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Logo column

2019年03月01日 イベント開催 メールマガジン ロゴデザイン 【第467回】「◯える」と「◯じる」のはざまを知っていますか?

こんにちは。





ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz









今週は仙台と多賀城に出張でした。



多賀城でセミナーをさせていただいたあと、
仙台に戻りお客さまと会食。



魚や牡蠣が美味しいお店に
連れて行っていただけて大満足。



出張大好きな身としては、
仙台、福岡、札幌はもっと増やしたい。



大阪は比較的頻繁に行きますし、
名古屋は大阪と合わせて行くこともできます。



なのでそれ以外の地域に行きたい。
もちろん東北も北陸も中国も四国も、
いろいろなところに行きたいなと思います。



東京生まれ東京育ち、
悪そうなやつはだいたい友達じゃなかったワタクシ
(この歌詞の曲、知ってますか?)。



何がいいたいかというと、
東京以外のところをたくさん体験したい、
ということでございます。



多賀城は初上陸。



人生、たくさんの初体験を
すべきだと考えているのですが、
出張は初体験の宝庫です。



そして来週は新潟の柏崎に行きます。
こちらも初上陸です。いやー楽しみ。



ちなみに
なぜ多賀城市に行ったかといいますと、
実はセミナー講師をしに行ったんです。



公益社団法人塩釜法人会さまに
ご依頼、お招きいただきました。



セミナー講師は
今までも年に数回やっていましたが、
もっと増やしたいと考えています。



理由は、



・実績が自分と会社のブランディングになる
・広報活動の一環になる
・そのエリアのロゴのお客さまを
 お呼びして会うことができる
・出張できる(笑)



というところですね。



今のところ月1回くらいのペースで
各地でセミナーをできればいいなと思っています。



さて、
今まではセミナーのテーマを
このメルマガでもよくお話している
「ブランディングについて」としていました。



しかし、
どうしても座学で小難しい話になりがちでした。



そんなとき、
はじめてお会いしたある方にいただいたヒントを元に、
新しいセミナーのテーマが舞い降りてきました。



本日は、
私のセミナー回数を増やすために(笑)、



新しいテーマのセミナーが
どんなものだったかをお伝えしたいと思います。



ぜひ、



「うちの地元でもやってほしい!」
「経営者仲間を集めるからセミナーしに来て!」



なんていうお声掛けがかかることを期待しつつ、
本日のお話をしてみたいと思います。




どんなテーマのセミナーだったか。



これは、
セミナータイトルを聞いていただければ
一発でわかるようになっています。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ロゴ作成実績日本一の社長による
ロゴ作成ワークショップを通して学ぶデザイン思考
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



一言で言えば
クリエイティブな思考法を
体験、体感してもらうというものです。



タイトルにはいくつか仕掛けがあります。



まずは日本で一番ロゴ作成に携わっている
私たちの実績・権威を感じていただける文言を
タイトルに盛り込んでいます。



また、
先々週からお話しているように、
「MAYA段階」というヒット商品の考え方、



「最適レベルの新しさ」



を感じてもらえるようにしています。



どういうことかというと、
ビジネス書やメディアの影響で
「デザイン思考」という言葉が少しずつ
浸透してきているということです。



タイトルはさらに
ブラッシュアップできると考えていますが、



・わかりやすさ
・権威
・(最適レベルの)新しさ



を感じてもらえるようなタイトルにすることで
興味を持ってもらえるようにしました。



塩釜法人会さまでは、
通常こういった勉強会は10~15人くらいの
参加者であることが多いそうなのですが、



タイトルの効果の狙い通り、
参加者は32名と普段よりもかなり多くの方に
お越しいただくことができたということです。



まずここで言えることは
どんな商品、サービスでもネーミングによって
効果が大きく変わる、ということです。



それくらいネーミングは大切なんですね。



私のお知り合いの東証一部上場企業の社長さまは
資本提携している会社の社名を変えることを
よくやるそうです。



なぜなら、
その企業が上場したときの時価総額に
社名の影響が如実に現れるからなんだそうです。



そんな大切なネーミング、
セミナーの中でもワークとして参加者の方に
考えてもらうようにカリキュラムを組んでおります。



ちなみにセミナー構成はこんな感じです。



【チャプター1】本日の概要
1.自己紹介
2.セミナーの目的(こうなったらうれしい、こうなってほしい)
3.セミナーの概要(こんなことやります)



【チャプター2】架空の会社を考えてみよう
(※今の会社のままワークに参加できます)
1.コンセプトとは? 優れたコンセプトは画(え)が浮かぶ!
2.ネーミングやキャッチコピーのコツ
3.業種を考えてみよう(※今の会社のままでもOK)
4.この会社のコンセプトを考えてみよう
5.この会社のネーミングを考えてみよう
6.この会社のキャッチコピーを考えてみよう



【チャプター3】ロゴのイメージを書き出してみよう
1.ロゴの3要素「アイデア」「造形」「加工」
(ビズアップオリジナルノウハウ)
2.「アイデア」の例 -あの有名企業のロゴに隠されたアイデア
3.「造形」の例 -シンプルが好き?凝ったロゴが好き?
4.「加工」の例 -色や立体感でロゴの印象がこんなに違う
5.「アイデア」を考えてみよう
6.形(「造形」)や雰囲気の好みを探してみよう
7.色や立体感などの「加工」を考えてみよう



【チャプター4】実際に描いてみよう
1.実際に描いてみよう
2.考えたコンセプトと照らし合わせてみよう
(具体と抽象の行き来)



昨日は講演時間の関係で
1ワークが3~5分とかなりタイトでしたが、



チャプター4では
実際にロゴのラフ画を描いてもらう時間を15分取り、



こちらが用意した色鉛筆で
想いのままに描いていただきました。



このセミナーは、
ロゴをデザインできるように
なってもらうためのものではありません。



あくまで
デザイン思考を「体感・体験」してもらい、
理論と感覚の両方を経営や普段の仕事の中で
活用できるように(どちらかに偏らない)と、



そのためのきっかけになるといいなと
考えてつくった内容になっています。



普段我々がやっていることは
自分たちからは当たり前だとしても
意外にも他の人にとっては価値がある、



そこに気づくことができたので、
それを体験、体感してもらうだけでも
喜んでもらうことができるだろうと考えたわけです。



内容的には
我々のオリジナルのノウハウを
ふんだんに盛り込んでおり、



ライバルに見られたらという一抹の不安が
ないわけではありません。



が、



・日本一の実績というスペックが我々にはあること
・先に一部公開することでライバルがパクりづらくする



という狙いがあり公開しています。



とはいえ、
ライバルはそこまでロゴが好きなわけではない、
ただの商売としてやっているということも
わかっていますから、



これらのノウハウを知っても
熱意を持ってパクる(へんな言い方ですね)
ライバルもいないと考えています。



そういう会社や人は熱意がないから
人のものをパクるんですけどね(毒)。




セミナーは
チャプター2では主に言葉を中心に、
チャプター3では主にイメージを中心に
ワークに取り組んでもらい、



その締めとして
チャプター4でロゴのラフを描いてみる、
という構成になっています。



言葉が先か、画(え)が先かは
悩ましいところでもあるのですが、



ひとまずは言葉からのほうが考えやすいかなと思い
チャプター2に言葉を中心に考えるワークを
持ってきました。



昨日のセミナーでは
実際にワークをやっていただくと
なかなか難しかったらしく、



みなさん頭を捻っていましたが、
若い参加者の方は比較的スラスラと
想いのままにペンを走らせていた印象です。



まず業種を考えるというワーク、
こちらは特に難しくはなく、



みなさん今やりたい新規事業や
開発したい新商品のイメージを
お持ちの方が多かった印象です。



しかし、
この会社のコンセプトを考えてみよう
というワークに入るとみなさん急に
頭をもたげはじめました。



このメルマガでも以前お伝えした
私がコツコツとメモしてしたためた
コンセプトテンプレート(C)という、



コンセプトが比較的簡単につくれるワード集の
ページを何度も見返したりめくったりしていました。



つづいてネーミングを考えるワーク。



セミナーでは説明しきれませんでしたが、



・スペック的なネーミング
・イメージ的なネーミング



どちらが良いかは
業種やその業界の成熟度合いなどによります。



ネーミングはコンセプトを
内包していたほうが優れていますが、



イメージ的なネーミングは
必ずしもコンセプトを内包できるとは限りません。



イメージ的なネーミングとは
たとえば美容室などのネーミング。



何語なのかわからない、
横文字でかっこよさげということだけは伝わるけど
意味はわからないみたいな店名のお店ありますよね。



語感のイメージで伝わるものはありますが、
意味合いとしてコンセプトを伝えるのは難しいです。
店名を聞いてもそれがどういう意味かはわからない。



しかし
意味がどストレートにわかるネーミングのほうが
良いか(ターゲットに受けるか)というと、



こういう業界は
「意味がわからないけどかっこいい」のほうが
繁盛する可能性は大いにあります。



・カット専門店
・カットチャンピオン



などのワードが
女性には受けないだろうことからも、



この業界はコンセプトを理解してもらうために
わかりやすすぎるネーミングにすることが
良いとは言えないわけです。



そういう場合はどうするか。



それが次のワークになりますが、
そこでコンセプトを補完できるような
キャッチコピーを作成することで
ターゲットに伝わるようにするわけです。



これらがチャプター2の内容ですが、
前述のとおり、言葉が先か画(え)が先かは悩ましく、
昨日の受講者さんの反応だけ見てると画(え)が先でも
良いのかもしれないと思いました。



実際はどちらが先かというと、



・どちらでも良い



というのが私の持論です。



似たような
ブランディングなどの仕事をしている多くの方が



「コンセプトが先」



と言いますが、
私はどちらでも良いと考えています。



曲づくり(作詞作曲)には



・詞先
・曲先



という言葉がありますが、これは



・詞先:歌詞のイメージから曲を書く
・曲先:曲のイメージから歌詞を書く



というもので、
どちらの方法もあるということです。



ロゴをはじめとしたデザイン制作も
これとまったく同じだと思っています。
言葉から入るか、画(え)から入るか。



優秀なミュージシャンになると
サビの曲と歌詞が一度に出てきたりするらしく、
デザインもこれが究極的な形だろうと推測します。




チャプター3はロゴのラフを描く前に
イメージングするためのワークが中心。



ロゴにどんなアイデアがほしいか、
どんな形(造形、造形美)のロゴがいいか、
どんな色や加工(立体感など)がほしいか、



こういったことを
実際にどんなアイデアや形や加工の
ロゴがあるかを見ながら考えてもらいました。



ここで役に立ったのが、
私たちが無料でお配りしている
「お客さま100社の声」という小冊子。



これを受講者さんに配布し、
100社のお客さまの実績の中から
それぞれイメージが近いなと思うロゴを
ピックアップしてもらいました。



こちらは言葉とは違い、
ほぼ直感的、感覚的に発想してもらってよいワーク。



なのでみなさん、ペンが進む様子でした。



そもそもロゴにはいろいろなテイストがあり、
同じロゴでもちょっと違いが大違い。



自分の今の会社のロゴや好みのロゴ以外にも
「こんなにいろいろな雰囲気のロゴがあるんだ」
ということを体感してもらうだけでも違います。



このチャプターでは、
言葉のワーク中心だったチャプター2と比べて
みなさん和気あいあいと楽しそうに
ワークに取り組んでいました。



つまり、
「考えて!」と「感じて!」の違いなわけです。



そして
「考えて!」は難しく頭を抱え、
「感じて!」は楽しんでいることが
受講者さんを見ているとよくわかります。



この2つの行き来にデザイン思考の本質が
あるんだろうと私は考えています。



ロジカルと感覚のはざま、
具体と抽象のはざま、
左脳と右脳のはざま、
「考える」と「感じる」のはざま。



事実、
本当に頭がいい人は右脳派でも左脳派でもなく、
右脳と左脳の情報が行き来する「脳幹」という
部位が他の人よりも発達していると言います。



これらを一通り体験したあと、
いよいよラフデザインをつくる
チャプター4に入ります。



あくまでラフデザインですから、
上手にできなくても構いません。



色や立体感なども
色鉛筆だけで表現することは難しいです。



ここでは苦しんだチャプター2と
楽しんだチャプター3で出てきたものを
「ロゴ」というものに放出する作業であり、



頭しか使わなかったチャプター2,3に対して
実際に手を動かすことに意味があると考えています。



ワークをはじめると、
受講者さんは2通りに別れます。



・ペンが走る人
・ペンが止まる人



ここは面白いほど如実でした。



スマホをいじる人が数人いましたが、
ラフ画のためのネタ探しでスマホを見ている人と
思考停止してしまった人とが明確に違って見えました。



そして最後は、
お近くの方とラフ画の見せあいっこ。



ここでは



・コンセプト
・ネーミングやキャッチ
・ラフデザイン



がそれぞれ強く結び付けられているかを
確認してもらうプロセスです。



「このコンセプトだからこのネーミングだよね」
「このラフはネーミングをよく表現できてるよね」



などなどですね。



受講者の女性の中に、
「海苔」を販売する会社を考えた方がいました。



その方のラフには大きく「のり」と描いてある下に
たくさんの日本酒やお酒のボトルが描かれていました。



おそらく
ご本人は特に意味もなく描かれたと思います。
「いや、お酒が好きなんで」と言っていました。



そこで私がアドバイスしたのは



「日本酒専用のりとかあったら面白いですね」



というお話でした。
「この日本酒にはこののりが合う」みたいな
のりのスペシャリストが開発した「日本酒専用のり」。



これは画(え)から言葉(コンセプト)が
出てきた好例と言えると考えます。



これらのプロセスを
70~75分ですべてこなしたので、
かなりタイトな印象のセミナーにはなりましたが、



ご参加いただいた方々の評判は概ね上々で、
私自身も十分な手応えを感じることができました。
いつもやっているブランディングのセミナーより(汗)



今後はこれをブラッシュアップして、
ビズアップの立派な「新商品」として行きます。



そして全国出張の回数を増やして
行く先々で美味しいものを食べたいと思います!
(それが目的かい!)



「セミナーを開催してほしい!」という場合は
お気軽にお問い合わせくださいね!







今回はここまでです!





津久井





好評いただいてます。
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投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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