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2014年03月07日 マネージメント メールマガジン 【第222回】倒産しかけていたあるバス会社の奇跡の復活劇

2014年05月30日掲載開始

こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
少しずつ春めいてきました。
毎年この時期に書くのですが、
・春眠暁を覚えず
朝起きられません。。。
さて、
春といえば新入社員の季節。
ビズアップは2年前の今ごろ
ものすごいピンチを迎え、
最高8人いたスタッフが
2012年の8月で私含め
4人になってしまった時期がありました。
しかし、
そこから奇跡的な復活を遂げ、
人も増えて売上も回復し、
過去最高を出すまでに至りました。
先週のメルマガでは
私の両親の経営していた会社の
紆余曲折30年の歴史をお話しましたが、
ビズアップも両親の会社と同じように
2012年の8月で古いスタッフが辞め、
そこからまるで脱皮するように
復活劇を繰り広げることができたという経緯があります。
そして、
現在では私を含め10人の組織となり、
さらにこの春1人新しく仲間が加わります。
で、ですね。
今週こそ
デザインやブランディングのお話を
しようと思っていたのですが、
昨日の夜、
夕飯を食べながら見たテレビ
「奇跡体験アンビリバボー」で
面白い話を聞いてしまい、
どうしてもシェアしたくなってしまいました
(相変わらずのテレビっ子)。
先々週は、
オリンピックにも絡めて
「社長の期待とスタッフのパフォーマンス」
についてお話しました。
先週は前述のとおり、
両親の会社が「人」により
どうピンチに陥り、
どうピンチを切り抜けたかをお話しました。
ここまできたら、こりずに今週も
その「奇跡体験アンビリバボー」で見た
「人」に関するテーマをお伝えし、
この3週間のメルマガを
「人三部作」と名づけたいと思います(照笑)。
さて、あなたは
「十勝バス」という会社をご存知でしょうか?
「奇跡体験アンビリバボー」で放送していたのは
この「十勝バス」の話となります
(私も番組ではじめてこの会社を知りました)。
十勝バスは
北海道の十勝地方を中心に運行している
民間の路線バス会社です
(今は路線バス以外もあるようです)。
創業は古く、前身の会社も含めると
1916年(大正5年)に設立された会社です。
現在の社長である野村社長は、
父親である先代社長からは
「会社を継ぐことは考えなくて良い。
 自分のやりたいことをやって生きなさい。」
という教育を受けて育ったそうです。
そして、
大学卒業後に国土計画
(現西武ホールディングス)に入社。
しかし、
その後十勝バスの業績はどんどん悪化。
ついにお父さんは会社をたたむ決意をし、
野村社長に報告したらしいのです。
その時、
「自分が大学まで出て
 今幸せに暮らせているのは、
 十勝バスがあったから」
と感じた野村社長は
「継がせない」というお父さんともめつつも
何とか説得し、
「勝手にしろ」
という言葉を受けて
経営企画室長として
十勝バスに入社したそうです。
34歳から安定した生活を捨てて。。。
●
入社した当時の十勝バスの状況はひどいものでした。
基本的には赤字で、
補助金がなければ会社を存続できない状態。
補助金も、
利用者に対する社会的な意義を考えてのもので、
利用者がそもそもいなくなってしまったら
補助金を受けることすらできなくなってしまう。
金融機関からは土下座をしても
「これ以上の融資はできない」
という回答しかもらえない。
しかし、
こういった状況はものすごい
苦しいものではありますが、
十勝バスの
本質的な問題ではありませんでした。
本質的な問題は、
この3週間のメルマガのテーマでもある「人」。
使命感に燃えた野村社長は
従業員にさまざまな提案や改善を促しますが、
どの社員もやる気はなく、
社長と従業員の
対立構造は深刻化していきました。
「事業は営業が不可欠」
という考え方から
従業員に営業をしようと呼びかけるも、
まったく箸にも棒にもかからない状態。
社員は会社の業績不振を
時代の波のせいにしていました
(車社会になってしまったことなど)。
ある社員は
「営業なんて今更しても意味が無い」と言い、
またある社員は
「いい加減、現実を見てくださいよ」
と野村社長にあからさまに反抗しました。
バスのドライバーも
「乗客のみなさんの目を見て挨拶をしよう」
という呼びかけにまったく応えようとする様子もなし。
そして、
野村社長は社員に対して怒りを持つようになります。
怒りの源泉とは、
相手に対する期待と現実とのギャップ。
10の期待に対し、
相手が6だと、4の分だけ怒りになります。
その時の野村社長は
相手(=従業員)に対して
怒り、不満しかありませんでした。
番組内では先輩経営者2人と
野村社長が呑み屋で議論するシーンがありました。
先輩経営者2人に
社員に対する愚痴や怒りばかり言う野村社長。
話は飛びますが、
先週のメルマガでも書いたとおり、
私の両親も会社が良くない状況の時、
家では二人で従業員に対する愚痴ばかり話していました。
そしてかく言う私も
2012年以前は恥ずかしながら同様でした。
ここは本当に
経営者としての器が問われるところなんだと思います。
そんな野村社長を
先輩経営者2人が間違っていると指摘。
それを受けて
野村社長はさらに怒り話を聞こうともしません。
「おれは会社のために土下座までしているんだ!」
これを聞いた先輩経営者のひとりが、
「じゃあお前もオレが土下座をすれば話を聞いてくれるんだな」
と野村社長の前で土下座をします。
人の会社のために
ここまでできる先輩経営者の方は
本当に器が大きいなと番組を見ていて思いました。
野村社長はそこで我に返り、
先輩経営者の前であることを誓うように言われます。
「社員を愛せ」
●
それから野村社長は変わります。
従業員とは積極的に距離を縮め、
時間がかかるとわかりつつも
相手の話に耳を傾けはじめたのです。
私はそれを見て
「結果にこだわっているからこそ、
 結果を短期的に求めるのをやめた」
のだと感じました。
業績不振、赤字は
経営者にとっては恐ろしいこと。
だからこそ短期的にその問題を解決したい。
そのためには
従業員に自分の考えを実践させる必要がある。
しかし、
なぜ短期的に結果を出したいかといえば、
どちらかと言えば従業員のためというより
自分がその恐怖から逃げたい、
解放されたいからという理由であることが
多いと思います(私も以前そうでした)。
社員はそれを直感的に見ぬくと思います。
「この社長が一番に考えているのは自分のことだ」と。
野村社長もまさにその状態だったのだと思います。
しかし、
「社員を愛す」ことを誓った野村社長は
前述のとおり自ら従業員に歩み寄ります。
その結果、
前進しはじめた十勝バス。
そんな中、組織を試す試練として訪れたのが
3年前の原油高でした。
●
またしても会社の経営を圧迫し苦しめる出来事。
器が小さいままの野村社長だとしたら
そのプレッシャーからすぐに結果を求めようとし
「従業員を愛す」という誓いを忘れてしまった
のではないでしょうか?
しかし、
野村社長は過去の過ちは犯しませんでした。
その結果、
何が起きたか。
従業員が率先して、
営業活動をしようと動き出したのです。
しかも
先陣を切って言い出し、中心となって動いたのは
野村社長が経営企画室長として十勝バスに
入社してすぐに、
「営業なんて今更しても意味が無い」
と言い放った社員なのです。
テレビを見ていてこのシーンは
胸に迫るものがありました。
営業活動として
時刻表をポスティングしようということになり、
イラストを入れてわかりやすく仕上げるなど、
社員がみな率先して創意工夫して企画を進めました。
ところで、
このやり取りの中で社員がポスティングのエリアを
ごく小さいエリアに絞ってはじめることを計画します。
マーケティング的には
小さくはじめて基準値を割り出し、
その後大きく展開するというのは定石ですが、
野村社長には
この社員の提案は「消極的」と見えたそうです。
ここにきて怖気づいたかと。。。
器の小さいママの野村社長であれば
「それじゃダメだ」と言ったのではないでしょうか。
しかし、
ここで野村社長は
「わかりました」
と一言だけ告げ
社員にすべて任せたそうです。
その結果、
この施策は成功。
テレビでは
野村社長と社員がこの小さな成功に
手を取り合って大喜びする再現シーンがあり、
ここでもまた胸に迫るものを感じました。
そして、自分たちだけで
手に入れた成功体験は十勝バスの社員を
さらに成長させるに十分過ぎるものでした。
今ではこの展開をどんどん押し進めているそうで、
会社の業績も40年ぶりに増収という結果に。
民間のバス会社でこの復活というのは過去に例がないそうです。
この結果を手に入れるまで、
野村社長が入社してからなんと10年かかったそうです。
この10年が早いか遅いかというよりも、
一度はたたもうと思った会社が社員の力
(もちろんそれを引き出した野村社長の力)で
10年間も存続し、結果増収を果たすことが
できたということが本当にすごいと感じました。
これが経営者が本当にやるべきことなんだ
ということも感じました。
そういえば
私のデザインの師匠である伊吹卓先生は、
人材に関する本も書いています。
「人財革命」という本ですが、
この本には
・教えたら人は馬鹿になる
などさまざまな含蓄ある言葉があり、
今回の十勝バスのケースようなことも
たくさん載っていました。
読んだ当時は
「すごい本だな〜」と感じたものの、
その後「人」のことでピンチになった私は
結局は頭で理解していても体感はしていなかった。
今はほんの少しですが、
この十勝バスの話や師匠の本にあることを
体感できるようになれたと思っています。
そして何より、
私は今では「組織」というものが大好きになりました。
それだけでも少しは成長できたのかなと思います。
人間って不思議で愛すべき存在ですね。
今度、機会があればぜひ
ビズアップのお客さまと組織、人について
お酒でも酌み交わしながら話したいものです。
今回はここまでです!
津久井

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