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デザイナープロフィール黒江 直人

代表作

――代表作をご紹介ください。

< GRSさま >

クライアントさまとの関係の向上やスタートしていく意思をイメージとして求められましたので、ひとつ動けば次々と動き出す歯車をコンセプトに設定いたしました。シンプルなイメージを希望されていたので、丸型で統一して制作しています。

< MN HOLDINGSさま >

ご依頼のきっかけのひとつにブローチのような社章を作りたいとあったので、シンプルな形状を意識してデザインしました。会社の今後を社名の頭文字MNHDを重ね合わせ、未来への道のりとして表しています。また、同時に積み木に見立てて積み重ねてきた実績・大切な経験を表現し、過去と未来の両立を図っています。

< 内村工務店さま >

代表者さまのご子息のイニシャルである「A」を2つ用いるというご希望がございましたので、社名の「内」の字にAを2つ組み込みました。それぞれ赤と青を用いて個性を強調させ、内の字にまとめることで結束力も示しています。

< 清豊建設さま >

お求めのイメージとして、建設業とはっきり分かることと、同業他社との差別化を意識されておりましたので、入念にリサーチした上で、新しさを意識して作りました。社名を建物の骨組みに見立てたシンプルな仕上がりとなっています。

黒江 直人の「デザインの信条」

――黒江さんのデザインの信条を教えてください。

黒江 直人さん

「出会った人々との大切な時間の共有の中で生み出す物づくり」です。
デザイナーとして独立したときにこれをコンセプトに自分のロゴマークを制作しているんですよ。僕の名字である「KUROE」を、時間のキーワードであるCLOCK(置時計)に引っ掛けてKLOCKと命名しました。当たり前のようにそこにあって、みんなが見る置時計。そのさり気なさが好きなんです。また、一人ひとりの「私」を「I」の字で表し、出会いを大切にしていきたいという願いを込めています。

――実際の仕事のなかで、こだわっていることはありますか?

お客さまが「ひとことで言うと私たちは○○です」と言うときの「○」を作るのが僕の仕事かなって思っています。そうするためには、やっぱり引き算の繰り返しですね。
お客さまには、要望だったり問題点だったりをどんどん足していただいて、それらを整理しながら引いて引いてを繰り返し研ぎ澄ませていくことで、シンプルにお客さまの求めているイメージにたどり着かせることが僕のスタンスです。
最終的には「でも結局言いたいことはこれですよね」という何かを残すというか。

――多くのご要望を引いて研ぎ澄ませていく際のポイントはありますか?

「どうしたいか」よりも「何のために」に基準を置いて考えます。
例えば、イメージカラーを「黒から赤にしよう」とするとします。しかしそれは、ただかっこいいからとか、かわいいからではなくて、情熱を伝えたいからという強い意志の裏付けがあって成り立っていくものだと思うんです。

――逆にお客さまからのご要望が少ない場合も大変ではないでしょうか?

「どうしたいか」よりも「何のために」に基準を置いて考えます。
例えば、イメージカラーを「黒から赤にしよう」とするとします。しかしそれは、ただかっこいいからとか、かわいいからではなくて、情熱を伝えたいからという強い意志の裏付けがあって成り立っていくものだと思うんです。

ロゴ制作にあたって、気をつけていること

――ロゴ制作を行うにあたって、気をつけていることはなんですか?

「会社・お店の将来を長いリレーに例えたら、ロゴは社員・従業員が共通で持っているバトンのようなものだと考えています」

会社・お店の将来を長いリレーに例えたら、ロゴは社員・従業員が共通で持っているバトンのようなものだと考えていて、責任感、使命感を感じながら作っています。
会社やお店も代替わりをしたり、新たな人が入ってきたり、古い人が辞めていったり、様々なプロジェクトに挑戦したり、その過程で困難に当たったり、成功したりといろんなレースを走るでしょうが、常にロゴというバトンを持ちながら立ち向かっていかれると思うので。

ただ、ロゴはあくまでお客さまのものですし、僕の手を離れていくものなので、自分のこだわりは強過ぎないようにしていますね。バトンを作るまでは一緒に走れるのですが、そこから先は僕は走れないので。

――お渡しするときの気持ちは?

思いを終着させた形を生み出すのは光栄なことですし、そこに喜びを感じています。ずっと先の世代まで使っていって欲しいという気持ちではあります。

ただ、別に色を変えるとか、形をちょっと変えるとかというのは、時代によって変えてもらって全然構わないです。
音楽でもそうですけど、作詞と作曲があって、編曲ってありますよね。音源は絶対崩さないけど、情景に合った色付けをすることで編曲って成り立って、ひとつの曲になるわけじゃないですか。
それと一緒で、自分の作品を、自分だけの思いでこれ以上1mmも動かすなっていう気持ちでは作っていません。
他のクライアントのかたから、「もうちょっと丸みを付けたほうがいいんじゃない?」という感想があったとして、そのほうが自分らしいと気づかれたとしたら、僕の作っているロゴとしてはありかと思っています。

――実際の制作面で、気をつけていることはありますか?

形にするのは早いほうなんですけど、寝かせます。カレーじゃないですが、寝かせたほうがちょっとおいしくなるんじゃないかと(笑) 
というのも、一度形にしたあとで、遊びに行ったり、飲みに行ったり、買い物したりと日常生活を送ってゆく中で、気づかないうちにエッセンスみたいなものを吸収しているものなんです。そして、もう一度そのロゴを見ると、作ったその日に納得していたものが、「こうしたほうがいいんじゃない?」と思う瞬間がくる場合があるんですよ。もちろん、やっぱりこれで間違いないなと再確認するときもありますが、自分の中で違和感を感じないところまでやりたいなというのがあるんで。

あと、これは作り終えたあとの話ですが、完成したらそのロゴのために描いたラフは全部捨ててしまいますね。一度作品を作ったら、心にエッセンスは残っていますから、そのラフ自体を元ネタ参考素材みたいに使う気はない、もう一回生み出すという気持ちでいるので。

「石田三成に感じる人間くささが好きですね」

――プライベートの黒江さんについて、ちょっとだけ教えてください。

ロゴデザイン制作

基本座り仕事なので、オフのときはとにかく体を動かしています。バスケットボールの社会人チームをもう10年くらいやっていて、月に2、3回は練習に出て、大会にも参加したりだとか。あと、年に2、3回は山に登りますね。何年か前に富士山にも登りましたし、最近だと八ヶ岳を踏破しました。

インドアだと、歴史が好きで本をよく読むのですが、戦国武将では石田三成が好きですね、人間味があるというか。
主君の豊臣秀吉が亡くなったあと、関ヶ原の合戦を起こすきっかけを自分たちで作るけど、とにかく人望が薄かったのが玉に瑕で。思うように人がついてこなくて…。しかし、それでも戦おうとする。それって筋が通っているでしょ。

三成には島左近という有能な部下がいるのですが、普通上司より部下のほうが俸禄は低いはずなのに、自分と同じだけ与えるんです。有能な人は、自分との上下関係は関係ないみたいな話をするくらい、ある意味柔軟といえば柔軟なんですけど。その反面、気に入らない人に対しては露骨に見下した態度を取ったりですとか、とにかく不器用で。しかし、そういうのも、ひっくるめて人間くさいところに引かれてしまうんです。もちろん、尊敬したり、こうなりたいとは思いませんけど(笑)
歴史のいいところは、「たられば」の話ができるというか、決して史実がひっくり返ることはないんですけど、妄想することは勝手で。

もし関ヶ原の合戦で三成の西軍が勝ったら、東京じゃなくて大阪が日本の中心になっているだろうし、九州との距離が近くなって、もっと貿易が盛んになるじゃないですか。鎖国はしなかっただろうし、それによってまた違う時代になっていたり、史実ひとつが違うだけでいろんなものが変わっていくというのを考察というか、ちょっとした感じで妄想するのが好きですね。

その他のロゴ実績

Boston Academy様

Boston Academy様

お客さまへのメッセージ

――お客さまへのメッセージをお願いします。

加速する情報化社会ですが、どんな時代にも人の気持ちが大切だと思っており、自身のロゴマークにも込めた僕のデザインの信条でもあります。いろいろな人との出会い、聞いたお話からひらめくアイデアが私のデザインの糧と思い、一期一会をモットーに制作いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

デザイナープロフィール黒江 直人

KLOCK
黒江 直人
Naohito Kuroe

略歴
2001年 専門学校神田学院卒
2002年 アパレル企画会社
2006年 広告制作勤務会社
2014年 デザイナーとして独立
2015年 ビズアップ協力デザイナー

主な実績
アパレル・音楽関連Tシャツプリントデザイン・広告・DM・チラシ等多数。
アパレル広告・チラシ関連・企業・大学広報誌・実績多数。
大手企業CI制作実績あり。

受賞
2013年 一般社団法人 日本経済団体連合会 社内報部門 総合賞(Dr)

※ 取材日時 2017年3月
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受付時間平日10:00~18:00 /担当:林・菅・寺本・江田

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