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2011年04月01日 メールマガジン 所感 【第80回】震災によるビジネスへの影響

2013年03月12日掲載開始

こんにちは。




ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です。
https://www.biz-up.biz





この度の東日本大震災で
被災された方、そのご関係者の方に
心よりお見舞い申し上げます。



原発の問題がまだ予断を許さない状態です。



原発に関して私がもっとも信頼できると
個人的に思う情報を流しているのは、
あの有名な大前研一さんです
(日立の原発技術者だった)。



Youtubeで原発についての解説をしています。
不安を感じられる方はどうぞ見てみてください。



ただし!
1本1時間ちょっと×3本あります(長!)
私は全部見ましたが。。。
お時間のご都合がよければご覧ください。
http://bit.ly/fG8u4A



それと、
私の経営者仲間でもある諸井太郎さんが
最近原発問題でTVに引っ張りだこです。



諸井さんは、
元東電社員で柏崎刈羽の原発の運転歴もある
異色の社長です。



自身のブログで原発の情報発信をしていたところ、
すごいアクセス数となり、
テレビ局から声がかかったとのこと。



先週の土曜日に
ちょうど二人で呑んでいたのですが、



その時には出演は決まっておらず、
明けて月曜日の昼の生番組に
急きょ出演することになったそうです。



いつもテレビは急ですね。



余談ですが、
この諸井さん、本業は



「不動産会社専門の集客代行」



で、
圧倒的なコストパフォーマンスで
お客様を目の前に連れてきてくれます。



不動産業を営まれている方は、
一度話だけでも聞いてみられることを
おすすめします。






さて、今日から4月ですね。
新しい会計年度になる会社さまも
多いことと思います。



今週のお話は、
震災の影響でビジネスが
どのような状況になっているか、
今後どうなりそうか、などなど



聞いたり調べたりした話を
所感も交えて情報として
シェアさせていただきます。




●震災の影響、現在の状況



今朝のテレビで、
東京の結婚式場、八芳園の方が
インタビューに答えていました。



結婚式の延期を検討している
お客さんが、40%いるそうです。



イベント会社などは
震災の自粛ムードでイベント中止が多発、
かなりの苦境に立たされている
会社が多いようです。



旅行会社も
海外からの旅行客の相次ぐキャンセルにより
相当厳しい状況だそうです。



韓国の旅行者が九州旅行なのに
「原発が心配」といって
キャンセルした例もあるとか。



我々のような
インターネット経由でお客様に
注文していただくビジネスは、



私のネットビジネス師匠の見解では、
現状でどこも20~30%減ということ。



ビズアップもまさに20~30%減です。
震災直後は50%以上減でした。



他の経営者仲間などにも確認したところ、
感覚的には皆一様に同じだそうです。
業種はそれぞれバラバラですが。



試算によると、
今回の地震による被害総額は
16~25兆(阪神大震災の時は10兆円)。



ただ、暗い見通しだけではありません。



昨日大阪のお客様とお電話をしたときには、
「こんな時だから大阪が頑張ろう!」
という機運が高まっているそうです。



●物理的影響、心理的影響



今回の震災で、
経済を停滞させている要因は
大きく分けて2つあると考えます。



・物理的影響
・心理的影響



物理的影響の代表例は「計画停電」です。



また、
鉄道や高速道路など、
交通網の麻痺などで物流面も実害があります。



私も昨日打ち合わせで横浜まで行きましたが、
運休や各駅停車のみの運行などで、
普段は1時間かからない距離が1時間半以上かかりました。



「スピード」をベースに仕組化された
現代のビジネス事情において、
根幹を揺るがす問題です。



現代のビジネスは、
スピードが生み出すお金の量を決める、
という側面があるからです。



次に、心理的影響とは
「自粛」と「萎縮」だと私は考えます。



日本人の良いところでも
悪いところでもあるのですが、



「自粛」というと
すべての言動を慎むべき、
という風潮が蔓延します。



しかし、自粛ムードにかられ
経済をストップすれば
地震、津波、原発に続いて
4次災害をもたらしてしまいます。



私たちができることは、
経済を止めずに生み出した
利益や価値を震災復興にあてることでしょう。



そう、
みんなここまでは頭ではわかっています。



「復興に向かって動こう!」と
一歩を踏み出す力がなかなか出づらいのは、
原発や放射能の問題による「萎縮」があるからです。




●どんな職業、商売から元に戻っていくか



原発問題で人々が「萎縮」するのは、
大げさに言えば「命の危険を感じる」からです。



こちらをご覧ください。
http://bit.ly/hsgPsx



「マズローの欲求5段階説」
というものです。



マズローの欲求5段階説を簡単に説明すると、



低い欲求が満たされなければ、
それよりも高い欲求は生まれない、
というものです。



たとえば、
食欲が満たされなければ
名誉欲をもつことはない、
というような感じです。



この5段階の一番下にあるのは、
「生存欲求」
「生理的欲求」
などといわれるもので、
命の安全に関わるものです。



今回の萎縮の原因は、
明らかに原発問題です。



地震や津波だけであれば、
(もちろんたくさんの犠牲者の方が
いらっしゃるのは大変ショッキングなことですが)、



「亡くなった方々のためにも
 生きている自分たちが
 がんばって立ち直ろう!」



という機運に
もっともっとなってもよいはずです。



ですので、
原発問題に明るい見通しがでるまで、
経済状態の本当の復興はないというのが
私の考えです(みんな消費しない)。



われわれの商売が
いつごろ元のような状態に戻るかの
目安として私が考えていることも、



このマズローの欲求5段階説をベースにしています。



原発問題の見通しがつけば、
まずは「物質的欲求」を満たすため
物理的影響を改善できる商売が
元に戻ってきます(もちろん、
すでにそうなってきているものもありますが)。



衣食住に関わる商材を販売されている方、
インフラ、建設関係の方は
原発問題の見通しがありますが、
それほど時間がかからずに元の状態に
収束する方向に向かうでしょう。



ただし、
衣食住でも「嗜好品」にあたるものは
まだ時間がかかります。



たとえば、ブランド品など。
これらは「物質的欲求」の次の
「精神的欲求」に帰属する面が大きいからです。



それでも、
こちらも少しずつ回復してきてますよね。
たとえば、小さな子供たちにアニメ映画を
見せに連れていく、などは需要が増えてきています。



私たちのようなデザイン業務は、
精神的欲求に大きく根付いた商材です。



ですので、
復調するのはもう少し時間がかかるでしょう。



しかし、
命の危険がなくなった途端に
精神的な安定を求めるのが人間ですから、
精神的欲求を満たすサービスや商品は
遅かれ早かれ必ず出番が来ます。



ちなみに
命の危険がある方が精神的な安定を求める
のではないか(参っているのだから)、



というご意見もあると思います。



一見そう感じますが、
人間は本当に目の前で命の危険が及びそうな時は
生存本能が働きますので、クヨクヨ悩んだりできません。



実際に阪神大震災の時は、
被災地あたりにうつ病の患者が
いなくなったという報告もあります。



●今、私たちビジネスマン(特に経営者)がとるべき施策



私の師匠のひとり
(すみません、師匠が5人くらいいます)は、
まずは復調するまでディフェンスを固めるべきだと
いっています。



この場合は、
「資金調達」です。



実際に売上減等で、私のまわりでもみんな
キャッシュフローがきつくなってきています。
われわれも例外なくそうです。



ですので、
ビズアップも区の制度融資を利用して
借り入れの準備をしています。



「震災特別措置」として
行政ごとにいろいろな対策をしています。
しかも、基本「全国」です。
被災地から遠くても何かしらあると思います。



まずは区役所、市役所などの役所に
問合せてみてはいかがでしょうか。



融資関係は細かいルールや
わけのわからない言葉が飛び交っているので、
私も苦手意識がありますが、



なりふりかまわず
役所に質問攻めすると意外と教えてくれます。




今回のような未曽有の惨事の時に、
私たち経営者は何を試されているのでしょうか。



とにかく、
せっかくご縁をいただけたみなさまと
しっかりと情報交換をしあい、
みんなでこの難局を乗り越えたいと思います。



何か情報がありましたら、
ぜひメルマガの場でシェアさせてください。
どうぞよろしくお願いします。




今回はここまでです。




津久井




※メルマガやビズアップサービスについての
お問い合せはこちらまでお気軽にどうぞ。
雑談レベルで構いません!




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■発行者 津久井 将信 support@biz-up.biz
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投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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