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2019年04月26日 メールマガジン 所感 経営 【第476回】平成最後のメルマガ、理念とビジョンとミッションと

こんにちは。





ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz








明日から10連休という方も
多いのではないでしょうか。



ビズアップも僭越ながら
10連休を取らせていただきます。



いよいよ新しい時代「令和」がはじまる
5月1日という日に、



私は家族をおいて
福岡に出張(≒旅行)に行きます。



ヨメには吉本の小籔ばりに
「はぁ?」と言われました。



10連休、
みなさま連休明けにはきちんと「この世」に
お戻りいただくことを願います(笑)。



私も休みボケが永遠のボケにならぬよう
最善の注意を払いたいと思います。



さて、
平成最後のメルマガは新しい時代を迎えるにあたり、
もう一度初心に帰る意味も込めて以下のお話を。。。



・理念
・ミッション
・ビジョン
・コアバリュー
・行動指針



ちなみにこのあたりのお話は
以前から何回かメルマガでしてきました。



偉そうな話をメルマガでしていたわりには、
実はビズアップはいまだにここがふわふわしています。



それなりに考えたことはあるのですが、
すべてを言葉にしきれないというか。。。



御社は
理念やビジョン、ミッションがありますか?



また、
それらは機能していますか?



改めて自分のおさらいも含め
お話してみたいと思います。



最近思うことですが、



「イノベーション」って
みんないいすぎなんじゃない?ということです。



もちろん必要なことですが、
なんだか言葉だけ独り歩きしているというか、



猫も杓子も「イノベーション」というか。



すぐに
「なんで?」とか「そもそも」とか
考えてしまう面倒くさい性格の私は、



イノベーションの本質とか
なぜイノベーションが必要なのかとか
そういうことを考えてしまいます。



ちょっと抽象的かもしれませんが、
本質的には



「真のイノベーションは結果でしかない」



気がしています。



そもそも
イノベーションを起こすことなんて、
それだけ見たらカンタンなことも
たくさんあります。



イノベーションは何も
人工知能や宇宙開発などの
革新的な技術に限った話ではありません。



特にビジネスにおいては。



今まで誰も発見していなかったことを
実行して爆発的な効果を得ることが
イノベーションなわけですよね。



私たちの「ロゴの無料提案」も
手前味噌で恐縮ですが12年前は
イノベーションでした。



業界で誰も
やりたがらないのを知っていましたから。



イノベーションはそれだけ取ってみたら
さして難しいことではない(ことも意外と多い)。
必ずしも技術が伴うとは限らない。



大事なのがイノベーションそのものには
善悪はないということです。



たとえば、
「オレオレ詐欺(振り込め詐欺)」は
イノベーションです。



被害額という「効果」を見たら爆発的です。
詐欺業界の革新的手法です。



しかし、悪いことです。



ここに「イノベーション」が
独り歩きすることの危険性を感じるのです。



特に人間には
程度の差こそあれ善悪の価値観がありますから、



振り込め詐欺グループの仲間になりたいと
思う人がごくわずかなのと同じように



イノベーションだけ独り歩きしても
それが善いことだと感じてもらえなければ
仲間になる人は限られてきます。



「イノベーション」は
私の心の師匠、サイモン・シネックの
「ゴールデンサークル」の理論で言えば



「what」だと思うのです。



で、
ここで大切になってくるのが



・ビジョン
・ミッション



だと考えます。




ビジョンとミッションは
抽象的でふわふわしています。



こういうものをきちんと定義するのが
私の趣味でありライフワークです。



余談ですが、
私の「本質的な能力」は「通訳」だと思っています。



人によっては「目利き」とか「カリスマ」とか
いろいろあると思っているのですが、
その中でも私の本質的能力は「通訳」。



私はデザインはつくれませんが、
どうすればお客さまがほしいロゴを
つくることができるのかを、



デザイナーに伝える仕事
(=ディレクション)が得意です。



身に余るような超セレブのホームパーティーに
行ってしまうのも(過去にありました)、
その世界を見て誰かに伝えたいからだと思います。



ラジオの仕事をしているのもまったく同じ理由です。



そして、
それに必要な



・言葉で表現する
=文章、しゃべり



・画(え)で表現する
=デザイン、映像



つまり、
「表現力」を手に入れてきました。



おそらく「表現」に関する力は
幼少のころから無意識に手に入れてきていて、



これが「コアスキル」=
「人生を生きしのいできた力」になっています。



なぜ手に入れてきたのか。



それは人に一番伝えたかったのが
「自分の価値」だったから。



これが私がいつもお話する
「普通コンプレックス」というものの源泉です。



なので、
いまだにお客さまの商品で



「価値があるのに選ばれていない」



ものを見てしまうと、
それを伝わるように表現したい、
選ばれるように表現したい、
と思ってしまいます。



これが
「ブランディング」=選ばれるための施策
とつながっていくわけです。



きっとその活動をとおして
過去の自分を救いたいのだと思います。



話を戻しますが、
ビジョンとミッションを「通訳」します。



ビジョンとミッションは
童話の「桃太郎」をベースに考えると
非常にわかりやすいです。



桃太郎のビジョンは
「鬼のいない平和な世界」です。



そしてミッションは
「鬼ヶ島に鬼退治に行く」です。



つまり、



・ビジョン=叶えたい世界
・ミッション=そのためにやるべきこと(=使命)



となります。



ビジョンに共感して
一緒にミッションをクリアしようと
集まったのが犬、サル、キジです。



童話ではきびだんご(=報酬)を
もらって鬼退治にいくので、
非常に現金な感じがしますが、



実際は



「団子をもらって
 命を投げ出す物好きなんていない」




水曜日のカンパネラも
歌っているとおりだと私も思います。



命を使って果たすのが使命であり、
実際に鬼退治にいけば命を取られる
可能性もあるわけで、



きびだんごだけで
ミッションに参加したいなんて
思うわけないと思うのです。



そこには
「鬼のいない平和な世界」という
崇高なビジョンがあったから



犬、サル、キジは
ミッションに同行したはずなんです。



実際の会社経営でもそうだと思います。
給料=報酬だけが働く理由という人は
今の時代は特にほとんどいないのでは
ないでしょうか?



いたとしても、
ビジョンがしっかりした会社では
そういうスタッフは長つづきしない
可能性が高いです。



そして、
イノベーションは
このビジョン発信であるべきで、



ビジョンに対しての想いが
強ければ強いほど、革新的、爆発的な
イノベーションが生まれた時に
世界を変えるのだと思います。



しかし、
実はビジョンだけでは足りないと考えます。




ビジョンは、
平たい言葉で言い換えれば
実はただの「妄想」です。



もちろん、
この「妄想」は強烈です。



首都高速は手塚治虫の鉄腕アトムの
空中の道路が元ネタだという話は有名です。



人工知能は
藤子不二雄が何十年も前に
ドラえもんをとおして
見てきた妄想=ビジョンです。



ドラえもんの道具だって
いま現実になりつつあるものが
いくつかあるわけです。



飛行機だって、
空を飛ぶということは一昔前まで妄想でした。



人間は
想像したことを現実化する力があるので、
「妄想」の力は超強力です。



しかし、
その妄想というビジョンを現実化できるかには、
ある条件を満たす必要があると考えます。



それが「人間性」とか「人格」です。



ワンピースというマンガがあります。
このマンガの主人公のビジョンと
ミッションは以下のとおりです。



ビジョン=海賊王に、オレはなる!
ミッション=大秘宝ワンピースを手に入れる!



このビジョンって「超エゴ」ですよね。
「オレは」って言っちゃってるし。



これに限らず
妄想(ビジョン)を現実化したい、
というのは基本的にエゴです。



とあるサッカー選手が



「チームのキャプテンになって
 全国大会で優勝する!」



というビジョンを描いていたとして、
でもその本人がまったく練習や努力を
しない人物だったらどうでしょうか?



何が言いたいかというと、



そのビジョンを持っている人間が
信用に足る人間なのかどうかが



一緒にビジョンを叶えたい、
そのためにミッションを遂行する、
と仲間に思ってもらえるかどうかを
決めるということです。



ワンピースの主人公ルフィーは
仲間のために戦う強くて優しい心を持っています。



そんなルフィーが海賊王になったあとの世界は、
きっと平和でステキな世界に違いない、
と感じさせる力がルフィーにはあります。



だから「良い」仲間が集まります。



もしも
ルフィーから「良い人間性」を感じなければ、
ルフィーのビジョンには誰も共感しないはず。



「オレオレの実」でも食べて
「オレオレ詐欺」でもやっていることでしょう。



前述のとおり、
ビジョンを叶えたいというのは、
基本的にはエゴでしかありません。



しかし、
この世には誰かの価値になるエゴと
誰の価値にもならないエゴがあるだけです
(by 津久井)。



ビジョンを
どんなにきれいな言葉でつくりあげても、



その人物から共感できる人間性を感じなければ
誰の価値にもならないエゴだと取られてしまいます。



これが
ビジョンだけでは足りない理由です。




ここで登場するのが「理念」です。



さて、
桃太郎やワンピースを例に出したせいで、
若干「勧善懲悪」感が出てしまいました。



そのせいで、
「人間性」は「崇高でなければならない」
というイメージを持たれてしまったかもしれません。



実際はそんなことはなく、



「楽しいことが好き!」



という人間性の人もいるし、
それに共感する人もいます。



理念やそこから生まれる
ビジョン、ミッションは必ずしも
正義感的な側面を持つ必要はありません。



理念に共感できるかどうかが大切で、
それが本物だと感じてもらえる人間性が
問われていると言いかえられます。



ということは、
「人間性」ということをもう少し
掘り下げて考えてみると、



これは
「価値観」とほぼ同義だといえます。
「人間性」=「どんな価値観の人か」だからです。



つまり、
ビジョンを描く人に求められるのは
価値観を明確にすることと、



そのビジョンを
叶えたいということに対する「本気度」です。



価値観があっても本気度を感じなければ
ビジョンを叶えるためのミッションに参加したい
とは思いません(前述のサッカー選手の例)。



ただ、
ここで問題なのは「価値観」を伝えるのは
非常に難しいということです。



以前参加したセミナーで
とてもわかりやすい例が挙がっていました。



エスカレーターの例です。



関東ではエスカレーターは
歩く人のために右側を空けます。
関西では左側ですね。



これは価値観が共有されている状態。



これにより、
歩きたくない人と急いでいる人の
両方のニーズを叶えるという
ビジョンが現実化しています。



しかし、
この価値観が共有されていないとどうなるか?



「歩く人のために右側をお空けください」



という貼り紙が貼られるそうです。



これは「ルール」や「マニュアル」です。
つまり、価値観が共有されていないと
ルールやマニュアルが増えるのです。



ルールやマニュアルは必要ですが、
それが増えすぎてしまえば
共有するのも管理するのも大変で、
ビジョンの達成に集中できません。



エスカレーターの価値観は
共有しやすいかもしれませんが、



会社となるといろいろな人間がいるので
価値観を共有するのは途端に難しくなります。



そのいろいろな人間が
価値観を共有するために必要なのが
「理念」というわけです。



もちろん、
すべての人に共感してもらえる
理念をつくるのは難しいです。



だからこそ
逆説的に理念を明確にすることが大切で、



その理念に共感できない人は
ビジネスの場では採用してはいけないし、
お客さまにになってもらってもいけない、
ということになります。



実際に理念を明確にすると
辞めてしまう社員もでると言います。



私の心の師匠、サイモン・シネックは



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自分の提供するものを欲しがる人と
ビジネスするのではなく、
自分の信じることを信じる人と
ビジネスするのを目標とするべきなのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



と言っています。



会社経営においては
価値観の共有(理念)と採用・教育と
ビジネスの戦略が一気通貫したときに
最高の効果を生むそうです。



さて、
相変わらず小難しくて説教臭い
メルマガになってしまいましたが、



まとめると、



理念が共有されているから
人はビジョンを信じることができ、
ミッションに参加したいと感じる、



そうして動いた中から
生まれるイノベーションが
真のイノベーションだ、



というお話でした。



そんな私はいまだに
理念の策定に四苦八苦しています(汗)




それではみなさま、
良い10連休と平成の最後、
令和のはじまりをお迎えくださいませ。






今回はここまでです!





津久井








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投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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