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Logo column

2026年09月25日 お客さま事例 公開する 世代をつなぐ地域の拠点へ。社会福祉法人三ツ和会さまのロゴ制作ストーリー

社会福祉法人三ツ和会 / 事務長 / 吉田 有作さま

埼玉県川口市で、0歳から6歳までのお子さまをお預かりする認可保育園「どんぐり保育園」を運営する社会福祉法人三ツ和会さま。子どもたちを保育するだけでなく、子育て支援センターや一時預かり、今年から始まった「こども誰でも通園制度」などを通じて、地域の子育て世代を幅広く支えていらっしゃいます。

さらに、卒園した後も子どもたちがスポーツや部活動で集える人工芝の室内練習場を整備するなど、世代を超えてつながる地域の拠点づくりにも取り組んでいます。2026年に20周年という節目を迎えるにあたり、これまで培ってきた地域の信頼を確かなブランドへと育てるため、ロゴ制作に取り組まれました。

今回は、社会福祉法人三ツ和会の事務長である吉田さまに、事業への想いや、ロゴ制作の裏側、そして今後の展望についてお話を伺いました。

目次
    1. 地域の拠点を目指し、日々の保育に想いをこめる
    2. 20周年を機に、初めてのロゴマークづくりに取り組む
    3. 一つ一つのモチーフに込められた意味
    4. 新しいロゴがもたらしたポジティブな変化
    5. 名刺や体操着など、さまざまなアイテムでロゴを活用
    6. 世代を超えてつながる地域の拠点を目指す
    7. ロゴ制作を検討している企業へのアドバイス

地域の拠点を目指し、日々の保育に想いをこめる

――御社の事業内容について教えてください。

埼玉県川口市で、どんぐり保育園という認可保育園を運営しております。お子さまをお預かりするだけでなく、子育て支援センターや一時預かりにも力を入れておりまして、今年からは国が推進する「こども誰でも通園制度」も新たに取り入れました。

この制度は、保育園や幼稚園などに通っていないお子さまでも、保護者の就労要件などを問わず月10時間まで利用できる制度です。お子さまが家庭以外の環境でさまざまな経験を重ね、集団生活への第一歩を踏み出す機会を提供するとともに、子育て家庭を支えることを目的としています。そのため、在園児だけでなく、地域の子育て世代の皆さまを幅広く支える保育園を目指しております。

さらに現在は、小中学生に向けた人工芝の室内練習場「D-BASE」の整備も進めています。「どんぐりベース」の頭文字から名づけたもので、ベースという言葉には拠点という意味もこめました。卒園した後も、この敷地内に来ればスポーツや部活動を通じて交流できます。0歳から15歳まで、世代を超えてつながれる地域の拠点にしたいという想いから、整備を進めています。

――お仕事の中で特に大切にしている想いや、企業理念があれば教えてください。

法人の理念として、一人一人の個性を尊重し、地域や家庭とつながりながら、子どもたちの生きる力を育てるという想いを掲げています。

この理念は、子どもたちだけでなく、保護者や職員、地域の皆さまとの関わりにも通じるものだと考えています。人の役に立ちたい、地域に貢献したいという想いを原点に、一人一人と誠実に向き合っていくことが、仕事の一番の土台になっていると思います。

――その想いを持つようになった背景に、何か原体験のようなものはありますか?

私はまだ保育の業界に入って1年ほどですが、とても印象に残っている出来事があります。卒園児が成人式や中学校の卒業といった節目に、毎年誰かしら園へ顔を出してくれるのです。

正直なところ、卒園した保育園に足を運ぶ機会は少ないだろうと思っていました。ですが実際にその姿を目にして、先生たちがこれまで築き上げてきた信頼や、丁寧に保育を重ねてきた積み重ねを感じたのです。

卒園した後も、保護者や子どもたちと地域でつながり続けていきます。だからこそ、その一人一人としっかり向き合っていきたいと、あらためて感じました。

20周年を機に、初めてのロゴマークづくりに取り組む

――今回、ロゴを制作しようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?

どんぐり保育園が20周年という節目を迎えるにあたり、これまで積み重ねてきた地域の信頼や「どんぐり保育園」という名前を、より確かなものにしていきたいという想いがありました。

実は、これまで当園にはロゴがありませんでした。保育園でロゴを持っているところは意外と少なく、園名にちなんでどんぐりのイラストを使うことはあっても、その都度フリー素材を用いていたため、印象がそろっていませんでした。そこで、当園の公式なシンボルマークをきちんと作りたいと考えました。20周年というタイミングとも重なり、今回の制作に至りました。

――数あるデザイン会社の中から、ビズアップを選んだ理由を教えてください。

理由はいくつかありますが、まず提案の進め方が明確で分かりやすかったことです。ホームページを拝見したときに、どのようにロゴづくりを進めていくのかが丁寧に示されていて、相談しやすいと感じました。気に入らなければ費用はかからないという点や、3つの案をご提案いただけるという流れも、私たちにとって分かりやすいものでした。

そして何より、実績の豊富さが決め手になりました。大手企業や有名大学の事例を掲げる会社は多いのですが、ビズアップさんは保育業界や学校など、ジャンルごとに整理して事例を見せてくださいました。そのおかげで、こういう雰囲気にしたいという要望も伝えやすかったです。

一つ一つのモチーフに込められた意味

――最初に、どのようなイメージのロゴを依頼されたのでしょうか?

よくある保育園や幼稚園の可愛らしい雰囲気とは、少し違うものにしたいと考えていました。当園は、小学校へ向けた生きる力や、しっかりとした教育も大切にしています。ですから、可愛らしさだけでなく、芯のある印象を与えられるロゴにしてほしいとお伝えしました。

色味については、社会福祉法人は黄色や淡いピンクを連想させることが多いのですが、そこにはこだわらず相談しました。最初は3案ほどかと思っていたところ、5案もご提案いただきました。デザイナーの方のお母さまが保育の現場にいらしたそうで、こちらの想いをよく汲んでくださいました。

――そこから、どのように修正を重ね、どんな意味をこめていったのですか?

一つの案に絞ってからは、細かな要望をいくつもお伝えしました。どんぐりのモチーフを、サッカーのエンブレムのような佇まいに近づけたかったのです。当初は角ばった印象だったため、丸みを持たせていただきました。色味も、明るい黄色やライムグリーンでは軽やかになりすぎるので、重厚感のある深い緑へと調整していただきました。横に月桂樹をあしらったのは、学校教育を思わせる要素を加えたかったからです。

そして、一つ一つのモチーフには、それぞれ意味がこめられています。どんぐりの実にある3つの輪は、当園を運営する三ツ和会に由来します。「三ツ和」はこの地域の地名で、もともと3つの地名が一つになって生まれた土地なのですが、その名になぞらえて、地域・家庭・保護者という3つの「和」をつなぐという意味をこめました。

右肩上がりのラインは子どもたちの成長を、上にのぞく葉っぱは、0歳から5歳の芽がこれから育っていく姿を表しています。これから先、10年20年と受け継がれていくロゴですので、想いをこめて、大切に育てていきたいと思います。

――完成したロゴをご覧になったときの、率直な感想はいかがでしたか?

素直に嬉しく感じました。デザイナーの方と一緒に作り上げたという実感があったからです。このロゴをもとに、これからいろいろと展開していけるという見通しも立ちましたし、ようやく当園にも確かなシンボルマークができたと思うと、とても嬉しかったです。

――制作過程でのビズアップの対応や進行はいかがでしたか?

とにかくレスポンスが早く、こちらとしてはスムーズに進められて助かりました。私たちは「こんな感じ」「あんな感じ」と抽象的にお伝えすることも多かったのですが、次の打ち合わせにはしっかりと形にして、意味まで持たせてくださいました。

言葉足らずなところも上手に汲み取っていただき、細部まで丁寧に調整してくださったので、迷わず進めることができました。

新しいロゴがもたらしたポジティブな変化

――ロゴを作ったことで、社内ではどのような反応や効果がありましたか?

一部の保護者の方から、ロゴができたのですねと嬉しいお声をいただくことがありました。

職員への浸透はこれからだと考えています。少しずつでも日々の場面に取り入れていき、いずれは街でこのロゴを見かけたときに、どんぐり保育園だと思っていただけるような存在になれるよう、時間をかけてブランドを育てていきたいと思います。

――お客さまからの反響はいかがでしたか?

名刺にロゴマークを入れていると、ほかの保育園の園長さんや理事長さんから、いいロゴですねとお声がけいただくことがあります。ロゴがあると、相手が受け取る印象も少し変わるのだと肌で感じました。

今年で20周年を迎えるので、それを記念して作ったのですとお伝えすると、そこから会話が広がることもあります。ロゴがあったからこそ生まれたやり取りだと思っています。

名刺や体操着など、さまざまなアイテムでロゴを活用

――新しいロゴは、どのように活用されていますか?

さまざまな場面で活用しています。ビズアップさんにはパンフレットとステッカーを作っていただきました。名刺は私自身がデザインしたのですが、そこにもロゴを入れています。

また、近所のなじみのタオル店にお願いして、ロゴを入れたハンカチタオルも作りました。ほかにも、夏用のTシャツやポロシャツ、園児の体操着にもあしらっています。日々の入力作業に使うiPadは、画面をこのロゴに統一するなど、目に触れるところにも取り入れて、少しずつ浸透するよう工夫しています。

一つの会社にまとめてお願いできると進めやすいので、今後もビズアップさんにご相談したいと考えています。

――ビズアップが手がけたパンフレットの仕上がりは、いかがでしたか?

たいへん満足しています。パンフレットについても、可愛らしさだけでなく、しっかりとした印象を与えられるものにしてほしいと、こだわりをお伝えしました。

撮影の日はあいにくの雨だったのですが、帰り際に晴れ間がのぞきました。濡れた地面に園舎が映り込んだ一枚を表紙に採用できたのは、タイミングにも恵まれた結果だと思います。

表紙はあえて写真ではなく、絵画のようなイラスト調に仕上げていただきました。園児の絵画教育ともうまく重なればという想いをこめています。ほかの園のパンフレットも数多く拝見してきましたが、こだわりの詰まった一冊に仕上がったと感じています。

――以前のパンフレットと比べて、変わった点はありますか?

以前は印刷のみを外部にお願いし、レイアウトや構成は自分たちで手がけていました。そのため見せ方の面では工夫の余地があったのですが、今回それを一新できたことは大きな前進でした。

今年は見学にお越しくださる方も増えていて、初めて当園を知る方にパンフレットをお渡しすると、喜んでいただけることが増えました。以前よりも自信を持ってお渡しできるようになり、心強い後押しが一つ増えたように感じています。

世代を超えてつながる地域の拠点を目指す

――今後、新たにロゴを作成される予定はありますか?

今のところ、新しいロゴを作る予定はありません。このどんぐりのロゴを、これから大切に育てていきたいと考えています。新たに園を増やすことについても、この地域は保育の受け皿が整ってきたこともあり、現時点では予定していません。

――ロゴを活かして「こんなことをしてみたい」と思っていることはありますか?

まずはウェブサイトのリニューアルを考えています。今はロゴを掲載しただけの状態なので、来年度以降、ホームページの制作もお願いしたいとお伝えしています。今は保護者の方の多くが、SNSや地図アプリ、ホームページで園の情報を集める時代です。始まったばかりのブランディングの、次の一手はホームページだと捉えています。

ほかにも、園見学の際にお渡しできるオリジナルグッズなども作ってみたいですね。クリアファイルのようなささやかなものでも、ロゴがあることで新しい広がりが生まれると感じています。

――今後の事業展開における目標やビジョンについてお聞かせください。

卒園したらそれで終わりという関係ではなく、その後もずっと、子どもやご家族、地域の皆さまと関わり続けられる場所でありたいと考えています。保育園で育った子どもたちが成長して遊びに来たり、スポーツを楽しんだりしながら、やがては地域を支える存在になっていく姿を思い描いています。そうして世代を超えてつながりが続く、地域の拠点を目指しています。

先ほどお話しした人工芝の施設「D-BASE」も、その一環です。ベースという言葉には拠点という意味をこめました。子どもから大人まで、誰もが気軽に集まって交流できる場所を、5年後10年後に向けてしっかりと築いていきたいと思います。

――将来的には、保育以外の分野への展開もお考えですか?

時代の流れを見ながら、地域の皆さまが何を必要としているのかを見極めていきたいと考えています。たとえば、高齢の方が増えていく状況の中では、介護の分野へ広げていく可能性も持ち続けています。高齢の方と子どもたちが自然に関わり合えるような、世代を超えて交流できる場所は、一つの理想だと感じています。

個人的な印象ではありますが、映画「崖の上のポニョ」にも、高齢の方の施設と子どもたちの過ごす場が一つに重なった風景が描かれています。諸説あるようですが、世代を超えて人が関わり合える場所こそが理想だという想いが、あの作品にはこめられているようにも感じるのです。私たちが思い描いているのも、まさにそうした交流の生まれる場所です。

保育についても、これまでと同じ形にとどまらず、学童のような取り組みを通じて、共働きのご家庭を少しでもお支えできないかと考えています。保育園という枠にとらわれず、その先のご家庭まで見据えて、さまざまに取り組んでいきたいと思います。

ロゴ制作を検討している企業へのアドバイス

――改めて「ロゴ制作」を行って良かったと感じる点をお聞かせください。

ブランディングの大切さを、あらためて実感しました。保育業界は、これまでブランディングにそれほど力を入れてこなかった分野だと思います。ロゴがあるかどうか、ホームページが見やすいかどうか、パンフレットが整っているかどうか。以前は、在園児を大切にお預かりすることを第一に考えていました。

ですが、これから先は、外部からどう見られるかという視点も持たなければ、保護者の方に選んでいただくことが難しくなります。そう考えると、ロゴを作ったことは、これからを見据えたブランディングの確かな第一歩になったと感じています。

――今回のプロジェクトを「ビズアップに依頼して」良かったと感じる点があれば、ぜひ教えてください。

制作を進める中では、どちらの案が良いのだろうと迷う場面が何度もありました。そのときに、背中を押してくれる一言をいただけたことが、とてもありがたかったです。

どちらも良いですね、それぞれこういう印象を受けますね、と丁寧に整理してくださいました。依頼する側としては、こちらのほうが良いと言ってほしい場面もあります。そうした気持ちまで汲み取って、選びやすくしてくださったので、迷いが晴れました。ビズアップさんにお願いして良かったと思っています。

――最後に、ビズアップをひとことで表すと、どんな言葉がしっくりきますか?

「ブランディングの総合窓口」ですね。ブランディングについてこうしたいと相談すれば、いくつもの角度から戦略を提案してくださる印象があります。

こちらが想像していなかった提案をいただけることもありますし、その一つ一つに、きちんとした理由づけがあります。それを押し付けるのではなく、こちらの意見も汲みながら、最終的にちょうど良いところへ導いてくださいます。頼れる「参謀」のような存在で、引き出しの多さに何度も助けられました。

本日は貴重なお話をありがとうございました!

社会福祉法人三ツ和会さまが大切にされている、一人一人と誠実に向き合う姿勢、そして世代を超えてつながる地域の拠点を目指すという想いは、どんぐりのロゴに一つ一つ丁寧にこめられていました。20周年という節目にふさわしいこのシンボルと、ブランディングへ真摯に向き合う姿勢は、これからロゴ制作を検討される方や、自社の魅力の伝え方を模索される方にとって、大きなヒントになるはずです。

私たちビズアップは、ロゴを形にするだけでなく、お客さまのご要望や理念、想いを深く理解し、ロゴを通してお客さまの事業の価値を高めることを使命と考えています。今回のロゴ制作を機に、社会福祉法人三ツ和会さまがますますご発展されますことを、心より応援申し上げます。

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投稿者プロフィール

バビー
バビー
ビズアップ専属ライター。仕事が早くて質が高く、ビズアップスタッフからもビビられる。主にお客さまへのインタビュー記事や「ロゴtips」の記事を担当。

過去には六本木あたりでちょっと名の知れた時期もあったとか。。。今は初台から笹塚の間を電動自転車でひた走る。

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