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2017年02月17日 ブランディング メールマガジン 広告 【第369回】本日は、ハンカチかティッシュをご用意してお読みください

2017年04月21日掲載開始

こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
本日は徳島県におります。
昨日は、
お客さまからのご紹介で
僭越ながら
たくさんの薬剤師さんの前で
ブランディングについて
講演させていただきました。
評判は上々だったようで
とてもうれしい限りです。
先週のメルマガで、
徳島に来るのは3年ぶりと
お話しましたが、大ウソでした。
よく考えたら、
お客さまにコンサルティングの
ご依頼をいただき昨年も来ております。
出張大好き。
来月も大阪、福岡と盛りだくさんです。
さすがに1週間半の長丁場になると
子どもたち(特に一番下のムスメ)に
会いたくなりますが。。。
しかし子どもができてからというもの、
涙もろくなった自分がいると思います。
私はいまだに人前で泣くことができません。
おそらく人格に問題があるのでしょう(笑)。
男性でも
感動して人前で泣いている人を見ると
ちょっとうらやましいな、と思ったり。
人前で泣くことができませんから、
長野に住んでいた最愛のじいさんが
死んだときも、
両親や親戚の前では一切泣きませんでした。
そのかわりひとりで山奥にいって
泣いてましたけど。。。
子どもが生まれてから
だいぶ涙もろくなり、
家でテレビを見ていても
「(感動して)うっ、やばい。。。」
みたいなことが最近多い。
そんなときは
トイレに行ってみたり(笑)。
いろいろと感動するシーンを
思い浮かべてみると、
自分の場合は
スポーツの感動が多いかもしれません。
特に、
プロスポーツ選手の
引退のセレモニーとか泣けます。
また、
私はずっとサッカーをやっていたので
今もよくサッカーを見ます。
その中で好きなのが
全国高校サッカー選手権大会で
敗退したチームのロッカールームの
様子を伝える「最後のロッカールーム」です。
泣き崩れる選手を励ます主将、
ここからがスタートだと鼓舞する監督、
涙なしでは見れません。
たとえばこれとか。
「最後のロッカールーム」
→ http://bit.ly/2lnOEZs
(You Tubeに飛びます)
そういえば、
人前で泣いたことが1回だけあるな〜。
高校選手権とは次元が違いますが、
やはり高校のサッカー部の
最後の大会のときでした。
地区大会決勝、勝てば都大会出場、
負ければ即引退、という試合で
スタメンで出場。
何もできずに途中交代させられ(汗)
私の代わりに入った選手が同点ゴールを
あげました。
試合は延長でも決着がつかず、
PK戦にもつれ込み、
後輩がことごとく外し試合終了。
試合終了直後、
生意気だった後輩たちが
そのときばかりは口々に
「すみませんでした」
と
まさに号泣しながら詰め寄ってきました。
そのとき自然と出た言葉は
「ありがとう」だったんですが、
そうしたらもうダメでしたね。私も号泣。
ちなみにその日の夜に
付き合っていた子にフラレて
高校生にもなって1日2回号泣(爆)。
なぜ私の人生は
必ずネタ要素を含むんですかね(笑)。
さて、
今日のお話です。
今日はぜひ、
ハンカチやティッシュペーパーを
ご用意の上ご覧ください。
●
今週の火曜日、水曜日と
福岡におりました。
福岡では
とあるセミナーに参加していました。
そこで、
こんな動画を教えてもらったんです。
大塚製薬 カロリーメイトCM
→ http://bit.ly/2kPwtbq
(You Tubeに飛びます)
これ、
セミナー中に見せられて
ちょっとやばかったです(汗)
演者さんも含めた
クリエイターの力には
本当に驚かされます。
たとえば、
子どもの成長を象徴的に表すのに
使われたシーンが、
・我が子が自転車に乗れるようになったとき
です。
子どもを持つ親ならこれは誰でも
感動するのではないでしょうか。
それを思いつく
クリエイターの表現力って
本当にすごいとしか言えません。
この動画は、
ひとつひとつのカットにすべて意味
=背景を連想させるストーリーが
盛り込まれています。
主人公はふたり。
息子とお母さんです。
最初のシーンは、
合格発表の掲示板の前で
大勢の合格者が喜んでいるのに
喜んでいない主人公を見せるだけで
「受験に失敗した」
ということが十分伝わります。
言葉(文章)だけでは
イメージ≒感情を伴わせるのに
ものすごい量が必要になりますが、
映像では
それをたったの5秒で伝えられています。
ちなみに、
映像と同じ情報量とまでは言いませんが、
これを端的な言葉で表したものを
「コンセプト」と私は定義付けています。
つまり、
ただの言葉、文章だけでは伝わりきらない
情報量を含んだ言葉のことです。
友だちの
カラオケの誘いを断るシーンは、
付き合いが悪いと思われても
泣く泣く断る受験生の複雑な心境を
よく表現した「あるある」ですし、
ゲームセンターや公園で
ゲームをやっているシーンは
ダメだとわかっていてもどうしても
やる気が出ない心境を表現しています。
つまり、
受験生の共感を生みます。
お母さんの働くスーパーの前で
お母さんに声をかけられず
通り過ぎるシーンは、
自分の浪人と進学のために
ちょっとでもお金を稼ごうというお母さんに
申し訳なさで声をかけられないという
心理を描写しています。
一方、
もうひとりの主人公の母親の苦悩は
「子どもが苦しんでいる(戦っている)のに
直接的なことは何もしてあげられない」
です。
親ができるのは、
「応援すること」しかないんですね。
お母さんだって辛いはずなのに、
ただただ耐え忍んで陰ながら応援する。
最後のシーン、
パッケージに書いた「大丈夫!」を
見たときにはうなりました。
どこまでいっても、
自分の辛さよりも子どもの辛さを
一番に考えてあげるのが親なんですね。
ほとんど言葉が出てこないのに
それを伝えられるクリエイターの
表現力にはまさに脱帽です。
BGMのレミオロメンの
3月9日という曲がまたシーンを
盛り上げますね。
福岡でのセミナーで聞いたのですが、
実は記憶というのは感情と結びついたときに
より強くインプットされるそうです。
私が高校生になって
1日2回も号泣したことを覚えているのも
そこに感情が伴っているからです。
つまり、
彼女にフラれたのは
相当ショックだったということです(汗)。
そのときは2日くらい夢に出ましたから、
サッカーの引退より辛かったのでしょう(笑)
このCMを考えてみると、
特に最後のシーンのパッケージに書いた
「大丈夫!」を見てみるとわかることは
大塚製薬が売ろうとしているものは
「バランス栄養食」ではないということです。
いや、
もちろんそれが売りたいのですが、
食品を買ってほしいと言って
買ってくれる人をターゲットにしていない、
と言い換えてもいいかもしれません。
●
次に、
こちらの動画をご覧ください。
東山堂
→ http://bit.ly/2kPCGUK
(You Tubeに飛びます)
これも感動しますよね。
今1歳半のムスメが結婚するときの
ことを想像すると(泣)。。。
ちなみに私は結婚して
10年になりますが、
先程お伝えしたとおり、
人前で泣けない私は自分の結婚式でも
泣きませんでした。
最後に両家の親と新郎新婦が
前に立って挨拶するときのこと。
母親がそろそろ泣くかな、
と思っていたら号泣したのは
まさかの父親でした(笑)。
あまりの号泣ぶりに、
母親は泣くどころか苦笑い(笑)、
ヨメの両親も苦笑い(笑)、
会場からはクスクス笑う声と
「しっかりしろー!」という
親戚のおっさんのやじ(笑)
繰り返しますが
どうして私の体験には
オチがつくのでしょうか?
しかし、
父親も人前で泣けないタイプの人間で、
私も父親が泣いたところを見たことが
なかったのでちょっと感動しましたけどね。
このシーンも覚えているということは
やはり感情が強く伴っていたのでしょう。
さて、
ここで考えなければならないことが
ひとつあります。
人を感動させているのに
ちょっと興ざめするような話ですが、
では実際に
これらの動画はビジネスに役立つのか、
ということです。
以前このメルマガでも紹介した本、
「脳科学マーケティング100の心理技術」
には以下のようにあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イギリスの広告業界団体IPAは、
IPA Effective Award(広告効果大賞)への
過去30年分の応募作である広告キャンペーン
1400事例をデータベース化している。
そのデータを使って、
感情訴求に依存した広告と理性訴求と情報を
使った広告の利益増加率を比較分析した結果、
感情に訴える内容のみの広告が、
理性に訴える内容のみの広告に比べ2倍の効果
(31%対16%)を上げていることがわかった。
また、感情訴求と理性訴求が
混ざった広告と比べた場合も、
感情訴求だけの広告のほうが
(31%対26%で)いくらか効果が高かった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出典:「脳科学マーケティング100の心理技術」
→ http://amzn.to/2fdIFEg
本によると、
感情訴求が理性訴求に勝るのは、
私たちの脳は
感情的な刺激を処理する時は
・認知処理過程を通さない
・より鮮明に記憶する
というふうに
できているからだそうです。
実際に、
カロリーメイトが「受験生」のCMで
どのくらい売上を伸ばしたかは
データが出てきませんでしたが、
東山堂のほうはというと、
音楽教室への問い合わせ数、
入会者数ともに前年比200〜300%に
なったそうです。
出典:ビジネスジャーナル
→ http://bit.ly/2lRDvRb
私が大好きな
「ゴールデンサークル」の提唱者、
サイモン・シネック氏(私の心の師匠)は
こう言っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自分の提供するものを欲しがる人と
ビジネスするのではなく、
自分の信じることを信じる人と
ビジネスするのを目標とするべきなのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カロリーメイトや東山堂のCM動画を見て
「いやいや心理誘導だろ」
と思う人もきっといるでしょう。
しかし、
自分たちの感動するものを伝えて
お客さまになってもらうというのは
サイモン・シネックが言うとおり
理性に訴求して何かを売るよりも
はるかに大切なことだと思います。
●
ここでとても重要なことがあります。
それは、
一昔前にはこれは中小企業には
できなかった、ということです。
しかし今はどうでしょうか。
カロリーメイトは
もちろん超一流クリエイターを使って
しっかりとお金をかけてつくった
動画だと思います。
そして
それを広めるためのコストも
しっかりかけていると思います。
でも今の時代は、
動画も大企業ほどお金をかけなくても
つくることが可能になりました。
そして、
第三次比較戦争の今の武器の主流は
SNSとスマホです。
これも低コストです。
つまり、
ブランディングの2つの指標、
価値を高める=動画
価値を広める=スマホとSNS
ということで、やり方次第で
中小企業でも同様のブランディングが
できる時代となったわけです。
前述の通り
動画制作は決して安くはありませんが、
中小企業にも十分手の届く金額になりました。
そして、
そこには「感動」というコアがあります。
サイモン・シネックの
ゴールデンサークルでいうところの
「why」です。
私がブランディングで
いちばん大切だと思っているものです。
この「why」の中に、
必ず「感動」のヒントや種が眠っているはず。
動画をつくりたければ、
表現は表現のプロに任せればいい。
伝えなければならないのは「why」です。
つまり、
その「why」がクリエイターすら
感動するものであれば、
私は最高の動画ができると思います。
そして、
その感動はSNSとスマホをとおして
世界中の人に広まる可能性があるのが
今の時代というわけです。
数週間前のメルマガで書きました。
今の時代、
日本人は誰かを責めたがっている。
必要以上に誰かを追いたてる。
日本でシェアされているのは
「責めがいがある人の失敗」です。
そうではなく、
「感動」をシェアできる国にしたいですよね。
そういう意味では、
うちも映像の仕事をもっと増やしたいと
このメルマガを書いていて素直に思いました。
今回はここまでです!
津久井
好評いただいてます。
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投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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