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2014年05月23日 メールマガジン ロゴデザイン 法則・ノウハウ 【第232回】脳のはたらきとデザインの関係とは??

2014年08月08日掲載開始


こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
先週は
メルマガでもご案内したとおり沖縄出張でした。
木曜日夕方から
日曜日午前中までいましたが、
なんと
メインの稼動日の金曜日と土曜日だけ、
梅雨の沖縄が晴天に恵まれるという奇跡。
※木曜日と日曜日は雨
自分で
「やっぱりオレは持ってるな」
とハンカチ王子ばりに自画自賛しました。
ただ、
帰りの飛行機を
間違えて土曜日で予約していた
という失態もありましたが。。。
さて、
今日はこんなお話をしてみたいと思います。
★脳の機能的なお話
ワタクシ、
脳みそのお話が結構好きです。
すべて独学で
専門的に勉強したわけではないので
正確にはちょっと違う、という
部分もあるかもしれませんが、
今日は
脳の機能とデザインについて
なるべく楽しんでいただけるように
お話をしてみたいと思います。
●怖い!と感じる脳、好き!と感じる脳
●解きたい脳、感じたい脳
●怖い!と感じる脳、好き!と感じる脳
私が色々と読んだり聞いたりしたものを
わかりやすさを重視して伝えてみます。
まず、
人間の脳には
・右脳
・左脳
がある、
というのはよく知られた話です。
が、
実はそれよりも前に
右脳、左脳の前段階として、
・爬虫類脳
・哺乳類脳
というものがあるらしいのです
(猿ではあることが確認されているので
人間にも間違いなくあると言われています)。
どんなものかと言いますと、
・爬虫類脳・・・「危険、不快、不安」を察知する
・哺乳類脳・・・「好き、楽しい、嬉しい」などを感じる
ということらしいです。
で、
何かの出来事があったときに、人間は
爬虫類脳
 ↓
哺乳類脳
 ↓
右脳・左脳
の順番で情報を処理すると言われています。
これでいくと、単純に
「嫌いではない」=「好き」は成り立たない
ということがわかります
(あたり前と言えばあたり前ですが、重要)。
1.「嫌い(危険)か嫌い(危険)じゃないか」を爬虫類脳で判断
2.「好きか好きじゃないか」を哺乳類脳で判断
するということです。
爬虫類脳は、
人間がまだものすごく小さい哺乳類だったときに、
ヘビに食べられないようにするために、
「ヘビを見たら一目散に逃げろ!」
という信号をだす、
「生命維持装置」のなごりと
言われています。
※
当然、
哺乳類だけでなくすべての生物に
天敵に食べられないようにするために
ある程度は備わっていると思われます。
で、
実際にそのときには、
IQががくんと下がる(=おバカになる)そうです。
それはそうですよね。
食べられそうなのに
「え~と、逃げようかどうしようか、今の状況は・・・」
とか冷静に考えていたら死んでしまいますから。
このことから、
私のデザインの師匠である伊吹卓氏は
「人間は、好きなものより嫌いなものに1万倍敏感である」
といっています。
そして、
「広く万人に”嫌われない”デザインが大切だ」
とも伊吹卓氏は言っています。
これは、
「大量生産、大量販売の時代」または
「今でも大量生産、大量販売している商品」において
非常に有効な手段になります。
主に
爬虫類脳をケアしたほうが良い時代、商品、
ということですね。
これが伊吹卓氏の言う
”嫌われないデザイン”です。
ところが、
現代は多様性の時代に入っています。
色の時代、バリエーションの時代とも言っていますが、
当然、
大量生産、大量販売できる時代ではないですし、
そういう商材もとても少ないです。
そうすると、
嫌われないデザインでは弱くなってきます。
もっと尖ったものが求められたりします。
つまり、
哺乳類脳をケアしたデザインが必要ということです。
具体的には、
10人中9人に「好きではない」と言われても
1人に「強烈に好き!」と言われるデザイン、
こういったものをつくる必要があるわけです
(前述しましたが、今の時代でも
その必要があるかは商材によります)。
ちなみに、
爬虫類脳、哺乳類脳は
大脳辺縁系という部分にあると言われていて、
人間が言葉を使うようになる
ずっと昔からある部位だそうです。
人間は言葉を使う前から
様々な欲求や感情を持っていたわけですが、
デザインは
この言葉を使う前からある欲求や感情に
アクセスできる、というのが私の持論です。
言葉を使う前から、
視覚で得た情報が大半となって
何らかの感情や欲求を起こしていたからです。
●解きたい脳、感じたい脳
これは私もつい先日、
とあるセミナーで知った情報です。
人間には
・解決脳
・共感脳
というのがあるのだそうです。
そして、
・解決脳 = 主に左脳
・共感脳 = 主に右脳
ということだそうです。
さらにさらに、
面白いのが、
・解決脳 = 主に左脳 = わりと男性的
・共感脳 = 主に右脳 = わりと女性的
なんだそうです。
先日のセミナーでは
これをとてもわかりやすい例で紹介していました。
とある共働き夫婦がいて、
奥さんのほうが仕事の愚痴を
旦那さんにこぼしたそうです。
その話を聞いた旦那さんは
「奥さんにも会社にも改善の余地があるな」
と感じ、
奥さんに対して
「それは、ああしてこうして
 こんなふうにすればよくなるんじゃない?」
とアドバイスしたところ、
奥さんから返ってきた言葉は
次のようなものだったそうなんです。
「あなた、私の話をちっともわかっていない!」
旦那さんの方は
すごく良い提案、アドバイスをしたつもりだったのに
思わぬ言葉が返ってきて面くらい、結局大ゲンカ。
これって結婚されている方なら
多かれ少なかれ近い経験があるのではないでしょうか?
私はあります(恥)。
この時の旦那さんの
ベストアンサーは何だったと思いますか?
お気づきかもしれませんが、
「お前もたいへんだな。」
このヒトコトなんだそうです。
つまり
奥さんは解決策が欲しかったのではなく
共感が欲しかっただけなのです。
この男女の違いを知っておくのは
どんな商売でも重要だし、
どんな組織のリーダーでも重要だと思います。
そして、
この解決脳、共感脳も
デザインに影響を与えていることは
間違いありません。
なぜかと言うと、
何千件というロゴ作成のお仕事をいただく中で
・男性はロゴに意味や根拠を求める
・女性はロゴに雰囲気を求める(自分に合っているか)
あくまで傾向ですが
このようなケースが多いからです。
もちろん、
ロゴは「デザイン」なので
男女問わずある程度は右脳的な判断、
感覚的な判断をしますが、
上記のような傾向があるのは
間違いありません。
以前も
このメルマガでお話しましたが、
ロゴをはじめとしたデザインをつくる時に
・コンセプト(=言葉)が先か?
・デザイン(=画(え))が先か?
どちらが先なのかと言えば、
「どちらでも良い」
という持論を展開しました。
曲作りでは
「詞先」「曲先」という言葉があり、
・歌詞をつくってそのイメージで曲を書く
・曲をつくってそのイメージで歌詞を書く
どちらのパターンもあり、
デザインもまったく同じだ、
こんなお話でした。
コンセプトが先かデザインが先かは
どちらが先でも構わない、というこの持論は
・男性はロゴに意味や根拠を求める
・女性はロゴに雰囲気を求める(自分に合っているか)
という傾向が
あることを知っているから
展開できた持論なわけです。
で、
何が言いたいかといいますと、
この持論をさらに強くしてくれるのが
解決脳、共感脳の考え方なのです。
大きな代理店やデザイン会社、
コーポレートアイデンティティをつくる会社は
「ロゴをつくるよりも前にコンセプトだ!」
と言いますが、
これは解決脳がそうさせているだけです。
その証拠に、
有名なロゴデザイナーやアートディレクターで
女性はほとんどいません。
有名=腕がいいとは限りません。
腕のいい女性デザイナーは
たくさんいるにもかかわらず
そういう女性は表に出てきていないのです。
それはただ単に
男性側が考えた手法でしかないものを
デザイン業界のスタンダードのような言い方で
広めているだけだからなんですね。
大切なのは、
・男性的(解決脳的)な手法が向いているのか
・女性的(共感脳的)な手法が向いているのか
これは
お客さまによって違う、ということです。
これを取り違えてデザインすると
・効果は出ない
・出たが狙い通りではない
ということが起こったりします。
さて、
いかがでしたでしょうか。
少しでも
脳について興味を持っていただけたら
とても幸いです。
ちなみに、
「良いことも悪いことも自分が引き寄せている」
という引き寄せの法則は、
主に
思考=脳によってもたらされると言われ、
ともすればスピリチュアルに感じがちですが、
実はこれはもう
物理の世界(量子力学など)では
どうしてそうなるかほぼ証明できるそうです。
こういうことを聞くと、
脳はまだまだすごい機能を持っているなと思い
ゾックゾクします。
今回はここまでです!
津久井
【連絡先】
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投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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