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2017年12月22日 メールマガジン 人間の能力 所感 法則・ノウハウ 【第410回】チームとか結束力とか不良とかの話(2017年の締めくくりとして)

2018年02月23日掲載開始

こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
いよいよ12月も大詰めですね。
来週半ばには
もう仕事納めという方も多いと思います。
私は忘年会で疲れています。
このままでいいのだろうかと
たまに思います。
そして
お酒を呑んでそう思ったことを
いつの間にか忘れます。
翌日また思い出しますが
その夜忘れます。
この繰り返しが私の12月です。。。
まるで輪廻転生のようです。
はやく解脱(げだつ)しなければ。
はい、もちろん今夜も忘年会です。
メルマガで書いたこれらのことも
夜には忘れるのだと思います。
すいません。
というわけで(どういうわけだ??)、
来週29日は以前メルマガでお伝えした
・ロゴマークオブザイヤー2017
の発表になります。
ですので、
なんだか偉そうなウンチクを
垂れるメルマガは、
一応今週で2017年は
いったんおしまいとなります。
2017年も
いろんなことを書いてきました。
今年最後のメルマガ
(正確には来週もありますが)は
この記事についての所感を書こと思います。
・就任直後に快進撃 「高田流改革」
→ http://bit.ly/2DtbSDt
簡単に内容をお伝えすると、
ジャパネットたかたの創業者、
高田さんが、
Jリーグチーム
「V・ファーレン長崎」の社長に
就任した途端にチームが快進撃をした、
というものです。
そこには
どんな仕掛けがあったのでしょうか。
●
記事の中には
高田さんが就任する直前の
V・ファーレン長崎の状況が
次のように書かれています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
当時、V・ファーレン長崎は、
累積赤字が3億円を超え、J1昇格はおろか、
プロチームとしての活動も困難な状況に陥っていた。
そんな倒産寸前クラブが、わずか半年余りでJ1昇格へ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
簡単に説明すると、
Jリーグというのは「J1」と「J2」の
ふたつのことを指します。
J1での成績が悪いとJ2へ降格しますし、
逆にJ2で成績がいいとJ1に昇格します。
V・ファーレン長崎は当時はJ2で、
クラブの経営状況は非常に厳しい状態、
J1昇格など夢のまた夢という状況だった
ということですね。
それが、
高田さんが社長に就任して8ヶ月で、
たった5,000人だった観客動員数が
最終節(その年の最終試合)で
23,000人までいったそうです。
高田さんは
サッカーに詳しかったから
クラブの復活と快進撃を
成し遂げられたのでしょうか。
おわかりとは思いますが、
違います。
たぶん、
サッカーは私のほうが詳しいです
(何の自慢だ??)。
しかし、
ここまでの成果を出すことができる。
記事の中には高田さんの
ビジネスに対する想いと考え方が
シンプルながらわかりやすく書いてあり、
とても参考になります。
たとえば、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サッカーをただ90分の試合ととらえず、
試合の前後も含めたスタジアムで
過ごす5時間をキーワードに設定。
地元グルメの充実や、
子どもの遊び場を設けるなど、
人が幸せを感じる空間に変貌させた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とあります。
僭越ながら、
私も同じことをすると思います。
それを本当に成功させるから
すごいんですけどね。
これは
「価値」を転換させるという方法です。
また「意味を付け替える」とも言えます。
サッカーの試合を見せるというだけでは
「What」を売っているだけです。
そこに、
誰にとってのどんな「why」を
つけることに成功したのかが大切です。
サッカーが好きではなくても
地元が盛り上がって喜ばない人は
あまりいないと思いますし、
楽しめる空間ができて
喜ばない人もあまりいないですね。
たとえば、
私たちも社内では
次のように言っています。
「ロゴを売っているんじゃない。
 ロゴをつくる体験がビズアップの
 本当の商品なんだ」
と。
多くのお客さまにとって、
ロゴマークをつくるときというのは、
何かの節目であることが多いです。
起業するとか、
創業10年のタイミングでとか、
新商品を出したいからとか、
社長が代替わりするからとか。
もちろん
そうではないお客さまもいますが、
それでもロゴマークをつくる機会は
その方の人生の中でそう多いものでは
ありません。
つまり特別なことだと思うんです。
人生の中で何度もない特別な体験で
どういう気持になってもらうか、
というのを常に考えようと
社内では呼びかけています。
商品を通して、
どんな「意味」を買ってもらうのか、
それが本当の価値であり、
届けるべきものだと思います。
ちなみに、
東京の府中競馬場も
中はテーマパーク化されていて
休日に家族が楽しめる場になっていますね
(最近行ってませんけど)。
●
そして特筆すべきは、
それによりチームの成績が
向上したことです。
強いチームだから
観客動員数がたくさんある、
というわけではないということです。
むしろその逆です。
同じJリーグの浦和レッズは
サポーターの結束が強く
観客動員数もとても多いです。
しかし浦和レッズといえば
Jリーグが開幕して数年は、
万年最下位くらいの弱小クラブでした
(当時はたしか降格がなかった)。
それでも
サポーターは浦和レッズを
裏切ることなく応援しつづけ、
今年に至っては
アジアナンバーワンの
クラブチームとなりました。
V・ファーレン長崎と
興味深い共通項がたくさんあると感じます。
人は心から応援されると
ものすごい力を発揮するそうです。
脳の機能が
そうなっているようですね。
たとえば、
2tトラックくらいであれば
普通なら自力では動かせないのに
応援されながらだと動かせるようになる、
という実験結果もあったりします。
V・ファーレン長崎の場合は、
高田さんの手腕により観客が
みるみるうちに増え、
それにより選手の意識が変わった結果、
今回の快進撃になりました。
私が
仲良くさせていただいているお客さまで、
フラッグフットボールというスポーツを
小学校の体育の授業で導入させるという
快挙を成し遂げられた佐藤さんという方がいます
(もちろんフラッグフットボール協会のロゴは
ビズアップでつくらせていただきました)。
以前、
佐藤さんと呑んだときにお聞きしたのですが、
スポーツ学(?)、コーチ学(?)の世界では
チームのパフォーマンスをあげようと思ったら
次の2つをするだけでいいと言います。
・観客席を満員にする
・今年で最後だと言う
これ、すごいですよね。
V・ファーレン長崎の場合も
これに近い状態だったと思います。
クラブの経営危機で
チームが存続できるかわからない中、
高田さんの手腕で観客数がどんどん
増えていくという状態。
その結果が
いきなりJ1昇格ですから、
これはすごいです。
さて、
私たちのような会社経営者の場合、
これをどのように応用すべきなのでしょうか?
社員にとっての観客とはなんでしょうか?
社員にとっての「今年で最後」は
何に当たるのでしょうか?
これはなかなか深い質問で、
私自身答えはまだ見つかっていません。
●
ただ、
会社もスポーツチームも同じなのは、
・全員が同じ方向をどれだけ集中して
 見ているか(よそ見している人はいないか)
・そこに向かう想いの強さがどれだけ強いか
 (全員が本当にたどり着こうとしているのか)
の
2つが大切ということだと思います。
そして、
そうなってくれるかどうかは
社員の能力ではなく
経営者の能力なのでしょう。
「なんであいつは同じ方向を見てくれないんだ!」
「なんであいつにこの想いが通じないんだ!」
というのは「あるある」で、
経営者であれば誰もが
思い悩むことでありつつも、
経営者としての能力が
足りないと告白しているような
ものなのかもしれません(自戒)。
そして、
ここが大切なのですが、
同じ方向を見てくれず、
想いも汲み取ってくれないスタッフで
チームを構成すべきではないということ。
簡単に言えば、
そういう人をメンバーから外す
(ムリに変えようとしない)強さも
経営者には必要だと思います。
これも
経営者の能力のひとつだと思います。
残酷な話ですが、
仕方ないことでもあると思います。
なぜなら、
これらは価値観の話だからです。
価値観には善し悪しはありません。
好き嫌いしかありません。
人を殺していいとかは
もちろん思いませんが、
それだって時代によっては
正義の場合すらあります。
価値観に好き嫌いしかない限り、
価値観を決めるのは社長であるべきで、
そこは「独裁」であるべきだと思います。
しかし、
その価値観を受け取るかどうかの選択権は
社員にあると思います。
その価値観が好きになれない、
同意できないと声に上げる権利は
社員にあります。
多くの経営者が
その価値観をムリに変えようとする
(それを教育と都合よく呼んだりする)から、
組織がおかしくなるのではないかと思うのです。
それであれば、
メンバーから外すほうがよっぽど
お互いにハッピーだと思います。
これが
「残酷だけど仕方ない」と言った真意です。
同じ方向を
同じくらいの強さで目指せないメンバーと
向かおうとすることはとてもしんどく、
経営者をさらに悩ませることになります。
それにしても
想いの強さというのはとても大切ですね
(これも自戒の念もこめて感じます)。
先日、
元Jリーガーの方2名と
ランチをしていたのですが、
本当に凄い選手は、
どんなに性格が悪くても乱暴でも、
サッカーにかける想い、
勝利にこだわる想いの強さは
異常なほど強くてピュアだそうで
尊敬せざるを得ないそうです。
なので、
想いと方向が合っていない人間が
チームメイトにいたり、
それが練習中に
チームメイトから感じられたりすると、
ものすごく怒るし
ときには怒って練習の途中でも
帰ってしまう選手もいるそうですよ
(某元日本代表の名前が挙がってました)。
少年サッカーチームのコーチでも
同じことを感じます。
試合に負けてものすごく悔しがる選手と
そうでもない選手とははっきり違いがあって、
後者はほとんどが補欠だということです。
ちなみに話が若干それますが、
私は格闘技も大好きでして、
「ジ・アウトサイダー」という
不良や元不良のための総合格闘技の
大会をYou Tubeでよく見るのですが、
これがまた面白いんです。
ものすごい悪いことをやってきた人間でも、
そして試合前にどんなに大口を叩いていても、
試合に負けると悔しくて泣いたりする
選手がいるんです。
そこだけは
異常にピュアで強い想いを持っているんです
(普通に感動してもらい泣きします)。
体中に和彫りの入れ墨が入っていて
いかつい髪型をしている兄ちゃんたちが、
試合に負けて泣くわけですよ。
見ているほうとしては
ついつい感情移入してしまいます。
そして
「喧嘩上等!練習なんかしねー!」
と言っていた兄ちゃんたちが、
そこから練習に打ち込みだしたり。
そのたびに
文字通り強さと優しさみたいなものを
兼ね備えて人格が変わっていくんです。
そのプロセスを
目のあたりにするのが
たまらないんですよね。
会社の目指す目標に届かないとき、
悔しくて一緒に泣いてくれる社員が
果たしてどれくらいいるでしょうか。
もしいないとしたら
それは社員のせいではなく
経営者のせいなんだと思います。
さて、
2017年も残りわずかですが、
まだできることはあります。
残り数日をやり切りたいですね。
今回はここまでです!
津久井
好評いただいてます。
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投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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