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【第423回】色を変えただけで売上がアップする理由

2018年03月23日掲載開始





こんにちは。





ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz








変な気候です。



今週、
東京では水曜日に雪が降りました。
気温が札幌より低くなって。。。



ちなみに水曜日は生憎の雪でしたが
私がコーチをしているサッカーチームの
6年生の卒団式がありました。



しかしあれですね。
最近の東京の子どもは
みんな中学受験しますね。



卒団した6年生も
10人くらいいる中で8人は
受験をしたようです。



私の子どものころは
40人弱のクラスで受験する子は
2~3人くらいしかいませんでした。



受験する子はそのほとんどが
サッカーチームを休部します。
10人中8人が休部状態。。。



時代を感じますね。



うちの子どもたちは
長男が新しく6年生に、
次男が3年生になりますが、



特段受験するつもりはありません。



普通の地元の公立中学に行ってもらい、
できれば都立高校に行ってもらい、
そしてできれば国立大学に。



学費が安いから(笑)



ちなみに私自身は
なぜかこのルートを
結果的にたどることができました。



・地元の小学校
・地元の中学校
・都立のおバカ高校
・なぜか国立大学



親孝行です(笑)



まあ、
子どもに受験したいと言われたら
ダメとは言えないんですけどね。



でも公立の学校のほうが
頭の良い子からちょっとおかしな子まで、
いろいろな振り幅の人間模様が見えて
個人的にはそっちのほうが好きです。



私の中学のときの同級生は、
お父さんがドラクエで有名なエニックス
(現スクエア・エニックス)の
社長という子がいました。



けどその子はファミコンを
持っていませんでした。



つまり、
その子のウソなんですけど(笑)、
その子がすごいなと思ったのは、



自分のドラクエカセットをもって
近所のデパートのおもちゃ売り場の
ファミコンデモ機に勝手にそれを挿して
店員さんの注意ガン無視でドラクエをやる、
という中学生にして鉄の心臓の持ち主でした。



そもそもファミコンを持っていないのに
父親がエニックスの社長というウソを
つける時点で鉄の心臓なのですけど。



小学生3年のころには
すでに体重が80kgくらいある転校生が
入学してくるなり、



「オレは100mを8秒台で走れる」



というナゾのウソをついていました。



「その体で?」



という疑問もさることながら
100m8秒台って人類がいまだ
誰も成し遂げていないのにそこには
気づかず「すげー」と感動する
津久井少年もおかしかったです。



そういった一風変わった子も
見られたほうが個人的には楽しい(笑)



今となっては彼らが
どうなっているかは
まったくわかりません。



エニックスの子は
どこかのデパートで
ゲームをしているかも(笑)



さてさて、
本日はデザインの、
特に色の話をしてみたいなと思います。



色を変えただけで
商品が売れるということは
思いの外起こりうることです。



それは商品によって、
はたまた時代によって
変わってくるのですが、



本日はそのあたりの
お話をしてみたいと思います。



「色って大事だな」
「色って面白いな」



と思っていただければ
とてもうれしく思います。




まず、
色にはそれぞれ印象があります。



たとえば、
赤なら情熱的とか、青なら誠実とか。



よく聞く話ですよね。



でも、
こういった一面的な話はしたくないです。



というのも、
そもそも色には陰と陽とでも言うべき



・ポジティブなイメージ
・ネガティブなイメージ



の両面があるからです。



たとえば


・赤は情熱的な反面、血気盛ん、血、争いなど
・青は誠実、さわやかな反面、冷徹、寒いなど
・オレンジは誰にでも受入れられやすい反面
八方美人の印象を与えるなど



この「ネガポジ両方あり」という視点が抜けると
デザインをする上で痛い目にあうこともあります。



そもそも、
色と形には言葉でいい表しきれない
密接な関係があります。



ロゴで言えば、
色がポジティブなイメージになるか
ネガティブなイメージになるかは
形次第の場合が多いからです。



たとえば赤を使ったとき、
ある形では「情熱」を感じさせるけれど
別の形では「血」や「争い」などを
連想させてしまう、ということがあるわけです。



ナイフのような形のロゴに
赤を使うと「血」に見えて
とても物騒なデザインになるなどは
イメージしやすいのではないでしょうか?



我々は税理士事務所さまから
ロゴの依頼をいただくことが
しばしばあります。



税理士事務所さまで多いリクエストが
「青を使ってほしい」というもの。



理由としては
誠実さを出したいというものがほとんど。



そして同様に
「堅実さ」を出したいがために
わりと堅めのデザインを希望されます。



しかし、
デザインによっては前述のように
青は冷徹さを感じさせる場合がある。



堅いデザインで青を使うと
このネガティブイメージが
出やすい傾向にあるわけです。



中小企業の社長は税理士さんを
いろいろな意味でなるべく味方に付けたい。



ちょっと言いづらいこと、
グレーなんじゃないかと思うことも
できれば相談したいものです
(実際にNGかどうかは別として)。



そんな時に、
青でカッチカチの
イメージの形のロゴだったら、



「この先生にはまじめで堅そうで
相談できないかもな」



と思われるリスクも出てしまいます。



せっかく顧問契約が
取れるかもしれないチャンスなのに
見た目の印象からネガティブな
イメージを与えてしまったら。



しかも、
決して冷徹ではなくむしろ経営者の要望に
耳を貸すタイプの先生だとしたら。



それが原因で
接触(問合せ)すらして
もらえなかったとしたら。



これはたいへんな機会損失です。



実は
それを裏付けるような話もあります。



税理士事務所で繁盛しているところは、
青を使っていない、という話をとある先生
(お客さま)からお聞きしたことがあります。



売れる税理士事務所は「緑」を使う、
ということなのです。



実際にその先生の事務所のロゴも
緑でつくらせていただきました。
繁盛されているようです。



我々が
顧問契約を結ばせていただいている
税理士事務所さんも、



確か東京で成長率が2位かなんか
だったかと思いますが、
ロゴはやはり緑色です。



ミドリのポジティブなイメージは
安心・安全・エコ・健康的など。
「ミドリ安全」という会社もあるくらい。



こういう、
業種ごとに繁盛する色を見つけたら
宝を見つけたも同然ですね。



ただし、注意が必要です。
猫も杓子も「税理士ならミドリ」は
ダメです。



このメルマガでよく出てきますが、
私の考えた「デザイン相対性理論」でいけば、



「その他大勢と同じデザイン(この場合、色)」



というだけで
その役割の半分以上を果たせなくなります。



・ライバルの大半が使っていない色を使う
・その色を使う強い理由(ストーリー)がある



こういう面に意識を向けて
色を選びたいものです。



さて色と形は
どちらが先に認知されるかというと、



形 > 色



が基本と言われています。
脳の機能的に、という意味です。



たしかに人間は形がないものは
「そもそもそれが何か?」を
認識できません。



逆に、
形がしっかりしていれば色がなくても、
それが何か認識できることが多いです。



Appleのマークを見れば、
3歳の子供でもそれがりんごであることが、
たとえ色がなくても理解できるはずです。



こう考えると確かに



形 > 色



と言えそうですね。
基本的にはそうなんでしょう。



では、
たとえば次の画像の場合、
どこを真っ先に認識しますか?



たとえばの画像
http://bit.ly/1XcRWa2



ピンクのところではないでしょうか。



つまり、形ではなく
色を先に認知したはずです。



ここから言えることとして、
複数の図形がある中では
ケースとしては色のほうが先に
認知される場合もあるということです。



デザインの重要な機能として、
「存在を認知される」
ということがあります。



つまり、
「そこに確かに存在している」と
知ってもらうということです。



こう考えたとき、
先ほどの画像でピンクに
真っ先に目が行ったように



やはり
デザインは相対的ということです。
状況によってどんなデザインにすべきかは
大きく変わるわけです。



「だから何?」



と思われるかもしれませんが、
これは多くの商売にも
密接に結びついています。



たとえば、


・繁華街で看板を出す商売
・スーパーなどで競合と比較される商品
・競合の営業マンが多い
(お客さんが名刺をたくさん受け取る)



こんなケースの場合は、



形 > 色



とは必ずしも
言い切れないということです。



・他と同じ形よりも違う形のほうが目立つ
・他と同じ色使いよりも違う色使いのほうが目立つ



という相対性を
理解してデザインをつくることが大切です。



御社の場合は、
いかがでしょうか?



こういうことを理解している
デザイナーに制作物を依頼できていますか?




つづいて、
売れる色、売れない色というのが
あるのかというお話。



かつて、
私のデザインの師匠である伊吹卓先生から、
とある宿題を出してもらったことがあります。



パッケージデザインにおいての
「売れる色」を調べなさい、
というものでした。



色にはさまざまな切り口がありますが、
商品などに使う場合の色を、伊吹先生は
「商品イメージ色」と名付けていました。



単純なところではバターは黄色、とか
オレンジジュースはオレンジ、とかですね。



他にもカレーは黄色ですし、
激辛カレーは赤または
赤と黒の組み合わせ、とか。



パッケージそのものは思い出せなくても
なんとなく色のイメージは出てきませんか?



その宿題をやった時にわかったのは、
食品パッケージではテッパンといわれる「赤」は
ポテトチップスに使うとあまり売れない、
ということでした。



他にもビールであれば
スーパードライの売れ行きが強すぎて
特定の売れる色は見つかりづらいのですが、
逆に売れない色は明確でした。



茶色、ベージュです。
「甘さ」を連想させる色はダメなのです。



また、売れる色は
「エリア」にも関係があります。



埼玉県では
黄色を使うと売れる可能性が高まりそう
ということがわかったのです。



ビール、ポテトチップスはもちろんのこと、
男性用パンツ(下着)、ハンカチも
黄色が売れるのが埼玉県でした。



特に、
他のエリアではことごとく「売れない」ほうに
ランクインしていたのが黄色い男性用パンツ。



男性用パンツで売れるのは、
黒や濃いグレー、濃い紫など、
濃い目の色がほとんどでした。



パステルっぽい色使いの男性用パンツは
どの地域でも売れないほうにランクイン。
その中で黄色は売れないほうでテッパン。



しかし、
埼玉県だけは黒や濃いグレーに混ざって
なぜか黄色いパンツが売れるほうに
ランクインするという事実。



はじめは意味が不明でしたが、
埼玉県で売れているパンツ以外の
商品にも目を向けたときに
ナゾが解けました。



そうすると、
埼玉県で商売をする場合は、
黄色を活用すると売れる
可能性が高まりますよね。



ちょっと話がそれますが、
前述した男性用のパンツはなぜ
濃い色が売れやすいのでしょうか?



これは私の仮説です。
というか下衆の勘繰りレベルです。



濃い色、
たとえば黒や濃紺、濃いグレー
濃い緑、濃い紫などなどが
よく使われるのはどんなときか。



これらは



・高級なもの
・高価なもの



のパッケージなどで
使われることが非常に多いです。



「高級感を出してほしい」



というご要望があったときに、
これらの色を使うデザイナーは
とても多いです。



でもなぜそもそも
濃い色は高級感を感じるのでしょう?



これは私は
「重厚感」と関係があると考えています。



実は色が高級感を出しているのではなく、
色の印象から感じる心理効果「重さ」「厚さ」
まさに「重厚感」が高級感を感じさせる
というのが私の理論です。



色から少し離れますが、
かつてセブンイレブンが他のコンビニより
サンドイッチの売れ行きが上ったことが
あります。



そのときにセブンイレブンは何をしたか。



サンドイッチを包む包装フィルムの
厚みを今までより厚くしたのです。



包装フィルムの資材コストは
フィルムの厚さによりかわります。
厚くなればなるほど原価があがります。



しかし、
セブンイレブンは原価高になっても
包装フィルムを厚くしました。



それにより、
持ったときの重厚感が増した、



つまり他のコンビニや今までのものより
お客さんが質が良いと無意識のうちに
感じるようになった、ということが
売れ行きアップにつながったのだと
考えます。



ちなみにセブンイレブンの
サンドイッチは他のコンビニより
20~30円くらい高い価格設定でした。
安いから売れたわけではありません。



セブンイレブンがサンドイッチの
包装フィルムを厚くしたというのは、



私が会社員時代に
お付き合いしていた包装フィルムメーカーの
担当さんから聞いたウラ話ですので、
一般にはあまり知られていません。



この話を受けて、
弊社ではお客さまに提供している
名刺の紙の厚みを他社より厚くしています。



人間は数gにも満たない重さも
感覚として無意識に捉えられると
私は考えています。



さて、
ここでパンツの話に戻ります。



何がいいたいかと言うと
男性はプライドの生き物ですので
自分の大切なところに重厚感を
持たせたいと無意識に感じている、
というのが私の仮説(下衆の勘繰り)です。



セクハラっぽくなってはいけませんが、
逆に女性は「神聖さ」「清潔さ」を
感じさせたいという本能が働いていて
下着の色に反映されていると考えます。




これらは商品と色の関係のお話でした。



しかし、
色は商品ごとだけではなく
時代によってもニーズが変わります。



商品イメージ色とかけ離れた色使い、
たとえばオレンジジュースに
ミドリを使うなどは危険ですが、



特定の商品イメージ色がない商品の場合は、
時代によって色を変えるだけで
売れ行きが変わるということが
十分に考えられます。



このメルマガで何度も登場する、
3つの時代のおさらいをします。



これは私が師匠の
伊吹先生からお聞きしたお話です。



時代は
「モノ」「デザイン」「色」と3つあり、
それを繰り返すとされています。



モノが不足していた時代は、
つくるだけで売れました。



自動車がはじめて発売された時、
洗濯機がはじめて発売された時、
冷蔵庫がはじめて発売された時などなど。



この時は
その「スペック(機能)」こそが
求められており、



イメージ(この場合商品デザイン)は
ほとんど求められません。



みんなスペック(機能)がほしくて
購入します。



なので、
デザイン性を持たずともモノが売れます。



次に、
スペックが満たされて飽和状態になってくると、
イメージが重要視されるようになります。



これが「デザインの時代」です。



この時代は
「差別化」がポイントなのですが、
その差別化は主にデザイン(見た目)で
行われることが多かったわけです。



一昔前は、
パソコンは何もデザインが施されていない
アイボリーの角ばった物体でした。



パソコンのスペックを持ったものは
他になかったから、デザインは
なんでもよかったんですね。



飽和状態になりかけたタイミングで
Appleがデザイン性に富んだ
商品を出しました。



パソコンという製品は
デザインの時代に突入したわけです。



携帯電話も
まったく同じ道を歩んでいます。



デザインの時代の次に来るのが
「色の時代」です。



松下電器は冷蔵庫がデザイン的な面でも
飽和気味になった時に、



「主婦が好きな色を選べる冷蔵庫」



というものを発売したそうです。



他にもこの時期には
カラーバリエーションが多用される
商品が多くありました。



時代は繰り返します。
今現在も実は色の時代だと
私は考えています。



たとえば
私も「これは売れるだろうな」と
売り場で見て感じていた商品が



Sony ステレオヘッドホン h.ear on
http://bit.ly/2pAcrGg



色の時代にふさわしく
カラーリングを多めにしています。



また、
写真からはわからないのですが
素材の質感もとても良いです。



やはりヒット商品に
なっているようですね。



他にも日経デザインには
内田洋行のヒット商品が
紹介されていました。



内田洋行 LEMNA
(オフィス用デスク)
http://bit.ly/2INtWv2



なんと、
デスクの脚の色を黒に変えただけで
売れ行きが上ったそうです。



ホームページでは
白い脚の机の写真もたくさん
載っているのですが、



日経デザインいわく、
脚の色を黒にしただけで
白やシルバーなどの脚しか
販売していなかったときから
売上は急上昇したのだそう。



今ではこのシリーズの約半分が
黒い脚のバリエーションとのこと。



具体的な数字は公表されていませんが、
売れ行きのグラフでは倍以上。



カラーを増やしただけで
売上が倍ですからね。



「色の時代」というと
カラーリングの問題のように感じますが、
実は私はこれは「バリエーション」と
言い換えられると思っています。



ものが飽和し、
デザインも飽和してくると、
消費者は「選択権」を欲しがります。



そこで
同じ商品でもバリエーションを出すと
消費者は選択権を与えられ、
「他の人と同じだけど違う」という
購買ニーズに応えれるわけですね。



弊社の幹部、奥村は
以前の仕事で雑貨の商品開発から
デザインまでやっていました。



雑貨の売れ行きは
カラーバリエーションがあるか
どうかで大きく変わるそうです。



雑貨の売れる色というのは
ある程度決まってしまうそうなのですが、



だからといって
売れる色だけ店頭に並べると
そもそもその商品自体の売れ行きが
下がるんだそうですよ。



これは消費者が
「選んでいる」という感情によって
購買を決めているということです。



なお、現在は色の時代ですが
大局ではモノの時代に入りつつある、
というのが私の考えです。



その代表格が
「IoT(Internet of Things)です。



さてさて、
書いてきたとおり、



デザインの形によっても、
商品によっても、
エリアによっても、
そして時代によっても、



色の意味や役割はそれぞれ違う、
ということがわかっていただけたかと思います。



「赤は情熱的、青は誠実」みたいな
表面的な話しかしないデザイナーには要注意です!








今回はここまでです!





津久井




好評いただいてます。
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