「1秒見たら、ロゴの形が何を表現しているか、分かるデザインを心がけています」
代表作
独立行政法人国立文化財機構さま

コンセプトは「結び」。
結びヒモがD N A のらせんの形になるよう、簡易化した形で、デザインしました。
「結びヒモ」は「人と文化のつながり(文化財)」を「D N A 」は「昔と今と未来のつながり(伝承)」をイメージしたもの。文化の遺伝子を深く理解し、世界中の人々へ魅力的に伝承する国立文化財機構様の姿勢(こころ)を表現しております。
デザインの信条
――平林さんのデザインの信条を教えてください。
人に伝えたいことを伝わるようにすること。
そのために、お客さまとターゲット双方の立場や考えを深く知り、
お客さまが伝えたい内容の優先順位を明確化します。
ロゴ制作にあたって、気をつけていること
――ロゴ制作を行うにあたって、気をつけていることはなんですか?
形(デザイン)が、1秒見たら、何を表現しているかが分かるよう心がけています。
プライベートについて
――プライベートの平林さんについて、ちょっとだけ教えてください。
父がイギリス人で、着物の染色作家だったこともあり、人一倍に日本文化を意識して過ごしてきたかと思います。
親戚の結婚式がきっかけで、イギリスには祝儀袋がないことを知り、大学では祝儀袋の研究をしていました。
現在は一児の母となった影響で、ファミリー向けのデザインにも注力しています。

お客さまへのメッセージ
――最後に、お客さまへのメッセージをお願いいたします。
ロゴはお客さまの顔です。
お客さまの存在をターゲットへ広くアピールするきっかけでもあり、お客さま自身のスローガン的役割も果たします。
そのようなお客さまが今後活動するための基盤を、コンセプトからご提案できるよう努めます。
プロフィール
平林 英奈子
Hanako Hirabayashi
略歴
1986年東京都生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業後、アートディレクターとして広告や販促物を中心に企画やデザイン制作をしております。
2007年、ひらめきアイデアコンテスト協賛企業(KBMJ)賞を受賞。2022年10月、キャッチコピー集『SKAT.21』(6265点掲載/64万8,138点応募)に9社のコピーが掲載されました。
主な実績
マス広告、ポスター、パンフレット、カタログ、販促グッズ、着ぐるみ、パッケージ、WEB、ロゴなど多数
