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2015年08月28日 インナーブランディング ブランディング メールマガジン 人間の能力 【第295回】人の印象、心理、行動に影響を与える方法

2015年11月13日掲載開始

こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
東京は8月とは思えない
涼しい日が何日も続いています。
このまま夏は
終わってしまうのでしょうか?
さて、
昨日は人生ではじめての体験をしました。
先週のメルマガで
チラッと書かせていただきましたが
ラジオ番組に出演してきました。
こちらの番組です。
→ http://www.joqr.co.jp/good/
パーソナリティはテレビでもおなじみの
元フジテレビアナウンサー福井謙二さんです。
今回の東京オリンピックロゴ騒動を受けて
オファーが来ました。
番組のロゴも提案させてもらいました。
特に緊張はしなかったのですが、
やはり人間は「はじめての体験」を
たくさんするべきだなぁと
出演してみて思いました。
昨日はもうひとつ初体験をしました。
夜、先輩経営者と
「くじら料理専門店」に行きました。
くじら料理といえば
くじらベーコンくらいしか
食べたことがありませんでした。
しかしさすが専門店。
さしみやベーコンだけでなく
焼肉や鍋、フライ、天ぷら、唐揚げなど
さまざまな料理がありましたし、
希少部位による珍味などもありました。
また、
刺し身などはくじらの種類によって
味がぜんぜん違うということも知りました。
味ももちろん美味しかった。
さて、
なぜ食べ物の話をしたかといいますと、
先日ネットのニュースで、
こんなのを見つけたからです。
料理は盛りつけによって
味の感じ方が変わることが判明
→ http://bit.ly/1MYvalC
●
記事の内容を簡単にお伝えします。
イギリスのオックスフォード大学に
チャールズ・スペンス教授という
実験心理学を専門とする先生がいるそうです。
その人が行なった心理学の実験で
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
手を加えて盛り付けを美しくすると、
食べた人はその料理を実際に美味しく感じる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
といった実験結果が
このたび出たんだそうなんです。
材料や味付けを全く同じにした
サラダとステーキ、フライドポテト。
これを何種類かの盛り付け方で
130人の被験者に提供したところ、
材料を混ぜ合わせただけのものよりも、
盛り付けに配慮したものを「美味しい」と
感じるといった結果が出たとか。
例えばステーキの場合は、
カットせずに提供されたものよりも、
カットし断面の赤みが見える状態で
提供されたもののほうが「美味しい」と
感じるという結果が出たそうです。
つまり、
視覚が味覚に影響を与えた、
ということですね。
ちなみに
このメルマガ定番の「コーヒーの実験」も
同様の結果が出ています。
アメリカの大学生に、
3つの紙コップに入ったコーヒーを
飲ませた実験の話です。
学生には、
コーヒーの味の飲み比べをしてもらうという名目で、
それぞれ、赤、黄色、緑の紙コップに入った
コーヒーを飲んでもらいます。
しかし、
実は中身のコーヒーは全部同じ。。。
紙コップの色で、
味覚にどのような影響がでるかを調べたのです。
その結果、
・赤い紙コップ・・・もっともおいしいコーヒー
・黄色い紙コップ・・酸味が強いコーヒー
・緑の紙コップ・・・苦みが強いコーヒー
このように感じ、評価する学生が
非常に多かったのです。
目にした紙コップの色でコーヒーの味がかわり、
しかも「苦い」「すっぱい」などの特定のイメージを
感じさせたわけです。
これらのことが何を物語っているかというと、
デザインはやはり人間が「感じる印象」に
影響を与えるということです。
もっと言えば、
視覚は他の感覚(この場合味覚)
にも影響を与えるわけです。
また、
プロの舌すら視覚に影響されることを
物語る事例もあるようです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ワインのプロであるソムリエに、
赤く着色した白ワインを飲んでもらい、
その味を表現してもらうと、
「ベリーのような味」といったように、
まるで赤ワインをテイスティング
したかのような評価を下したのです。
同じ白ワインを着色せずに
テイスティングした時には、
「はちみつのような味」といったように
白ワインを表現する言葉を
使ったにもかかわらずです。
私たちの味覚は視覚、
つまり見た目に大きく左右されています。
それはプロでも変わりません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(引用:http://bit.ly/1NKCJeP)
視覚の影響力は
少なくとも味覚よりも強いと言えそうです。
●
しかし、
これは何も味覚に限った話ではありません。
いつもお話していますが、
デザインには「無拒否性」があります。
デザインの無拒否性とは、
「何かしらの印象を受けてしまう、
 それを拒否することはできない」
というものです。
たとえば今回の
佐野研二郎さんの一連の騒動。
私は先週のメルマガで
批判するつもりも擁護するつもりもない、
と書きましたが、
佐野研二郎さんを批判したいメディアでは
使われていた佐野さんの写真のほとんどが、
目付きの悪い悪人顔のものでした。
はじめて佐野さんを見る人は
「これは悪いことしそうだ」と
感じてしまうことと思います。
これが無拒否性を利用した
(悪用と言ってもいいかもしれません)
例のひとつです。
見た目が相手の印象や感覚、行動にまで
影響を与えてしまう事例はたくさんあります。
いくつかネットで調べてみたところ、
見た目の影響力を物語る事例が見つかりました。
ビジネスのシーンで言えば
人を説得するとき、
ネクタイをしていたほうが
説得できる確率が上がるそうです。
また、
上司が半袖のワイシャツを着ると、
部下の遅刻や休憩時間(サボり)が増える
という実験結果もあるそうです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
心理学者のある実験によりますと、
管理職の男性に半袖シャツを着て、
しばらく出社してもらったところ、
その部下達は、長袖を来ている
上司の場合と比較すると、
遅刻してきたり、昼休みを長く取る頻度が、
およそ1割ほど増えてしまったという
実験結果が出たのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(引用:http://bit.ly/1PWrkbf)
これらは
見た目が心理に影響を与えたパターンですが、
ある特定のイメージで
見た目が想像されてしまうという
逆のパターンもあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ある人物を紹介する時に、
前もって社会的身分が高いことを伝えておくと、
ほとんどの場合、背が高い人物であると
想像されることが多いことも分かっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(引用:http://bit.ly/1NKDLrp)
背が高い人には
プライドも高い人が多いそうです。
プライドが高い人は
仕事をがんばって高い社会的身分に
つくケースが多いらしく、
すると
社会的身分の高い人を見かけた時に
自ずと背が高い確率が高まりますから、
ここでもデザインの無拒否性が働き
無意識に「社会的身分と身長は比例する」
という印象付けがされてしまうのでしょう。
見た目の影響力は本当に絶大です。
マーケッターの神田昌典さんも、
会社を変えたければまずは社長が服装を変えろ、
と昔本に書いていました。
他にも
顔を整形したことで人格が変わってしまう
ケースは実はたくさんあるそうですよ。
少し話はそれますが、
Facebookなどで自撮り写真を
載せるべきかと言えば
「載せるべき」
です。
私は自撮り写真が恥ずかしくて、
自意識過剰に感じてしまって
なかなかできないのですが、
では
自撮り投稿をしている人を
「この人、自意識過剰だな」
と見ているかといえばそんなことはなく、
逆に顔を見ることで単純接触効果が増します。
つまり、
会ったことがない人とも親しく感じたり
しばらく会っていない人とも
それなりの頻度で会っているように感じます。
これも見た目の影響力の範疇です。
(自撮り載せる練習しようかしら。。。恥)
●
さて、これをどうやって
自社に活かすかがポイントですね。
対社外(お客さま)、
対社内(スタッフ)、
どちらに対しても
デザインの無拒否性により
「何かしらの印象」
を与えています。
これをコントロールしない手はないです。
お客さまに対してであれば
お客さまが自社のどこに接するか。
来社、来店、来院するか、
それともネットだけで完結するか、
営業マンが接するのか、などなど。
スタッフに対してであれば
社内の内装もそうですし、
従業員同士の髪型、服装、顔つきも
他のスタッフに影響を与えています。
なので、
だらしない服装や髪型、顔つきなどは
自分がいくら良くても他人の足を
引っ張っています。
仕事中に自分で自分の姿を
確認することはできませんからね。
もし仮に
自分の姿を見ながら仕事をすることができるとしたら
おそらく仕事のパフォーマンスが落ちるでしょう。
もっとも
社内の内装やどんなビルにオフィスがあるか
などのハード面もスタッフの心理に大きく影響します。
お客さまに接するのはスタッフですから、
スタッフの心理はお客さまの心理にも影響します。
そして
お客さまの心理がお客さまの行動を決めます。
しかし、
ハード面はコストから考えて
経営者の頭を悩ませるのも事実。
私自身も
ハード面にコストをかけられているかといえば
「Yes」とは言えません。
その部分に関しては
ビズアップメンバーのみんなには
申し訳ない思いがあります。
「広義のデザイン」、
つまり見た目全般にお金をかけるということは、
「資産価値のあるものに投資する」感覚と
近いと考えます。
お金持ちが資産価値のあるものに投資して
生んだお金をさらに資産価値のあるものに
投資するように、
大企業や利益をしっかり出している会社は
広義のデザインに投資をすることで、
お客さまやスタッフの
印象、心理、行動に影響を与え、
それがまわりまわって
また利益や価値になっているわけですね。
ぜひデザインというものを
資産と捉えていろいろと考えてみて
いただくと面白いと思います。
最後に補足ですが、
見た目に力を入れさえすれば良い、
という話ではないことにご注意ください。
たとえば、
料理であればまずくても見た目がよければ
OKという意味ではないですし、
身だしなみが良ければ
仕事ができなくてもOKという意味でもないです。
美味しい料理も仕事の能力も
見た目をコントロールしないことで
大損をしている可能性があるよ、
だから見た目=デザインを
大切に考えないともったいないよ、
というお話です。
今回はここまでです!
津久井
好評いただいてます。
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投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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