MGをやっていなかったら
今のソフトバンクはない、
と言い切っているそうです。
どのくらいやっているかというと、
約2000期分(2000年分)。
このゲームだけで
本物の経営がすべてわかるとはいいません。
しかし、
経営者としての寿命なんて
最近であればせいぜい3年程度~
長くても50年くらいでしょう。
そう考えると、
たとえゲームとは言え
何百年分もの経営の疑似体験ができるのは
非常に大きなメリットがあると思います。
戦略MGはソフトバンクの研修でも
使われているそうです。
●どんなことがわかるか、学べるのか?
わかること、学べることは
とてもたくさんあります。
いくつかご紹介してみます。
MGをやることでまずわかるのが、
決算書(損益計算書と貸借対照表)の
意味がわかるということです。
よく言われていることのようですが、
中小企業の経営者は損益計算書しか見ない、
貸借対照表の見方がわからない、
こんな問題があるようです。
何を隠そう、
私自身もそうでした。
MGでは
損益計算書も貸借対照表も
自分で作成します。
なので、
どの数字が何を表すかなどが
体を通して学べます。
頭で考えても
なかなかわかりませんからね。
次に、
何をすれば利益を増やすことができるか、
売上の意味は何なのか、ということも
体感することができます。
MGでは
売上を上げることに
気を取られすぎると、
1年分終わった時に実は赤字、
みたいなことが起こります。
実際の経営でも
起こっていることかもしれませんが、
凝縮した時間の中では
それが一段とよくわかります。
市場の構造がどうなっているか、
ということを俯瞰して見れるのも
大きな学びになります。
なぜ安く売ることになるのか、
なぜ高く買うことになるのか、
競合との関係をどこまで重視するのか、
こんなことがゲームの最中に
「思い通りにならない」からこそ学べます。
そして、
計画の重要性もものすごくよくわかります。
達成したいゴールから逆算して
その期の中で何をやらないといけないか、
これを期首にわかっているのと
期中に思いつくのとでは
結果に雲泥の差があることも体感できます。
必ずしも計画通りにいくとは限りません。
それでも計画があるのとないのとでは
結果が大きく異なってくるのです。
最後が、
文中にも何度か出てきますが、
「体験することの重要さ」
をものすごく実感できます。
座学では
これらはとてもじゃないけど学びきれません。
ゲームになっているからわかること、
感じることがなどが盛りだくさんで、
ゲームだからこそ
腹に落ちる度合いもまた違います。
わかること、学べることを
いくつか紹介しましたが、
これはあくまでも私の主観です。
他の方にとってはまた違う視点、
気付きがあると思います。
でも、
体に染みこんでくる感じは
ゲームになっているからこそ。
このゲームが多くの学びを
もたらしてくれることは間違いありません。
●ゲームはどんな結果だったか
さて、
私がゲームでどんな結果を出したかも
少し触れさせていただくと
またさらにおもしろいかと思います。
まず最初の期は、
ルール説明をメインに擬似的に進行したので
実際にはゲームスタートしませんでした。
で、
2期目から本格的にスタート。
2期目は
自己資本比率を落としてしまいました。
つまり、
赤字を出してしまったということですね。
この期は
期首に何の計画もせず進めました。
期中では
今思うとライバルの動きばかり
気にしていたように思います。
「◯◯さんはこう動きそうだから
 我が社はこうしよう」
こんなことを思っても、
・◯◯さんはそんなことはしない
・◯◯さんが思った通りのことをしても
 そのあと自分が狙った動きをできない
こんなことが起こりました。
狙った通りの動きができない。
今思えば
そんな狙いは意味がない、
ということなのですが、
はじめはわかりませんでした。
その結果、
2期目は赤字。そして3期目。
私は何をしたかというと、
同じ卓で一番強かった方の真似を
見よう見まねで行いました。
細かくみみっちく動くのではなく、
大きく動く。
アクションの回数
(意思決定の回数)を増やす。
飛び道具や一発逆転を狙わず
堅実かつ大胆に意思決定していく。
見よう見まねでしたが
こんなことをやった結果、
なんとプラスで終えることができ
自己資本比率を回復させることができました。
4期目は、はじめる前に
計画の重要性を学びました。
そして、
期首にきっちりと
「この期中に◯◯個製品を販売し、
 これとこれとこれを行う」
と設定しました。
その結果、
やはり全て計画通りには進みませんでした。
8割くらいしか達成できなかったと思います。
しかし不思議なもので、
この期は大きくプラスで終えることができ、
結果自己資本比率をプラスに
持っていくことができたのです。
計画の重要性を
体で感じることができました。
最後の5期目、
目標を少し大胆にしました。
4期と同様に
目標から逆算したことや
来期に向けてこの期でやるべきことを
期首に設定してゲームスタート。
しかし、
5期目は強い競合がいて、
思うように商品が売れませんでした。
焦った私が
その時に取った行動は
・ライバルに負けない販売力をつける
(ライバルと同じ「販売力」で勝負しようとした)
・期首に決めた計画を途中で変える
でした。
果たして結果は。。。
★大赤字
です!
自己資本比率を再び大きく下げて
結果5期通して最悪の期になりました。
これにはビビリましたね。
売上はそこそこ行っていましたが大赤字。
ちなみにこのゲーム、
赤字を出すと自分の会社で本当に
赤字を出したがごとく凹みます。
なぜでしょう?(苦笑)
しかし、
最後の5期は自分のクセが
出たなと感じました。
これは実際の経営でも
やっているな(気づきづらいけど)、
とも思いました。
以上が私の経営結果でした。
ちなみに孫正義氏は、
「MGで会社を倒産させる経験をしなさい」
と言っているそうです。
なるほど奥が深い。
さて、
このゲームは経営者にとって
本当に役立つと思います。
ゲーム大会を主催している団体も
各エリアごとにいくつかあるようです。
もし気になったということであれば
調べてみていただければと思います。
また、
MGをやってみたいという方が
ビズアップのお客さまで15人くらい集まれば、
もしかしたら
ビズアップ主催でセミナー兼ゲーム大会を
開催できるかもしれません。
実現するかはわかりませんが、
あなたがもしMGをやってみたいと感じましたら、
お返事いただけると幸いです。
今回はここまでです!
津久井
【連絡先】
・お電話:03-5876-8656
   担当:津久井・菊池・林
   受付時間:平日10:00~18:00
・メール:support@biz-up.biz
   津久井・菊池宛
   24時間メール受付中

投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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