BSGブランディングパートナー定期接触スクリプト
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定期接触の大目的
ブランディングやデザインのことと言えば「ビズアップ」と感じてもらう
ニーズとウォンツを意識する
商品には大別すると以下の2つがあります。
- ニーズ商品
- ウォンツ商品
これらには重要な違いがあります。これは絶対に覚えておきましょう。
ニーズ商品 | タイミングが来ないと発注されない。タイミングを逃すと受注できない。 |
ウォンツ商品 | 商品を知られないと興味を持ってもらえない。興味を持ってもらえればタイミングはあまり関係ない。衝動買いを起こしてもらえる場合もある。 |
ただし、ウォンツ商品が必ずしもタイミングが関係ないかというと、一概にはそうは言えません。
たとえば、利益が出ている会社であれば決算前に利益を圧縮するため(節税)販促物をつくる可能性があります。また、中堅以上の規模の会社では年間の販促予算が組まれている場合があり、予算が余っていなければ追加発注しないケースもあります。年間予算はほぼ期末に次期の事業計画として組まれます。
なぜ定期接触が必要か?定期接触をすべき2つの理由
①お客さまがアイテムをつくりたいと思ったときのタイミングを逃さない(ニーズ商品)
定期接触をすべき理由のひとつは、ニーズ商品を取りこぼさないためです。
つまり、タイミングがいつ来ても良いように定期的に接触することで、アイテムをつくる可能性にどの競合よりも先に情報をつかむという役割があります。
②「ほしいかも。でも御社から買っていいのだろうか?」をなくす(ウォンツ商品)
定期接触をすべき理由のふたつ目は、ウォンツ商品の売り込みに関係します。
ほしいと感じてもらえる商品があったとしても、こちらが買ってほしいときにだけ接触してくるようでは「信用していいのだろうか?」という不安を抱かせることになってしまいます。
定期接触のステップは大きく分けて3つある
まずは定期接触のステップの概要を押さえよう
定期接触の3つのステップ
定期接触のステップは以下の3つになります。
接触3回目以降は繰り返しとなります。
それぞれのステップの目的
それぞれのステップの目的を把握しましょう。
ステップ | 目的 |
接触1回目 |
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接触2回目 |
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接触3回目 |
|
接触1回目でいきなり大きな仕事が取れる場合ももちろんあり得ます。しかし、そればかり狙うのは中長期的にみれば狩猟採集型営業と変わらなくなってしまい、農耕型営業というコンセプトから外れてしまいます。
大切なのはステップごとの中間ゴールをしっかり目指して、ステップごとに決められた成果を出すことです。それぞれのステップでの目的をきちんと把握しましょう。
接触1回目
はじめての接触はハードル低く
【目的のおさらい】
- ビズアップでもロゴ以外のアイテムが対応可能ということを知っているかの確認
- 定期接触の許可を得る
【準 備】
お客さまのロゴ制作内容を確認 |
kintoneでロゴ案件管理を確認し、以下の内容を確認する。
|
お客さまの会社概要を確認 |
kintoneとお客さまのホームページ(あれば)を確認する。
|
自分のプロフィールカードをメールで送る |
自分のプロフィールカードを、接触1回目の前日にメールでお送りする(kintoneで半自動化されている)。 |
※プロフィールカードとは:ブランディングパートナーがそれぞれ持っている営業用のプロフィール資料のこと。
【アクション内容】
目的を意識しながら、以下の内容にそって話していきます。
アクション内容 | 概 要 | トーク例 |
電話する | 前日にプロフィールカードを送ったお客さまに電話をする。 |
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担当になったことを伝える | メールを送っているが改めて担当になった挨拶をする。 |
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前日のメールが届いているか確認する | プロフィールカードのメールが届いているかの確認をする。 |
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プロフィールカードを見たか確認する |
プロフィールカードを見てくれたか、何か感想はあるかなどを聞く。 何か共通項がお客さまとの間にありそうであれば会話を少しふくらませる。 |
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定期接触の許可を取る |
今後目安として2週間〜1ヶ月に1度程度お電話させていただく許可を取る。 「お電話させていただきますね」ではなく「お電話やメールをさせていただいてもよろしいでしょうか」など、必ず「YES」を取る聞き方をする。 |
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30分話せるかを確認する |
2回目の接触のアポを取れるかを試みる。その際、できれば30分押さえてもらい、ZOOMなどを使って話せるようにする。 ただし、接触されることそのものを面倒くさいと感じられる可能性もあり、いきなりハードルを上げてしまうことになるので、深追いはしない。 ここでアポが取れる場合、具体的な相談事があるかもしれない。 |
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ビズアップでも対応可能だと知っているかを確認する | ビズアップでもロゴ以外にさまざまなアイテムを制作できることを知っているか確認する。 |
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会話を終了する | 好印象で終わるように会話を締める。軽く雑談しても良い。 |
【評価する】
評価は主に4つの作業を行います。
- 自分が行ったスコアリングと実際に話してみてズレていないか
- グレードをつける
- 次回アクション内容をkintoneに記載する
- 次回の接触日を決定し、kintoneに記載する
スコアリングとグレードについては、BSGトレーニングマニュアルを確認すること。
接触2回目
とりあえず引き合いを狙ってみる(農耕型なので取れなくても慌てない)
【目的のおさらい】
- デザイン倉庫クラウド使用感の確認
- ビズアップでつくっていないアイテムがあるかの確認
- 担当者が他にいないかを聞き出す
【準 備】
前回のアクション内容を確認する |
前回のアクション内容を確認する。
|
デザイン倉庫クラウドの使用状況を確認する |
現在のデザイン倉庫クラウドの使用状況を確認する。
※デザイン倉庫クラウドのアカウントがない場合、電話をする前にデモ画面のURLをメールする。 |
kintone顧客マスタを準備する |
kintoneの顧客マスタを開き、該当の顧客を検索する。 |
CIインフォグラフィックのランディングページのURLをメールする |
決裁者に電話をする場合、ウォンツ商品であるCIインフォグラフィックのランディングページURLをメールし、接触時に告知できるようにしておく。 |
【アクション内容】
目的を意識しながら、以下の内容にそって話していきます。
アクション内容 | 概 要 | トーク例 |
電話する | 2回目の接触をする。 |
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御用聞きをする | この2週間〜1ヶ月で何か変わったことや困ったことがなかったかなど、御用聞きをする |
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以下は接触1回目で30分の会話のアポが決裁者に取れている場合に質問する。 |
||
【会社情報】事業内容を改めて確認する |
ロゴのカウンセリングでもお聞きしているはずだが、改めて事業内容をお聞きする。 kintoneから事前に情報を取得したうえで「答えやすいこと」から順に確認していく。 具体的には「創業年数」「事業内容」「商圏(営業エリア)」「担当者様の情報(ラポール構築が目的)」など。 |
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【会社情報】従業員数を確認する |
従業員数を確認する。 |
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【会社情報】創業を確認する |
創業年を確認する。創業年と会社設立年が違う場合(個人事業から法人化したなど)は両方確認する。 |
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【会社情報】決算月を確認する |
決算月を確認する。 |
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【マーケ情報】主力商品を確認する |
主力商品とその客単価を確認する。 |
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【マーケ情報】サブ商品を確認する |
主力以外の取扱商品、サービスを確認する。 |
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【マーケ情報】ターゲットを確認する |
メインターゲットを確認する。 |
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【マーケ情報】ポジショニングを確認する |
競合情報などを確認する。 |
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【マーケ情報】集客方法を確認する |
集客方法を確認する。 |
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【経営課題】社内の経営課題を確認する |
社内における経営課題を確認する。 |
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【経営課題】社外の経営課題を確認する |
社外における経営課題を確認する。 |
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予算を確認する |
ブランディングにかける予定、またはかけられる年間予算を確認する。 |
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決裁者情報を確認する |
責任者、決裁者を確認する。 |
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ここまで |
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デザイン倉庫クラウドの使用感を確認する、またはデモ画面を見てもらう ※1 |
デザイン倉庫クラウドを使ってみて不具合や不便さを感じる部分があるかを確認する。 もしも未導入の場合は、デモ画面を見てもらう。 |
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プレゼントステッカーが届いているかを確認する |
ロゴ納品数日後にプレゼントステッカーが発送されているはずなので、届いているかを確認する。 誰が受け取っているかわからない点に注意。また、古くからのお客さまだと送られていない場合があるので注意。 プレゼントステッカーが送られていない場合はアナウンス不要。 |
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ステッカーがデザイン倉庫クラウドからリピート発注できることを告知 |
プレゼントステッカーと同じものがデザイン倉庫クラウドからかんたんに発注できることを伝える。 ただし、アカウントがまだないお客さま、プレゼントステッカーを送っていないお客さまにはこのアナウンスは不要。 |
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デザイン倉庫クラウドに登録されていないアイテムで使っているものがあるかを確認 |
ビズアップで制作したものではないが使用しているアイテムがあるかを確認する。 デザイン倉庫クラウドのアカウントがない場合は、デモ画面を見てもらいながら行う。 |
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アイテム類の担当が誰かを確認する ※2 |
電話をした人がアイテム類の担当か、それとも他の人かを確認する。 電話の相手がアイテム類の担当とは限らない。社長であれば部下に任せていることもあるし、ロゴの担当者ではあったが他のアイテムは別の人が担当している可能性もあるため要確認。 |
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ホームページ運用情報を確認する |
ホームページを持っているか、更新作業はどうしているかを確認する。 【定期更新をしている場合】 【定期更新をしていない場合】 |
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【関係者情報】制作会社を確認する | 販促物の制作会社と取引があるか、どんな会社か、付き合いは長いのかなどを確認する。 |
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【関係者情報】コンサルタントなどと付き合いがあるかを確認する |
ビジネスのアドバイスを受けたり相談する相手がいるかを確認する。 今後、制作物の依頼をいただくとしてその相手に制作物の相談(評価)をすることがあるかも聞く。 |
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CIインフォグラフィックを告知してみる ※3 |
相手が決裁者だった場合、ウォンツ商品であるCIインフォグラフィックを告知してみる。 ここは売り込みになってしまうので、はっきりと「お願いします、1点だけ告知させてください!」という姿勢で臨む。 |
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会話を終了する | 好印象で終わるように会話を締める。軽く雑談しても良い。 |
※1※3:電話の相手によって適宜変更する
- 【※1】デザイン倉庫クラウドを使用する立場にない人は割愛してもよいが、ちょっとでも使用してもらう可能性がある相手であればデモ画面を見てもらうよう取り計らう
- 【※3】決済者以外には不要と考えられる
※2:「アイテム類の担当が誰かを確認する」の部分で、アイテム類の担当が別にいることが分かった場合、必ずその担当者の名前を聞き出し、連絡をする。その際、上記のアクション内容をすべて行う。
- 【例】〇〇さん(1人目)からはアイテム類の担当は△△さんとお聞きしましたが間違いないですか?
【評価する】
評価は主に以下の5つです。
- スコアリングを見直す
- グレードを見直す
- 次回以降の接触頻度を確認する(最上位顧客〜リスト除外待ちまでパターンを見直す)
- 次回アクション内容をkintoneに記載する
- 次回の接触日を決定し、kintoneに記載する
詳しくはマニュアルを参照すること。
接触3回目
1回目2回目は農業なら開墾、3回目からが農作業
【目的のおさらい】
- お客さまの今後の動きを探る
- SNSでつながれないか確認する
- できれば引き合い(見積り依頼)を獲得する
- できればCIインフォグラフィックを獲得する
- 社内で他に紹介してもらえる人がいるかを確認する
- ビズアップをずっと記憶しつづけてもらう
【準 備】
前回のアクション内容を確認する |
前回のアクション内容を確認する。
|
【アクション内容】
目的を意識しながら、以下の内容にそって話していきます。
アクション内容 | 概 要 | トーク例 |
電話する | 3回目の接触をする。 |
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見積りの説明をする | 引き合いいただいたアイテムの見積書を実際に一緒に見てもらいながら解説する。 |
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今後、新しい動きがあるかを確認する |
今後3ヶ月〜半年以内くらいで新しい動きがあるかや、周年イベントなどがあるかについて確認する。 |
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新しい動きに合わせてアイテムをつくるかを探る |
新しい動きがある場合、何かアイテムを作成する可能性があるかを上手に探る。 |
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CIインフォグラフィックの感触を探る |
相手が決裁者だった場合、接触2回目で行ったCIインフォグラフィックの感触を確認する。 もちろん、極力獲得に向かって動く。 ただし、興味がないようなら無理に売り込まない。 |
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SNSでつながる可能性を探る |
FacebookやTwitter、Instagramなどのアカウントをさり気なくお聞きし、フォローさせてもらう。 担当者レベルだと嫌がられる可能性があるが、経営者は意外とOKしてくれる(承認欲求を満たされたいから)。 |
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社内で他に制作物をつくる可能性がある人を紹介してもらう |
中堅以上の企業になればなるほど、社内で制作物が必要になる人が増えます。 そういう人を紹介してもらえると、1社のお客さまから得られる利益が増える上に時間効率も上がりやすいです。つまり生産性が上がります。 悪びれる必要も遠慮する必要もありません。至極普通に聞いてみましょう。 |
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会話を終了する | 好印象で終わるように会話を締める。軽く雑談しても良い。 |
デザイン倉庫クラウドのアイテムをコンプリートしよう!
デザイン倉庫クラウドのアイテムをコンプリートすることを目指しましょう。
たとえばA社さんのマイページには名刺と封筒とステッカーと社章が登録されているとします。登録されていないアイテムは受注していないということになります。そこで、受注していないアイテムについて獲得に動き、最終的にすべてのアイテムにデータが登録されているコンプリート状態を目指してみましょう。
これは、接触3回目以降であれば、タイミングを見計らっていつ行っても構いません。1アイテムずつ埋めても、一度にすべて受注しコンプリートすることを目指しても構いません。
以下、トーク例を参考にしましょう。
登録されていないが使っているアイテムの引き合いを獲得する |
登録されていない=ビズアップでは制作していないアイテムの見積を出させてもらえないかお願いする。 もちろん「これからつくる予定」というものがあれば対応する。 |
|
【評価する】
評価は主に以下の5つです。
- スコアリングを見直す
- グレードを見直す
- 次回以降の接触頻度を確認する(最上位顧客〜リスト除外待ちまでパターンを見直す)
- 次回アクション内容をkintoneに記載する
- 次回の接触日を決定し、kintoneに記載する
- 紹介をいただいた場合、kintoneとデザイン倉庫クラウドのアカウントを追加する
詳しくはマニュアルを参照すること。
紹介を獲得しよう
紹介は生産性を高める(時間効率を上げ、かつ利益を増やす)
紹介はいいことずくめ
この世の中でもっとも強力なマーケティング手法は「紹介」です。
紹介は、営業において新規の獲得コストがほとんどかかりません。その上、広告などで集まった見込み客よりも信頼度が高い状態にあることがほとんどです。
また、1社の中にお客さまがたくさんいれば、営業効率が高まる可能性もあります。1度の訪問で多くの担当者さんにお会いできるからです。
さらには、デザイン倉庫クラウドに多くの担当者さんの案件のデータが管理されているところを想像してみましょう。その企業はデザイン倉庫クラウドなしでは業務ができないくらい活用されている状態になります。
つまり、末永いお付き合いができる可能性が高まるわけです。
紹介が発生するタイミング
紹介が発生するタイミングは以下の3つに大別されます。
- 接触1回目で「アイテム類の担当が誰かを確認する」を行った際に別の人を指名された
- 接触3回目で「社内で他に制作物をつくる可能性がある人を紹介してもらう」を行った際に紹介してもらえた
- 制作物が必要な人が現れた際に、担当者さんから「紹介していいか?」と連絡が来た
すべての人に定期接触する
1社=1担当者ではなく、その会社で接触経験のあるすべての人に接触します。相手がどの立場、役職の人でもです。理由は以下のとおりです。
- 接触している担当者が1人だと、(ニーズ商品の)タイミングをその人が把握しているとは限らないから(ニーズ商品の担当者が複数に分かれている場合、タイミングは担当者ごとに委ねられているから)
- 接触している担当者が1人だと、その担当者がニーズ商品の担当(主に総務や営業など)の場合はウォンツ商品が売りづらく、ウォンツ商品の担当(社長や役員クラス以上)の場合はニーズ商品が売れないから
定期接触のお願いの前に引き合いをもらった場合
ロゴ作成途中や納品アナウンス時の引き合いを受けたときのその後の動き
定期接触の依頼前に引き合いが発生するパターンは2つ
定期接触の依頼の前に引き合いが発生するケースがあります。以下の2つです。
- ロゴの使用シーンをお聞きし、ロゴディレクターが引き合いを獲得する
- 納品アナウンスのときにアイテムの引き合いを獲得する
定期接触の依頼の前に引き合いを獲得したときのアクション
定期接触の依頼の前に引き合いを獲得した場合でも、基本的には接触1〜3を行います。
ただし、以下のアクションは省略できればしても構いません。
接触1回目 | アイテムをつくるニーズを探る | 引き合い獲得時に、お客さまが求めているアイテム以外にもニーズがあるかを確認していたら省略可。 |
接触1回目 | ビズアップでも対応可能だと知っているかを確認する | 引き合い獲得時に、お客さまにビズアップで対応可能なアイテムを案内しご理解いただいている場合は省略可。 |