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2018年01月19日 ツールの紹介 メールマガジン 法則・ノウハウ 【第414回】当たり前のように使われる「アレ」を見直してみる





こんにちは。





ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz









1月も後半に差し掛かっています。



最近は
人にたくさん会おうということで、



いろいろな交流会や
仲良くなった社長さんの集まりなどに
参加して刺激をもらうようにしています。



先日お会いした方は
起業から5年くらいで
社員数150名の会社にされた方でした。



このほど仙台に自社ビルを買い、
シリコンバレーにもすでに
オフィスを持っているそう。
私のひとつ年上の社長さんです。



たったの5年でそこまでいけるのか、
という刺激をもらったのはもちろんのこと、



どうやらその前にも
共同経営で会社をやっていて、
いろいろなトラブルで1から出直しし、



知り合いの会社で間借りして
今の会社をつくったそうです。



うーん、すごい。



今度ランチを
一緒にしてもらうことになりました。



酸いも甘いも知っていて、
自分とは見ている景色とか
考え方のサイズとかが
違うのだろうと感じます。



人間はイメージできることしか
基本的には実現できませんから、



そういった自分とは違う経験を
されてきた方の話は貴重です。



いろいろな経営者と会いまくる
「経営者マニア」の人がいるのも
うなずけます。



そのままの自分では
持つことができないイメージを補完するには
とても良い方法なのだと思います。



実際そういう「経営者マニア」は
その人自身もやはりうまくいっている
ケースが多く感じますし。。。



さて、
交流会やはじめてお会いする方といえば、



・名刺交換



です。



本日は、
その「名刺」について
少し考えてみたいと思います。



ビズアップのお客さま交流会を
以前開催したときのこと、
とあるお客さまがおっしゃいました。



「こういう会では
 それ用の名刺を持っていても良いと感じる」



たしかに、
名刺の使い分けってありですよね。



昨日もある交流会に出たのですが、
私の名刺にはちょっとした仕掛けがあり
名刺交換する方のほとんどが
私の名刺をよく眺めてくださいます。



ただ、
価格も普通の名刺よりは少し高いですから、



交流会の場ではその名刺を使う、
それ以外は普通の名刺を使う、
などの使い分けはありだと思います。



では
なぜそもそも名刺を
使い分けたいのでしょう?



それは
名刺によって持たせる「役割」を
変えたいから、と言い換えられます。





ファンクショナル・アプローチをご存知ですか?



名刺の話の前に、
「ファンクショナル・アプローチ」
というものをご存知でしょうか。



これは、
むかし通っていた出版スクールの大先輩
(といっても1回くらいしかお会いしたことない)、
横田尚哉さんという、



テレビ番組「情熱大陸」でも取り上げられた方が
アメリカから持ってきた問題解決手法のひとつ。



モノは(コトも)



・カタチ
・機能や役割



の2つの切り口からできていて、
本当に着目すべきはカタチではなく
機能や役割だという考え方です。



機能や役割にフォーカスして問題解決をしていく、
これがファンクショナル・アプローチです。



たとえば、
ちょっと古い話ですが
ソニーの「ウォークマン」。



これ、
はじめはソニーの社員の誰もが
商品開発に反対したのはよく知られています。



反対の理由は



「再生しかできない(録音できない)
 機械なんて売れるわけがない」



というものでした。



当時会長の盛田さんが
「自分の首をかけてもやる」
と言ったのはあまりに有名な話ですね。



しかもそれから4ヶ月で
開発したというスピード感は
本当に見習いたいところ。



ここで、
反対した人々はどんな機能や役割に
着目しているかというと、



・音楽を録音、再生できる



という機能に着目しています。



なので、
なぜ反対の声があがったのかと言えば、
すでに録音する機能を持つ商材がある中で
再生しかできないものに価値を感じない人が
ソニーの社員の中にたくさんいたからです。



しかし、
盛田会長が着目していたのは違って



・音楽を持ち運べる



という機能でした。



しかも
その機能以外を捨てることで
コストも抑えることができたわけです。



・音楽を持ち運べる



という機能に着目しているという証拠は
そのネーミングにも現れています。



「音楽」を連想させる言葉が
入っていないんです。



結果はご存知の通り、
世界的な大ヒットとなりました。



しかし、
技術の発達によって



・カセットテープやCDなどを持ち歩かなくて良い



という機能を持ったiPodに
負ける形となってしまいました。



これが
ファンクショナル・アプローチの
代表的な例です。



さて、
ロゴをファンクショナルに
考えてみるとどうなるか。



これは実はすでに
このメルマガやビズアップのホームページで
ご紹介させていただいております。



それがこちらのページにある
「ロゴマトリックス(C)」です。
→ http://bit.ly/1R9IOTN





名刺の機能や役割を見つめなおしてみる



さて、
ここで今回のテーマである
名刺の機能や役割をもう一度
見つめなおしてみたいと思います。



名刺の機能や役割の中で
より高次のものは次の5つだと考えます。



1.知ってもらう
2.記録されている
3.記憶してもらう
4.信用、信頼してもらう
5.使う人の気持ちを高める



1.知ってもらう


これが名刺の機能として
最も当たり前のものですね。



「あなたを」「わたしを」知ってもらう。
どこの誰なのかを知ってもらう。



名刺を作る理由としては
これと次に説明する
「2.記録されている」しかないと
思われている方も多いと思います。



しかし、
ここでひとつドリルダウンして
考える必要があります。



「何を」知ってもらうのか。
つまり、



・どこの会社なのか
・その会社のどこの部署なのか
・その会社の誰なのか



といった至極当たり前の情報だけを
知ってもらう機能、役割で良しとするのか、
ということです。



他にも



・「わたし」がどんな人間か
・どんな商売をしているのか
・その商品を手に入れると何がうれしいのか
・その他



さらには、



・どこで使うのか
・誰に対して使うのか
・どのくらいの頻度で使うのか



まで、
考えてみると名刺の原稿の内容や
紙質をどうするかなどが変わってきますね。



2.記録されている


これも前述のとおり
名刺の機能としては当たり前です。



「名刺交換したあの人に電話しなきゃ」
「先日会ったあの人の会社に訪問する」
「Facebookで友達申請する」



などの時に
名刺に記録されている情報をもとに
アクションを取りますので、
この機能は外せませんね。



ただ、
この機能だけを考えれば
むかし少し出回った
「電子名刺」でも十分です。



3.記憶してもらう


スポーツの世界で



「記録よりも記憶に残るプレーを」



といった言葉があるとおり、
記録と記憶は似て非なるものです。
個人的にはまったく別物と考えます。



「記録」は
「見返す」ことが前提となっています。



しかし、
「記憶」していなければそもそも
「見返す」ことができません。



せっかくの出会いを
少しでもムダにしないよう、
「記憶に残る」という機能、役割も
名刺に持たせたいところです。



弊社のサービスで



★情報量400%の名刺「ビジカ」



というものがありますが、
このビジカは4つ折り名刺になっています。



これは
1の「何を知ってもらうか」という役割と
この3の「記憶に残る仕掛けをする」という
役割を果たすために、



★たくさんの紙面を持つ



という機能をもたせたものになります。



もちろん紙面が大きいだけで
記憶に残るという役割を
果たせるわけではありませんが



少なくとも
記憶に残るしかけをしやすくはなります。



実はこれが
私が使っている名刺です。



こんな感じの名刺です。
→ http://bit.ly/2DjjkAO



とても短いですが
一応動画です(You Tubeに飛びます)。



4年前の名刺なので
ちょっと情報が古いです。。。



あと、
映像に写っている手は
私の手ではありません(汗)



このビジカ、
名刺交換をすればほとんどの方が
「すごい名刺ですね」という言葉とともに
必ず開いて中を見てくださいます。



他にも
私の友人経営者は記憶に残る仕掛けとして
運転免許証を模した名刺を使っています。



他にも記憶とは少し違いますが、
「仕事を獲得する」という機能を求め、
クーポン券をつけた名刺を作られる方もいますね。



4.信用、信頼してもらう


デザインの効果として
以前のメルマガでもお話しましたが



・美的・ユーザビリティ効果
・魅力バイアス
・期待効果



というものがあります。



美的・ユーザビリティ効果は、
見た目が良いものは相手から肯定的な感情を
引き出しやすい、というものです。



魅力バイアスは、
見た目が魅力的な人ほど、
知的で、有能で、礼節をわきまえ、社交的だと
受け取られやすいというものです。



期待効果は
本人が何かを期待した結果、
認識や行動に変化が起きる現象のこと。



たとえば、
中身が同じワインでもパッケージを
雑なものと美しいものとにわけると
人は美しいもののほうを美味しいと感じます。



こういった面から名刺のデザインを
美しく魅力的なものにすることで
相手から信用、信頼を得られる
可能性が十分あるといえます。



逆にもらった名刺が
手作り感が満載で紙もペラペラで
レイアウトもキレイとは言えない、
そんな名刺だったらどう思いますか?



人によっては



「身だしなみをきちんとしない人なんだ」
「人にどう見られるかを考えられない人なんだ」



と感じます。
これは大げさな話ではありません。



ちなみに個人的な体感ですが、



こういう名刺を使う人は、
相手に対する配慮もなく、
初対面なのにずっと自分の話したいことを話し、
こちらのリアクションを感知できない人が
多いと感じています(本当に)。



ということは、
雑な名刺を使っている人は
本当はすばらしい人なのに
相手のことを考えられない人と
一緒にされている可能性もあります。



それだけで
ビジネスチャンスは逃げていきます。



5.使う人の気持ちを高める


名刺がデザイン的に優れていたり、
紙質に高級感があったりすると、
名刺を配る人の気持ちも高まります。



自信を持って
名刺交換にのぞめます。



社長であれば名刺が多少ひどくても
話術でなんとかできてしまう人も
もしかしたらいるかもしれません
(前述の「体感」のとおりほとんどいませんが)。



しかし、
これが従業員だったら?



もし従業員が
自分の会社の名刺に後ろめたさを持って
お客さまと名刺交換をしていたら?



昨日、
一緒に交流会に参加した
ビズアップスタッフの川村が今朝の朝礼で
こんなことを言っていました。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「営業は靴を見ろ」



って言います。
靴が汚かったら営業マンとして
信用できないと言われます。



でもぼくは
それは名刺も同じだと思います。



昨日の交流会で
いろいろな人の名刺をもらったときに
それをものすごく感じました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



まさに、と思います。



しかし、
社員側には名刺のデザインや紙質を
決定する権利はありません。



もし
自社の名刺に後ろめたさをもたせたまま
社員に活動させているとしたら、
それは社員がかわいそうだと思います。




どの機能、役割を取り入れ、
どの機能、役割を捨てるのか



さて、
家庭用のラジカセとウォークマン、
持っている機能は同じものもあれば
違うものもあります。



たとえば、
「音楽を再生する」という機能は
どちらにもありますが、



「音楽を録音する」
という機能はウォークマンにはありません。



どの機能を選び、
どの機能を捨てるのか、
これは使用シーンによって違ってきます。



冒頭のお客さまが
交流会と営業とで名刺を分けたい、
とおっしゃったのはまさに
使用シーンの違いから来ています。



そうすると、
機能、役割とともに考えなければならないのは
使用シーンということになってきます。



・営業で使いたい
・交流会で配りたい
・VIPと会う際に使いたい
・学生相手の採用活動で使いたい



などなど、
人によってシーンはさまざまだと思います。



それぞれのシーンで必要な機能、役割は?
またはコストを鑑みてカットしたい機能、役割は?
それぞれ考えてみる必要がありますね。



というわけで、
良い名刺をつくりたい、
名刺を使い分けたいという場合には



1.まずは使用シーンを明確にする
2.名刺の機能、役割をシーンごとに取捨選択する



という2ステップが必要となります。



ちなみに私は自社の商品である
さきほどの「ビジカ」を使っています。
それ以外は使っていません。



基本的に
自分の使用シーンとしてはそれで十分。



そして、
ビジカにはないけど
他の名刺にある機能は捨てています。



具体的には


・コストを安く済ませる
・名刺入れにたくさん入る
(予備を持ち歩かなくて良い)


といったところです。



ビジカは
一枚あたり@38円ですので
普通の名刺よりは高くなります。



また、4つ折りなので
通常の名刺の4倍の厚みがあります。



つまり、名刺入れには
通常の名刺の4分の1しか入らず、
常に予備のケースを持ち歩いています。



しかし、
それでも他の機能を優先させたいと
感じたわけですね。



さて、今一度
自社の名刺の役割を見つめ直してみては
いかがでしょうか?



美的・ユーザビリティや魅力バイアス、
期待効果という面から、



受け取った人に狙った印象を
与えられているのか、という点や、



記憶に残るための仕掛けや内容、
文章構成になっているのかなど、



ただの「情報記録ツール」として
だけではない名刺をぜひ手に入れてください。



というわけで
最後に少し営業です(笑)。



ビズアップでは
ちょっと変わった名刺サービスを
展開しています。



「名刺の役割の重要性や
 印象の大切さはわかった!
 でもデザインにかかるコストが。。。」



というお客さまが多いことから、
弊社ではデザイン料金を抑えるために
こんな名刺サービスを展開しています。



★100種類からえらべるデザイナーズ名刺
→ http://bit.ly/2sShCAr



これから4月に向けて
部署異動などで名刺の情報が
変わることがあると思います。



それに合わせて
名刺のデザインもお得に変えてみてください。



ロゴをつくってくださったお客さまには
割引特典サービスもあります。



そして、
今でしたら気になるデザインの
名刺を3種類ほど選んでいただければ、



御社のロゴをはめて
「無料提案」をしております。



また、



「名刺を複数種類つくると管理がたいへん」
「社員の人数分の名刺管理がたいへん」



という場合は、
弊社のカンタン名刺発注サイトを
ご利用ください。



これは、


・名刺を複数登録でき
・名刺原稿の確認がカンタンにできて、
・1分程度で再発注が完了し、
(原稿に修正がない場合)
・無料で使える


という機能を持ったサービスです。



お客さまごとに
お客さま専用の管理ページを
「無料」でおつくりしています。



通常は、
社員さまごとの名刺を登録するのですが、



社員さまではなく
名刺の「種類(交流会用とか)」で
登録することも可能です。



サンプルはこちら
→ http://bit.ly/1Hfgs2E


ID:test
pass::sample



というわけで、
新年度に向けて名刺の見直しも
ぜひ検討してみてくださいね。







今回はここまでです!





津久井


投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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