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2020年02月14日 ブランディング メールマガジン 【第515回】ブランディング魔法の質問(テストに出ます笑)

こんにちは。

ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz


槇原敬之がまたしても逮捕されました。

ショックです。

何がショックって、
今朝会社でこの話題になったときに
槇原敬之が二度目の逮捕だということを
知らない子たちがいっぱいいたこと(泣)。

そうです。
若い子たちにとっては小学校に上る前の
できごとだったので知らなかったのです。

前回の逮捕時、
私、社会人になった年ですよ(汗)
そうか、もう20年も経っていたのか。

私は100歳まで生きる予定なので
いま人生は43%が終了したところです。

あっという間に半分が過ぎ、
7割が過ぎ、ということになりかねない。

過去を悔やみ、
未来に不安を持つ生き方はしたくない。

やっぱり明確な目標を持って、
今をやり切る人間が一番幸せなんでしょうね。

100歳を迎えたときには、
「よし!生き切ったから死ぬぞ!」
と大声で叫んで死にたいなと思います。

槇原敬之からだいぶ
飛躍した話になってしまいました。

話は変わりますが、
新型コロナウィルスの影響は
ご商売に出ていないでしょうか。

昨日、
仲良しの経営者と呑んでいました。

留学関係のビジネスをしている
その友人が言うには、SARSのときは
日本の旅行会社が結構倒産したらしいです。

自分や家族、身の回りの人に感染しないか、
ということはもちろん重要な問題ですが、

ビジネスをやっている人間としては
それだけではなくビジネス面への影響も
きちんと考えないといけないですね。

たとえば、
コロナウィルスの影響で
今ディズニーランドはかなり
来園者が減っているそうです。

当然ながらインバウンド需要に向けての
商売をされていたら客足は減りますよね。

そして、
そういった直接影響を受ける商売では
ないから大丈夫だ、というのも違います。

特に我々のような
デザインやブランディングなどの仕事は、

クライアントがコロナウィルスの影響を受ければ、
そちらの対応に追われ我々のほうの仕事は
後回しにされがちです。

今朝、
会社の近くのドラッグストアでは
マスクを求める人で長蛇の列が
できていました。

BtoCのビジネスの場合、
消費者がマスクを求め並ぶ
という行動を取ることで

・お金がそちらに投下され自社に使われない
・時間がそちらに投下され自社に使われない

ということが起こり、
売上に影響をきたす可能性があります。

こういった間接的な影響のほうが
見えないところで広範囲に渡るので
経済的なダメージは直接的なものを
遥かに凌ぐはずです。

体もですが、
会社も注意が必要です。

さて、
やっと本日の本題です。



いきなりですが質問です。

「お昼にラーメンが食べたいなー」

と思ったときに思い出す
特定のラーメン屋さんはありますか?

自宅の近所でも
会社の近所でもかまいません。

おそらく「あそこの店だな」
というものがあると思います。

はい、
今日はブランディングのお話です。

ブランディングとは私の定義では

「選ばれる(選ばれつづける)ための施策全般」

です。

特定のラーメン屋さんは
狙っているかどうかは置いておいて結果的に
ブランディングができていると言えます。

ちょっと想像してみてください。

地元の徒歩圏内に
もしもラーメン屋さんが
1軒しかなかったとしたら。

「ラーメンが食べたい」

と思ったときに思い出されるのは
間違いなくその1軒ですよね。

「この街でラーメン屋さんと言えば?」

という
質問にはその店がでてくるはずです。

ブランディングができているかを知る
魔法の質問をご存知でしょうか?

これ、テストに出ます(笑)

ブランディングができているかを知る
魔法の質問、それは

「◯◯と言えば?」

です。

この答えに御社の名前や商品がくれば
ブランディングはざっくりとできています。

実は、
大企業だろうと小さい会社だろうとお店だろうと、
本質はこれとあまり変わりません。

お客さんやお客さんになりそうな人の
「頭の中のシェア」をどのくらい支配しているか。

それを
確認するための魔法の質問が、

「〇〇と言えば?」

というわけです。



「いやいや、
 そんな町のラーメン屋と大企業は違うでしょ」

そう思うかもしれませんが、
前述のとおり本質は変わらないのです。

変わるのはターゲットの量、
つまり市場規模だけ。

町のラーメン屋さんは
ターゲットの量がその町だけです。
「商圏」というやつですね。

大企業は商圏が全国規模、
というだけです。

ここでポイントになってくるのが
「競合他社」の存在です。

商圏が大きくなればなるほど、
必ずといっていいほど競合他社や
競合商品が現れます。

そのときに、
より多くの人の頭の中を占領できるか。
これが選ばれるための施策のひとつとして
とても重要です。

大企業が大量の広告費を使って
多くの人の頭の中に自社商品を
焼き付けようとするのはこのためです。

こうなると
肉弾戦と言っても過言ではありません。

広告費を大量投下し、
営業マンを大量に投入できる会社が
結果的に勝つ確率が高くなります。

で、
ここで「おや?待てよ?」となります。

そもそもなんでブランディングするのか。

それは広告費を大量に投下したり、
営業マンを大量投入せずとも
効率的に「選ばれたい」からではないか。。。

この本末転倒チックな現象は
半分仕方がないことではあります。

特に競合が多い市場では
どうやってもこの現象は多かれ少なかれ現れます。

ではどうすれば
資金力勝負ではない戦い方ができるのか。

ここでポイントになってくるのが
「どんな商品を売るか」ということが
問題になってくる、ということです。

「どう売るか」ではなく
「何を売るか」に問題の本質があります。

ブランディングというと、
「どう売るか」つまり売り方の話のように
感じますが、

実は
「どう売るか」だけでなく
「何を売るか」もブランディングの
重要な要素だということです。


この「何を売るか」からブランディングを
上手に行っている会社があります。

どこだと思いますか?

ちなみに、
おさらいの意味を含め少し整理すると、

・ブランディングは選ばれるための施策全般
・選ばれるためにお客さまの頭の中を占領したい(◯◯と言えば?)

ということなわけですが、

お客さまの頭の中を占領するのに
もっとも手っ取り早いのは、

・まだこの世にないものをつくる

です。

アップルのiPhoneはまさにこれです。
スマートフォンはまだこの世に
なかったと言ってもいいわけです。

しかし、
これには大きなリスクが伴います。

まだこの世にないものは
市場がまだ存在していないことと同義です。

つまり、
開発してみたはいいもののまったく売れない、
ということも起こりうるわけですね。

で、
お客さまの頭の中を占領するには
もうひとつ方法があります。

それは、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
すでにこの世にあるけど、
「◯◯と言えば?」の質問の答えに
どのブランドの名前も挙がらない
商品・サービスを見つけ
いち早くナンバーワンになる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

という方法です。

「??」でしょうか。

では具体的に。
以下の質問にはどんな答えがでますか?

「掃除機といえば?」

おそらく、
今であれば大半の人が

「dyson(ダイソン)」

と答えるのではないでしょうか?

この章の冒頭の、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この「何を売るか」からブランディングを
上手に行っている会社があります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

の答えは、
まさにこの会社のことです。

掃除機は、
それまで多くの家電メーカーが製造していました。

日本だけでもそういった状況ですから、
海外も含めるとどれだけのメーカーが
掃除機をつくっていたことでしょうか。

しかし、
「掃除機といえば?」の質問の答えとして
「ここ!」という明確な答えはなかった
(少なくとも日本では)。

いわば、
イメージ的にはガラ空きの
ポジションだったわけです。

そこに、
新しいスペックとイメージをもった
dysonというブランドが登場したわけです。

価格の高さは逆に「本物」感という
イメージを醸成させることに成功しました。

これで一気にマインドシェアを
奪うことに成功したんですね。

さて、
このdysonが掃除機のあとに出した製品、
ご存知でしょうか。

それは

・扇風機
・ドライヤー
・卓上ライト

です。

いかがでしょうか。
どれもどこがナンバーワンかと聞かれると
答えられない製品ばかりではないでしょうか?

ナンバーワンのイメージがないのに、
世の中の多くの人が使用する製品で
ナンバーワンになる、というのが
dysonのブランディング戦略だと
考えられるわけです。

ちなみに、
dysonは空気清浄機も出しています。

しかしあまり知られていません。

私はこれは
SHARPのプラズマクラスターの
仕業だと考えています。

つまり、
日本においてはすでに

「空気清浄機と言えば?」

のポジションが埋まってしまっていた、
ということです。

御社の新商品開発にも
ぜひこの視点を活かしていただければ幸いです。

ポイントは戦場をどこにするか、
全国なのかネットなのか地域なのか。

たとえば地域だとしたら

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その地域の人の多くが使用、利用する
商品やサービスでナンバーワンのイメージを
持っているブランドがないのものは何か?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

という点から検討するわけですね。

そうすると、
それだけで選ばれる可能性があがるわけで、
これだけでもブランディングだと言えるわけです。

それとテストに出る魔法の質問(笑)。

これは実は
もうひとつの使い方があります。

「(御社名)と言えば?」

という質問をするということです。

お客さまや市場の見込み客に
「自社と言えば?」と質問するのです。

するとどうでしょう。

自社がお客さまから
どのように認識されているかがわかるのです!

これもおもしろいので
ぜひやってみてくださいね。


今回はここまでです!


津久井

投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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