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Logo column

2015年08月06日 デザイン メールマガジン 所感 【第293回】東京オリンピックロゴの印象調査(アンケート)結果発表。

2015年10月30日掲載開始

こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
ビズアップは
先日お伝えしたとおり
明日から夏休みをいただきます。
休業期間は
8日(土)〜16日(日)までと
させていただいております。
それにしても暑いですね。。。
今年のお盆は実は
妻の出産を控えております。
次が3人目になります。
実はもう予定日過ぎておりますが。。。
気持ち的に落ち着かないです。
しかもうちのヨメは
生まれる前に性別を調べないタイプなので、
未だにどちらが出てくるかわかりません。
個人的には
上2人が男の子なので女の子がほしいですが、
母子ともに健康ならそれ以上は望みません。
さて、
先週は東京オリンピックのロゴの件で
テレビの取材を受けたということをもとに、
メディアに取り上げられる方法について
書かせていただきました。
その際、
東京オリンピックのロゴについての
アンケート(印象調査)のお願いも
させていただきました。
今日はその件について
書かせていただきます。
●
まず、
アンケートの目的は
もう一度テレビをはじめとした
メディアに出る実験をするためでした。
旬の話題のうちに、
「リサーチ × 専門家の意見」という切り口で
メディアに情報提供をすれば、
出られると考えたためです。
もし出られれば
ビズアップのお客さまも
同じ方法で出られる可能性が高くなります。
しかし、
結果は惨敗でした。
敗因はスピードです。
先週も書かせていただきましたが
ニュースメディア系はスピードが命。
事件性があるもの(本当の事件や
ハプニング系のニュース)は特にそうです。
アンケートをお願いしたのは
先週の金曜日のメルマガ。
すでにテレビ出演をはたした後でした。
そこからある程度データが溜まるのをまち、
結局火曜日くらいにメディアに情報を
持ちかけましたが、
その時にはすでに
話題にこそ上がれど印象云々の話は
ほぼ終わってしまっていたのです。
このあたりが本当に難しいですね。
しかし、
まだテレビ以外のメディアは
諦めていません。
これは続報があればまたお伝えします。
ちなみに先週は書きませんでしたが
メディアに出るときの注意点として
★情報がねじ曲げられている場合がある
ということが挙げられます。
私の場合は、
5年前にNHKに出演した時も
意図しない編集になっていました
(当時「NHKには気をつけろ」と聞きました)。
具体的にお話すると、
NHKは非営利組織ですから、
ある特定の企業の利益に繋がりそうな報道に慎重です。
なので、
出演しても起業名までは出ない、
ということもよくあります。
ビズアップの時もそうでした。
「ロゴ制作会社 社長」
といった形で個人の名前は出ましたが、
ビズアップの名前はまったく出ませんでした。
しかし、
番組の途中でライバル会社のホームページの
TOP画面がロゴとともに大々的に出ていたのです。
そして
今回の場合は次のようなものでした。
【番組担当者からの質問1】
フリーのデザイナーとサラリーマン
デザイナーの比率はどのくらいですか?
→
ソフトが使えるだけの
デザイナーとは呼びがたい人も
含めると50:50くらいです。
【番組担当者からの質問2】
フリーのデザイナーはどういう人がなりますか?
→
デザイン会社できちんとデザイナーとして実績を積んだ人、
ソフトが使えるだけでデザイナーをうたっている人、
結婚してデザイン会社を辞めた主婦などさまざまです。
【番組担当者からの質問3】
フリーのデザイナーの年収はどのくらいですか?
→
300万〜400万がボリュームゾーンだと思われます。
その結果、
どのように放映されたかというと、
【実際の放映】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フリーのデザイナーと
サラリーマンデザイナーの比率はおよそ50:50。
そのうちフリーのデザイナーの多くは
結婚してデザイン会社を辞めた主婦で
その年収はおよそ300〜400万。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これ、
業界を知っている人から見たら
完全に私が「ウソつき」です。。。
また、
弊社の実績である国立競技場のロゴについては、
「制作費はもらったが、
 別途『賞金』という名目のものはなかった」
と伝えたところ、
「賞金0円!」
と放映され
あたかもタダでつくったかのような
見せ方をされてしまいました。
これはメディアの常套手段で
ある程度致し方ないことではありますが
気をつけないととばっちりを喰らう可能性があります。
今だとSNSなどで
簡単に広まりますからね。
●
さて、アンケートの結果を発表します。
アンケートは全部で6問、
今回は165名の方々に
ご回答いただくことができました。
ひとつずつ見て行きましょう。
【設問1】
東京オリンピックのロゴについて、
目立つ、インパクトがあると感じますか?
★回答項目
・とても感じる
・少し感じる
・あまり感じない
・まったく感じない
結果は次のとおりでした。
・とても感じる 18.2%
・少し感じる 35.2%
・あまり感じない 39.4%
・まったく感じない 7.3%
「とても感じる」「少し感じる」の
「感じる派」の方々で過半数を超えましたが、
かなり票が割れました。
【設問2】
東京オリンピックのロゴについて、
オリンピックらしさを感じますか?
★回答項目
・とても感じる
・言葉にできないがなんとなく感じる
・感じない
結果は以下のとおりです。
・とても感じる 12.1%
・言葉にできないがなんとなく感じる 41.2%
・感じない 46.7%
こちらも完全に票が割れています。
サンプル数(回答者数)の
ボリュームから言って
3〜4%の差はほとんど誤差と言えそうですから
まっぷたつに割れていると言っても過言ではありません。
【設問3】
東京オリンピックのロゴについて、
記憶に残る、忘れがたいロゴだと感じますか?
★回答項目
・一度見たら忘れない
・なんとなくは覚えていそう
・数日で忘れそう
・次見ても覚えていない
結果は次のとおり。
・一度見たら忘れない 8.5%
・なんとなくは覚えていそう 64.2%
・数日で忘れそう 22.4%
・次見ても覚えていない 4.8%
これは
「覚えている派」が7割を超えました。
ただし、
これはこのロゴがテレビに出まくったせいも
あると思われます。「バイアス」がかかった状態です。
【設問4】
東京オリンピックのロゴについて、好感が持てますか?
★回答項目
・とても好きなデザインだ
・わりと好きなデザインだ
・あまり好きなデザインではない
・嫌いなデザインだ
結果は。。。
・とても好きなデザインだ 6.1%
・わりと好きなデザインだ 46.7%
・あまり好きなデザインではない 41.8%
・嫌いなデザインだ 5.5%
これもまっぷたつ!
びっくりするくらい票が割れます。
【設問5】
今回問題になっているベルギーの劇場のロゴと
東京オリンピックのロゴは似ていると思いますか?
★回答項目
・ほとんど同じだと感じる
・似ていると感じる、気になってしまう
・なんとなく似ているが気にはならない
・似ていないと感じる
結果は次のようになりました。
・ほとんど同じだと感じる 18.2%
・似ていると感じる、気になってしまう 30.3%
・なんとなく似ているが気にはならない 48.5%
・似ていないと感じる 3.0%
さて、
こちらは回答項目の設定の問題もありますが、
基本的には90%以上の人が
「似ている」
とは感じているようです。
しかし、
半数は「気にならない」と回答しています。
【設問6】
東京オリンピックのロゴとベルギーの劇場のロゴ、
どちらが好きですか?
★回答項目
・どちらも好きだ
・ベルギーの劇場のロゴのほうが好きだ
・東京オリンピックのロゴのほうが好きだ
・どちらも好きではない
結果は以下のとおりでした。
・どちらも好きだ 8.5%
・ベルギーの劇場のロゴのほうが好きだ 18.8%
・東京オリンピックのロゴのほうが好きだ 51.5%
・どちらも好きではない 21.2%
ベルギーの劇場のロゴ VS 東京オリンピックロゴ
で言えば、
東京オリンピックロゴの圧勝でした。
しかし、
東京オリンピックロゴが好きではない人が
40%近くいるという数字をどう見るか。。。
私のデザインの師匠である
伊吹卓先生は、
「不美人(ブス)コンテスト」
という
デザイン決定手法を編み出しました。
これは
好きなデザインではなく嫌いなデザインに
投票する、という手法です。
いくつか候補案があったら、
嫌いなものにいくつでも複数投票してよく、
ある一定の「嫌い」票を集めたデザインは
すべて破棄せよ、と言っています。
その「ある一定」がどのくらいのラインなのか、
という問題はありますが、40%は明らかに
高いと私個人の感覚としては感じています。
しかし、
今回のターゲット(ロゴを見る人)は
日本人どころか世界中の人ですので、
その人たち全員が嫌いと感じない
デザインが果たして存在するのかというと
なかなか難しいとは感じます。
この手法を使うときは
ターゲットをある程度明確にしたほうが良いので、
日本人全員とか、世界中の人、というくくりでは
大きすぎるんですね。
私であればあくまで感覚値ですが
ターゲットは日本人のみに絞り
「嫌い」票は30%以下、を基準にするかな、
といったところです。
「日本人全員」はターゲットが広いですが、
そのかわり本来20%以下に抑えたい「嫌い」票を
30%まで許容する、こんな設定をしてみると思います。
ちなみに、
今回の東京オリンピックのロゴよりも
オリンピック誘致のためにつくったロゴのほうが
好きだという方がアンケート結果(自由記入)でも
ネットの書き込み等でもかなり出ていました。
東京オリンピック誘致ロゴ
→ http://exci.to/1E9QVGI
私もこのロゴは好きなのですが、
これであれば「嫌い」票は30%以下くらいに
なるのではないかな〜、と直感します
(あくまで直感です)。
さていかがでしたでしょうか。
今回の件は個人的にはよくも悪くも
日本中の人たちが「ロゴ」について
考えてくれた良い機会だと感じました。
今回はここまでです!
津久井
【連絡先】
・お電話:03-5876-8656
   担当:津久井
   受付時間:平日10:00~18:00
・メール:support@biz-up.biz
   津久井宛
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投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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