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2018年04月06日 コピーライティング デザイン ブランディング メールマガジン 広告 【第425回】◯◯県のプロモーションに勝手に超ダメ出しします

こんにちは。





ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz









さて、4月。



桜が咲き
穏やかな春の暖かさに
身も心も包まれる中、



毎日、
殺人的なスケジュールを
こなしています(汗)



なんでこんなに
忙しくしちゃったんだろ??



でも
自分で組んだスケジュールなので
やり切るしかないのであります。



それにしても
今年も四分の一が
終わってしまいました。



急がなければなりません。
このペースでは死ぬまでに
やりたいことが終わりません。



俳優のデンゼル・ワシントンさんが
ペンシルベニア大学の卒業式に呼ばれ
スピーチしたときの記事がネットに
出ていました(2011年のスピーチ)。



デンゼル・ワシントンさんは



「リスクを取らない人生に価値はない」



というテーマで
失敗だらけだった自身の20代を
語ったそうです。



その中で
個人的にものすごく頭に画(え)が
浮かんだセリフが次のものでした。



これはもともとは
講演家のレス・ブラウンという
人の言葉らしいです。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自分が死の床に
いるところを想像してみなさい。


自分のベッドの周りに、
達成されなかった可能性たちの
亡霊が立っているところを。


思いついたのに
実行しなかったアイデアの数々。


秘めたまま
使われることのなかったさまざまな才能。


彼らが死にゆくあなたの
枕元に立っている。


怒り、落胆、失望をあらわにして


「私たちにも活躍の場が
あったかもしれないのに」


と彼らはあなたに言います。


「でももう遅い。
私たちは一緒に墓場に行くのです」


と。


私は今日みなさんにお聞きします。
自分の命が尽きる時、あなたはいったい
何匹の亡霊を連れていくつもりですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出典:ログミー(http://bit.ly/2uPkUKX



これを読んだとき、
ゾッとしました。



この言葉は
すごい描写(表現)だと思います。
頭の中に鮮明に画(え)が出ました。



慌てちゃいけないけど
急がないといけませんね。



そういえば、
春はテレビやラジオの新番組が
はじまりますよね。



実は、
このたび文化放送さんの
新番組の番組タイトルロゴを
作成させていただきました~!



お笑い芸人のいとうあさこさんが
パーソナリティを務める新番組。



ロゴも
ビズアップデザイナーを複数起用する
コンペ形式で行いましたが、



決定した案はいとうあさこさんご本人が
気に入って選んでくださったそうですよ!



ぜひ番組を聞いてみてくださいね。
明日の朝7時からスタートです!



「ラジオのあさこ」番組HP
→ http://bit.ly/2GBjclU




さて、
今日のお話です。



本日はとある都道府県について
お話してみたいと思います。



「なんのこっちゃ」



と思われるかもしれませんが
お付き合いください。



簡単にいえば、
ある都道府県のプロモーションを
勝手に考察(=ダメ出し)してみる
という企画です。




先日、ビジネスの友人と
3人で呑んでおりました。



魚が美味しいお店でした。



酒もすすみ
ビジネス談義もお腹も
一旦満たされたところで、
店内のポスターに目が行きました。



で、
そのポスターがひどかったのです。



どうひどいか。
デザインがめちゃめちゃ??



いえいえ、
むしろキレイなデザインでした。
写真も上手でしたし。



でもひどい。



さて、
それではここでクイズです。



そのキレイだけどひどいポスターを見て、
どこの都道府県か当ててみてください
(画像処理で答えの部分を伏せています)。



ヒント1
→ http://bit.ly/2EkEBtD



どうです?



もしこのヒント1でわかったら、
このポスターの場所の出身者か
当てずっぽうのどちらかだと思います。



もしくはこのポスターを
見たことがあるか。



ヒント2
→ http://bit.ly/2GA7GHf



これはいかがでしょうか。



これも
地元の方なら当てられるかもです。



ヒント3
→ http://bit.ly/2GCBajH



なんとなくわかってきましか?
美味しそうな◯◯の写真を
全面に使ったポスターです。



さて、
おそらくですが
次の1枚をご覧になったら
びっくりすると思います。



この1枚をみれば
ほぼほぼ答えがわかるのではないかと。



ヒント4
→ http://bit.ly/2GCvjPs



いかがですか?
わかりましたか?



ここでお聞きしたいのですが、



ヒント1~3までで
イメージしていた都道府県と
ヒント4でイメージした都道府県は
同じでしたでしょうか?



予想ですが違うと思います。



それでは答え合わせも兼ねて
この都道府県のプロモーションで使われた
他のポスターのデザインも見てみましょう。



ポスター1
→ http://bit.ly/2Jlq4Sh



ポスター2
→ http://bit.ly/2HejI6s



ポスター3
→ http://bit.ly/2GEl6SH



いかがでしたか?



そうです。
この都道府県とはなんと。。。



「鳥取県」です!!!




ではなぜこのポスターが
ひどいと感じたかについて
解説してみたいと思います。



まず、
このポスターをデザインした会社が
鳥取県の会社ではなく島根県の
会社という事実!(爆)



まあそれはいいんですけどね。



でも、



「地元の企業ががんばってつくって
こうなってしまったのかな?」



という
「許せる拠りどころ」みたいなものが
島根県の会社さんの仕事だと知った瞬間
台無しに。。。



ただ、
プロモーションのクオリティとは
関係ないのでそこは一旦置いときましょう
(衝撃的だったので伝えたかっただけ)。



ではなぜ「ひどい」と私が考えるか。



それは、
クイズにしたとおりで



おそらくポスターの
デザインだけを見て(答えを伏せて)
これが鳥取県の話だと認識できる人は
地元の人以外ほとんどいない、
ということです。



それと同時に、



「これは何県のポスターなんだ?」



という認知的不協和という心理効果を
起こすような仕掛けもありません。



つまり、
心になにも引っかからない
キレイな写真とキレイなコピーで、



これを目にした人の心を鮮やかに、
まさに春風のように「素通り」して
いきます。



記憶にまったく残らないわけです。



たとえば、
カニのポスターは
「福井県かな?」と
思いませんでしたか?



岩牡蠣なら
「広島?それとも三陸?」
という感じです。



温泉街のポスターなら
関東であれば箱根や湯河原辺りかな?
とか。



イカのポスターは
福岡県かと思いましたし、



大山(だいせん)のポスターも
関東なら群馬や秩父辺りかなと
感じてしまいます。



デザインには「無拒否性」があります。



見たものから
必ず何かしらの印象を受けてしまいます。



今回のポスターは悪い意味で
「それっぽい」「なんとなく見たことある」
ようなデザインになっています。



キャッチコピーも



「はいはい、
大手の広告会社がつくりそうだよね」



というものになっています。



このデザインを目にした人は、
無拒否性により「よく見るイメージ広告」
という印象しか持たず、



おそらくこれが鳥取県だと
認識する人はほとんどいません。



鳥取県である必然性がないのです。



「うまい やっぱり君は 冬の王様
ーー鳥取県」



は、



「うまい やっぱり君は 冬の王様
ーー北海道」



でも成立してしまう
表現になってしまっているわけです。



女性に
「私のどこが好き?」と聞かれて



「うーん、髪質」



とか言ったらぶん殴られますよね?



「同じような
髪質なら誰でもいいんかい!!」



という言葉とともに
鉄拳が飛んでくること請け合いです。



このポスターは
それをやってしまっているわけです。
鳥取県でなくてもいいんです。



カニさえあれば、
イカさえあれば、
きれいな山さえあれば。。。



おそらく
これをつくった制作会社さんや
鳥取県のお役所の方々は



(役)
「実は鳥取には魅力がいっぱいあるんだよね~」
「でもみんなに知られていないんだよね~」



(デ)
「ということはいろんなところ行かなくても
鳥取にいけば全部体験できるわけですよね?」
「じゃあ、その魅力ひとつずつfeatureしましょう!」



こんな感じのやり取りが
あったのではないかと推測します。



しかし、



「鳥取であること」
「いろいろ行かなくても体験できる」



ということは
残念ながらこのポスターからは
まったくと言っていいほど伝わりません。



なんなら、
前述のように他の都道府県と
勘違いを起こすデザインになっています。



だからひどいんです。




ではどうすればよかったのか?



たとえばですが、
カニのポスターのキャッチコピーが
次のようなものになるとまだマシです。



「福井県じゃないよ。
私は何県でしょう??」



とかね。



質問形式にし、
かつ最初の印象(福井県かな?)を
否定する言葉を伝えると、



人は思考してしまいます
(認知的不協和を起こす)。
答えを知らないと気持ち悪い。



ただ、



「カニならわざわざ
鳥取に行かなくてもいいじゃん」



という心理を払拭することまでは
できないのでまだ弱いですね。



では、
こういう切り口はどうでしょう?



「ワンストップでいろいろ体験できる」
「だからコスパがメッチャいい」
「時間効率ももちろんいい」



「時間がないなら鳥取へ
ワンストップ濃縮旅行のススメ」



みたいなね。



切り口を変えないと
いけないわけです。



歴史上、
同時に2カ国以上と戦争をして
勝利した国はないと聞いたことが
あります。



しかし、
今回のポスターでは鳥取県は



福岡と戦い(イカ)、
福井と戦い(カニ)、
いろんな温泉街と戦い、
いろんな紅葉スポットと戦う、



という
すごいケンカの売り方をしている。。。



そうではなく、
切り口を変えないといけません。



ところがですね。



ただのデザイン会社って
そういった「切り口から考える」
ことが実は意外にも苦手だったりします。



ただデザインが好きなだけなのと、
クリエイティブな思考ができることとは
違うということをそろそろ行政の方にも
覚えていただいたほうがいいかなと。。。



さて、
そんなアイデアを出しながらも、
私個人としては鳥取県のポテンシャルは



「美味しいものがある」とか
「なんでもある」とかではないと
実は思っていたりなんかします。



ここからは
飛び道具的なアイデアになりますが、



私は鳥取県は徹底的に
「ネガティブキャンペーン」を
打つべきだと考えています。



「ネガティブキャンペーン」
とは、たとえば代表的なのは、
雪国まいたけの商品、



「雪国もやし」



のCMなどが挙げられます。



普通のもやしよりも
20円くらい?高いもやしで(たしか)、



これをお笑い芸人のはなわさんが



・・・・・・・・・・・・・・
♪雪国もやしは
めちゃめちゃ高いから
みんな絶対買うなよ
・・・・・・・・・・・・・・



と歌うCMが
いっとき流行りました。



これにより、
雪国もやしはめちゃめちゃ
売れたそうです。



たしかに
もやしって30円くらいですから、
倍近いとは言えまだ50円くらい。



このように
あえて良くない(この場合「高い」)
ことを伝えてしまう手法を
「ネガティブキャンペーン」といいます。



さて、
鳥取県は日本で一番最後に
スターバックスコーヒーの店舗が
できたことでも有名ですね。



そして
スターバックスコーヒーがないことと
鳥取砂丘があることから、



スターバックスをパロった
「すなば珈琲」が有名です。



他にもネットの世界では
鳥取県はこんな扱いを受けています。



→ http://bit.ly/2Jpyfg2
→ http://bit.ly/2ItUvV6
→ http://bit.ly/2uSrnok
→ http://bit.ly/2IsZMMk
→ http://bit.ly/2ItTZq8
→ http://bit.ly/2H2Eto9
→ http://bit.ly/2q8IYDF
→ http://bit.ly/2HfsKAg
→ http://bit.ly/2HftuFy
(出典:ボケて)



くだらないのですが、
実はこれが鳥取県に対して
醸成されつつあるイメージです。



これらを見て、
どう思われますでしょうか?



これはですね、
人間にたとえるとすると完全に



「いじられキャラ」



なわけです。



それならばいっそのこと
いじられキャラを貫きとおして
いじられまくったほうがいい。



「鳥取いじり」



という
言葉をつくってしまうくらい。



日本初「いじられる県」。



このくらいやったほうが
逆に鳥取県の認知と好感度は
はるかにアップすると私は考えます。



ただ、
そこから旅行者がどれくらい増えるかは
また少し考えないといけないですけどね。



鳥取県のお客さま、
ぜひ行政の方をご紹介ください(笑)






今回はここまでです!





津久井




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投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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