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2025年06月27日 マネージメント メールマガジン 心理学 法則・ノウハウ 【第774回】組織や社員の「未知なる力」を引き出す方法(スピリチュアルではないですよ)

6月最終金曜日ですね。6月がすぎれば2025年も半分が終わったことになります。早い。

いつもいってますけど、私の中では8月が終わったらもう今年もほぼ終わり、10月に入ったら「年末」と思って生きてます(笑)。でも本当にそんな感覚。

1年が本当に早いなーと感じる理由のもうひとつが、Amazonプライムビデオで「バチェラーシリーズ」が放映されたとき(なんじゃそりゃ笑)。

知ってます?バチェラーとかバチェロレッテとかって。

バチェラー、バチェロレッテとはなんぞやというと、ひとことでいえば「恋愛リアリティショー」ということになります。

もう少し詳しく言うなら、バチェラーはあるひとりのイケメンお金持ち男性を複数の女性が奪い合うという、なんとも下品な番組です(笑)。バチェロレッテはその反対。

バチェラーでは、回を追うごとに女性が数名ずつ脱落していきます。「ローズセレモニー」というイベントで、バチェラーからローズを受け取れなかった女性が立ち去ることになるのです。最後のひとりになるまでこれが繰り返されます。

ちなみにバチェラーは、日本語にすると「独身貴族」的な意味らしい。

今回でシーズン6を迎えたバチェラー。だいたい1年のこの時期に、バチェラーまたはバチェロレッテのどちらかがAmazonプライムビデオで放映されます。1年は早い。

今回のバチェラーは、外科医のイケメンくん(30歳)です。

画像はモデルプレイスより

総勢14名の女性が「このドロボー猫!!」とか昭和の罵り合いをしながら男を奪い合う、というのはウソで、時代は令和なので(?)シーズン6は概ねみんな仲良く競争している感じでした。

そういう意味では、シーズン6は「もっと荒れてほしかった」みたいな声もかなりあったようです。私も同意見でした。けどこれ(荒れてほしい)ってもはや「バチェラージャンキー」みたいになっている説があります(普通じゃ満足できない)。

それにしても今回のバチェラー(30歳イケメン)は「わかりやすかった」です。

最後に選ぶ女性も3人くらいに絞られた時点でわかったし、それ以外にも「ああ、顔に出ちゃってんな」「態度に出ちゃってんな」と思うシーンがいくつかありました(ネタバレですかね?)。

でも、これって本人はおそらくVTRを見るまで気づいていないですよね。自分がそうなっている、または視聴者からそう見られている、なんてことは。

これは彼にとっての盲点(blind)になっているわけです。

というわけで(??)、今回はちょっと心理学チックなお話です。

「ジョハリの窓」って聞いたことありますか?

 

●研修でも使われる「ジョハリの窓」とは?

「ジョハリの窓」は、

  • 自己理解
  • 対人関係の改善

を目的とした心理学のモデルです。

1955年にアメリカの心理学者ジョセフ・ルフトとハリ・インガムが提唱し、2人の名前(Joseph + Hari)から「Johari Window」と呼ばれます。ネーミングセンスは「おぎやはぎ」レベルです(笑)。

どんなものかをご理解いただくのに、まずはこちらの図をご覧いただいたほうが直感的に早く理解できるかと思います。

「ジョハリの窓」は4つの窓からできています。その実、2軸の掛け合わせで四象限で表現されています。2軸とは、

  • (「自分のこと」を)自分が知っているか知らないか
  • (「自分のこと」を)他人が知っているか知らないか

です。これらをかけ合わせると、四象限(4つの窓)ができます。

  • 自分も他人も知っている自分
  • 他人は知っているが自分は知らない自分
  • 自分は知っているが他人は知らない自分
  • 自分も他人も知らない自分

これらの窓にはそれぞれ名前が以下のようについています。

  • 自分も他人も知っている自分 → 【開放の窓(OPEN)】
  • 他人は知っているが自分は知らない自分 → 【盲点の窓(BLIND)】
  • 自分は知っているが他人は知らない自分 → 【秘密の窓(HIDDEN)】
  • 自分も他人も知らない自分 → 【未知の窓(UNKNOWN)】

人間が十分に遺憾なく能力を発揮できるのは、【開放の窓(OPEN)】の部分です。つまり、自分を成長させるには【開放の窓(OPEN)】を大きくすればいいとなります。

そして、人間にはまだ自分でも気づいていない能力(ポテンシャル)があると言われています。これが【未知の窓(UNKNOWN)】に該当します。

この【未知の窓(UNKNOWN)】の部分が、どんどん【開放の窓(OPEN)】に取り込まれていけば、【開放の窓(OPEN)】は大きくなる=成長する、となります。

では、どのようにして【未知の窓(UNKNOWN)】の部分を【開放の窓(OPEN)】に取り入れていけばいいのでしょうか?

これは、以下の2通りの方法となります。

  • 【秘密の窓(HIDDEN)】を小さくする
  • 【盲点の窓(BLIND)】を小さくする

言い換えるならば、

  • 【秘密の窓(HIDDEN)】を小さくする → 自己開示する
  • 【盲点の窓(BLIND)】を小さくする → 自分の盲点に気づく(自分を客観視する)

となります。これについては後述します。

なお、【未知の窓(UNKNOWN)】には限界はないと言われています。図にすると大きさが決まっているように見えますが、実はこの窓の大きさは無限大だと言われています。

それだけ人間にはポテンシャルがあるということですね。

このジョハリの窓は企業研修などにも使われています。チームでジョハリの窓を使ったワークをやることにより、チーム内での心理的安全性が高まると考えられています。なぜなら、【開放の窓(OPEN)】が大きくなればなるほど、相手のことを信頼できたり仲良くなれるためです。

結果としてチームワークが高まるということですね。

ChatGPTに聞くと、チーム内のメンバーをジョハリの窓で表すと以下のようになるそうです。

新入社員が配属された 最初は「秘密」「未知」が大きい。自己開示&上司からのフィードバックで「開放」が広がる。
チームがギスギスしている 「盲点」と「秘密」が大きくなっている。対話で減らす必要あり。
同僚から距離を取られる社員 「盲点の窓」が大きい。無自覚な威圧感や価値観を理解できていないケースが多い。
自己肯定感が低い社員 「秘密の窓」に感情や自己否定が多く隠れている。信頼できる人との対話で開放へ。

では、本当にジョハリの窓はチームビルディングに役立つのでしょうか?実際に実験した結果などはないのかとChatGPTに聞いたところ、以下のような答えが返ってきました。

1. 青少年(孤児院)へのトレーニング効果
→トレーニング後、自己肯定感が有意に向上したことが示されました。

2. 医療従事者のコミュニケーションスキルとジョハリの窓
→社会的行動能力、調和性、感受性、コミュニケーション支援力が自己開示・フィードバックの水準に影響。高いコミュニケーション能力の人ほど“開放の窓”が広く、信頼性が高い傾向。

3. 学生のスピーキング能力向上効果(英語教育)
→スピーキングスキルが向上。開放・盲点・秘密・未知の各領域を可視化することで、自己認識力と表現力が強化された傾向。

やはり実験の結果からも、ジョハリの窓はチームビルディングに有意に働くようです。

ちなみに私が所属する経営者団体でも、ジョハリの窓に基づいて毎月4時間のワークを仲間たちと行っています。

 

●【秘密の窓(HIDDEN)】を開くとは、内緒話を打ち明けることではない

では、まずは【秘密の窓(HIDDEN)】から見ていきましょう。

【秘密の窓(HIDDEN)】を押し下げることが、【未知の窓(UNKNOWN)】を【開放の窓(OPEN)】にする(成長する)第一歩となります。

「秘密の窓」というと、何かの隠しごとのようです。

新卒のころに勤めていた会社の社長が、税務署が抜き打ち調査に来たときに「誰も知らないドア」から逃げたらしいですが、それを思い出します(笑)。

まあ、それはいいとして、「秘密の窓を開ける」とは、「隠しごとを教える」ということではありません。

「実はぼく、借金が3000万あるんですよ」みたいなことではないんです。まあ、借金3000万の開示が悪いわけではないんですけどね。

「秘密の窓を開ける」とは、「自己開示する」ということにほかなりません。なので、「内緒話」の類ではないわけです。具体的には、

まだ誰にも言ったことがない「ホニャララ」。といえます。「ホニャララ」には、

  • 価値観
  • 希望
  • 欲求
  • 欲望
  • 感情
  • 恐怖を感じること
  • 怒りを感じること
  • コンプレックス

などが入ります。

なので、「借金が3000万」というよりも、借金が3000万あることによる自分の恐怖心やコンプレックスなど、感情に紐づくものをあわせて自己開示するのが、正しい「秘密の窓を開ける」行為となります。

「ぼくは学歴は高ければ高いほうがいいと思う」というのも、「秘密の窓を開ける」行為のひとつです。これは価値観の開示です。価値観なので、そこに善悪はありません(好みはあれど)。

私は以前、よくセミナー講師っぽいことを行っていました。セミナーはまず自己紹介から行いますが、私は通常90分くらいのセミナーで20〜30分自己紹介します。「しろ」と言われれば1時間できます。

そこでは、自分の生い立ちと当時のコンプレックスを包み隠さずお話します。

もちろんそんな話に興味がない人もいますが、多くのセミナー参加者は、私の話を聞く態度が変わります。スイッチが入るという感じ。

ビジネスマンにも学生にもどちらにも話したことがありますが、どちらも同じくらい効果があります(学生のほうがやや効果が高かったかも)。

そのくらい、真の自己開示は強力なんです。あっという間に相手の懐に入ったり、相手から信頼を勝ち取ることができるわけです。

ちなみに、そのコンプレックスというのは「普通コンプレックス」です。このコラムでも幾度となく登場しているかと思います。

私はジョハリの窓を知る前から自己開示の強力さをなんとなく認識していたので、こういったことをよく取り入れていました。

もちろん最初は勇気がいるんですけれど、それをやって自分の自尊心が傷ついたり傷つけられたことはありません(先週のコラムのお話)。むしろ自己肯定感は高まりました。

バチェラーにおいても自己開示は重要な局面で出てきます。

自己開示を積極的にする女性は、バチェラーからローズを受け取る確率が高いです。逆に、自己開示をしている様子がない人は残れない確率が高くなるように感じます。

ただ、やはり自己開示をしていないのに、というか自己開示していないからこそ「気になる」という女性もいて、なんだか「ミステリアス」さを感じ、わりと最後の局面まで残ったりします(そういう人はだいたい美人さんだけど)。

そして、こういう女性が「勝負どころ」とでもいうべきところで、バチェラーに自己開示するわけです。実は自分はこういう人間なんだと。。。

これをやったら、ほとんどのバチェラーがローズを渡しちゃいます。

これはとりも直さず、「自己開示が相手から理解や信頼を得るのにどれほど強力か」を物語っています。

ご飯を食べたりお酒を一緒に呑んだりすると仲良くなれるというのは、知らず知らずのうちにお互いに自己開示が進んでいるからだと思います。

 

●盲点に気づくことこそが「ジョハリの窓」の最重要点(と私は思う)

つづいて、【盲点の窓(BLIND)】を見てみましょう。

【秘密の窓(HIDDEN)】を開き、【盲点の窓(BLIND)】が開けば、つまり自分の盲点に気づけば、【未知の窓(UNKNOWN)】が【開放の窓(OPEN)】となります。

【開放の窓(OPEN)】の大きさこそ、人間力や器と表現されるようなものにほかならないでしょう。

なお、「盲点の窓」が小さい人ほどコミュニケーション能力が高いとする統計的傾向がありました。

「盲点の窓」が小さいとは、盲点が少ないという意味です。それだけ自己認識できているということです。自己認識が高い人ほど、チーム内での調整や連携が円滑に行えるということの示唆というわけです。

つまり、仲間内ですぐに揉めたりしてしまう社員は、この盲点の窓がぜんぜん開いていないとも言えるかもしれません。自分がされて怒ったことを平気で人にしてしまったりする社員もこれ。盲点なので気づいていないわけです。

先週のコラムでお話した「デモデモ星人」も、自分の盲点に気づいていない人の典型です。

盲点は「心理的な盲点」と「身体的な盲点」の2つがあると私は考えています。

「身体的な盲点」とは、自分が知らず知らずのうちに取っている「クセ」や「態度」です。私の経営者団体では、プレゼン時に「アイノーティス」といってプレゼンターの言動で気づいたことをフィードバックします。

たとえば、以下のような感じ。

  • 「社員の話になったときに、語気が強くなったよ」
  • 「お金の話になったときに苦笑いをしていたよ」
  • 「お父さんの話になったときに天井を見上げたよ」
  • 「『悔しい』というワードが何度も出ていたよ」
  • 「いつも出ている『怒り』という言葉が今回は出ていなかったよ」

こういうこをフィードバックしてあげることで、「自分の知らない、けど他の人は知っている自分」を見る(受け入れる)体制ができます。「自分にはそういう側面があるんだな」と。

私がバチェラーを見ていて気づいた「アイノーティス」は(ネタバレ注意!)、

  • ローズを渡すつもりがない女性とカクテルパーティーで2ショットで話をしているときのバチェラーは目がすわる
  • 終盤になってある程度親密になった女性と2ショットで話しているとき、ローズを渡す女性は両手でハグをし、渡すつもりがない女性には片手でハグをする
  • スタイルの良い女性(モデル体型)を残しがち
  • 両親の影響がかなり強い

でした。こういった面から、女性が残り3名になったときには最後に残る女性の目星がついていました(まあ3分の1だけど)。

おそらくこれらのアイノーティスは、バチェラーにとっては盲点だと思うんですね。なので知ることで、【開放の窓(OPEN)】が大きくなり、自己成長が可能になるはずです。つまり、バチェラーはもっとカッコイイ男になれるはず!(なぜか上から目線!)

次に、「心理的な盲点」として私が過去に気づいた自分の盲点もお話してみたいと思います。3つほどあります。

ひとつは23歳のとき(今から26年も前)。インドに一人旅に行ったときのことです。

当時のインドは(今もかもですが)、物乞いがたくさんいました。体に障がいを持っている人や、身分(カースト)の低い子どもなど。

「地球の歩き方」という本には、こういった人にお布施をしてはいけない、と書いてありました。あっという間に物乞いに取り囲まれてしまうからです。ひとりだけに寄付をするというわけにはいかないくらい物乞いが多いから。

それを肝に銘じていったのですが、普通であれば心苦しくも本に書いてあるのでそのとおりにする、という感じだと思います。私もはじめはそうでした。

しかし、あるタイミングから、本当に自然に「近づかないでほしい」と思ってしまいました。障がいがある人に対しても。

これは他人に教えてもらったわけではなく自分で気づいた盲点ではあるのですが、自分の中に冷徹さというか、人間味のなさ、みたいな部分もあるんだと気づき、ゾッとしたのを覚えています。

もしかして自分のBLINDが開いた、自分の知らない自分を知ったと明確に認識したのはこのときがはじめてかも。

ちなみに、今ここでこれを話しているのは【秘密の窓(HIDDEN)】を開いているということになりますね。

つづいてですが、10年くらい前のことでしょうか。

あるスピっぽい(スピリチュアル的な)女性と話したときのことです。「津久井さんはご両親の影響を強く受けていますね」と言われました。私はまったく自覚なしでした。

両親とは一緒に住んでいるわけでもなければ、3ヶ月に一度会うかどうか程度。今は数年前からおかんがビズアップの仕事を手伝ってくれていますが、当時はそういうわけでもありませんでした。

なので、両親の影響が強いという自覚はまったくなかったわけです。

で、次の日家でヨメに、「スピっぽい人に両親の影響がめっちゃ強いって言われた」と話すと、意外な言葉が返ってきたんです。

「は?知らなかったの?(自覚してないの?)」

ヨメから言わせればそのとおりだと、むしろ気づいていなかったんかいと、誰でもわかるだろ、そいつ本当にスピリチュアルなんか?と(笑)、こう言いたかったようです。

自分にとっては寝耳に水。ここでも自分の知らない自分を認識したのでした。

最後はわりと最近の話です。私が所属する経営者団体はとても仲間意識が強く、一部のメンバーは家族や親友と思えるくらいに強いつながりがあります。

そんな中、「なぜ自分と仲良くしてくれるのか、友だちでいようと思ってくれるのか」を仲良しに聞くというワークがありました。

これ、めちゃくちゃヘビーで、思った以上に勇気がいるワークなんですけども、私も仲のよい人たち数名に聞きました。

すると、数名が自分にとってめちゃくちゃ意外な回答をしたのです。それは、

  • 癒し系だから
  • 一緒に話していると癒されるから

といったものでした。「え?おれが癒し系??ウソでしょ??」とリアルに思いました。

たぶんこのコラムを読んでいる社員は「私たちのことぜんぜん癒やしてくれないじゃん!」と感じることと思います(笑)。別に差別しているわけじゃないんですけどね。

でもこれも自分にとっては超BLINDでした。そして妙にうれしかったのを覚えています。

さて、【盲点の窓(BLIND)】を開けるには、他人からのフィードバックが必要不可欠です。しかし、これが難しい。

なぜなら、フィードバックが「悪口」「批判」「否定」に聞こえてしまいがちだからです。

もちろんネガティブなことではなく相手が喜ぶことを伝えてもまったく問題ないです。というか、相手にとって盲点なら絶対に伝えるべき(たとえば、私の「癒し系」のように)。

しかし、ポジティブなフィードバックだけだと盲点の窓が開ききりません。だって、こんな特徴を持っているのが「盲点の窓が開かない人」だから(ChatGPTより)。

【盲点の窓(BLIND)】が大きいままの社員の特徴
1. 無自覚な失礼や空気の読めなさ 自分は普通のつもりでも、周囲からは「偉そう」「馴れ馴れしい」「場を乱している」と見られている。言葉づかいや態度が不用意で、知らぬ間に人を傷つけている。
2. 自己評価と他者評価のギャップ 自分では「頑張っている」「うまくやっている」と思っているが、上司や同僚からの評価は低い。「なんで認められないのか分からない」と不満を感じがち。
3. フィードバックを受け入れにくい 指摘されると「そんなつもりじゃない」と防衛的になる。自分の欠点や改善点に無自覚なため、成長機会を逃しやすい。
4. 信頼関係が築きにくい 無意識に人間関係をこじらせる(距離感が近すぎる/遠すぎる)。同僚や部下または上司から「扱いにくい」「何を考えてるか分からない」と思われがち。
5. 自己開示が少ないのに自己主張は強い 「実は自分のことをよく見せようとしている」傾向があり、他者との心の距離が縮まらない。

こういう人いますよね。でも本人の成長のため、チームのために伝えなければならない。

そこでオススメなのが、「アイメッセージ」として相手に伝える、です。「アイメッセージ」とは、主語を相手ではなく自分にする、というものです。もっと具体的に言うと、「私は〜と感じた」という一文にすること。

たとえば、

  • 「あなたって空気読めないよね」
    →「相手の発言にかぶる場面が何度かあると感じるよ」
  • 「マジでうざいときがある」
    →「ちょっとタイミングが悪いなと感じるシーンが多い気がするな」

などです。

まあ、はっきり伝えても問題ない関係性が構築できていればいいんですけども、関係性ができていてもケンカになることがありますからね。

相手のことを傷つけるのが目的ではなく、あくまで盲点に気づかせてあげるのが目的だということは念頭に置く必要があります。

さて、バチェラーの話を絡めながらジョハリの窓についてお話してきました。

まあ、恋愛というテーマだと心理学ってめっちゃわかりやすかったりとっつきやすかったりするので、見てて楽しめますよね。

で、実はですね。

本日本当にお話したかった内容は、恋愛とかバチェラーとかの話じゃないんですね。心理学としてのジョハリの窓の話でもない。

「ジョハリの窓」をあるものに活用したらどうなるか、というお話がしたいがための前哨戦が今回のお話だったんです。たぶんこの視点を持っている人は今日本には私以外いないと思うんだよな。

というわけで、これはまた別のお話(次週のコラムでお話します)。

 

今回はここまでです!

津久井

投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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