――松澤さんのデザイン信条を教えてください。

デザインはアートと違い、見る人、使う人がいて初めて成り立つものです。
自分の主観やお客さまのご希望だけでなく、そのデザインがどういった場面でどんな人に使われるのか、印刷物なら紙や印刷方法まで、触った感触や見る距離などをふまえて、俯瞰で考えるようにしています。

――プライベートの松澤さんについて、ちょっとだけ教えてください。

独身時代は打ち込み系の音楽が好きで、コアな野外フェスによく出かけていました。
子供が生まれてからは家族で楽しめる場所を探して出かけています。

都内から群馬県へ引っ越してからは、子供たちにも遊びから色々感じとって欲しいと思うようになり、星を観察しに行ったり、水遊びやキャンプへ出かけたり、美味しいものを食べに行ったり、地方ならではの自然を感じられる場所に出かけることが多くなりました。

小さな頃から家に図鑑のセットがあったせいか（？）昔からなぜか恐竜が好きで、恐竜展などにもよく行きます。（おかげで息子も恐竜好きに！）
また、マイホームを購入してからは「好きなものに囲まれて生活したい！」という思いが強くなり、カレンダーやボトルのラベルをデザインして、時間を見つけては自分だけのお気に入りの雑貨を作っています。

――最後に、お客さまへのメッセージをお願いいたします。

フリーランスになってからはオンラインでの仕事が増え、直接お客さまのお顔を拝見して要望を汲み取るということが少なくなりました。
お顔が見えない分、お打ち合わせ時の表情などで好みを読み取ることができません。
どんな些細なこだわりや要望でも構いません。
お客さまのご意向を的確にデザインにのせて伝えるために、遠慮なくご自分のご意見をお伝えください。
デザインは、ご使用されるお客さまの役に立って初めて、その役割が成立します。一緒に良いロゴを作りましょう。