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2026年04月10日 お客さま事例 公開する 一針一針に想いを込めて、創業50年超の有限会社錦ネームが挑むブランド戦略

有限会社錦ネーム 代表取締役 錦織大輔さま

福岡県を拠点に、半世紀以上にわたり刺繍・プリント加工の技術を磨き続けてきた有限会社錦ネームさま。創業から50年を超える歴史の中で、数々のアパレル製品やユニフォームを確かな技術で支えてこられました。

刺繍とプリントの二刀流という独自の強みと、仕上がりを左右する高度な刺繍データ作成技術を武器に、現在は法人だけでなく個人のお客さまへとその活躍の場を広げています。

今回は、代表取締役である錦織大輔さまに、赤い針と糸のロゴマークが社内外にもたらした変化や、デジタル全盛の時代にあえて実店舗と対面を重視する未来のビジョンについてお話を伺いました。

また、ロゴ制作のご依頼から始まり、今ではビズアップの商品加工を錦ネームさまが請け負うという、不思議で深いご縁のエピソードにも注目です。

目次
    1. 刺繍とプリントの二刀流で1枚に向き合う
    2. BtoC展開への挑戦とロゴ制作のきっかけ
    3. デザイナーとの対話から生まれた赤い針と糸
    4. 新しいロゴがもたらしたポジティブな変化
    5. ロゴデザインを軸にしたツールの統一感
    6. デジタルの時代だからこそ、対面と実店舗の価値を
    7. ロゴ制作を考えている企業へのメッセージ

刺繍とプリントの二刀流で1枚に向き合う

――御社の事業内容について教えてください。

1967年の創業以来、主に衣類などの「着る物」に対する刺繍とプリント加工を行っています。
一番の強みと言えるのは、刺繍とプリントの両方をワンストップで対応できる点です。特に刺繍に関しては、仕上がりを左右する「データ作成」が重要になりますが、そのクオリティには自信を持ってやらせていただいています。

――お仕事の中で特に大切にしている想いがあれば教えてください。

ご注文いただく枚数が多い時も結構あるのですが、たとえ量産品であっても、ひとりの方にとっては1着です。なので「一人ひとりが着るもの」であるという意識を持ち、1着1着に想いを込めて仕上げることを大切にしています。

また、他社さまとどこで違いを出すかという点において、どうしても価格や納期、仕上がりの美しさなどが重要になってきますが、なるべく単なる価格競争にならないように、価格ではない付加価値で勝負していきたいという想いがありますね。

■有限会社錦ネーム様制作の刺繍製品

BtoC展開への挑戦とロゴ制作のきっかけ

――今回、ロゴを制作しようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?

ビズアップさんにロゴを依頼したのはもう10数年前になりますが、そのロゴをずっと使い続けています。

制作を依頼した当時のタイミングとしては、プリント事業にもう少し力を入れたいと考えていた時期であり、同時に、刺繍事業において個人のお客さまを増やしていきたいと考えていた時期でもありました。

そこで、お客さまに認知していただくためのブランド力をつけたいと思い、ロゴ制作をお願いすることにしました。

――御社は創業から50年以上と伺いました。ロゴができるまでの約40年間、ロゴがなくて困ったことはありませんでしたか?

それまでは特に困ることはなかったですね。

以前は、BtoBの取引が多く、業者さまから依頼された製品に対して刺繍加工を施すのがメインでした。自社が表に出るような活動をあまりしてこなかったので、当時は社名の文字さえあれば良く、ロゴは必要ありませんでした。

しかし、ここ10年ほどでホームページを作成し、個人のお客さまも含め広く集客をしていくにあたり、会社の顔となるロゴが必要になったという経緯です。

――数あるデザイン会社の中から、ビズアップを選んだ理由を教えてください。

ネット検索でいくつかのデザイン会社さんを拝見しましたが、ビズアップさんのホームページはロゴマーク制作に特化している点を強く打ち出していました。

何度かホームページを見たのですが、依頼するにあたっての不安や、ここが気になるなと思っていた点が、ホームページ上の情報である程度解決できました。予算感なども含めて情報が分かりやすかったです。

あとは当時、津久井社長の書かれていたブログを拝見して人柄を感じ、この会社にお願いしたいなという気持ちにつながりました。

デザイナーとの対話から生まれた赤い針と糸

――最初にどのようなイメージのロゴを依頼したのでしょうか?

最初は、ホームページに載っている過去の制作実績などを見て、そこから自分たちのコンセプトに合いそうなものや、好みの色、形などをいくつかピックアップしてイメージをお伝えしました。

具体的な要望としては、事業のメインである刺繍を表現するために、糸を使ったモチーフにしてほしいと伝えました。
また、一般の方には刺繍屋と縫製屋の違いが分かりづらく、縫製屋と混同されて依頼されることも多かったので、縫製業との違いを出したいという要望もお伝えしました。

――ロゴマークの周囲にある英語の文章も、ご自身で考えられたのですか?

元々は、英語の文字は入っておらず、糸と針のイメージだけでデザインしていただいていました。
ただ、少し何か物足りないなと感じる部分があったので、この英文を入れてほしいとお願いをして、現在のような円形のデザインにまとめていただきました。

この言葉には、一般の方に向けた意味と、業者さまに向けた意味の両方を込めています。刺繍というのは、お客さまの手に届く段階では「入っていて当たり前」と思われがちです。しかし、本来は無地の商品に対して刺繍が入ることで付加価値を上げる仕事を私たちはしていると考えています。

刺繍によって「付加価値を生み出す仕事がある」ということを知っていただきたい、という想いをその言葉に込めました。

――最初にロゴマークを作成され、少し経ってからロゴタイプをご依頼いただいたと伺いました。どういった経緯だったのですか?

はい、最初にロゴマークを作っていただいて、その1年後か2年後くらいに、ロゴタイプもお願いしました。最初はマークだけで良いかなと思っていたんですが、ロゴマークと自社にあるフォントを使って社名を並べてみたものの、どうしてもデザインのバランスに納得がいきませんでした。

それなら、やはりプロにお任せして、ロゴマークの雰囲気に近いフォントで作ってもらいたいと思い、改めて追加で依頼しました。

――完成したロゴの仕上がりを見て、どのような印象を受けましたか?

とてもワクワクしましたね。

完成したロゴを見て、どこに使おうかといろいろ考えました。看板も一新しましたし、広告を出す際もそのロゴマークを使ってブランディングを意識し始めたりと、前向きな変化がありました。

また、このロゴマークを採用してから、弊社のコーポレートカラーを「赤にしよう」と決めました。

――制作過程のビズアップの対応や進行などはいかがでしたか?

デザインの修正もいくつかお願いしましたが、スムーズに進行していただきました。

当初はロゴマークの針が上から降りてくるようなデザインだったのですが、それを下から上がってくるような、顔の方に向かっていくような方向に変更したり、針の角度などを調整していただきました。

後からお願いしたロゴタイプに関しては、修正はほとんどなかったと思います。ロゴマークに合わせたカーブのデザインなど、最初に出てきたご提案が素晴らしく、すんなりと決まりました。

新しいロゴがもたらしたポジティブな変化

――ロゴを作ったことで社内ではどのような反応や効果がありましたか?

ロゴマークに対して、社員みんなが親しみを持ってくれたことはとても大きいですね。
看板を変えたり、広告を出したりした際に、社内からも「あそこに看板を出したんですね」「広告が出ていましたね」といった声があがりました。

社内の一体感はもちろんですが、ブランディングの観点からも、やはりロゴマークがあった方が会社としての信頼感は上がると思います。
求人の際も、しっかりとしたロゴがあることでの認知度や安心感につながっているのか、募集に対して反応が早くなった印象です。

――お客さまからの反響はいかがでしたか?

お客さまからはかっこいいというよりは、可愛いロゴだねと言っていただくことが多いですね。
また、「看板や広告を見たよ」と言っていただけることもありますし、どこでロゴマークを作ったのか尋ねられることもありました。

その時はビズアップさんを紹介させていただいて、実際にその方もビズアップさんに依頼してロゴを作られました。そのロゴは今も使われていて、良いご縁がつながったなと感じて嬉しかったです。

ロゴデザインを軸にしたツールの統一感

――新しいロゴはどのように活用されていますか?

ビズアップさんに依頼して制作したものとしては、名刺、看板、そしてホームページがあります。ロゴマークのデザインを軸に展開していったので、すべてお任せできる安心感があり、制作もスムーズに進みました。

名刺を導入してからは、お客さまとのちょっとした話題作りにもなっていると思います。ロゴのデザインという軸があることでツールに統一感が出せていると感じますね。

 

デジタルの時代だからこそ、対面と実店舗の価値を

出典:有限会社錦ネーム 公式サイト

――今後、ロゴを活かして「こんなことをしてみたい」と思っていることがあれば教えてください。

直近の課題としては、ホームページのリニューアルですね。

実はロゴ制作時の10数年前に作ったまま更新が止まってしまっているので、ビズアップさんに改めてリニューアルのご相談をしようとしているところです。当時の内容と、今自社として伝えたいことが変わってきていますし、内容を最新のものに一新したいと考えています。

また、若者の間で手芸ブームなどもあるので、今後はInstagramなどのSNS発信も少し多めにしていきたいですね。もう一度刺繍の良さを広く伝えていきたいと思っています。

――今後の事業展開における目標やビジョンについてお聞かせください。

5年後、10年後の構想としては、やはり自社のブランドを持ちたいと考えています。
加工を行っている会社だからこそ、色々なモノづくりに取り組める強みがあります。大きく言えばアパレルブランドのような、自社で販売できる商品を何かしら作っていきたいですね。
私たちは製造業ですが、メーカーのように自社商品があるわけではありません。だからこそ、今後は自社発信の商品作りに挑戦していきたいです。

また、業界全体の未来に対する想いとして、プリントTシャツ屋などはウェブ上にたくさん溢れていますが、私たちは実店舗があることを強みにしていきたいです。
お客さまとのつながりが希薄になりやすいデジタルな時代だからこそ、直接会ってやり取りをするというつながりを大切にしていきたいと思っています。

■店舗内の様子

ロゴ制作を考えている企業へのメッセージ

――改めて「ロゴ制作」を行って良かったと感じる点をお聞かせください。

自社をPRしたいと考えた時に、やはりロゴマークを押し出せる点は非常に大きいです。
看板にしても広告にしてもロゴがあることで印象に残りますし、様々なツールに使いやすく、展開がしやすいですね。自社の顔として活用できるので作って良かったと感じています。

――今回のプロジェクトを「ビズアップに依頼して」良かったと感じる点があれば、ぜひ教えてください。

ビズアップさんとは、ロゴ制作から始まり、ここまで長いお付き合いが続いていること自体がすごく良いことだと思っています。
実は今、不思議なご縁なのですが、ビズアップさんが弊社のお客さまにもなってくださっているんです。

確か、ロゴマークを作成されたお客さまにTシャツをプレゼントする企画の際、弊社にご依頼いただいて、そこからここ数年ビズアップさんが販売されているユニフォーム商品の刺繍加工などを弊社にご依頼いただいています。
ロゴ制作を依頼した会社から、逆に仕事の依頼をいただくなんて、こんな偶然なかなかないですよね。

ロゴ制作を通じてつながりを持てたことも良かったですし、今でも津久井社長のブログやロゴコラムを拝見して、勉強させていただいています。そういった継続的な関係性を築けたことが、一番ありがたいと感じる点です。

――最後に、ビズアップをひとことで表すと、どんな言葉がしっくりきますか?

そうですね、ビズアップさんのロゴにある通り「ナンバーワン」じゃないかなと思います。
津久井社長の人柄やキャラクター、そしてそこにいらっしゃるスタッフの方々の細やかな気遣いなど。そういった人の力が集まっているという点で、素晴らしい会社だなと思っています。

他にはない、その人たちがいるからこそできているという意味で、オンリーワンのようなニュアンスを含んだナンバーワンですね。

本日は貴重なお話をありがとうございました!

創業50年を超える歴史の中で培われた技術と信頼、そしてBtoBからBtoCへ領域を広げ、常に新しいことに挑戦し続ける有限会社錦ネームさま。刺繍は入っていて当たり前だが、そこに付加価値を生み出すのが自分たちの仕事という錦織さまの言葉からは、モノづくりへの真摯な姿勢と誇りが強く感じられました。

また、ロゴ制作のご依頼から10年以上の時を経て、今ではビジネスパートナーとして互いに支え合う関係になれていること、私たちビズアップとしても大変嬉しく、誇らしく思います。

これからロゴ制作を検討される方、また自社のブランド価値を高めていきたい方にとって、錦織さまの1枚へのこだわりやデジタル時代だからこそのリアルなつながりを大切にする想いは、大きなヒントになることでしょう。

今回のインタビューを機に、そして今後のホームページリニューアルなどを通じて、有限会社錦ネームさまがますますご発展されますことを、心より応援申し上げます。

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投稿者プロフィール

バビー
バビー
ビズアップ専属ライター。仕事が早くて質が高く、ビズアップスタッフからもビビられる。主にお客さまへのインタビュー記事や「ロゴtips」の記事を担当。

過去には六本木あたりでちょっと名の知れた時期もあったとか。。。今は初台から笹塚の間を電動自転車でひた走る。

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