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所感

【第220回】オリンピックの魔物の正体と、社長がスタッフに与える劇薬について

2014年05月16日掲載開始




こんにちは。




ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz







2週にわたってお伝えしましたが、



わたくし、
断食をしておりました。



今週の水曜日が断食明けだったのですが、
水曜日は名古屋日帰り出張が入っていたことから、



火曜日の夜に回復食を開始しました。



回復食のメニューは
味のない重湯のみ。。。
断食しているのとたいして変わりません。



先週のメルマガでは
3日目(先週金曜日)まで
体調が普段より良いと書きましたが、



4日目からガス欠気味になり、
土日は仕事をする気力がなく家でぐったり。



営業中も階段に登ると息切れがする始末。
体力には自信があっただけに切ないです。



回復食がはじまってからも
たいしたものは食べられないので
昨日までずっとガス欠、背中が痛かった。。。



昨日の昼、
次男の食べているカレーピラフを
ヨメの目を盗んで一口食べましたが(ヨメは回復期に厳しい)、
それだけで体力が違う感覚がありました。



断食明けだと
食べ物の反応がダイレクトに体に跳ね返ってきます。



人間の体は何を食べるかで決まるとは
本当によく言ったものです。



そして、
人間の心は何を聞くかで決まるそうです。
だからネガティブなことばかり言っている人は
ネガティブ発言を自分の口を通して
誰よりも聞いてしまっているわけですね。



なので
何もできない、やれる気がしない、
したがって結果が出ない、ということになります。



しかし、
ネガティブ発言をする人には
ネガティブ発言をさせてしまう原因があるはず。



それが個人の問題(育った環境など)であれば
いかんともしがたいのですが、



外的な要因によるもの
(会社での人間関係などなど)の場合、
経営者としてはケアが必要なはずです。



さて、
今日はその辺りを絡めてたいへん勝手ながら
私のただの「所感」をお伝えしたいと思います。



「つまらないな」



と思ったらぜひ読み飛ばしてください。



●
最近ですが、私は「人」に興味があります。



いや、
「人」にはもちろん昔から興味がありました。



ここでいう「人」とは組織を形成する人、
つまり弊社で言えばスタッフのみんなとなります。



私はどうしてもここが下手です。



「ここ」というのは、人を成長させること、
さらにはそれにより組織を前進させることです。



自覚がありますが一向にうまくなる気配がない。。。



たとえば
私はスタッフをほめるのが下手です。
ほめようとすると顔が引きつります。



これには「言い訳」があります。



私の両親は
とても厳しい人間でした
(過去形ですがまだ生きています)。



小学生の時に同級生が普通にやっているような



「通信簿の結果が良かったらファミコンカセットを買って」



といった交換条件を出そうものなら



「バカか?お前は誰のために勉強してんだ?
 ならば勉強しなくてよし!」



といった具合に一蹴されました。
両親ともにこんな調子です。



こんな調子なので
両親にほめられた記憶はほとんどありません。



アルバイトも
3ヶ月でやめようものなら
(高校1年生の時で新聞配達でした)



「この根性無しが!」



と罵られました。



こんな経験から
ほめられたことがないだけに
人をどうやって褒めたらよいか
いまいちわかっていません。



両親の厳しい教育は
もちろん良い面もあって、



「仕事というのは
 一生を通して覚悟を決めてやるもんなんだ」



ということを教えてくれたのも父親でした。



とにかく
私は良くも悪くも両親の影響をとても受けていました。



私にも彼らの考えや感覚が染みついていて



「ほめられないとできない、伸びないというのは
 ほめてくれる人がいないと成長できないということ。
 そんなことでは独りでも大切なモノを守る
 という覚悟や強さは得られない」



という持論をずっと持っていました。



ちなみに余談ですが、



「仕事というのは
 一生を通して覚悟を決めてやるもんなんだ」



と父親から教わったものの、
その後社会人になってからだいぶして母親から聞いたのが



・父親には転職歴が25回くらいあった
・仕事も全然ダメダメですぐ会社を辞める
・毎日夜中まで麻雀をやっていて身体を壊して入院
・最後の会社もつづかなかったら
 生きていてもしょうがないので
 自殺でもしようかしらと考えていた



という話でした(笑)。



もちろん大笑いしたのですが
育てられて埋め込まれた今までの感覚を
払拭するには至りませんでした。



●
しかし、根性論が好きだったわけではありません。



社会人になってから
当時の上司で東京支店長(本社は名古屋だった)も
どちらかというと「根性論者」よりでした。



「効率」という言葉は
女々しい奴の使う言葉だと言わんばかりでした。



私は
本社にいる社長の仕事を入社3ヶ月で引き継ぐことになり、
その会社の一番の得意先であったことから仕事の量も膨大で、



とにかく効率化が必要だと信じ、
苦手なパソコンを勉強してデータベースソフトを
自分で操り、少しでもわかりやすく早く正確に
仕事をこなせる方法を確立しようとトライしました。



そのすべてが当時の上司には面白くない様子でした
(今はこの上司とは仲良しでたまに呑みに行きます)。



なので、
「根性論」に対する反抗心はむしろ強まったのです。



しかし、
自分で会社をはじめてから、



今思い返すとスタート時こそ
「根性より効率」として仕事を
スタッフとともに進めていましたが、



ここ数年では
相手(スタッフ)の気持ち(根性、やる気)を
求め過ぎる自分がいました。



愛は十分足りているのに
「愛してもらってない」と
言っているようなものでした。



スタッフに根性論を求めている時は
組織が張り詰めて負荷が強くなり
結果パンクしてスタッフが辞めてしまう
ということがありました。



さらにたちが悪いのは、
「根性」「効率」の両方を求めていたことです。



それ自体は決して間違いではないのですが
どちらかもできない人にどちらも求めるのは
パニックを生むだけなのだろうと今は思います。



しかし、
当時はそのことすらわからなかったのです。



結果、
営業兼ディレクターをやっていた人間が
お客さまに多大な迷惑をかけたまま突然会社を去り、



その4ヶ月後
会社をスタートさせてからの古株2名が
いっぺんに退社するという事件が起こります。
2012年前半のできごとでした。



今では
この事件はビズアップにとって必要なことだったと
心から思えるのですが、



私の考えが2012年のままでは
いくら組織が成長し売上が伸びても
天井がしれてしまっています。



そして、
ここを打破できなければ次のステージに
行けないことも頭では理解しています。



しかしながら、
そこがなかなかうまくできない。



どうすれば
組織のパフォーマンスを高めてあげられるのか。。。



こんなことを
ずっと悶々と考えていたこの数週間、



今回のメルマガに
所感を書かせていただこうと思ったのも
こういった経緯があったためでした。



●
話は変わりますが、ソチオリンピックが開催中です。



国民の「期待」を一心に背負った選手たちが
普段の血の滲むような特訓の成果を出す場。



プレッシャーもあるでしょうが、
私個人としては楽しんでトライしてほしいと
いつもスポーツの国際大会では感じています。



結果よりも、
期待によるプレッシャーで楽しめず
本来の練習の成果が出ないほうがかわいそう。



そんな中、


・期待に応えてメダルを獲得する人
・期待されていなかったけどメダルを獲得して注目される人
・期待されていてメダルを獲得できなかった人
・期待されていなくてメダルも獲得していない人



いろいろな選手がいます。



あるテレビ番組で、
陸上のハードルの日本代表だった為末大さんが



・オリンピックの魔物



について語っていました。



オリンピックの魔物の正体、
それは「国民の期待」だと。。。



確かに、
オリンピックでは



・期待されていなかったけどメダルを獲得して注目される人



が結構な割合でいると感じます
(正確には期待されていないわけではなく
メディアの注目を集めていなかっただけなのですが)。



年齢が若くして
メダルを獲得してしまう選手もポッと出たりします。



期待によるプレッシャーのない中で
自分のパフォーマンスを最大限に出すことができると
日本人でも世界のトップアスリートになれるということですね。



先日、
またもテレビの話で恐縮ですが(実はテレビっ子)、
脳科学について特番が放送されていました
(私はご丁寧に録画して見ました)。



そこでは、
「人のやる気」についてのコーナーもありました。
どうすれば人をやる気にさせることができるのか。



いろいろな実験があるのですが、
俗にいう「人参をぶら下げる(馬人参)」には
短期的な効果しかないことが科学的に証明されていました。



結局、
人がやる気になるには「自発性が必要」という
なんとも当たり前な結論を番組では出していました
(こう考えると両親の教育は間違いではない)。



人間はとてもむずかしい。



期待によってやる気が出るかといえば
それよりもパフォーマンスが下がる場合が多く、



成果報酬を出しても
決してやる気につながるわけではない。



自分がやろうと思うかどうか。



といっても、
どんな人も楽しいことだけできるほど
人生は甘くないわけです。



そこでまたループが発生。
堂々巡り的になります。



しかし、
ここでわかったことは、
スタッフがほしがっているものは
「期待」でも「インセンティブ報酬」
でもないということ。



スタッフがほしいのは
「心からやりたいと思える気持ち」のようです。



それは「気持ち」だけあって
どんな形でそれを表して届ければよいかは
その都度違ったり人によって違うのでしょう。



たとえば、
新しいスタッフが入ることによってその気持を持つ人もいるし、
自分の実績が認められてその気持を持つ人もいるし、
信頼できる仲間がいるからその気持を持つ人もいる。
会社の成長を感じることでその気持を持つ人もいるし、
オフィスの場所がステキだからという人もいるだろうし、
会社のブランディングができているからという人も(ポジショントーク笑)。



気持ちは
どんな形になって現れるかわからない。
けどスタッフの気持ちから逃げては経営者失格。



そしてもう一つ言えること。



社長の期待はスタッフには劇薬だということ。



よく作用する人もいるかもしれないけど
たいていの人には副作用が出てしまうような。



以前の私の失敗もこれに起因するところが
非常に大きかったとよくわかります。



さて、
浅田真央選手の最後の滑り
(というか演技が終わったあとの涙)に
私はものすごい感動しました。



彼女も期待という名の劇薬の
被害者だったのかもしれません。




今回はここまでです!




津久井

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