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2020年11月27日 ブランディング マネージメント メールマガジン 人間の能力 【第553回】男女の違い、マネジメントやブランディングの話を添えて

こんにちは。

ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz

 

11月も終わりに近づいています。

もう来週は師走かー。師匠も走ると言われる12月。今年はコロナの関係でどうなることやら。

東京や大阪、札幌では残念ながらまたもや飲食店などに自粛の要請が出てしまいました。

実は昨日の夜から大阪におります。昨日の夜は弊社のNo2芳村とお好み焼き屋さんにいきました。

そこの店長さんも戦々恐々とされていました。明日(つまり今日)から21時までの営業になってしまうと。。。

おそらく自粛期間は延長されて、このままでは忘年会もほとんど予約が入らないだろうと。

それでもやはり「コロナは怖い」というふうにその店長さんは話していました。タクシーに乗ったときも運転手さんが同様にコロナを怖がっているようでした。

こういったリアクションを目の当たりにするたびにとても残念です。テレビや新聞などのメインストリームのメディアからしか情報を得られていないのだろうと思うからです。

データを調べ自分で読み解く、まったく逆の意見も参考にしてみる、こういった「思考の基本」みたいなことが今の日本人には足りないのでしょう。

しかしこれは脳の機能的にはある意味仕方がないことでもあります。

人間は好きなものよりも嫌いなもの、快楽よりも不快、幸せよりも恐怖に敏感です。

なぜなら、脳の生命維持装置がそうさせるからです。

生命維持のため、人間の脳は危険を察知するとIQが一気に下がるようになっていると言われています。

一気に下げて一目散に逃げる、こういう選択をするためには考える力が逆に邪魔になってしまいます。

人間が蛇にひと飲みされる程度の大きさの哺乳類だったっころに、

「蛇を見たら一目散に逃げろ!」

という機能が備わったと言われていて、その名残(思考させない)が今もあるわけですね。

「お、蛇だ。落ち着け。どうやって逃げようかな?」

とか考えているうちにあっという間に飲み込まれてしまいますからね。ドラクエで強い敵に遭遇したときに「逃げるのコマンドを選択しようかな」とか考えるような暇は現実世界ではないわけです。

今回のコロナもまさにそうで、連日のメディアの煽り報道のせいですっかり恐怖を植え付けられた人々はおそらく考える力が低下していると思います。

コロナにかかるのも自分の店が潰れるのも同じ、むしろ後者のほうがダメージがでかい、と思っている方々は思考力は下がっていませんので、むしろいろいろな情報を調べて、国や行政の指針に不満を漏らしています。

データを見るならば今年の自殺者の増加のほうがコロナなどよりよっぽど恐ろしい事態になっていますからね。

ちなみに本題に入る前にひとつだけ。

「新型コロナウィルスは実は存在しないかもしれない」

といったらどう思いますか?

もしかしたら本当にそうなのかもしれません。そんな動画を一本だけご紹介してみます。


拡散希望🤯PCRテスト&コロナ最重要論文🥱矛盾と問題点を完全解説、論破してみた😘🐒

さて、コロナに関してのなんとなくの感覚ですが、男性よりも女性のほうが気にしている方が多い気がします。

これはおそらくメディアの情報に触れている時間が女性のほうが多い(専業主婦の方などもいるので)という側面も多分にあると思いますが、脳の機能的にそうなってしまっているのではないかと私は推察します。

ワタクシ、脳みその話が結構好きでして。。。本日は女性と男性の脳の機能の違いみたいなところを、ブランディングやマネジメントの話と絡めてしてみたいと思います。

 

●解きたい脳、感じたい脳

先ほども人間は不快や恐怖に敏感だ、それは脳の構造上そうなっているとお話しました。これは人間の脳の機能でいうところの男女共通のものです。「爬虫類脳」と言われる脳の古ーいパーツがそうさせていると言われています。

男女の違いということでいくと、以下の2つがよく挙げられます。

  • 解決脳
  • 共感脳

「右脳」「左脳」なんていうのは有名ですよね。それでいくと、

  • 解決脳 = 主に左脳的
  • 共感脳 = 主に右脳的

と考えられています。で、

  • 解決脳 = 主に左脳 = わりと男性的
  • 共感脳 = 主に右脳 = わりと女性的

なんだそうです。

あるセミナーではこれをとてもわかりやすい例で紹介していました。

とある共働き夫婦がいて、奥さんのほうが仕事の愚痴を旦那さんにこぼしたそうです。その話を聞いた旦那さんは「奥さんにも会社にも改善の余地があるな」と感じ、奥さんに対して「それは、ああしてこうしてこんなふうにすればよくなるんじゃない?」とアドバイスしたところ、奥さんから返ってきた言葉は次のようなものだったそうなんです。

「あなた、私の話をちっともわかっていない!」

旦那さんのほうはすごく良い提案、アドバイスをしたつもりだったのに思わぬ言葉が返ってきて面くらい、結局大ゲンカ。

これって結婚されている方なら多かれ少なかれ近い経験があるのではないでしょうか?私はあります(恥)。

私の場合は、昔ビズアップで働いていた社員とその奥さんが我が家に遊びに(ご飯を食べに)来たときに起こりました。その奥さん、ご飯の準備を手伝わなかったんですね。

それに対し、社員と奥さんが帰った後にうちのヨメが「おかしくない?」と少し不満を漏らしました。

私は逆にその社員の家に遊びに(ご飯を食べに)行ったときに、その奥さんがずっと台所に立っていろいろやってくれてもてなしてくれた経験がありました。なので、食事の準備をしたくないとか手伝いたくないということではないのではないかと思いました。台所ってその家の奥さんの大切な場所だからしゃしゃりでないほうがいいという価値観もあるだろうし。。。

そんなことをヨメに伝えたんですね。「もしかしたらこういう考えだったのかもしれないよ」と。多角的なものの見方をしてほしかったわけです。

結果は察しがつくと思いますが、キレられてケンカになりました(恥)。

 

●男女の脳機能の違いはブランディングやマネジメントにおいてとても大事

先ほどの共働き夫婦の事例、この時の旦那さんのベストアンサーは何だったと思いますか?

実は、

「お前もたいへんだな。」

このヒトコトなんだそうです。

つまり奥さんは解決策がほしかったのではなく共感がほしかっただけなのです。うちのヨメもまったく同じ。「そうだね、もう少しお手伝いしてくれたらうれしかったよね」と言ってあげればよかったわけです。

世の男性陣からは「いやいやいや、ムズくない???」という声が聞こえてきそうです。はい、私もそう思います(汗)。

しかし、少なくともこの男女の違いを知っておくのはどんな商売でも重要だし、どんな組織のマネジメントでも重要だと考えます。

女性を批判するつもりは毛頭ないと先に断っておきますが、会社でも女性のほうが社員が多い場合は、男性のマネージャーは注意が必要です。

女性は脳の機能上、共感をしてしまったり共感を大切にします。これ(共感)が「会社の目標」よりも優先順位が高いことが往々にしてあるのです。男性は解決脳なので目標をクリアしていくということに対し比較的ナチュラルな反応をしますが、女性は共感できなければ目標をクリアしようと思わない、ということになり得ます。

しかも何に共感するのかというと、目標そのものというより「人」に対して。

つまり、上長や社長が共感されていなければ(カンタンに言えば好かれていなければ)、女性からはなかなか協力を得られない。

それどころか、女性は何かに共感しておらずにはいられないですから(繰り返しますが批判しているわけではないですよ汗)、社長や上司に共感できないとなると、他の社員、特に同じように社長や上司に不満を持つ社員に共感してしまいます。

こうなると組織はキツい。社長や上司のいうことは信用されず、不満と共感の連鎖が組織内を駆け巡ります。目標はもちろん達成されません。なんでこんなことが言えるかというと経験者だからです。お恥ずかしい話ですが。。。

これを解決する方法は(解決しようとするところが男性的笑)、「お互いをもっと理解することなのではないか」と弊社No2の芳村は言います。まさにそのとおりだと思います。

社長や上司に共感するしないの前に、そもそもお互いのことを、その価値観をもっと知ろうとしたことがあるのか。意外とないんですよね。お互いよくわかり合おうともせずに共感できないと思いこんでいる。

振り返ってみるとたしかに、私とのコミュニケーションの量が多い社員のほうが私のことや私の考えを好意的に受け取ってくれるケースが多かったです。もっともコミュニケーションの量の重要性は男女あまり関係ないかもしれないし、当たり前っちゃ当たり前の話かもしれませんが。

 

●そもそもなぜ女性は共感脳なのか?

「方向音痴は女性に多い」

こんなことがよく言われます。なぜでしょう?こんな話から、そもそもなぜ女性は共感脳が多いのかに触れてみたいと思います。もはやこれはかなり趣味に近い話で恐縮ですが。。。そして私の仮説も多分に含んでいますが。。。

時を戻します。太古の昔、まだ農耕がはじまっていなかったころを想像してみましょう。

男は狩りに出て獲物をとってくる必要がありました。家はありません。定住ではないので、獲物がいそうなところ、または果物などを採集できるところへと移住していました。知らない土地で、自分の家族(女性と子ども)が待つ場所に獲物を持って生きて帰ってこなければならなかったわけです。方向感覚がなければ家族のもとに帰ってっこれないわけですね。

当時は家族単位というよりもいくつかの家族が協力しあって暮らしていました。男は獲物をひとりで狩ってくるのはむずかしいですから、数家族で共同生活をし、獲物を分け合っていたわけです。

女性は男性が帰ってくるまで食事をつくったり子どもを育てて待っているのが仕事です。あまり出歩いたりはしません。数家族いますから、そこはまさに女性のコミュニティでした。

こういったことから、おそらく男性のほうがセンスオブディレクション(方向感覚)が身につき、脳にその名残がある、女性はコミュニティの中で共感力が磨かれた、こう考えています。

余談ですが、私は絶望的なまでに方向音痴の男性は仕事ができないと考えています(過去に2名そういう社員がいました)。太古の昔から狩りでもあまり結果を出せなかったのでないか、その遺伝子を受け継いでいるのではないかと考えています。方向音痴の男性の方がいたらすみません。もちろん例外もあると思いますし、「絶望的なまで」でなければ大丈夫です。

女性の共感力を向上させた理由は、コミュニティだけでなくもうひとつあると考えます。それが「子育て」です。

女性が男性よりも優れているのは画像認識やイメージの脳力です(男性は言語や計算など)。

唐突ですが、赤ちゃんを抱っこしたことはありますか?赤ちゃんを抱っこするときって、赤ちゃんの頭が自分の左腕側にくるように抱っこすることがほとんどだって知っていますか?

これはなぜか?

右脳を使うためだそうです(神経は延髄のところでクロスしているので、左を使うと右脳が使われる)。右脳はイメージや空間を認識するのに使われていると言われています(左は数字や言語)。

女性は赤ちゃんの表情やしぐさから、

  • お腹すいた
  • なんだか不快
  • うれしい

などの感情を読み取る必要があります。なぜなら言葉がまだ話せないからです。まだ話せないどころか、太古の昔ならもしかしたら言語でのコミュニケーションがまだ確立されていなかったかもしれない。それでも種を残していく上で子どもの感情を読み取ることは非常に重要なことでした。

そしてそのために活用しなければならなかったのが右脳の力なのです。

このようにして女性は共感を大切にする(大切にしてしまう)ようになったと考えられます。コロナに過敏になるのが女性のほうが多いと思われる(データ取ってないですが)のも、この共感脳のためなのではないかと私は考えています。

 

●デザインやブランディングにおける男女の違い

デザインをはじめとした「感じる」もの、「感性」が関わることは女性のほうが得意と言われていますが、これはお話してきたようなことが理由だと私は考えています。

私のデザインの師匠の伊吹先生は「商品開発やパッケージデザインを扱う部署に女性がいない会社は絶対に成功しない」とよく言っていました。

我々は19,000件近いのロゴ作成のお仕事をいただく中で、以下の事実に気づきました。

  • 男性はロゴに意味や根拠を求めがち
  • 女性はロゴに雰囲気を求めがち(自分に合っているか)

あくまで傾向ですがこのようなケースが多いです。

もちろん、ロゴは「デザイン」なので男女問わずある程度は右脳的な判断、感覚的な判断をしますが、上記のような傾向があるのは間違いありません。

以前もこのメルマガでお話しましたが、ロゴをはじめとしたデザインをつくる時に

  • コンセプト(=言葉)が先か?
  • デザイン(=画(え))が先か?

どちらが先なのかと言えば「どちらでも良い」というのが私の考えです。おそらくこれを業界の人に言ったら「間違っている」と言われると思います。しかし私は自信を持って言いたい。「あなた方よりも何倍も多くのお客さまと接してきて得た知見だ」と。

音楽の世界には曲作りで「詞先」「曲先」という言葉があり、

  • 歌詞をつくってそのイメージで曲を書く
  • 曲をつくってそのイメージで歌詞を書く

どちらのパターンもあります。メロディから詞のイメージを連想することもあれば、歌詞からメロディのイメージをすることもあり、それは作詞家作曲家さんのスタイル次第です。私の大好きな作詞家(故)阿久悠さんは、詞先派が多かった中、曲先で詞を書くことを得意とされていたそうです。また、優秀なミュージシャンは歌詞とメロディ同時に降りてくるそうです。

デザインもまったく同じで、コンセプトが先かデザインが先かはどちらが先でも構わない、というこの持論は

  • 男性はロゴに意味や根拠を求めがち
  • 女性はロゴに雰囲気を求めがち(自分に合っているか)

という傾向があることを知っているから展開できた持論なわけです。もっと言えば、男女の脳の機能の違いを知っていたから言語化できたわけです。

以前、他社でのロゴ作成で失敗しビズアップに依頼くださったある女性社長がいました。その女性社長は、他社の担当にロゴデザインのコンセプトをいろいろ説明されたけどさっぱりわからなかった、と言っていました。

弊社ではその社長がとても好きなテイストを表現できる女性デザイナーを担当にしたところ、すぐにデザインが決定しました。言葉よりも画(え)に軸足をおいたわけです。

大きな広告代理店やデザイン会社、コーポレートアイデンティティをつくる会社は

「ロゴをつくるよりも前にコンセプトだ!」

と言いますが、これは解決脳がそうさせているだけです。ただ単に男性側が考えた手法でしかないものをデザイン業界のスタンダードのような言い方で広めているだけだからと私は考えています。

大切なのは、

  • 男性的(解決脳的)な手法が向いているのか
  • 女性的(共感脳的)な手法が向いているのか

であり、これはお客さまやお客さまが求めていることによって違う、ということです。

 

さて、いかがでしたでしょうか。だいぶマニアックな話なので興味がない方もいたと思いますが、楽しんでもらえたら幸いです。

最後に、マーケティングの世界では「男性には機能で売り込み、女性にはイメージで売り込む」なんてよく言われていますが、これはまさに今日お話したことから生まれた考え方です。

これに近い言葉でこんな言葉があるのをご存知でしょうか。

【夫婦ゲンカについて】
男性は筋が通っていないと怒り、女性はよくわからないけど納得できないと怒る

誰の言葉か知っていますか?

私です(恥)。

 

今回はここまでです!

津久井

投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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