ロゴコラムLogo column
こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です。
https://www.biz-up.biz
昨日はこんなゲスト(芸能人)が
手作り料理をもって
ビズアップの事務所に遊びに来てくれました。
http://on.fb.me/tat0VW
フェイスブックのページに飛びますので
「いいね!」を押していただければ見れます。
フェイスブック上でつながっているお客さまは
もう誰がきたかわかっちゃってますよね?
彼は今「時の人」ですが、
本当に誠実で優しくて気遣いのある人で、
今後も応援していきたいという気持ちが
より一層強くなりました。
さて、今日は本のご紹介です。
私は、自分の役割を
・存在価値を高め、世間に広く広める
と定義付けています。
これは自分だけでなく、
お客さまや契約のデザイナー、
弊社のスタッフなどなど、
関わり合いのある人すべてに
そのようなお手伝いをすると決めています。
弊社のサービスは
今後すべてそのコンセプトに基づこうと
現在いろいろと考えたり試したりしています。
これは今年一発目のメルマガでも
書かせていただいたことに関連していますし、
ビズアップのHPの私のプロフィールを見ていただければ
どうしてそうしたいのかご理解いただけるかと思います。
したがって、私が強く反応する本は
そういった内容が書いてある本であることがほとんどです。
今日ご紹介する本もまさしくそういった
・存在価値を高め、世間に広く広める
ことに役立つ本です。
★ビジネスで一番、大切なこと
ハーバード・ビジネススクール教授
ヤンミ・ムン著
Amazon日本法人立ち上げに深く関わり、
Amazonで伝説の社員と言われた
出版コンサルタント土井英司氏にも
「津久井さんはこの本必読ね」
と突き放すように言われました
(土井さんをご存じの方は「笑」だと思います)。
この本は、簡単にいえば
「他社と同じことをするということにどんな危険があるか」
「いかに他社と違いを出すことにより不要な競争をしないか」
などを教えてくれています。
いくつか抜粋してみましょう。
●
------------------ここから-------------------
10年前、ボルボは実用性と安全性で知られており、
アウディはスタイリッシュさで人気があった。
最近では、アウディは安全性テストでボルボをしのぎ、
ボルボの広告はスマートな走りを演出している。
※中略
消費者に側にも多少の責任はある。ボルボの
ドライバー(購入者)に改善してほしい点を聞けば、
安全性には満足しているが、もう少しセクシーさが
ほしいと答えるだろう。アウディのドライバーに
同じことを聞いてみれば、逆の答えが出てくるはずだ。
消費者に尋ねるということは、
「まだ手に入れていないものは何か」だけではなく、
「競合他社が何を提供しているか」を聞くに等しい。
これが市場調査の問題点である。
こうして、アウディのように走るボルボ、
ボルボのように走るアウディが誕生する。
------------------ここまで-------------------
これを読んだ時に唸ってしまいました。
確かに現代では
商品の機能・技術で差をつけることは難しくなっています。
そんな中で、
「間違った質問の市場調査」をしてしまえば、
たちまち名前だけが違うような似た様な製品が誕生します。
だからこそ、
ネーミングやデザインが重要になっているとも言えます。
本来は、
製品として圧倒的に他社(他者)と違う必要があり、
ネーミングやデザインの役割は
・「他社(他者)と違う」ということを正しく伝える
ということにフォーカスすべきです。
しかし、今は
ネーミングもデザインも見心地、聞き心地がよい
他社とそっくりな製品ばかりです。
嫌われたくないからです。
ある特定の人に嫌われる覚悟を持つと、
別のある人たちにものすごい好かれる、
という現象が起こります。
本来はそうあるべきだと私は思います。
それが真の意味での差別化の一歩なのかもしれません。
●
------------------ここから-------------------
そこにGoogleが登場した。
今や私たちの生活の一部になっているが、
その時の衝撃は大きかった。
驚かされたのは、Googleがやったことではなく、
やらなかったことだ。
ポータル戦争に遅れてきた彼らのホームページは、
余分なものがまったくない、素っ裸で空っぽの箱だった。
トップページには、検索窓があるだけ。
※中略
Googleのようなブランドを、
リバース・ブランドと呼びたい。
アイデア・ブランドの中でも非常に特殊で、
顧客が期待している拡張への流れを意図的に断ち切る。
他社が競争に欠かせないとみなしている
便益の提供を控えようとする。
リバース・ブランドは、
他社がイエスと言うときにノーと言う。
謝りもせず、堂々と。
※中略
それは、過度に成熟したカテゴリーには、
満足しすぎている顧客(必要としていないのに、
あふれるほどの便益を与えられている顧客)が
大勢いる、というものだ。
それゆえ、足すのではなく、そぎ落とす方向に動き出す。
もちろん、ただ削ればいいわけでも、
安ければいいわけでもない。
リバース・ブランドは、何かが足りないが何かは多い、
共存は無理だと思い込んでいたものが共存している、
というような、有りそうもないものを創りだそうとしている。
その根底にあるのは、好ましい矛盾語法である。
------------------ここまで-----------
--------
ヤンミ・ムン式に考えると
Googleがやったことは上記のような解釈になるそうです。
たしかに最もです。
足すのではなく削ることで、
残ったものに強いフォーカスをつくることが可能です。
これはぜひ参考にしていきたいと個人的に思います。
ということで、洋書の訳書なので、
1例紹介するのに長い文章を書かなくてはいけないため
(洋書は事例をもとに書かれるセンテンスが多い)、
今回はこのへんでやめておきますが、
この本はかなりおすすめの一冊です。
ぜひ読んでビジネスに活かしていただきたいです!
Amazonで購入できます。
http://amzn.to/wToqj8
今回はここまでです!
津久井
※メルマガやビズアップサービスについての
お問い合せはこちらまでお気軽にどうぞ。
雑談レベルで構いません!
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投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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