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2019年10月17日 デザイン メールマガジン 【第498回】デザイナーに依頼して失敗するケースとその理由とは?

2019年10月12日掲載開始

こんにちは。





ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz









最近アマゾンプライムビデオで
ハマっているドラマがあります
(「またかよ」という声が聞こえてきそうですが)。



阿部寛主演の「結婚できない男」です。



つい最近、
「まだ結婚できない男」として
パート2がはじまったドラマですが、



パート1を見たことがなかったので
ヨメの「面白いよ」という言葉を信じて
見はじめてみました。



たしかに面白い。



「結婚できない男」は
2006年の7月から9月にかけて
放送されたドラマで、



なんと
ビズアップの創業時期ともろかぶり。



私は2006年の6月に会社に辞表を出して、
その年の9月に独立しました。



なのでやる気満々で超多忙な状況、
ドラマなど見る気分でもありませんでした。



と、
どうでも良い話をしてしまいましたが、
どんなドラマかをすこ~し触りだけ。



阿部寛扮する桑野信介は
建築デザイナーです。



性格は完璧主義で仕事はできる。
ただものすごく細かい性格。



あと
人とのコミュニケーションは下手。



友人にもクライアントにも
言わなくてよい余計なことを言ってしまい
よくトラブルを起こしてしまいます。



かんたんに言えば偏屈な性格。



仕事の面でも
自分のポリシーに反する場合は
平気でその仕事を断ろうとします。



さて、
こんな性格の人が「デザイナー」と聞くと、
なんとなくですが、



「そうだろうな」
「実際にいそうだな」



などと感じたりしませんか?



仕事へのこだわりが強いが
がんこで偏屈なところがある。
人の言うことを聞かない。



デザイナーという職業の人たちに
こういった印象を持つ人は非常に多いです。



私自身も
はじめてお会いした方によく言われます。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
デザイナーをたくさん
ネットワークしているってすごいですね。
難しくないですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



冗談抜きで本当によく聞かれます。



・デザイナーは人種が違う
・宇宙人と話しているみたい



こんなことを言われてしまいがちなデザイナー、
本日はそんなデザイナーの生態について
謎を解き明かしてみたいと思います(笑)



ちなみに
今回のメルマガでは軽くデザイナーを
ディスっている(けなしている)ような
内容も含んでいます。



勘違いしないでほしいのですが、
私はデザイナーという人種がとても大好きです。




デザイナーってどんな人?



一口に「デザイナー」といっても
さまざまな人がいるわけですが、



なぜか
「デザイナー」に対しての世間のイメージは
冒頭の説明のとおりある一定の偏りがあります。



たとえば
「高飛車」とか。。。



よくあるデザイナーの
イメージを少し挙げてみましょう。



【ポジティブなイメージ】
・新しいものを生み出す
・斬新な発想ができる
・職人で器用
・イメージ力がある
などなど



【ネガティブなイメージ】
・変人
・偏屈
・高飛車
・勘違いしている
・がんこで意見を聞いてくれない
・プライドが高い
などなど



こういうのが絡みこんがらがって
「宇宙人」とか「言葉が通じない」とか、



ある意味人種差別的な言葉を
耳にしたりするわけです。



実際には
そんなに怖がったり構えたりする必要はない
やさしい種類のデザイナー星人もいれば、



やっぱり
凶暴な種類のデザイナー星人もいます。



「星人」って言ってる時点で
宇宙人扱いしてしまってますが(笑)。



先に挙げたとおりの人もいれば、
そうでない人もいる、ということです。




なぜ、こういうイメージになったのか?



さて、
デザイナーがこういうイメージに
なったのはなぜでしょうか。



ちょっと
例を交えてみてみたいと思います。



たとえば、



【例1】
「デザイナーは高飛車」



デザイナーになったことで
自分が偉いと勘違いし高飛車になった。







実際にはどうかというともともと高飛車な人が
デザイナーになったケースもありますし、



デザイナーになってから
高飛車になっちゃった人もいます。



そして大切なことですが、
高飛車ではない人もたくさんいます。




【例2】
「デザイナーは変わった発想をする」



もともと変わっている人が
デザイナーになる傾向が高い。







これも実際には
もともと変わった発想が得意だった人も、
デザイナーになってからそれが磨かれた人も、



実はデザイナーになっても
絵が得意というだけでクリエイティブな
発想ができない人もいろいろいます。



デザイナーに対しては多くの人が
変わった発想や新しいアイデアを
求める傾向にあります。



「それが得意」という隠れた前提を
みんな持ってしまっています。



なので、
実際にはそれができるわけではないのに
それを「演じてしまう」デザイナーもいます。



本当は、
「手先が器用で絵が上手で好きなだけ」という
いたって普通の理由でデザイナーになった人でも



世のイメージにより
求められるとそれを演じてしまうわけですね。



で、
演じてもうまくできなくて仕事が
うまくいかなかったりトラブルになったり。



さてさて何が言いたいかというと、
実際には世の中に出回っているイメージとは
違うデザイナーもたくさんいる、



でも先入観(隠れた前提)で
思い込んでいるケースがあるということです。



ちなみに、
本当に高飛車なデザイナーの場合は



「デザイン=アート」
「デザイナー=アーティスト」



という勘違いが原因のほどんどです。



さらに、



「アーティスト=偉い」
「アーティスト=先生」



という勘違いも発生し、
二重の勘違いスパイラルが
このような人格を生んでいると考えています。



実際には
謙虚ですばらしい人格の
アーティストもたくさんいるのに。



で、
こういうデザイナーには
仕事を頼まないほうがいいです。



高いお金で気に入らないもの、
売れないものをつくってきて、



「このよさがわからないなんて素人は困るよな」



的な対応をされること請け合いです。



また、
大手企業の仕事をすることで
勘違いする人もいます。



やはり大手企業というのは
広告予算をふんだんに使えます。



なのでそのデザイナーの制作物
(広告にしろパッケージにしろなんでも)が
中小企業のそれよりも認められるケースは多い。



ブランディングの理論からすると
「知られただけで購入されるとか評価される
というケースは往々にしてあることです。



それを
自分の実力だと勘違いしてしまうんですね。




なぜ、そんなふうな人が多いのか?



前述のとおり、
デザイナーという人たちすべてが
偏屈で頑固でトラブルメーカー
というわけでは決してありません。



しかし
そういうイメージを多くの人が
持っているということは、



ある程度そういう人が多いという
明らかな偏り、傾向があるのでしょう。



そういうデザイナーは
誰を喜ばせたいかというと、
クライアントではなく自分です。



クライアントの喜びをもって
自分を喜ばせるのではなく、



何をつくったかをもって
自分を喜ばせてしまうタイプの人たち。



なんでそうなってしまうのでしょう?



これからお話することは
かなり私の憶測が入ったゲスの勘ぐりです。



おそらくデザイナーになる人たちは
幼少期や思春期などのころの承認欲求が
満たされなかった人たちが多いと考えます
(まあこれは私自身もそうですけど。。。)。



その中で数少ない成功の原体験が
図工や美術だったのではないか。



子どものころって一目置かれるのは、
足が速いとかスポーツできるとか
面白いとか美男美女とか、



そういうわかりやすさがありますよね。



そんな自分が敵いそうにない人に
唯一認めてもらったり勝てたりするのが
そういうクリエイティブな活動だった。



まあ、
それ自体はなにも悪いことありません。



問題は
それを「聖域化」しすぎる傾向にあること。



結果、
デザイナーとして社会に出てから
一部の人には弊害が出ます。



自分がつくったデザインに意見されると、
自分の唯一の聖域を侵されたと感じてしまう。
自分を否定されたと勘違いしてしまう。



人格否定など一切していないのに
それをされたぐらいの勢いで
反撃してくる人もいます。



高飛車だったり威張ったり
先生気取りになってしまうのは、



本当に自分が偉いと
勘違いしてしまう人もいますが、



自分の聖域を侵されたくないという
予防線でそのような態度をとってしまう
というケースもあるんですね。



かくいう私も会社員時代苦労したな~。



お客さまからの修正をお願いした
デザイナーがヒステリックになったり。



馬場さん(通称バビー)という女性でした。



他のデザイナーとはうまくいっていましたが、
バビーとは一向に折り合いがつかず、



というか
バビーは社内の他のどのディレクターとも
折り合いがつかず辞めていってしまいました。



バビー、元気かな?



私自身はそういうデザイナーも含めて
多様性のひとつだと思って受け入れている
つもりはあります。



商道徳や人としての
モラルに反しているのは論外ですが、



それ以外の部分は多様性だと思います。



さて、
ビズアップのデザイナーはどうなのかというと、



こだわりが強くても
人の意見を聞き入れないような
デザイナーはいないと断言できます。



理由は2つあります。



ひとつめですが、
デザイナーとの契約時に
しっかりとその人を見極めます。



見極めるのは
デザインスキルだけでなく「人格」もです。



お客さまがほしくないものを
ゴリ押ししてくるような人ではないか、



お客さまのデザインの悩みを
解決しようという姿勢をもっているか。



そしてなにより、
お客さまの会社のシンボルである
ロゴマークをつくることが、



どれだけステキなことでやりがいのある仕事なのか。
それを任せられるということにどんな意味があるのか。



こういうことを理解できる
デザイナーとしか契約しません。



もちろん、
こういったことが契約前の
審査だけでわかるとは限りません。



なので、
今までに契約後にお仕事をお願いできないと
判断したしたデザイナーも数名います。



ふたつめは
私たちは間にディレクターがいる
という点が挙げられます。



ひとつめの理由で挙げたような



・自分の自尊心を優先してはいけない
・お客さまの悩みを解決しようという姿勢がある
・ロゴをつくることの意味を理解している



こういうことをきちんと
持ち合わせたデザイナーへ依頼することが、



間にディレクターがいることで必然的に多くなり、
それ以外のデザイナーへの仕事は少なくなります。



つまり、
デザイン的な面だけでなく人としても
しっかりしたデザイナーが、



まるで
濾過されたかのように自然と残り、
密度の濃いデザイナー集団となっています。



なのでこれは我々の重要な強みなんです。



それと余談ですが、
「デザイナーは万能ではない」
という視点もとても重要です。



一口にデザイナーといっても
得意な「テイスト」が違います。



「テイスト」とは
かんたんに言えばデザインの雰囲気です。



音楽で例えるなら曲調。
ロックが得意なのかポップスが得意なのか、
はたまたクラシックなのか。



すべてが得意という人は基本的にいません。



そして
お客さまが望むテイストを察知し、くみ取り、



どのデザイナーが最適なのかを
選定するのがディレクターの役割です。



どんな仕事でもそうですが
得意ではないことをやらせることほど
非効率なことはありません。



ディレクターは
デザイナーが得意なテイストのデザインに
集中できる環境をつくる上で必要不可欠で
とても重要な役割を担っています。



これも我々の強みで、
ネットのロゴ制作会社はディレクターがいない、
機能していないところがほとんどない機能です。



自分が万能だと思っているデザイナーは
信用してはいけないです。



そしてデザイナーが少ない会社に
依頼するのも避けたほうがいいです。



もしそこにいるデザイナーが
求めるテイストを表現できなかったら
お互いに不幸になります。



クライアント側は
何度言っても通じないと感じ、



デザイナー側は
ずっと人格否定されている気分になり、



もう泥沼化します。



デザインで失敗するケースのほとんどがこれで、
「デザイナーは難しい人格の人が多い」という
イメージを持ってしまう理由もほとんどこれです。



まあ、
デザイナーがたくさんいて、
ディレクターもいる会社に依頼しましょう、
ということですね。



さて、
今号もまとめに入らせていただきます。



世の中の人のもつ
イメージ通りのデザイナーもいるし、
そうではないデザイナーもいる。



宇宙人的なデザイナーもいますが、
とっても気のいい普通のデザイナーも
たくさんいます。



そして、
自社と合わないデザイナーに依頼すると
そこから不幸がはじまります。







今回はここまでです!





津久井









好評いただいてます。
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