ロゴ専門
デザイン会社biz up!ビズアップ

0120-65-37-65

Logo column

2018年01月12日 パッケージデザイン メールマガジン 所感 法則・ノウハウ 【第413回】お笑い芸人と景気の関係性とは?

2018年03月12日掲載開始

株式会社ビズアップ
津久井さま







こんにちは。





ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz









昨日今日と
セミナーに参加しております。



このメルマガでも
何度かお伝えしている



・戦略MG



という
経営が学べるボードゲームの
ゲーム会(兼セミナー)です。



今回は、
仲の良いお客さまや経営者仲間と、
4人で参加しております。



SONY在籍時代に
この戦略MGを開発した
西順一郎先生が直々にMGを指導する
西研究所主催のゲーム会です。



参加者はなんと54名!
初日の昨日は21時過ぎまで
セミナーが終わりませんでした。



しかし面白いな〜。
ゲーム会でできる人脈もまた
とても有意義なものばかりです。



私はゲーム中に
社員が全員辞めるという
事態に見舞われましたが(笑)
なんとか減っていた自己資本を
回復できました。



とても面白いので
今度一緒に参加したい、
という方はぜひお気軽に
ご連絡くださいね。




さて、
先週のメルマガでは



・2017年はどんな年だったか
・2018年はどんな年になるか
・時流を読むということ



といった
ちょっとだけ先の未来を
予想してみるようなお話をしました。



先日テレビを見ていたら、
またまたそんな話のつづきを
したくなるようなネタがあったので、
今週も所感としてお話しようと思います。



興味がない人には
とてもつまらない話だと思うので
ぜひ読み飛ばしてくださいね。



未来を予測するというのは
何も占いなどのような
スピリチュアルな話ではなく



・確定未来を知る
・過去から推察する



ということです。



確定未来とは、
2018年でいえば



平昌オリンピックや
サッカーロシアワールドカップが
開催されるのはすでに確定しています。



法律が改正されたり新法が施行されるのも
ちょっと調べればわかる確定未来です。



過去から推察するというのは
過去の似たようなケースから
今後どうなるかを推察する、
という意味です。



ということは、
「今」が「過去」のどの時と
同じなのかをなるべく正確に
把握しなければなりません。



ところが、
「今」とか「現状」って
渦中にいると意外と
わからなかったりします。



だって、
まさに今って景気がいいのかどうなのか、
私だけかもしれませんがよくわかりません。



景気を示す指標(株価など)は
景気が「良い」といえる数値を
出しています。



しかし、
自分たちの生活やビジネスに
置き換えてみると、
あまり体感がない人は
多いのではないでしょうか。



どの業界でも人手不足だと
昨年から言われはじめています。



たしかにそのとおりで、
人材に関しては私たちも
獲得に苦戦を強いられています。



これは景気が良い証拠であることは
たしかに間違いないことのように
思われます。



だからといって
仕事の量が増えたり高い価格でも
仕事を請けられたりするかといえば



少なくとも私たちは
そういう状況にはなっていません。



大企業が潤ってから1年半後にやっと
中小企業や実生活に降りてくる、
なんていう説もあったりしますが、
どうなんでしょうね。



ちなみに
リーマンショックのときは
どうだったかというと、



私たちの会社に関してはですが、
いっとき「ヤバイかな」と感じましたが
少し長い目で見れば特に何もなかったと
言って良さそうです。



さてさて、
この「好況感を感じない」という感覚は
果たして私だけの感覚なのでしょうか。



はじめはそうなのかなと思ったのですが、
実は他にも同じように思っている人が
わりとたくさんいるのではないかと
思いはじめたのです。




先日、
テレビを見ていたときのことです。



数年前からあったのですが、
いろいろな企業(主に食品メーカー)が



・レアパッケージ
・レアデザインのお菓子



というのを出していて
今それが流行っている、
というニュースが流れていました。



たとえば、
エビスビールのパッケージデザインは
エビスさまが鯛を1匹抱えているのですが、



レアパッケージだと
鯛を両脇に2匹抱えています。



「ママの味」ということで
もっぱら有名な「ミルキー」も
包み紙に入っている「Milky」のロゴが



「Happy」



になっているものがあったりします。



他にもこんなのがあるそうです。
→ http://bit.ly/2CKbzUd
→ http://bit.ly/2Dgc9Kn



「見つけたらラッキー」



ということで
これらのレアパッケージや
レアデザインのお菓子が
とても流行っているわけですが、



見つけて縁起をかつぎたい人が
それだけ多いということです。



これはウラを返せば
今があまりハッピーではないから
何かにすがりたいという願望が
あるといえると私は考えます。



以前、
同年代の仲間同士の呑み会で
結婚していない、彼氏がいない
女性陣が言っていました。



「はあ〜、幸せになりたい」



幸せを感じていたり、
自分が幸せになる自信がある人は
こういう考えをほとんど持ちません。



その心理と同じで、
今の状況があまりよくないと
自認している人が多いことが



レアパッケージ、
レアデザインのお菓子の
流行のウラ側にあると予想します。



実際に不況のときには



・資格取得ビジネス
・ 縁起物商材
・スピリチュアル系のもの



が流行ると言われています。



資格取得ビジネスは、
安定を図りたい人が反応します。



ウラを返せば
自分が安定していないために
この先の不安をどう払拭しようか、
という考えがありますし、



縁起物商材は
まさにレアパッケージ、
レアデザインのお菓子そのものです。



また、
不況であれば当然先行きが不安ですから、
一部の人は占いなどのスピリチュアルな
未来予測にすがりたくなります。



ちなみに余談ですが、
私はそれほどスピリチュアルなことが
好きなほうではないのですが、



毎年
会社で商売繁盛の祈願のために
社員と初詣に行きます。



そこでもらえるその年を占う本があり、
それはよく読んでいたのですが、



2017年のその本がまだ残っていたので
試しに答え合わせをしてみました。



つまり、
2017年の自分と本の内容を
照らし合わせてみたのです。



そしたら
やっぱり当たってないですね(笑)




現在が不況なのか好況なのかを
知るヒントは、



レアパッケージ、
レアデザインのお菓子に限らず、
他にもあります。



たとえば、
私が会社員時代に担当していた
クライアントに日清食品があります。



日清食品の担当さんは、
「不況だと我々は売上が上がる」
と言っていました。



たしかにそうですよね。
1食あたりの単価をグッと下げる
ことができる食品ですから。



また、
ポテトチップスやレンタルDVDの
売上が上がったりもするそうです。



なぜなら、
娯楽にかけるお金をなるべく抑えたいから。



景気がいいときは
外出して外食してそれなりに
お金を落としますが、



景気が悪くなると、
家でポテトチップスを食べながら
映画を見る人が増えるからだそうです。



もちろん、
食品メーカー側も好不況に左右されない
商品開発を目指しているはずですから、
一概には言えないかもしれません。



しかし、
こういったところからも
現状を把握して未来予測に
役立てることはできるそうです。



私たちにも関係あるテーマとして、
好不況と色の関係性はニュースでも
よく取り上げられます。



アパレルでは不況のときには
暗い色やベーシックな色が
流行るそうです。



これは暗い気分だから
そういう色を選ぶということでは
ないそうです(それもあると思いますが)。



使いまわし、着まわししやすい
色の服が売れやすいということです。



お金に余裕があれば
多少は着まわしづらい色の服を買っても
他にも買えばいいや、となりますが、



あまり洋服にお金をかけたくなければ
そういう色の選択をすることは
たしかにあり得そうです。



レアパッケージ、
レアデザインのお菓子の
ニュースをやっていた番組では、



・昭和歌謡が若者の間で流行っている



ということも
別のニュースとして取り上げていました。



そこで
コメンテーターとして出演していた
武田鉄矢さんと泉谷しげるさんが、
とても面白いことを言っていました。



実は高度経済成長時代は
「自嘲ソング」なるものが流行っていたと。



つまり、
自分を傷つけたり落としたりする
内容の歌詞の曲です。



たとえば
「わたしバカよね〜、おバカさんよね〜」
とか。



武田鉄矢さんが言うには、
これがある曲の登場で一気に
歌詞の風潮が変わったといいます。



それが、
KANさんが歌った「愛は勝つ」です。



急に自分や人を応援する
「応援ソング」が流行るように
なったというのです。



たしかに時を同じくして
大事MANブラザーズバンドが



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
負けないこと
投げ出さないこと
逃げ出さないこと
信じぬくこと



ダメになりそうな時
それが一番大事
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



と歌っていました。



個人的には
「どれがいちばん大事???」と
いつも心の中で突っ込んでいますが(笑)



この歌詞の風潮の変化について、
泉谷しげるさんは言います。



「自嘲ソング」が流行っていた時代は、
高度経済成長時代で、



心にみんな自分を笑い者にするだけの
「余裕」があった、と。



たしかに、
「愛は勝つ」や「それが大事」が流行ったのは
バブルが崩壊した直後というタイミングでした。



レアパッケージ、レアデザインのお菓子と
歌詞の風潮については別々のニュースでしたが、



実は現状把握の重要なヒントが隠されている
同じテーマの話だと私は感じました。



ちなみに、
不況だとお笑い芸人さんたちの
仕事が増えるとも言われています。



ミュージシャンを呼ぶような番組は
機材などでお金がたくさんかかりますが、



お笑い芸人であれば
マイク1本ですむからだそうですよ。




本のベストセラーからも
現状把握のヒントがあると言われています。



ネットで調べた限りだと
あまり昔のデータがないのですが、



たとえば
ITバブルと言われていた
1999年〜2000年は
売れる本も顕著な偏りがあったようです。



2000年のベストセラーには
ベストテンの中に株式投資系の本が
なんと4冊もランクインしています。



それが
ITバブルがはじけて
不況感が漂いはじめた2003年には



森永卓郎氏の
「年収300万円時代を生き抜く経済学」
がベストテンにランクインしてきます。



2000年代は総じて
「お金」に関する本がよく売れたようです。



株式投資の本 もそうですが、
「金持ち父さん貧乏父さん」が
ベストセラーになったり、
先ほどの森永卓郎氏の本だったり。



良くも悪くもお金に揺さぶられた
時代だったのかもしれません。



また、
空前のビジネス書ブームでもあり、
猫も杓子も



「社長なら本を出せ!」



という時代でもありました。



売れている本も、
有名な経営者、学者などの
比較的抽象的な本よりも、



個人のスキルアップに関する
本が多かったように感じます。



多くの人に
自己防衛本能が働いていたのでは
ないかと思います。



リーマンショック後の2009年はというと、
やはり個人のスキルアップ系のビジネス書が
よく売れていたようです。



・脳にいいことだけをやりなさい!
 頭のいい人は「脳の使い方」がうまい!

・誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!
 話し方 66のルール

・本当に頭がよくなる1分間勉強法

・面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則



これらがベストテンの上位4冊でした。



では
2017年はどんな本が売れたのでしょう。



1.はじめての人のための3000円投資生活
2.嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
3.多動力
4.やり抜く力
5.スタンフォード式最高の睡眠
6.まんがでわかる 伝え方が9割
7.成功している人は、なぜ神社に行くのか?
8.「言葉にできる」は武器になる。
9.幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え(2)
10.マンガでわかる!誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方



これはなんと捉えればいいのか。。。



ビジネス書をよく読む方なら
わかると思いますが、



ほとんどが
すでに出ている本の焼き直しとか
シリーズものとかです。



7位に「縁起物系」が入ってきているのが
少し特筆すべきところかもしれません。



ちなみに読んではないですが
スピリチュアル系ではないようです。



ここから、
あらためて2017年とは
どんな年だったのか現状把握したい
と思いましたが、うーん、難しい。



でもやっぱり
個人のスキルアップや個人に
フォーカスした本がよく売れていますね。



やはりみんな
自分を変えたり自分を鍛えないと
今のままではマズイのではないか、
と思っている人が多いということは
言えそうです。



そしてレアパッケージ、
レアデザインのお菓子が売れたり、
まだまだお笑い芸人さんたちの
出番が多かったりすることから、



やはりまだ
自分の生活に安心感を持ったり
未来に明るい希望を持ったりする人は
多くはないのではないかと思います。



そういう現状の中で
どう未来予測してビジネスに活かすか。



とても頭を使う難しい課題ですが
考えて見る価値は十分にありそうですね。





今回はここまでです!





津久井




投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

メールマガジン登録はこちら

メールアドレス(必須)
会社名

ご依頼・ご相談・
各種お問い合わせは
こちらです

インターネットの手軽さを最大限に活用しつつ、インターネットのデメリットである「顔が見えない・声が聞こえないやり取り」を極力排除した「出会いはデジタル、やり取りはアナログ」が私たちの目指すサービスです。ご依頼やお問い合わせは以下のフォーム、またはお電話で可能です。

お電話でのご依頼・
お問い合わせ

受付時間 10:00~18:00

0120-65-37-65

フォームからのご依頼・
お問い合わせ

24時間受付中

ご依頼・ご相談フォームはこちら

トップへ戻る