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2021年07月30日 インナーブランディング メールマガジン 所感 【第586回】お願いします、中町公祐選手を応援してください!

オリンピック、盛り上がっていますね!日本の快進撃を見て胸が熱くなっています。

私は昨年まではオリンピック開催に反対でした。理由はワ◯チソが強制される可能性があったからです。

それがない今ならオリンピック開催大賛成、無観客とは言わず観客を入れて大いに盛り上げてほしかった。

「いやいや、感染者すごいことになっとるやないかい!」

というツッコミをいただきそうですが、「それがなにか?」と返したい。

そもそも「陽性者」と「感染者」を正確に伝えないマスコミがいかに信用に足らないかは昨年からさんざんお話ししてきました。そして「ワ◯チソ打ったら感染者増えるよ」という話も何ヶ月も前からしてきました。そのとおりになっただけ。こんなことは私レベルでもわかるわけで、お偉いさんや専門家と言われる人(本物、ニセモノ問わず)もわかっているはずです。

「既定路線」のそんなことを気にするくらいならオリンピックを見て選手たちにエールを送りたいものです。

もはやコ□ナが危険か危険ではないか、ワ◯チソが危険か危険ではないかは個人的にはどうでも良くなってきていて、それよりもメディア、マスコミが腐っているほうが深刻です。というわけで、今週のコロコロニュースはひとつだけ。

元記事はこちら

京都大学の藤井聡教授と元厚労省医系技官の木村盛世さんが、共著で出した本の中で暴露してしまいました。

まあ、「やっぱりね」という感じ。人間としての良心がない人ってやっぱりいるんですね、残念ながら。

こういう人の心を持っていないと言っても過言ではない人たちに我々はこの1年半振り回されつづけているわけですが、だからこそ、オリンピックに出ている選手たちのひたむきな姿により一層心を打たれるというか。。。スポーツはいい。本当にいいものですね。

前回もお伝えしましたが、コ□ナ怖い派も怖くない派も、ワ◯チソ危険派も危険じゃない派も、マスコミがさまざまな情報を伝えず偏った報道しかしないことを良しとする人はいませんよね。こんなことで我々が分断されるのはやめましょう。

というわけで本日のお話です。

今日は所感チックなお話ではありますが、理念やビジョンなどインナーブランディングにまつわるお話と合わせてしたいと思います。最後にはぜひ見ていただきたい動画を載せています。

さて、突然ですが、一緒にザンビアに行きませんか?

 

●今でもひっそり持ちつづけている夢

私には夢があります。

もちろん、ビズアップという会社を成長させて大きくすることはそのひとつです。が、実はそれ以外にもあるのです。もうかれこれ13年くらいこの想いをひっそりと持っています。

その夢とは。。。アフリカの発展途上国に貢献したい。学校をつくるとか、インフラをつくるとか、もっと言えばサッカーボールをプレゼントしたい。

私は今でもサッカーをやっています。チームに所属もしていますし、小学生のサッカーのコーチもしています。

サッカーはいい。何がいいかって、

  • 世界的に人気
  • 競技人口が多い
  • 極端に言えばボール1つでできる(道具があまりいらない)

という点。これらから言えることは、発展途上の貧乏な国の子たちでも、サッカーができれば世界で活躍できる可能性があり、お金を稼いで自国や自分の出身地に大きく貢献できる希望を秘めている、しかもそのために必要なものは極論すればサッカーボールたったひとつ、ということ。

まだまったく夢に近づけていませんが、一応「チャイルドスポンサー」という寄付をこの夢を持ちはじめた13年前くらいからやっています。毎月4,500円くらいと少額ですが、アフリカの子に寄付させてもらっています。

最初は、ウガンダの「ムキサ・ジョブ」くん。当時まだ4〜5歳くらいだったと記憶しています。誕生日やクリスマスになると手紙がウガンダから届きます。

まだ子どもだということと識字率が高くないという理由から、手紙には文字はありません。手紙に描かれているのは絵で、いろいろな絵が描いてある中、「生ビール」の絵を見つけた瞬間、ハッとしました。

ウガンダに生ビールはないだろう、ましてや貧乏な村のムキサくんが生ビールなんて想像もできない。それはコップに入った水の絵で、きれいな水が飲めないですから、ビールの泡だと思った部分は水の汚れだったんです。

そのときに自分がものすごく恥ずかしくなりました。

それから、私の夢はいつかウガンダに行ってムキサくんや村の人に会うというものになりました。行く前にビズアップのロゴが入ったTシャツを村中の人にプレゼントとして送っておきたい。自分が村についたとき、ムキサくんはじめ村中の人がビズアップロゴTシャツを着て、ロゴのように人差し指を立てながら自分に向かって駆け寄ってきてくれる、そんなイメージをしてひとり涙ぐんだりしていました。

会社の状況が悪く辛い日がつづいたときも、このイメージを持って仕事に励みました。「自分が今ここでくたばったら、ウガンダの人たちを救えない」と。。。

残念ながら今ではムキサくんへの支援ができなくなってしまい、ウガンダ行きも叶わなくなってしまいました。なんでもムキサくんの両親が離婚したことで寄付を打ち切るという謎ルールがあったようで、今ではそんなことの繰り返しで何人かのアフリカの子たちに私の寄付は自動的に引き継がれています(ここがチャイルドスポンサーの若干の不満点でもあります)。

さて、中町公祐というサッカー選手をご存知でしょうか?

Jリーグに詳しくないとわからないかもしれませんが、中町公祐選手は、横浜Fマリノスの選手会長を務めるほどまでいった選手です。

実は中町選手はビズアップのお客さまです。

彼はなんと、マリノス時代から試合でゴールを決めるたびにアフリカの途上国にサッカーボールを寄付しつづけていました。ビズアップではそれらの活動をするためのNPO法人「Pass On」のロゴをつくらせていただきました。

そのときからのお付き合いで、中町選手(以下、マチさん)とは何度か食事に行くようになりました。

すでに自分の夢である「サッカーボールをプレゼントする」を実践している人がいたなんて。。。

会うたびにアツく良い意味でギラついた超絶ポジティブな男の話を聞き、私はすっかり彼のファンとなってしまいました。

そして、マチさんは横浜Fマリノスから2年の契約更新を提示されている中、その話を断って、なんとアフリカはザンビアのチームに移籍することを決めたのです。

これは公開されている情報なので書いても問題ないと思いますが、マチさんがアフリカに思い入れがあるのには悲しくて深い理由があります。

マチさんは2番目のお子さんを亡くしています。死産でした。超絶ポジティブな男でもその悲しみは計り知れません。当時から知り合いを通じてアフリカで活動を開始していたマチさん。滞在していたガーナでは、彼の功績とその悲しみを分かち合うために、新しくできたサッカースタジアムにマチさんのお子さんの名前をつけてくれました。

その名は「ヒューゴスタジアム」。そしてお子さんの遺骨の一部は今もガーナに眠っているそうです。

それから、アフリカへの支援と移籍を本格的にするためにNPO法人「Pass On」を立ち上げたというわけです。

 

●なぜ人は同じ方向を向いて進むことができるのか

マチさんの過去のいきさつやアフリカでの活動、会えば分かるその人柄は、私を彼のファンにするには十分すぎるほどでした。

実は今では微力ながらビズアップもNPO法人Pass Onに協力させていただいています。会社をもっともっと成長させて、もっと彼の活動を手伝いたい。今はそう思っています。

さて、会社や団体、さまざまな組織において、そこに所属する人たちはなぜ同じ方向に向かうことができるのでしょうか。また、同じ方向に向かわない組織にはどんな問題があるのでしょうか。

その答えを握るのが、インナーブランディングの肝である理念やビジョン、ミッションなどの「CI(コーポレートアイデンティティ)」です。

理念やビジョン、ミッションなどにはさまざまな解釈がありますが、私の解釈をお伝えします。このメルマガでは何度か取り上げていますので、ご存知の方もいると思います。

「ビジョン」と「ミッション」は言葉としてはよく聞きますが、この関係性っていまいちピンとこないという方も経営者の中には多いと思います。

私の中では明確になっています。

  • ビジョン:叶えたい世界
  • ミッション:叶えたい世界を実現するために達成するべき使命

これは童話の桃太郎を例にするとすごくわかりやすくなります。

  • 桃太郎のビジョン:鬼のいない平和な世界
  • 桃太郎のミッション:鬼ヶ島に鬼退治にいく

となります。

桃太郎はひとりではそのミッションを達成できないと考え、仲間を募ります。それが犬、サル、キジです。

彼らはきびだんごという報酬をもらうことでミッションに参加しますが、実際は「団子をもらって命を投げ出す物好きなんていない」という歌詞にもある通り(水曜日のカンパネラ「桃太郎」より)、彼らはきびだんごがほしいだけで過酷なミッションに参加しているわけではないと考えます。

つまり、崇高なビジョンがあったから、そのビジョンに賛同できると感じたからミッションに参加したわけです。

しかし、もし掲げたビジョンが崇高なものでも、桃太郎の人間性が信用できないものだったとしたらやはりミッションに参加しないでしょう。桃太郎の人格については童話の中ではほとんど触れられていないと思いますが、会社でいえばこの桃太郎の人格に相当するものが「理念」となります。会社の価値観や性格と言っても良いかもしれません。

マンガのワンピースで例えてみましょう。

主人公ルフィのビジョンは「海賊王にオレはなる!」です。そのためのミッションが「大秘宝ワンピースを手に入れる」です。これってよくよく考えると、ルフィのビジョンはものすごく個人的な「エゴ」です。

しかし、マンガを通して読み手がなんとなく感じているとおり、ルフィのその人格であれば彼がミッションを達成しビジョンが実現したときのその世界はきっとすばらしいものになると想像できます。だから仲間がついてきます。

結局は桃太郎のビジョンもルフィのビジョンもビズアップのビジョンもマチさんのビジョンも、もっと言えば多くの会社や団体のビジョンも突き詰めると「エゴ」です。

この世には2種類のエゴがある
誰かの価値になるエゴと
誰の価値にもならないエゴだ
(詠み人:津久井)

エゴでいいんです。大切なのは「誰かの価値にもなるエゴなのか」、それとも「誰の価値にもならないエゴなのか」、ただそれだけです。

そしてここからは童話やマンガの喩えから離れますが、ミッションを達成するために必要なルールや行動基準が「行動指針」や「コアバリュー」「クレド」などに落とし込まれていきます。正確には理念やビジョン、ミッションを一括にして「コアバリュー」や「クレド」などにしている会社もあります。

これらを総括してその会社の「コーポレートアイデンティティ(CI)」と言います。

CIがきちんと浸透している組織なのか、それともきび団子だけもらえればいいやという人たちで構成されている組織なのか、同じ方向を向いて進んでいけるかどうかはここにかかってくるというわけです。

 

●絶対に見ていただきたい動画

マチさんの話に戻しましょう。

マチさんはマリノスからの契約更新を断って、ザンビア1部リーグ(日本でいえばJリーグ)のゼスコユナイテッドというチームに移籍します。

移籍が決定するまでもさまざまな苦難があったようです。約束の日に契約をしてくれないとか、アポをすっぽかす、突然音信不通なんて当たり前だったそうです。

そもそも給料もとんでもなく低いです。日本のコンビニバイト並みだそうです。2戦つづけて「マン・オブ・ザ・マッチ」に選ばれても、その賞金は2戦合計で1,260円だったそう。勝利給も1,500円程度、それもなかなか支払われない。

そしてゼスコユナイテッドでプレーをつづけている中、試合中に顔面に大怪我を負い、3週間戦線を離脱、その後なぜか突然契約を打ち切られます。

そこからは現地エージェントを通じてさまざまなチームに移籍交渉をしますが、どこもなかなか取り合ってくれず。。。練習後に監督にアポなしで突撃交渉を行ったりとさまざまなことをしたようですが、話が進むことはありませんでした。

チーム探しでやっと2部のチームに合流することができたときには、

「オレがこのチームを1部に昇格させ、ザンビアで優勝してアフリカのチャンピオンズリーグ(アフリカの中のクラブNo1を決める大会、クラブワールドカップにつながる)につれていく!」

とチームメイトにアツく語ったそうですが、練習中にチームメイトがこっそり教えてくれて判明したのが「このチーム、2部じゃなくて3部だよ」ということだったそう。。。

もうメチャメチャです。こんな状態が1年くらいつづいたようです。

そもそも彼は日本でも幾多の苦難を乗り越えてきた男でした。群馬県出身、高崎高校という進学校で決してサッカー部は強くなかったようですが、慶応大学進学後、在学中に湘南ベルマーレに入団。

しかし在学中に戦力外通告となり、慶応大学の体育会サッカー部からやり直します。その後、自力でJリーガーとなり、アビスパ福岡に入団、横浜Fマリノスに移籍、そして選手会長にまで上り詰めます。

前述の通りお子さんの不幸も乗り越え、いつまでもどこまでもアツさを、前向きさを失わない、そんな男をして、この数年のザンビアでのできごとは「今回はさすがにきつかった・・・」んだそうです。

しかしそんな中でもNPO法人Pass Onの活動はつづけます。マチさんはザンビアにマザーシェルターを建設するプロジェクトを立ち上げました。

マザーシェルターとは妊婦さんが安心安全に出産をするための施設です。治安の問題、医療の問題、DVの問題などから、アフリカの女性にとって出産は決して日本や先進国のようにはいかないんですね(ザンビアは治安は悪くないそうですが)。

契約チームがなかなか決まらない中、マザーシェルターの建設にはマチさんも現場で積極的に作業を手伝ったそうです。

そして、本当につい先日、マザーシェルターが完成しました。その動画がYou Tubeにありますので、ぜひ見てほしいです。

ぜひこちらの動画をご覧ください!!

私は見てちょっと泣いてしまいました。

ここにくるまでのマチさんのさまざまな困難を想像したこと、そして支援させていただいていることでビズアップのロゴがマザーシェルターに掲げられていること。自分の力ではないですが、ウガンダの村の人たちに貢献していつかその人たちに会いに行くという夢をほんの少しだけ叶えてもらえたような気分になりました。

さて、ぜひマチさんの応援をみなさんにもお願いしたいです。彼の人格は私が120%保証します。間違いありません、彼が描いているビジョンが実現した世界は、本当に素晴らしい世界になるはずです。

支援の仕方はさまざまありますが、やはりお金が必要です。経営に余裕があり、彼のビジョンに共感したという会社さまは彼をお繋ぎいたします。当たり前ですが、紹介料なんて私たちは1円もいただく気はありません。それでも、彼を応援したくて仕方ないわけです。それほど、彼の人格と描いているビジョンに惚れ込んでいます。

先日1年ぶりに再開したマチさんに言われた言葉が忘れられません。

「オレは津久井さんがザンビアに来てくれるまで日本に帰れないよ(笑)」。

ぜひ応援をお願いします。そして一緒にザンビアに行きませんか?

スポンサー企業のロゴが入ったオリジナルゲームシャツ、昨年版と今年版

 

今回はここまでです!

津久井

投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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