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さあ、10月です!2023年もあと3ヶ月!
しかし2024年は相当ヤバい年になるとも言われています。
今、世界はけっこう正念場だと思います。ロシアをはじめとしたBRICS+が脱ドルをどこまで進められるかや、トランプさんがアメリカの下院議長になるかもしれないことなど、期待できることはあります。
が、やはりこれをやられたら困る勢力(残念ながら日本政府含む)も慌てて色々と仕掛けている模様。どちらに転ぶのか。。。
というわけでコロコロニュース。
重要な情報がいくつも載っている動画(10分ちょっとだけどぜひ見て!)
一見バラバラの内容のニュースに感じるかもですが、仕掛けているやつらの大元は同じです。
来年、再来年ころには水もまともに飲めない、野菜もつくれないし食べられない、という日本になってしまうのか(ぜひ上記のリンクをご覧ください)、それともギリギリのところで止まるのか。。。
さてさて本題。
10月に入りましたね。毎年言っていますが(先週も言いましたが)、ここから年末までは文字通りあっという間。おそくら気がついたら忘年会でビールを呑んでいることでしょう。
で、年末の定番といえば
- 日本レコード大賞
- 日本有線大賞
- 日本カーオブザイヤー
- ユーキャン流行語大賞
- ロゴマークオブザイヤー
などなど、さまざまなショーレースがありますね。
え?最後の「ロゴマークオブザイヤー」は知らない?なんと!それは驚きです。
●ロゴマークオブザイヤーとは?概要、歴史
ロゴマークオブザイヤーはあの日本一のロゴ専門デザイン会社ビズアップがはじめたイベントです(笑)。
その歴史は「まあまあ」あり、2010年からはじまって今回でなんと13年目!!
でも、ロゴに優劣をつけるなんてそもそもできません。だって、そのお客さまごとにさまざまな想いや感情が入ってできあがった大切なものだから。
起業当初からショーレース系のイベントをロゴの業界でもやりたいと思っていましたが、この部分(優劣をつけなければいけないのか)がボトルネックになってどうしてもできませんでした。
そんな時、ビズアップ代表の津久井氏に(私のことですけど。。。)アイデアの神が降りてきたといいます。
「その年の世相を表すロゴを決めればいいんだ!」
その年にあったできごとから、その年の風潮、世相、または来年に向けての願いなどを導き出してそれに近いロゴを決めればロゴそのものの優劣ではなく近いか近くないかという評価基準ができる、というアイデアを思いついたと(当時の)津久井氏はいいます。清水寺の「今年を表す漢字一文字」に近いですが。。。
概要はこんな感じです。
- この1年間(2022年11月〜2023年10月)に作成させていただいたロゴのみが対象。
- 5部門を設定。デザインの優劣を競うものではなく、テーマにあったロゴはどれかを選ぶ。たとえば「元気がでるロゴ部門」などを設定し、もっとも元気がでるイメージのロゴを選定。
- 一般の方300名程度にWEBリサーチをかけて選定
発表は毎年12月初旬〜中旬のメルマガにて発表。しっかりとプレスリリースを打っていくようにしていますので御社のロゴがメディアに取り上げられるかも!
ロゴマークオブ・ザ・イヤーはお客さま側にしていただくことは一切なく、費用を徴収するということもまったくないです。
ちなみに、2010年にこのアイデアを思いついた時点では「ベストロゴ大賞」という仮称でした。
なんだかしっくり来ないなー、もっといいショーレースのネーミングがあったはずだなーと思ったとき、日本カーオブザイヤーを思い出して「これだ!」と直感しました。はい、「パクリ」と言われてしまうとそうかもしれません。
で、ちょっと不安になりましたがネットで調べると「〜〜オブザイヤー」は他にもいろいろありました。というわけで定番の言い方ということでどうぞよろしくお願いいたします(笑)。
さて、なぜこんなことをお金をかけてまでやるのか、という疑問を持たれるかもしれません。
はじめは単純に「面白そうだから」という理由でした。いまでもそこから大きくはずれていません。でも、面白そうというだけではここまでやるモチベーションにはなりません。
で、私が大事にしている考えがあります。それは、「日本一だったらどう振る舞うか?」というものです。
自分が日本一の◯◯だったらどうするか。どんなことを言うか、どんな行動を取るか。これってとっても大切な考え方だと思います。本当に日本一になる前でも全然OK!日本一として考え、振る舞うことが大切!
だからこのイベントも日本一だったらやるしかないでしょ!と思っています。
そして、もうひとつ大切なのが「つづけること」だと思っています。毎年年末は社内も忙しいですが、そこはみんながんばって準備をしてくれています。
●ロゴマークオブ・ザ・イヤー、2010年からの流れ
ここで、過去のロゴマークオブザイヤーを振り返ってみたいと思います。各年に何があったかも思い出してもらえてちょっと楽しいと思いますよ。
★ロゴマークオブザイヤー2010
- <元気が出るロゴ部門>
ノミネート作品の中で、もっとも元気で明るいと感じるロゴ
- <癒しややさしさ、平和を感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、もっとも癒しややさしさ、平和を感じるロゴ
- <華やかさを感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、もっとも華やかさを感じるロゴ
- <アツさを感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、情熱的だと感じるロゴ
- <新世代を感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、先進的、新世代的だと感じるロゴ
初のロゴマークオブザイヤーは右も左も分からない状態でしたがなんとかやりきりました。
この年はサッカーワールドカップや上海万博、バンクーバーの冬季オリンピックなどがありました。お祭りごとの華やかさから「華やかさを感じるロゴ部門」が設定されました。
一方、中国の尖閣諸島問題や北朝鮮の韓国砲撃事件など軍事的緊張の高まるできごともありました。「癒しややさしさ、平和を感じるロゴ部門」はそんな世の中に対する願いから設定されました。
ちなみにこの年は歴史的猛暑で清水寺の一年を表す漢字一文字も「暑」だったようですね。「アツさを感じるロゴ部門」が設定されたのはそのためです。
また、ユーキャン流行語大賞は「ゲゲゲの〜」だったようです。「ゲゲゲの女房」がNHKの朝の連続テレビ小説で放映されていましたので。
結果は旧サイトにアップされていたため、ページが削除されてしまいました。お見せできず申し訳ありません。。。
★ロゴマークオブザイヤー2011
- <温かみ・癒しを感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、もっとも温かみ・癒しを感じるロゴ
- <つながりを感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、もっともつながりを感じるロゴ
- <技術力を感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、もっとも技術力を感じるロゴ
- <女子力を感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、もっとも女子力を感じるロゴ
- <洗練・美しさを感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、もっとも洗練・美しさを感じるロゴ
この年はなんといっても「東日本大震災」につきます。我々のお客さまでも被災された方々が大勢いらっしゃいました。
「温かみ・癒やしを感じる」
「つながりを感じる」
といった部門はまさに東日本大震災が起きてしまったことで逆説的に人と人との関係が見直されたという点から設定されました。
また、東日本大震災で日本全体の気持ちが沈む中、元気を与えてくれた象徴的なできごとがなでしこジャパンのサッカーワールドカップ優勝という快挙でした。「女子力を感じるロゴ部門」はまさになでしこの優勝があったからこそ設定された部門です。
そして、「洗練・美しさを感じるロゴ部門」は我々が尊敬するアップルのスティーブ・ジョブズが亡くなった年であることから、敬意を表し設けられた部門でした。
ちなみに清水寺の「今年の一文字」は「絆」、ユーキャン流行語大賞は「なでしこジャパン」でした。
こちらも旧サイトのため結果をお見せできません。すみません。。。
★ロゴマークオブザイヤー2012
- <ワイルドさを感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、もっともワイルドさを感じるロゴ
- <輝きを感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、もっとも輝きを感じるロゴ
- <再生・救済を感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、もっとも再生・救済を感じるロゴ
- <新しい時代を感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、もっとも新しい時代を感じるロゴ
- <底力を感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、もっとも底力を感じるロゴ
この年はロンドンオリンピックがあった年です。また、日食や月食などの天体ショーが例年に比べ多い年だったんですね。「輝きを感じる部門」は金メダルや天体ショーを受けて設定されました。
また、震災から1年以上が経過し、復興の兆しも少しずつ見えた中で「再生・救済」「新しい時代」「底力」を感じることができたためそれにちなんだ部門が設定されました。
「新しい時代」はこの年有名になった「iPS細胞」などを受けて設定されました。
でも、やはりまだ「震災」でした。2012年はまだまだ震災の影響が大きく、5部門のうち3つが震災に関係するものとなりました。
「ワイルドさを感じるロゴ」は覚えていらっしゃるか不安ですが「スギちゃん」から来ていますね。スギちゃんは最近またちょくちょくメディア露出しているみたいですね。私、けっこう好きです。
清水寺の「今年の一文字」は「金」、ユーキャン流行語大賞は「ワイルドだろぉ」でした。
結果はこちら!(津久井の写真がナゾの選挙ポスターみたいです!)
★ロゴマークオブザイヤー2013
- <最も意外性や驚きを感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、最も意外性や驚き、インパクトを感じるロゴ
- <最もホスピタリティの印象を感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、最もホスピタリティの印象を感じるロゴ
- <最もスポーティさと国際性を併せもつと感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、最もスポーティさと国際性を感じるロゴ
- <最も自然らしさを感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、最も自然らしさを感じるロゴ
- <最も「チャレンジ」と「繋がる」の両方を感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、最も「チャレンジ」と「繋がる」の両方を感じるロゴ
2013年は東京オリンピックの開催が決定された年です。そしてワールド・ベースボール・クラシックが開催されたり、当時楽天のマー君がいよいよメジャー進出か、などなど「スポーツ」と「世界」の関係性を感じる年だったと我々は解釈しました。
「最もスポーティさと国際性を併せもつと感じるロゴ部門」というちょっと変わった部門設定はそこから来ました。
また、東京オリンピック開催決定といえば「お・も・て・な・し」は忘れられませんね。「最もホスピタリティの印象を感じる」という部門はこれが決め手となり設定されました。
さらにさらに富士山の世界遺産登録などのニュースも日本に元気を与えました。そこで「自然らしさ」の部門が設定されました。
2013年はとても個人的なことで大変恐縮ですが「ビズアップ代表津久井の日本一周お客さま巡り1ヶ月の旅」があった年です。バックパックを背負ってまんが喫茶に寝泊まりし、全国のお客さまに挨拶に回るというこの企画。個人的にはがんばった、チャレンジしきった、と感じております(手前味噌で恐縮です)。
また、たくさんのお客さまにやさしくしていただきつながりをつくらせていただけまして、「チャレンジ」と「繋がり」をひとつとして部門設定させていただきました。
清水寺の「今年の一文字」は「輪」、ユーキャン流行語大賞は林先生の「今でしょ!」でした。
★ロゴマークオブザイヤー2014
- <最も「ありのままで生き生き」としたロゴ部門>
ノミネート作品の中で、生き生きさを感じるロゴ
- <最も「レジェンド」になりそうなロゴ部門>
ノミネート作品の中で、最もレジェンドを感じるロゴ
- <最も「個性の強いキャラ」を感じるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、最も企業の個性の豊かさを感じるロゴ
- <最も「味」のあるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、最もユニークな存在に光を当てたロゴ
- <最も「和」日本が感じられるロゴ部門>
ノミネート作品の中で、最も「和」が感じられるロゴ
2014年は振り返ってみると世間的にはそれほど大きなできごとがなかった年なのかもしれません。
そういう意味では部門設定もできごと基準というよりも、もともとあって見直されてきたある種の文化的な側面を持つものが多かったように思います。
たとえば、「最も「和」日本が感じられるロゴ部門」が設定された理由は、世界無形文化遺産として和食と和紙が登録されたという点と、世界の旅行者の人気都市1位に京都が選ばれた点から来ています。世界で1位の「いきたい街」です。すごい。
「ありのままで生き生き」の部門はわかりやすいですね。映画「アナと雪の女王」から来ています。これも文化的なものです。
俳優の高倉健さん、菅原文太さん、淡路恵子さん、声優の永井一郎さん(サザエさんの波平さん役)など、味のある名優たちが惜しまれながらこの世を去った2014年。「味のあるロゴ」はここから来ていますがこれも文化的です。
唯一、「レジェンド」に関してはソチオリンピックでのスキージャンプ葛西選手の金メダルから来ています。
清水寺の「今年の一文字」は「税」、ユーキャン流行語大賞は「ダメよ~ダメダメ」でした。
★ロゴマークオブザイヤー2015
- <最も「正直さ・誠実さ・信頼」を感じるロゴ>
ノミネート作品の中で、最も正直さや誠実さ、信頼を感じるロゴ
- <最も「平和」がイメージできるロゴ>
ノミネート作品の中で、最も平和を感じるような安らぎのあるロゴ
- <最も「未来や先進性」を感じるロゴ>
ノミネート作品の中で、最も未来を感じさせる先進性を持ったロゴ
- <最も「熱量が高そうだな!」と感じるロゴ>
ノミネート作品の中で、最もお仕事に対する熱量や情熱を感じるロゴ
- <最も「めでたさ」を感じるロゴ>
ノミネート作品の中で、最もめでたさや縁起の良さを感じるロゴ
2015年は逆説的に設定された部門が2つあります。逆説的とは「こういうネガティブなことが多かったから、来年はその逆になってほしいね」という意味です。
「最も「正直さ・誠実さ・信頼」を感じるロゴ」部門は東京オリンピックロゴパクリ問題からはじまり、新国立競技場の白紙撤回問題やマンション基礎工事データ改ざん問題など不信感を感じさせてしまうできごとが多かったことから来ています。
「最も「平和」がイメージできるロゴ」部門はISISによる日本人ジャーナリスト後藤健二さんの殺害事件やフランスでの同時多発テロ、ロシア機爆破テロなど、平和とは逆のできごとが多かったことから設定されました。
ちなみに2015年はビズアップのロゴ受注実績が10,000社を超えた年。
なので、身勝手な部門設定ですが「最も「めでたさ」を感じるロゴ」部門があります(笑)
清水寺の「今年の一文字」は「安」、ユーキャン流行語大賞は「爆買」でした。
★ロゴマークオブザイヤー2016
- <最も「かわいらしさ」を感じるロゴ>
ノミネート作品の中でもっともかわいらしさを感じるロゴ
- <最も「NO.1」を感じるロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「一番らしさ」を感じるロゴ
- <最も「良い山」が感じられるロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「良い山」を感じるロゴ
- <最も「変動/挑戦」を感じるロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「変動/挑戦」を感じるロゴ
- <最も「オープン」を感じるロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「オープンさ」を感じるロゴ
2016年は、「ポケモンGO」が大ヒットしました。私はやりませんでしたが、友人たちはこぞってやっていました。今も極稀に電車でやっている人を見かけますね。
そしてこの年はリオオリンピックで日本が史上最多の41個のメダルを獲得。メダルラッシュに湧いた年でもありました。「NO.1」はここから来ています。
ナゾの「良い山」は「山の日」の祝日が制定されたことから来ています。はい、苦肉の策です(笑)
変動や挑戦は日本初の女性知事が誕生したり、トランプ氏が大統領になることが決まったことから設定されました。
そしてこれも不思議な部門、「最もオープンを・・・」は当時よく報道されたゲス不倫や文春砲を元に設定した部門でした。
清水寺の「今年の一文字」は「金(2012年と同じ)」、ユーキャン流行語大賞は「神ってる」でした。
★ロゴマークオブザイヤー2017
- <最も「和モダン」を感じるロゴ>
ノミネート作品の中で、最も和モダンを感じるロゴ
- <最も「正々堂々としている」と感じるロゴ>
ノミネート作品の中で、最も正々堂々としていると感じるロゴ
- <最も「プレミアム」なロゴ>
ノミネート作品の中で、最もプレミアムなロゴ
- <最も「緊張感をほぐす」と感じるロゴ>
ノミネート作品の中で、最も緊張感をほぐすと感じるロゴ
- <最も「上昇」を感じるロゴ>
ノミネート作品の中で、最も上昇を感じるロゴ
東京オリンピック開催1,000日を切り、海外からの観光客も急増、日本が注目をより一層集めたのが2017年。
そして、日本の伝統的なゲームである将棋で藤井聡太さんが快挙を成し遂げるなど、日本人でも日本を感じることが多かったのが2017年でした。「最も「和モダン」を感じるロゴ」はここから設定された部門でした。
ちょっと変わった「最も「正々堂々としている」と感じるロゴ」という部門が設定された理由は、この年の流行語大賞「忖度」から来ています。人の顔色をうかがってばかりいないで正々堂々とものを言ったり伝えたりしていこうよ、という想いを込めたものでした。
この時期はトランプさんと金正恩さんの関係が最悪だったということで、軍事的な緊張をほぐしたいなという想いで設定された部門が「最も「緊張感をほぐす」と感じるロゴ」です。
清水寺の「今年の一文字」は「北」、ユーキャン流行語大賞は先ほどの「忖度」ともうひとつ「インスタ映え」でした。
★ロゴマークオブザイヤー2018
- <最も「クリアさ」を感じるロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「クリアさ」を感じるロゴ
- <最も「躍動感」を感じるロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「躍動感」を感じるロゴ
- <最も「食べたくなる、お腹が空いてくる」ロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「食べたいなー」と感じるロゴ
- <最も「愛」を感じるロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「愛」を感じるロゴ
- <最も「新時代」を感じるロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「新時代」を感じるロゴ
2018年はスポーツのニュースが多い年でした。
- 甲子園の金足農業
- 大谷フィーバー
- 大迫半端ない
- 大坂なおみ選手
- eスポーツ
などなど、スポーツ界の躍動をうけ設定されたのが<最も「躍動感」を感じるロゴ>でした。
また、カーリングチームのもぐもぐタイムや、棋士のおやつタイムに注目が集まるなど「食べる」シーンをフィーチャーされることが多い年だったことから、<最も「食べたくなる、お腹が空いてくる」ロゴ>というちょっと変わった部門が設定されました。
そして、<最も「新時代」を感じるロゴ>は「平成最後の○○」という言葉から新時代への期待感が高まったことから設定された部門でした。
清水寺の「今年の一文字」は「災」、ユーキャン流行語大賞は「そだねー」でした。
★ロゴマークオブザイヤー2019
- <最も「新感覚」なロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「新感覚」だと感じるロゴ
- <最も「音楽が聞こえそう」なロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「音楽が聞こえてきそう」なロゴ
- <最も「スクラムを組んでいる」ロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「がっちり感」を感じるロゴ
- <最も「空を感じる」ロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「空(そら)」を感じるロゴ
- <最も「スピード感のある」ロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「スピード感」を感じるロゴ
記念すべき10回目となったロゴマークオブ・ザ・イヤー2019は上記のような部門が設定されました。
第3次タピオカブームがきたこの年、「新感覚なロゴ」はタピオカの食感から連想されて設定された部門でした。でも「第3次」で「新感覚」って(笑)。
ちょっと不思議な<最も「スクラムを組んでいる」ロゴ>はお察しのとおりラグビーワールドカップの影響を受けて設定された部門です。スクラムを彷彿とさせる安定感や力強さ、結束力を感じるロゴが選考されました。
<最も「空を感じる」ロゴ>は昨年の新海誠監督の「天気の子」の大ヒットをうけて設定された部門です。空のように爽やかで澄んだ空気や、四季の移り変わりが感じられるようなロゴを選考しました。
また、この年は天気の災害(台風)が多い年でしたし、令和天皇の即位礼正殿の儀のときに急に雨が上がり晴れ間が出て虹が現れたことからもお天気ネタは外せないと考えました。
清水寺の「今年の一文字」は「令」、ユーキャン流行語大賞は「ONE TEAM」でした。
★ロゴマークオブザイヤー2020
- <最も「動物愛」を感じるロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「動物愛」を感じるロゴ
- <最も「デジタル」なロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「デジタルだな」と感じるロゴ
- <最も「Go to」したくなるロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「Go to〜」したくなると感じるロゴ
- <最も「若さ」を感じるロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「若さ」を感じるロゴ
- <最も「触れてみたい」ロゴ>
ノミネート作品の中でもっとも「触れてみたい」と感じるロゴ
この年はまさに新型コロナウィルス一色といっても過言ではない年でした。
<最も「動物愛」を感じるロゴ>部門が設定されたのは、ステイホームでペットを飼うという需要が増えたことと、この年の流行語大賞になった「あつまれ動物の森(あつ森)」からでした。
また、<最も「デジタル」なロゴ>部門は、やはりコロナでリモートワークやオンライン呑み会などが増えたことから設定されました。
<最も「Go to」したくなる>なんかはモロにコロナによるものですね。
ちょっと不思議な<最も「触れてみたい」ロゴ>部門、これも実はコロナにより設定された部門です。ソーシャルディスタンスをはじめとした物理的な距離を求められたことから、逆説的に「触れたい」という人々の想いも強まっているだろうという理由で設定されました。
5部門中4部門がコロナにより設定された部門でした。
清水寺の「今年の一文字」は「密」、ユーキャン流行語大賞は「3密」でした。
★ロゴマークオブザイヤー2021
- 「サスティナブル」ロゴ部門
ノミネート作品の中でもっとも「サスティナブル(サステナビリティ)」を感じるロゴ
- 「ミステリアス」なロゴ部門
ノミネート作品の中でもっとも「ミステリアス」だと感じるロゴ
- 「整いを感じる」ロゴ部門
ノミネート作品の中でもっとも「整い」を感じるロゴ
- 「未来を切り開く」ロゴ部門
ノミネート作品の中でもっとも「未来を切り開くイメージ」を感じるロゴ
- 「手紙に貼りたくなるロゴ」部門
ノミネート作品の中でもっとも「手紙に貼りたくなる」と感じるロゴ
2021年はまだまだコ□ナ禍冷めやらぬ年でしたが、いい加減にしてよという思いも込めて、コ□ナに絡めた部門はあえて設定しませんでした。
「サスティナブル」とか「SDGs」とかはあまり好きな言葉ではないのですが、実際にお客さまからも耳にするようになり部門として設定しました。
変わったところでは「整いを感じる」ロゴ部門です。サウナ人気は2022年もどんどん進んでいますが、一般の人の間でも話題に出るようになったのが2021年かなと思い設定した部門です。
「手紙に貼りたくなる」ロゴ部門もちょっと変わっていますね。2021年は切手発行から150周年の節目でした。
清水寺の「今年の一文字」は「金」、ユーキャン流行語大賞は「リアル二刀流/ショータイム」でした。
★ロゴマークオブザイヤー2022
- 「平和を感じるロゴ」部門
ノミネート作品の中でもっとも「平和」を感じるロゴ
- 「解放を感じるロゴ」部門
ノミネート作品の中でもっとも「解放的」だと感じるロゴ
- 「熱気を感じるロゴ」部門
ノミネート作品の中でもっとも「熱気」を感じるロゴ
- 「青春を感じるロゴ」部門
ノミネート作品の中でもっとも「青春」を感じるロゴ
- 「パクっとしたくなるロゴ」部門
ノミネート作品の中でもっとも「パクっとしたい」と感じるロゴ
2022年は「もうコ□ナいい加減にしようよ」という風潮が比較的強まった年でした。
「解放を感じるロゴ」部門は、もうマスクもやめよう、旅行や呑み会もやってもいいじゃないか!という風潮が強まったことから、「青春を感じるロゴ」部門は学生の修学旅行が復活したり、甲子園が2年ぶりの有観客開催だったことを受け、コ□ナで失いかけた青春を少しでも若者に取り戻してほしいという想いから設定した部門でした。
「平和を感じるロゴ」部門は、ウクライナ紛争を受けて設定されました。「平和をぶっ壊しているのはロシア」はウソですけどね。調べてください。
「パクっとしたくなる」ロゴ部門はちょっと変わっていますね。TikTokで23億再生された「asmi」の楽曲「PAKU」から設定しました。2021年ころからちょっと変わった部門をひとつくらい入れる傾向になってきました。
●ロゴマークオブザイヤー2023について
今年で14回目となるロゴマークオブザイヤー2023。さて、今年はどんな5部門が設定されたのか?
今年の部門は以下の5部門です!
フィルムカメラの再ブーム、純喫茶やスケルトン仕様のアイテムなどレトロポップなアイテムの流行、たまごっちの再々ブームやY2Kファッションの流行など、少し前の文化が現代にブラッシュアップされて取り込まれた年でした。昭和や平成初期のアイテムが「逆に新しい」とZ世代にバズっていることから設定された部門です。
フィルムカメラ、ブームなんですね。。。私、知らなかった。。。たまごっちの再々ブームも知らなかった。。。もうおじさんですね。「平成レトロ」なんていう言葉もあるそうですが、平成がレトロなら私なんかもう存在そのものがアンティークですよ(泣)。
【最も「不思議な魅力」を感じるロゴ部門】
「ちいかわ」「おぱんちゅうさぎ」など、可愛さと共に不思議な世界観を持つキャラクターが若い世代を中心に流行しました。また「強風オールバック(日清のカップヌードルのCMで起用)」も不思議な魅力で流行。「あのちゃん」「アバンギャルディ」「新しい学校のリーダーズ」など不思議な魅力のタレントも多く登場しました。「不思議食感スイーツ」も流行りました。このような理由から設定された部門です。
もう、知らないのばっかり。。。流行に疎くなってしまったという私と同じ感性のあなたに、これらの説明画像(出典はすべてYou Tube)を載せておきます(笑)。
アバンギャルディ(日本からの挑戦、制服を着たアバンギャルディの大和魂)
【最も「ロック」だと感じるロゴ部門】
コロナが明け、今年は本格的に音楽フェスが完全解禁されました。また日本最大級のロックフェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」が次回以降ひたちなかに戻ってくるという発表もあり、Twitterでも急上昇でトレンド入りしたため設定された部門です。また「ロック」ではありませんが、偉大な音楽家坂本龍一さんの逝去も受けています。
いいですね。コ□ナなんかもうフルシカトで行きましょう!とはいえ、私はバンドをやっていたわりにあまりフェスに行きません。はじめていったフジロックフェスティバルで大雨に降られ、泣きそうになったトラウマがあるためです(汗)。教授(坂本龍一)の逝去は急でしたね。偉大な音楽家でした。
【最も「シフト」を感じるロゴ部門】
昨日までの常識が通用しなくなる"ルールチェンジ"がかつてない速度で繰り返される現代。国産の量子力学コンピュータ稼働や、ChatGPTなどAIの躍進を感じる1年でした。近い将来のパラダイムシフトの兆しがあると感じたため設定された部門です。
新しい技術やAIなどの躍進を「シフト」という言葉で表現してみたこの部門。今までにない部門で結果がたのしみです。そろそろドラえもんやタイムマシンが開発されるかな(夢)。
スポーツ大会の開催が多く日本の選手が活躍する中、特に今年は「映画のワンシーンみたい!」と評される名シーンがたくさん生まれました。WBCの全勝優勝、甲子園での慶應の107年ぶりの優勝、世界陸上槍投げ北口榛花選手の逆転金メダル、バスケットボール世界大会での日本の躍進。スポーツを連想させつつロゴとの相性が良い「ユニフォーム」を部門設定に活用しました。
WBCでの大谷翔平選手の試合前の円陣「憧れるのをやめましょう」発言と全勝優勝などは、まさに映画のワンシーンのようでしたね。高校野球の慶應の107年ぶりの優勝を勝ち取った「エンジョイ野球」も新しい価値観として注目されました。様々なスポーツを通して歓声をあげた人が多い年でした。
さてさて、だいぶ長いメルマガとなってしましました(いつものことか。。。)。2023年は果たしてどんなロゴマークが選ばれるか!?
最後に改めて概要を説明いたします。
- 2022年11月〜2023年10月に作成させていただいたロゴのみが対象となります。
- 5部門を設定します。デザインの優劣を競うものではなく、テーマにあったロゴはどれかを選びます。たとえば、「元気がでるロゴ部門」などを設定し、もっとも元気がでるイメージのロゴを選定します。
- 一般の方300名程度にWEBリサーチをかけて選定します。
- 発表は、弊社メールマガジンおよびWEBサイトにて行います。
- 参加に際し、費用等は一切かかりません。
- 参加に際し、ご準備、ご手配いただくことも一切ありません。
- 12月初旬〜中旬ごろのメルマガにて発表予定です。
一般の方にアンケートを取ることで、デザイン業界の人間のある意味偏った目線ではない選定が毎年されています。
12月のメルマガで結果を発表させていただきます!お楽しみに!
今回はここまでです!
津久井
投稿者プロフィール
-
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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