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Logo column

2009年07月16日 お客さま事例 ロゴ作成お客さま事例:大妻中学高等学校さま

学校法人 大妻中学高等学校の先生方にお話をお聞きしました。

大妻中学高等学校は、東京都千代田区にある中高一貫の女子校で、2008年で創立100年を迎えました。

今回は、「101年目の新たなスタート」として、「今現在から今後どうあるべきか」という理念の策定、それに伴うシンボルとしてのロゴマークとキャッチコピーを作成する「スクールアイデンティティ(SI)プロジェクト」を、大妻中学高等学校、株式会社メディアチャンネル、株式会社ビズアップの三者で遂行いたしました。

このうち、弊社はロゴマークのデザインとキャッチコピーの作成(ロゴとは別料金となります)を担当させていただきました。

目  次
  1. 「教育理念を視覚で訴えられるようになりました」
  2. 「今でも津久井さんが考え込んで思いついたときのあの瞬間が忘れられません!」
  3. 「学校関連の仕事に関わったことのない人による『第三者の視点』はむしろありがたかったです」
  4. 「このロゴをつくって、というかプロジェクトを通してよかったなと思う点をもう一つ思い出しました」
  5. 「打ち合わせを何度も重ね、重要なコンセプトを図形化し、ロゴマークとして表現する、難しいことですがだからこそ思いもひとしおです」
  6. 「漠然としているものを苦しみながらも形にしていく経験は、本当に重要だと思います」

「教育理念を視覚で
訴えられるようになりました」

――まずは、ロゴをつくられてみて、どのようなことがありましたか?

【一ノ瀬先生】
そうですね。これが一番大きかったのですが、教育理念を視覚で訴えられるようになりました。今までは、「あなたの学校はどんなところ?」と聞かれても、職員によって言うことがバラバラだったり、その時々で言うことが微妙に違ったりしました。

でも、このロゴマークはそもそも「理念を作り上げること」からスタートし、 それを図形化したものから出来上がったロゴですから、ロゴマークの説明をこのシート(※画像参照)を見せながらするだけで良くなったんです。

――ロゴマークは組織にとって「コンパス」のようなものですから、それはとてもうれしいお話です。他にはいかがでしたか?

【一ノ瀬先生】
はい、今年の春からさっそくロゴを使用して学校説明会や合同校外相談会などを行っていますが、やはりこのようにロゴマークをしっかりつくっている学校はほとんどないので、とにかく注目度が高くなりました。合同校外相談会のときには、キャッチコピーとあわせてロゴマークのタペストリーをつくってブースにおいていたらメディアにも取り上げられたんです!

「今でも津久井さんが考え込んで思いついたときのあの瞬間が忘れられません!」

【一ノ瀬先生】
特にあのキャッチコピーがまた秀逸でしたからね。今でも津久井さんが考え込んで思いついたときのあの瞬間が忘れられません!一点見つめになってましたよね(笑

――はい(笑。

キャッチコピーだからといって、言葉だけで表す必要はないと思ったんです。特にこのロゴは「私たちはこうありたい!」「生徒にはこうなってほしい!」などのすべての理念を盛り込んだもので、言葉よりもずっと深くて大きな意味があると思ったんです。

【畠山先生】
さすがにあのコピーは、我々では考えつきません。プロのなせる技だと思いました。あの煮詰まった打ち合わせの場を打開したコピーはすごい。そして「降りてきた瞬間」を目撃できたのもすごいことでした。

「学校関連の仕事に関わったことのない人による『第三者の視点』はむしろありがたかったです」

――そもそもメディアチャンネルさまのご紹介で我々はお仕事をいただきましたが、 いきなり知らない会社がきて不安だったんじゃないですか?

【畠山先生】
不安な点はそれほど感じなかったのですが、何が良かったかというと、ひとつは学校関連の仕事に関わったことがないということによる「斬新な視点」です。

やはり自分たちのことは自分たちではわからなくなってしまうことも多いですから、学校関連の仕事に関わったことのない人による「第三者の視点」はむしろありがたかったです。

それに「この会社は懐が深い会社だな」と思いました。ロゴやデザインの話だけではない、WEBの知識やキャッチコピー、マーケティングにも強い会社だというのが、何回か打ち合わせしていくうちによくわかりましたから。トータルでお世話になったという感じです。

「このロゴをつくって、というかプロジェクトを通してよかったなと思う点をもう一つ思い出しました」

――このSIプロジェクトは2年越しだったんですよね?

【畠山先生】
はい、そうです。そういえば、このロゴをつくって、というかプロジェクトを通してよかったなと思う点をもう一つ思い出しました。自分たちに自信がついたし、何をやればよいか明確になったことです。

伝統校ならではの悩みというか、長くありすぎたせいなのか、「自分たちや自分たちの学校に、良いところなんて本当にあるのかな?」と思ってしまっていたこともあったのです。

しかし、生徒にも保護者にも教員にもリサーチして、ビズアップさんやメディアチャンネルさんと何度も話をしていくうちに、自分たちの考えやできること、大きくいってしまえば「理念」を、改めて見直すことができたし、それがこのロゴマークやキャッチコピーとして形に残ったことで、本当に自信がついたし結束が堅くなったと思うんです。

【右藤先生】
第三者による内面、外面の見直しというのは本当に大事だと、このプロジェクトでよくわかりました。

【一ノ瀬先生】
ブランディングとは内面、外面の両輪が上手に回ってはじめて成り立つものだと思うんです。今回は内面をメディアチャンネルさんが、外面をビズアップさんが協力してくれて、本当に101年目の新たな良いスタートを切れたと実感しています。

「打ち合わせを何度も重ね、重要なコンセプトを図形化し、ロゴマークとして表現する、難しいことですがだからこそ思いもひとしおです」

――ロゴをデザインした宇都宮さんはいかがですか?

【デザイナー宇都宮】
先生方のお話をお聞きして・・・一言でいえば「感無量」です。制作したものを目の前に、お客さまの生の声をお聞きできる機会はやはりそう多くはありません。

でも、お話をお聞きするのは本当に大事だと思いました。単純にうれしいですし、初心を思い出します。 つくり込みは決して多くないロゴですが、自分でいうのもなんですが思いのこもった本当に良いロゴだと思います。

打ち合わせを何度も重ね、重要なコンセプトを図形化し、ロゴマークとして表現する、難しいことですが、だからこそ思いもひとしおですし、僕が本当にやりたい方法でロゴマークをつくらせていただいたと思います。

「漠然としているものを苦しみながらも形にしていく経験は、本当に重要だと思います」

――今後、ビズアップに期待することは何かありますか?

【一ノ瀬先生】
学校におけるロゴマークの重要性をすごく感じたプロジェクトでした。

多くの私立中学、高校は、「校章」に頼りがちだと思います。最近ではロゴをつくることが増えた大学ですら、昔は校章しかありませんでした。しかし、校章は理念を表すものではありません。

今後はビズアップさんにはもっともっとこのSIプロジェクトを広めてほしい。多くの学校はSIプロジェクトをやるべきだと思います。

【畠山先生】
漠然としているものを苦しみながらも形にしていく経験は、本当に重要だと思います。SIプロジェクトの経験自体がある意味普遍的で重要な教えを含んでいます。このプロジェクトを通して組織のあり方自体が変わったと感じています。

このすばらしい体験を多くの学校にも経験してほしいと思います。

一ノ瀬先生、畠山先生、右藤先生、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

※ 取材日時 2009年7月

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投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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