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2022年11月25日 メールマガジン ロゴデザイン 【第649回】ワールドカップカタール大会出場32カ国のロゴを一覧にしてみた

いや〜、はじまりましたね、ワールドカップカタール大会。

ご存知ない方に申し上げますが、このコラムは4年に1回、サッカーのコラムになります(笑)。

なにせ、もう35年サッカーをやってます、ワタクシ。今は好きが講じて少年サッカーのコーチまでやってます(かれこれ6年以上)。

そして、今週の水曜日、日本は歴史的な勝利を挙げましたね。まさかドイツに、しかも逆転で勝つことができるなんて。

サッカーって、野球やバスケなどと違い、1度に1点しか入りません。なので逆転が難しいスポーツなんですよね。

ただ、流れを引くとするすると逆転できてしまうこともあります。

特にサッカーでは0−2で2点ビハインドから1点取り返すと逆転するという「あるある」があります。私のチームでもつい先日同じ経験(逆転勝利を収めた)をしましたし、4年前の決勝トーナメントでは逆に日本代表は2−0からベルギーに逆転されましたよね。2−0というスコアはけっこう要注意。

さて、実は日本代表はドイツ代表とは過去に2度しか戦ったことがなかったそうです(そんなに少なかったかな?)。その戦績は、0勝1敗1分け。今回勝利を収めたことで、1勝1敗1分けの五分になりました。

そして何より、ワールドカップは初戦を勝利すると決勝トーナメントに行く確率が格段に上がるとデータが出ています。

実は私は今回の日本代表は予選リーグで敗退すると思っていました。日本代表は予選リーグ敗退と決勝トーナメント進出を1大会ごとに交互に繰り返していて、今回は敗退のタイミングだったから。

でも、期待できますね。いや〜、本当に興奮しますが、一旦落ち着いてコロコロニュース。

トランプTwitter復活

トランプさんのツイッターが復活しました。現役大統領(バイデン爺)よりもはるかにフォロワーが多いです。

トランプさんのアカウント復活により判明したことがあります。不正選挙で大統領になったとされるバイデン爺はじめとする民主党への抗議で起きた2021年1月6日の議事堂襲撃事件で、トランプさんは暴動を扇動したとして罪に問われました。

しかし、実際は暴動を煽るどころか、ツイッターで「みんな、今日は家に帰ろう!」と呼びかけていたことが判明。

それがなぜ今ごろわかったか。実は、この「家に帰ろう」という呼びかけのツイートを、ツイッター社は削除していたのです。トランプさんに罪を被せるために。

これはトランプさんのアカウントをイーロン・マスクが復活させたときに、不当に消されたツイートもすべて復活したことでわかりました。卑怯者どもめ。これ、現実で起きていることですからね。

またやりやがった(You Tubeに飛びます)

日本でも不正選挙はあるでしょうね。あるという目線で見ることが大事だと思う。民主主義は本当に機能しているのか?

ワールドカップ、マスク誰もしとらん

誰もマスクしとらんからね。ほんと、これでもまだ日本人がマスクを取らないなら、それはもうただの意気地なしか本物のバカ。

あと、NHKはじめとする各テレビ局が観客席を映すとき、ほとんどいないマスクのやつを狙って撮っているのに悪意を感じます。

メッシ「ゼレンスキー出ていけ」

西側諸国の操作するメディアに騙されていない人、しかもサッカー界のスーパースター。もっと言って。

しかし、日本のテレビでこういうのやりましたかね。ほんと、日本のメディアは地に落ちていますからね。信じないほうがいい。

さて、本題。

本日はロゴのお話。しかもロゴはロゴでも、ワールドカップにちなんで出場国のロゴについて解説します。

 

●出場32カ国のロゴを一覧にしてみた

今回のワールドカップカタール大会に出場している32カ国のチームロゴを一覧表にしてみました。それがこちら。

なかなか骨の折れる作業ですが、こうして一覧化しているところってあまりないんですよね。

日本代表はグループEに属しています。ここは通称「死の組」。つまり強豪国がひしめくリーグということです。スペインもドイツもとっても強いです。コスタリカは世界ランキング的には日本の下ですが、南米のチームですから侮れません。

さて、こうしてみるとサッカーのチームロゴは「エンブレム系」が多いです。

サッカーチームのロゴそのもののことを「エンブレム」と言ったりしますが、「エンブレム」は「紋章」ですので、ロゴの中でもより「紋章らしいもの」を私たちは「エンブレム系」と称しています。

エンブレム系ロゴの特徴は、盾の形をしており、鳥や獅子を使用している(ことが多い)という点です。

出場32カ国の中で、エンブレム系のロゴを使用している国をピックアップしてみましょう。

なんと、32カ国中半分以上の18カ国がエンブレム系のロゴを使用していました(ちなみに前回のロシア大会では13カ国がエンブレム系ロゴ)。

ただ、「これはエンブレム系なのか?」という際どいものもあり、判断が難しいところでもありました。

たとえばグループAのセネガルは、獅子を使用しています。また、丸い盾のエンブレムも実際にはあることから、ドイツのようにセネガルもエンブレム系では?と考えましたが、テイスト(雰囲気)的に外しました。

逆にエンブレム系とした中でもオーストラリアとかはワッペンっぽいし、ベルギーも洗練されすぎてエンブレム系に含むか悩みましたが、入れました。オーストラリアのロゴに関しては面白いので後述します。

そして我々日本代表も、「盾」と「鳥」でエンブレム系。有名な話ですが、日本代表ロゴのこの鳥はなにかご存知ですか?

色が黒い鳥。カラスです。カラスはカラスでも、よく見てください。足が3本あります。

これは日本の神話に登場する「八咫烏(ヤタガラス)」という神様です。足が3本あったらたしかにサッカーでは有利そうですね(笑)。

日本代表ロゴに八咫烏が使われるようになった理由はいくつかあるようです。八咫烏は神武東征の際に道案内したと言われ、勝利の神と言われているからとか、日本サッカーの生みの親である中村覚之助(和歌山出身)にちなんだロゴにする際、熊野→八咫烏となった、などです。

このロゴは彫刻家の日名子実三さんという方がデザインしたそうですが、なんと1931年(昭和6年)から使われているそうです。戦前ですね。日本サッカー協会の歴史はけっこう古くて、1921年(大正10年)に「大日本蹴球協会」という名前で設立されたそうです。

ちなみに都市伝説好きの私が聞いた情報では、八咫烏は日本最古の秘密結社だったとか。こういう話大好き(笑)。

 

●各国ロゴの特徴

各国のロゴを観察していくと、他にもいろいろなことがわかります。

まず、モチーフに動物を使っていることが多い。動物を使ったロゴは、32カ国中15カ国もあり、半数近いです。

ちなみに、ウェールズは動物なのか?という疑問もあるでしょう。こんな生き物いないですからね(ドラゴンらしいです)。でもそれで言ったら八咫烏も伝説の生き物なので、ウェールズも入れてあげましょう(笑)。

スイスは人間モチーフですが、人間も動物なので含みました。

中でも、画像の青丸は共通の特徴があります。何かわかりますか?

答えは、「鳥」をモチーフにしているという点です。なぜ鳥が多いんですかね。前述のとおり、エンブレム系は鳥を使うことが多いですが、エンブレム系とは言えないロゴでも鳥を使っていたりしますね。サウジアラビアとか。。。

ちょっと調べてみると、「国獣(こくじゅう)」というものがあって、その国を象徴する動物のことらしいんです。これは国によって公式にそうしていたり非公式だったりあるっぽいですが、よく聞く「国鳥」も広いくくりではこの「国獣」のひとつのようです。

で、「国鳥」ってよく聞くくらいですから、やっぱり鳥を国獣にしている国が多いのが理由かもしれません。つまりその国の国鳥がサッカーのロゴになっていると。。。

たとえばフランス。非公式らしいですが、国鳥はニワトリです。で、チームロゴのモチーフもニワトリ。合致します。

「この仮説は信憑性が高いだろう」と思ったのですが、待てよと。。。日本の国鳥はキジでありカラスじゃないんですよね。

そしてサウジアラビアにいたっては、調べてみると国獣はアラブ種(という馬)、アラビアオオカミ、アカギツネ、ラクダと4つも国獣がいるのに鳥すら出てこない(汗)。サッカーチームのロゴの鳥はいったい何なのか?

あ、ちなみに「ルコック」というスポーツのブランドがありますね。これ、ロゴがニワトリです。で、フランス発祥のブランドなんですよね。

やはりルコックもロゴにニワトリが使われていて、じゃあフランス代表のユニフォームはルコックがつくっているんだろうと思って調べてみたら、ナイキでした。スポーツ業界の闇を感じます(笑)。

あと、オーストラリアのロゴにも「エミュー」という鳥が入っているんですが、カンガルーもいるし、鳥モチーフというくくりには入れませんでした。

さて、サッカーチームのロゴなのにサッカーボールをわかりやすく使ったロゴはなんと32カ国中6カ国しかありません。なんだかさみしい気もしますが。

サウジアラビアやセネガル(ちょっとわかりづらいかも)のようにちょっとサッカーボールの模様を入れている、なんていうオシャンティなロゴもありますけどもね。

つづいてこちらの画像をご覧ください。丸をつけているロゴの共通点、何かわかりますか?

正解は、「★(星)がついている」です。

この★の意味、何かわかりますでしょうか。これ、実は「優勝回数」なんです。たとえばブラジル。星が5個ついています。ブラジルは過去に5回、ワールドカップで優勝しています。

ただし、これもちょっとあやふやというか。。。

たとえばドイツも4回優勝しているのに、ロゴに★を入れていません。前回優勝したのはフランスですが、やはり入っていません。まあ、フランスはユニフォームに入っているロゴがまたちょっと違って(ややこしい)、そっちには★が入っているんですけどね。あとドイツもユニフォームに入っているロゴには★がついてます(紛らわしい)。

ウルグアイなんて、「4回も優勝しているのか!」と思うかもしれませんが、実際は2回だけで、あとの2つはオリンピックの優勝だそうです。なんじゃそりゃ。まあ2回優勝しているだけでもすごいですけどね(ちなみにワールドカップ第一回大会の優勝はウルグアイ)。

ガーナなんて、優勝したことないのに★入れちゃってるし(笑)。まあこれは国旗に入っている「ブラックスター」というやつらしいですけどね。

 

●個人的に解説したいロゴ

ここからは個人的に気になって仕方がないロゴをフィーチャーしてみたいと思います。まずはこちら。

はい、セネガル代表のロゴです。これ、けっこう好きです。原色感あふれるカラーリングでアフリカンなイメージを出している点。ライオンの表現の仕方。そして前述しましたが、サッカーボールの模様をオシャンティに入れているあたりもポイントが高いです。

失礼ながら、アフリカと聞くとデザインのセンスは欧米やアジアよりも低いのではないかと偏見を持ってしまっておりましたが、いやはや良いロゴです。ガーナ代表のロゴもかわいいです。カメルーンもデザインのクオリティ高いと思う。

アフリカもデザインの時代に入っているかもしれませんね。つづいてこちら。

スイス代表のロゴです。これ、ちょっと珍しい感じ。このテイストのロゴを使っているのはスイスくらいではないでしょうか。

そもそもモチーフがサッカー選手そのものっていうのも逆に発想がすごい。

しかもこれ、気づいちゃったんですけど、スイスの国旗の白い十字が隠されているのわかります?左側の文字の部分、上の「S」と下の「S」の間です。

たぶんこれ、狙ってやったんだろうなと思って調べてみたら、どうやらやっぱりそうで、過去のロゴはもっとわかりやすく入っていたっぽいですね。粋だね〜。

この白十字みたいなのを「ネガティブスペース(を使う)」っていったりします。普通は色が入っているところに目線や意識が行きますよね。

そこを逆手に取ったデザインです。気づくと「おお!」となります。FedExや鹿島建設のロゴが、やっぱりネガティブスペースを使った面白いロゴとして有名。

どんどんいきましょう。

オーストラリア代表のロゴ。これ、なんか好き。このゆるい感じ。なにこれ(笑)。

エンブレムって、実は盾だけじゃなくって何らかの生き物(想像上含む)が両サイドに立っているパターンも多く見られます。たとえばこんなふうに。

 

オーストラリアはそれをカンガルーとエミューでやるという。このセンスがたまらないです。しかも躍動感の「や」の字もなく棒立ち(笑)。

なにせ絵のテイストが。。。画家とかが描いたというよりもアニメーターとかイラストレーターが描いた感満載のゆるさがたまらない。カンガルーとエミューの顔をもっとアホっぽくしてほしい(笑)。

つづいて、同じゆる系でもこれはどうでしょう。伝統と格式のイングランド代表。よく見てください。絵がヤバくないですか?マジメに描いたのかと突っ込みたくなる画力!

このロゴをもしも言葉で表すなら、「お花畑でライオンがわーい!」だと思う(「ライオンがニャー」でも可)。

しかし、イングランドのロゴデザイナーも真っ青!泣く子も黙る画力のロゴがこちら!!

どうでしょう。チュニジア代表のロゴです。

何なんでしょう。「神は細部に宿る」とはよく言いますが、細部に宿っていないどころか、もう何年も神様不在みたいなロゴです。神様、出ていったまんま。この鳥、羽とかたぶんボサボサやん。。。

というわけで、チュニジア代表の関係者の方、ビズアップでロゴをつくらせてください(笑)。

さあ、次の日本代表戦は日曜日19時!対コスタリカ!みんなで応援しましょう!!

 

今回はここまでです!

津久井

投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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