ロゴコラムLogo column

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ADDO株式会社 / 左 代表取締役CEO&CTO 平原 大助さま / 右 取締役CSO共同創業者 香取 徹さま |
ADDO株式会社さまは、AIをより多くの人に役立つ技術として社会へ届けることを目指して設立されたスタートアップ企業です。計算資源や利用環境の差によって、先端技術の恩恵が一部に偏ってしまう現状に向き合い、人の生活を豊かにし、持続可能な社会に貢献する技術のあり方を追求されています。
代表取締役CEO&CTOの平原さまは、「技術によって平和と共存を目指す」という理念を掲げ、医療現場での経験と長年の研究開発を背景に、ADDO株式会社を設立されました。今回のロゴ制作は、ビジュアルの刷新にとどまらず、同社が何を信じ、どのような未来を目指すのかを社会へ伝えるための、大切な一歩となりました。
今回は、代表取締役CEO&CTOである平原さまに、創業への想い、ロゴ制作の裏側、そして今後の展望についてお話を伺いました。
| 目次 |
AIを人のための技術に。「技術によって平和と共存を目指す」という理念
――御社の事業について教えてください。
弊社が大切にしているのは、AIを一部の人だけのものにせず、より多くの人が使える技術として社会に届けていくことです。
現在のAIは非常に大きな可能性を持っていますが、その一方で、利用するための環境やコストの面で大きな壁があります。高度な計算資源を持つ企業や国だけが恩恵を受けるのではなく、医療、教育、産業、地域社会など、さまざまな現場で活用できる形にしていくことが重要だと考えています。
ADDOは、そのための研究開発と事業化に取り組む会社です。技術を閉じたものにせず、人の役に立つ形で広げていくことを使命としています。
――お仕事をされる上で大切にしている想いや、企業理念について教えてください。
弊社の理念は「技術によって平和と共存を目指す」というものです。
今、AIを含む先端技術は、人を助ける力にもなれば、使い方によっては人を傷つける力にもなり得ます。だからこそ、技術そのものだけでなく、どのような思想で社会へ届けるのかが非常に大切だと考えています。
テクノロジーは、一部の企業や国だけが囲い込むものではなく、人類全体のためにあるべきものです。より身近に、より広く、より多くの人が恩恵を受けられる技術をつくることに意味があります。人の生活を豊かにし、人を傷つけるのではなく支えるテクノロジーを広めていきたい。これが弊社の企業理念です。

――とても大きな企業理念だと感じました。この理念に至った背景に、原体験やエピソードはあるのでしょうか。
大きな原点のひとつは、医療現場での経験です。私は27年ほど前、新卒で医療機関に就職し、MRIやCTを扱う放射線技師として働き始めました。ちょうどその頃は、医療画像がアナログのフィルムからデジタルへと移り変わる時期でした。
デジタル画像処理によって、アナログでは見えづらかった微細な所見が見えるようになり、さらに患者さんが受けるX線の被ばく線量も減らせるようになりました。計算技術には、人の目だけでは届かない情報を引き出し、人を助ける力がある。そのことを現場で強く実感しました。
特に印象に残っているのが、乳がん検診などの現場でも、アナログからデジタルへの移行が進んでいったことです。乳がんは日本人女性が新たに診断されるがんの中で最も多く、30代から増え、40代後半に発症のピークがあるとされています。働き盛りの方、子育て中の方にも関わる病気であり、早く見つけ、早く治療につなげることの意味はとても大きいと感じていました。
その経験から、画像情報を計算によって扱うことで、人間の目だけでは捉えきれない兆候を見つけられるのではないか、健康なときの画像やデータの中にも、将来の病気のリスクを早く捉える手がかりがあるのではないか、と考えるようになりました。そこから機械学習を学び、自分でも実装し、検証を重ねるようになったんです。
だからこそ、技術は人の生活を豊かにし、社会をより良くするために使われるべきだと考えています。医療現場で見た「計算技術が人を助ける力」が、「技術によって平和と共存を目指す」という理念につながっています。
会社の思想を凝縮した象徴として動き出したロゴ制作
――今回、ロゴを制作しようと思われたきっかけを教えてください。
研究開発や事業づくりだけを進めるのであれば、もしかするとロゴは後回しでもよかったのかもしれません。ですが、今回の創業には強い思想とビジョンがあります。その先に描く未来像までをしっかり外に伝えていくためには、それを具現化したロゴが欠かせないと考えました。
見た目の良さだけを求めたわけではありません。私たちが何を信じ、どこへ向かっている会社なのかを伝えられるものを作りたかったのです。会社の思想を凝縮した象徴として、起業してすぐにロゴを作りたいと思いました。
――数あるデザイン会社の中から、ビズアップを選んでいただいた理由を教えてください。
弊社の共同創業者である香取が、これまで何度もビズアップさんにロゴデザインをお願いしており、「ロゴを作るなら、ぜひビズアップさんがいい」と推薦してくれたのです。
香取が手がける事業のロゴや名刺も実際に拝見し、心から信頼できると感じたため、他社と比較することなく即決でお願いすることにしました。
ブラックスワンにこめた本質。第一案で即決したデザイン

――最初に、どのようなイメージのロゴを依頼されたか覚えていらっしゃいますか。
先進性があるだけでなく、私たちの取り組みが持つ背景まで表現したいとお伝えしました。まだ世の中に広く知られていない価値を、見える形にする。その本質をロゴで表したいと考えていたんです。
そのモチーフとして私が思い描いていたのが、ブラックスワンとブラックダイヤモンドでした。スワンはもともと白い鳥だと思われていましたが、オーストラリアで黒い白鳥が発見されました。固定観念の外にあるものが、実際には存在する。その象徴です。
希少で高い価値が生まれるものの象徴として、こうしたモチーフでデザインしていただけないかとお願いしました。
――制作過程でのビズアップの対応や、ヒアリングの進め方はいかがでしたか。
ヒアリングは本当に素晴らしかったです。しっかりとお話を聞いていただいた上で、ミーティングの時間だけでは伝えきれない内容はテキストで送れますか、とご提案くださったんです。
そこで、創業理念や創業に至った経緯をテキストにまとめてお送りしました。その内容をすべて汲み取っていただいたからこそ、今回の素晴らしいロゴが生まれたのだと思っています。とてもしっかりと向き合っていただきました。
――完成したロゴの仕上がりを見て、どのような印象を受けましたか。
実は、修正は一切しませんでした。最初にご提案いただいた3案のうち、第一案で一発で決まったんです。
香取と2人で提案書を見たのですが、2人とも全く同じ意見で「これしかない」と感じました。特に気に入ったのは、ロゴの「D」の部分にスワンの頭が出ているところです。社名のADDOの文字にもスワンの羽がさりげなく入っていて、非常に素敵なデザインだと感じました。
「D」には輝く白い光のような表現も入っていて、3色ほどのグラデーションになっています。ブラックダイヤモンドの輝きが見事に表現されており、大変感動しました。
新しいロゴがもたらしたポジティブな変化
――ロゴを作ったことで、社内ではどのような反応や効果がありましたか。
2人ともすっかりロゴに惚れ込んでしまったので、これをどう展開し、どう見せていくかを話し合う機会が増えました。
たとえば、シールを作って広めていこうとか、誰かのパソコンの裏に貼ってもらえたら嬉しいよね、といった具合です。これから弊社の活動が広がっていく中で、このロゴと一緒にどう届けていくか。そうした前向きな会話が、自然と増えた気がします。
――ロゴを社外の方に見せたときの反響はいかがでしたか。
まず家族に見せたところ、「とてもカッコいい」と驚いてくれました。
実は私はもう1社経営しており、以前は別のデザイナーにロゴを依頼したことがあります。そちらはシンプルなデザインで、今回のものと比べるとやや控えめな印象でした。それだけに、新しいロゴの完成度の高さを改めて実感しました。
近しい方々にも見せているのですが、おおむね好評で、むしろ「これは何を表しているの」とデザインについて質問されることが多いんです。スワンや光っている部分について聞かれるので、会社の話もしやすく、会話がとても弾みます。
取引先の皆さまには、名刺が仕上がる6月以降にお渡ししていく予定です。どんな反応をいただけるか、今からとても楽しみにしています。
名刺からホームページまで、統一感をもって広がるロゴ

――新しいロゴは、どのように活用されていますか。
ビズアップさんには、ロゴに続いて名刺とシールをお願いしています。シールは先週見積もりをいただいたところで、このまま発注する予定です。
名刺については、嬉しい驚きがありました。ロゴをデザインしてくださった方が、ロゴの第一案と同時に、封筒と名刺のデザインまで一緒にご提案くださっていたんです。その名刺案も素晴らしく、その時点でもう名刺はこれに決めていました。
同じデザイナーさんが手がけてくださっているので、統一感をはっきりと感じます。私たちの理念や思想をしっかりご理解いただいた上でデザインされているのが、色使いなどにもよく表れており、デザインの力をはっきりと感じました。
このほか、ホームページの制作も進めており、こちらにもロゴを大々的に掲載して、ひと目で弊社だと分かるようにしたいと考えています。
日本発の技術で世界へ。長年の研究が支える未来構想
――今後、完成したロゴを活かして「こんなことをしてみたい」というアイデアはありますか。
まずは、パワーポイントのスライドテンプレートとして使っていきたいですね。
会社や取り組みを紹介する機会は、これから増えていきます。すべての配布資料にロゴが入っていれば、社名とロゴと理念をセットで覚えていただけるはずです。採用や協業、国内外での事業展開を進めていく上で、会社の信頼を伝える場面でも広く活用できればと考えています。せっかくなら、美しいテンプレートを作っていただきたいという想いがあります。
グッズも考えています。ロゴのカラーリングで攻めていく方向もあれば、キャラクターのようなものを作る方向もあります。アジアではキャラクターものが親しまれやすいので、将来的に挑戦してみたい気持ちもあって、悩ましいところです。
――今後の新しい事業の立ち上げや、新サービスの予定について教えてください。
実は、今回の起業には大切な背景があります。私は27年ほど前、新卒で医療機関に就職しました。MRIやCTを扱う放射線技師という仕事です。
ちょうどその頃、医療画像がアナログのフィルムからデジタルへと移り変わる時期でした。デジタル化によって、人の目では見えなかったものがはっきり見えるようになり、患者さんが受けるX線の被曝量も減らせるようになったんです。計算技術には人を助ける力がある。そう強く実感した体験でした。
世の中にあふれるデータの中から価値を引き出し、人の役に立つ技術をつくりたい。その想いで長年研究を続けてきたことが、ADDOの設立につながりました。今後は、医療や金融をはじめ、社会にとって重要な領域で、安心して使える技術とサービスを育てていきたいと考えています。
――5年後、10年後、ADDO株式会社としてどうなっていたいか、ビジョンをお聞かせください。
5年後には、日本発の技術企業として、国内外の方々から信頼される存在になっていたいです。そして10年後には、日本を代表する技術企業のひとつとして、社会に大きく貢献できる会社になりたいと本気で考えています。
単に会社を大きくすることだけが目的ではありません。人を助け、地域や産業を支え、世界の成長に貢献する技術を日本から届けていきたい。それが私たちのビジョンです。
――そのビジョンを目指して、具体的に取り組んでいきたいことはありますか。
現在は、AIの利用コストや利用環境の偏りといった課題に向き合いながら、研究開発と知的財産の整備を進めています。技術の詳細についてはまだお話しできない段階ですが、より多くの方がAIの恩恵を受けられる社会を目指して準備を進めています。
今後は、国内外の企業や研究機関との協業も視野に入れながら、社会実装に向けた体制づくりを進めていきたいです。AIを導入・利用する際のハードルを下げ、利用できる人や場所を広げていくことが、まず最初に取り組むべきことだと考えています。
ロゴ制作を検討している企業へのアドバイス

――改めて「ロゴ制作」を行って良かったと感じる点をお聞かせください。
自分たちの思想や姿勢、考え方を、象徴として持てたことが何より大きいと感じています。
理念は言葉で表すことが多いものですが、ロゴであれば、見た人が一瞬で受け取れます。その印象の強さは、とても大事なものだと思うんです。ロゴはブランディングというより、思想を凝縮したものです。自分たちのあるべき姿を可視化してくれる、すばらしい基盤だと、作ってみて改めて感じました。
――今回のプロジェクトを「ビズアップに依頼して」良かったと感じる点があれば、ぜひ教えてください。
表面的な要望だけで作るのではなく、企業理念や思想、ストーリーまでをしっかり汲み取って形にしていただけたことです。
以前ロゴを作っていただいた会社も決して悪くはなかったのですが、今振り返ると、そこが大きな違いでした。こちらの考えを深く汲み取っていただけたからこそ、第一案でロゴも名刺も一発で決まったのだと思います。
ただデザインを納品するのではなく、隣で一緒に走ってくださる、その伴走感が、いちばん良かったと感じています。
――最後に、ビズアップをひとことで表すと、どんな言葉がしっくりきますか?
お話ししているうちに、2つ思い浮かびました。
ひとつは「想いを輪郭にする会社」です。やり取りを重ねながら本質を汲み取り、それを目に見える形にしてくださる。そんなイメージがぴったりだと思いました。
もうひとつは「伴走して形にしてくれる会社」です。名刺の時もそうでしたが、デザインを納品するだけでなく、たくさんのご提案をいただきました。最適な形を一緒に探してくださる姿勢は、企業として本当に素晴らしいと感じます。この2つが、御社を表す言葉だと思います。
本日は貴重なお話をありがとうございました!
ADDO株式会社さまの、「技術によって平和と共存を目指す」という揺るぎない理念、そして技術を人のために社会へ届けようとする挑戦の姿勢は、私たちに多くの学びを与えてくださいました。
平原さまが語ってくださった、ロゴにこめられた思想、そして長年の研究と経験に裏打ちされた未来構想は、これからロゴ制作を検討する方、また、自社の価値を世界に伝えたいと願う方にとって、きっと大きなヒントになることでしょう。
私たちビズアップは、ロゴを形にするだけでなく、お客さまのご要望、理念や想いを深く理解し、ロゴを通してお客さまの事業の価値を高めることこそが使命だと考えています。
今回のロゴ制作を機に、ADDO株式会社さまがますますご発展されますことを、心より応援申し上げます。
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投稿者プロフィール
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ビズアップ専属ライター。仕事が早くて質が高く、ビズアップスタッフからもビビられる。主にお客さまへのインタビュー記事や「ロゴtips」の記事を担当。
過去には六本木あたりでちょっと名の知れた時期もあったとか。。。今は初台から笹塚の間を電動自転車でひた走る。
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