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2014年05月30日 ブランディング メールマガジン 法則・ノウハウ 【第233回】小さい会社のブランディングの成功事例を紹介

2014年08月22日掲載開始


こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
今日で5月も最終日
(営業日として)。
弊社ごとですが
毎年5月は売上が苦戦します。
今年も
お恥ずかしい話しながら苦戦中。
日常業務をしながら
売上のケアもしなければならないわけで、
決して人手が足りているわけではない
ビズアップとしてはメンバーに
負担をかけるのが月末なのです。
売上(利益)が先か、
体制が先かということには
頭を悩ます経営者も多いと思いますが、
ビズアップもそうです。
経営者としてまだまだ甘いな~。
さてさて、
今日のお話ですが、
今日はある1冊の本をご紹介します。
まずは、
本のタイトルをお伝えしたほうが
わかりやすいと思います。
★小さな勝ち組企業が選んだブランド戦略
安田佳生監修 ワイキューブ著
ワイキューブという会社は
その成長ぶりも倒産ぶりも伝説になっています。
そうです。
この会社はもうありません。
しかし、
この本は小さい会社にとって
大きなヒントがあると思います。
ちなみに、
この会社の元社長、安田佳生さんの
話を直接聞いた時のメルマガがこちら
【第183回】
42億円の借入を踏み倒した男に会ってきました。
→ http://bit.ly/1krZpm3
本のタイトルにあるとおり、
ワイキューブが小さい会社を
ブランディングした時の事例が載っている本です。
あなたの
今後のブランディング戦略に
役立つと思います。
今日は
その中から3つほど事例を紹介します。
本を読んだ時に
なるべくネタバレにならないように。。。
●古紙リサイクル業からサービス業へ
●大手と何が違うのか、地域密着の宅配ピザ屋さん
●BtoBのブランディング事例
●古紙リサイクル業からサービス業へ
北海紙管株式会社は
紙でつくった管を商材としている会社です。
北海紙管 → http://www.hokkai-s.co.jp/
簡単にいえばトイレットペーパーの芯や
サランラップの芯のようなものですが、
紙管は色々なところに使われています。
たとえば印刷に使う紙などは
ものすごく硬くて長い紙管を使って
何百キロという重さを支えます。
この北海紙管は
メインはその紙管製作だったのですが、
あるときから古紙リサイクル業を
はじめたそうで、
今ではそちらのほうが売上が大きく。。。
そこで、
古紙リサイクル部門の
ブランディングの必要性を
感じたというわけです。
まずはじめに取り組んだことは、
ブランドを紙管と古紙リサイクルで分けたこと。
これは非常に大切な考え方です。
ブランディングの神様
(と私が勝手に思っている)アル・ライズは、
ひとつのブランドで
いくつものサービス、商品を扱うべきではない、
ブランドは細かく切り分けるべき、と言っています。
北海紙管さんの場合は、
その社名とは別に
HOKKAI(ほっかい)
MOKKAI(もっかい)
というブランドを立ち上げ
古紙リサイクル業をブランディングしました。
その際にまずは
やはりロゴマークをつくるところから
はじめられたわけです。
そして、
収集車やユニフォームにつくったロゴを入れ、
地域住民の方へのアピールをはじめ
さまざまな発信活動をしました。
HOKKAI(ほっかい)
MOKKAI(もっかい)
→ http://www.hokkai-s.co.jp/hokkaimokkai/
本に掲載されている写真はこちら
→ http://bit.ly/1mNPHdy
結果、
どのような効果があったかが本に書いてありましたが、
・ホームページの問合せ数が3倍に増えた
・業界紙に取り上げられた
・ロゴが収集車に入ってからドライバーが安全運転になった
・行く先々で「古紙はないけど◯◯は回収できる?」と聞かれる
・グッズをつくるなどの社内提案が活発になった
など、
目覚ましい効果があったということでした。
業界内でのポジショニングさえ間違えなければ
これは往々にしてあることだと私は考えます。
●大手と何が違うのか、地域密着の宅配ピザ屋さん
船橋市で展開している
小さな宅配ピザ屋さん、
・ピザヨッカー
もワイキューブのプロデュースだそうです。
本にも書いていますが、
宅配ピザといえば
・ドミノ・ピザ
・ピザーラ
・ピザハット
こんなところが名前として上がると思います。
それほど大手のシェアは大きく、
小さいお店が勝つのは至難の業ともいえる業界。
そんな中、
ピザヨッカーは地元の人に
本当に美味しいピザを楽しんでもらうため、
さまざまなこだわりを持っていました。
・生地は船橋で大人気のベーカリー「ピーターパン」に特注
・チーズは焼き上げた時に具の間に入り込んで溶けるように
 一辺3ミリ角にカット
・ピザソースは無着色保存料なしの無添加ソースを独自開発
・2ヶ月に一度施策を行い、合格するのは40品中1品のみ
・本場イタリアから水牛のモッツァレラチーズをはじめ、
 オリジナルチーズを特注
・地鶏や直産トマト、桜えびなど、数量の問題上、大手が
 大量に仕入れることができない贅沢な素材を思い切って使う
・ピザを美味しく焼きあげるための窯の温度も研究を重ね、
 理想的な60~70度を保った状態でお客さまの玄関先まで宅配
・「お届けの仕方もおいしさの一つ」と、従業員を徹底教育
~同書より~
と、
ざっと見てもこのくらいはあるそうです。
で、
これは本にも書いていますが
一見非効率なほどのこだわりです。
でも、
これからは非効率がキーワードになる時代
(と私は踏んでいます)。
問題は、
このこだわりが伝わっていないこと。
・どう伝えるか=どんな言葉と画(え)を使うか
を考えるのが
ビズアップのような会社の仕事です。
ピザヨッカーの場合は
ホームページやチラシだけでなく、
届いた時のピザの入った箱にも
こだわりを入れることで
着実にファンを増やしていったそうです。
本から抜粋した写真
→ http://bit.ly/1mxlM7K
→ http://bit.ly/1rmHxhl
→ http://bit.ly/1tsGUOW
結果、
お店の従業員がピザヨッカーの一番のファンとなり、
最近では
イギリスの大学院でマーケティングの
修士号をとった人が入社してきたそうです。
理由は
昔からピザヨッカーのファンだったから
なのだそうです。
ブランディングの最高形は、
もしかしたらこういうことなのかもしれません。
●BtoBのブランディング事例
上記2つは
BtoCの会社のブランディング事例でした。
次の紹介するのは
BtoBの仕事をしている会社の
ブランディング事例です。
・東西株式会社
という
人材派遣の会社さんだそうです。
元々は
営業力がものすごく強いワイキューブに
営業指南のコンサル依頼をしたそうですが、
問題はそこではない、
とワイキューブ側が判断し
ブランディングに至ったそうです。
そもそも論ですが、
「自社の強みや特徴」を
・しっかり考えたことがない
・だからどう表現していいかわからない
・その必要性すら感じていない(営業力があればいい)
という会社は意外にも多くあり、
ブランディングの問題のほとんどがこれです。
この東西株式会社も類にもれなかったようです。
しかし、
伝えようともしていないのに
相手(お客さま)が勝手に感じてくれる、
汲み取ってくれる、などという
「ムシのいい話」
など
今の時代にあるわけがありません。
それどころか、
自社の強みや特徴、こだわりを
「社員すら理解していない」のです。
そんな状況で営業力なんか上がりますかね?
無理に上げるということは無理な売り方をする、
ということですからクレームになります。
東西株式会社の場合は、
いわゆる「太いお客」からの仕事に頼った
「一社偏重型」の商売をされていたそう。
だからこそ
よりブランディングの必要性を
感じなかったのでしょう。
この一社偏重型を
将来的なリスクだと感じた同社は、
他に新規開拓営業をしようとした、というわけですね。
で、
ワイキューブがやったことは
前述の事例と大きくは変わりません。
強みや特徴、こだわりを
すべてピックアップ(もちろんリサーチも行い)。
それをまとめ、優先順位を付け、
どんな言葉と画(え)で表現すると
相手により早く正確に伝わるか、
これを考えただけです。
結果、
本によると東西株式会社は
今は一社偏重型を脱することができたそうです。
東西株式会社
→ http://www.touzai.jp/
さて、
この本では他にもたくさんの事例が載っています。
中小企業がデザインを味方につけるための
秘訣や考え方がたくさん書いてあります。
ぜひ読んでみていただきたいです。
★小さな勝ち組企業が選んだブランド戦略
安田佳生監修 ワイキューブ著
アマゾンはこちら
→ http://amzn.to/1tsFyDS
今回はここまでです!
津久井
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投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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