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2013年07月12日 メールマガジン 法則・ノウハウ 【第190回】昨日はとある有名な企業の会長とお話してきました。

2014年02月09日掲載開始

 





こんにちは。




ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz






暑いですね。



暑いことによるリスクを考えてみました。



・熱中症になる
・食欲不振による夏バテになる
・我が家のヨメの機嫌が悪くなる



我が家にとっては
もっとも危険なリスクがヨメの機嫌かもしれません。



さて、
昨日は友人経営者が勉強会を開く
ということで行ってきました。



20人弱の
小規模な勉強会にいらっしゃったのはなんと、



ライフネット生命保険 
代表取締役会長兼CEOの出口治明さんです。



これはすごい。
あのライフネット生命創始者の話を
20人規模の会で間近で聞けるなんて。



先日メルマガでご紹介した
元ワイキューブの安田さんもそうですが、



サラリーマン時代には
こんな素敵な人たちの話が間近で聞けるなんて、



できるできないというより
想像すらしていなかった。



成長できた自分として
少しだけ自分を認めてあげようと思いました。



さて今日は
昨日お聞きしたお話を以下の3つにまとめて
シェアさせていただきたいと思います。



本当に、
アツくて、明快で、力強くて、わかりやすくて、
そして何より考えさせられるお話でした!



●ライフネット生命保険と出口会長について
●ベンチャー企業に必要なもの
●5年間の経営で一番苦労したこと




●ライフネット生命保険と出口会長について


ライフネット生命は、
約5年前に出口会長と岩瀬社長で作られた会社です
(正確には準備会社含め7年前)。



お二人とも
テレビをはじめ多くのメディアに出られているので、
ご存じの方も多いと思います。



私は特徴的なロゴがいつも気になっていました。
http://bit.ly/12kGaOV



造形、色ともに秀逸だと思いますし、
個人的な好みでも好きなロゴです。



昨日は会場について早々、
出口会長と名刺交換させていただきました。



「ほう、ロゴの会社ですか。
 うちのロゴはどうですか?」



といきなり質問されてしまい、
面食らってしまいましたが、



この業界では有名な大御所のデザインですし、
なんてお答えしようかとモゴモゴしてしまいました。。。



実際には、
メリコの法則で考えると



・メ:目立つ可能性は高い。相対的に
   あまりないデザインだから。特に保険会社にはない。
・リ:理解できるかはなかなか難しい。生命保険は
   そもそも具体的な形がないので、業種を
   一発で理解させるのは難しい。
・コ:好感が持てるかどうか、これはターゲットに
   対してのリサーチが必要だが、前述のとおり
   個人的にはかなり好感が持てる。


ということで
僭越ながら評価させていただくと良いロゴだと思います。



ライフネット生命保険は、
以下のような考えのもと、
ビジネスをされています。



20代、30代の子供がいる世帯が
もっとも金銭的に厳しい。
そして、もし働けなくなったら、
死んでしまったらという時のリスクも最も高い。
こういった世代の力になり、日本をよくしたい。



実際に少子化の根本原因は
20代、30代の金銭的な環境だと
出口会長はおっしゃっていました。



なので、
ライフネット生命はそういう人たちを
保険で救うにはどうしたらよいか、



という考えがまず先に来ています。



結果、救うために
保険料を安くする(具体的にはほぼ半額)。
安くするためには原価を落とす。



だからネット集客にすることで人的付加価値を下げ、
安さを実現する必要があった、ということなんです。



立て板に水のようなわかりやすさ、シンプルで強い考えです。
でも、言うは易し行うは難しでしょう。本当にすごいと思います。



特にこういったケースの場合ありがちなのが、
「ネットで保険を売る」という手段が目的化してしまうこと。



でも、
出口会長はそういったブレが一切ありませんでした。



出口会長は表現の人だな、と個人的に思います。
ライフネット生命のコンセプトを
わかりやすくお伝えくださった時に感じました。



「ライフネット生命のコンセプトは缶ビール。
 居酒屋に行けば、店員さんがビールを
 注いで持ってきてくれる。でも缶ビールの倍する。
 缶ビールは自分で買いに行かなければいけないけど
 お店で呑む半額で済む」



本当にわかりやすいコンセプトですよね。



表現が上手な人は
わかりやすさの重要性をものすごく理解しています。



実際にライフネット生命の
タグライン(キャッチフレーズみたいなもの)は



・人生に、大切なことを、わかりやすく。



ただの安売り会社ではありません。
すべてが強いロジックで組まれていると感じました。



●ベンチャー企業に必要なもの


「ベンチャー企業に必要なものは【志】と【算数】である」
「数字、ファクト、ロジックのみで考えなければならない」
「多くの場合は感情的な判断で物事を進めている。
 それは算数ではなく国語で考えている証拠です」
「世界を見るには算数。算数でなければ世界は見えない」



名言のオンパレードでした。



さて、
数字、ファクト、ロジック。。。



プチ自慢ですが
私はグロービスというビジネススクールの
クリティカルシンキングという講義で
クラス1位タイの成績を収めたことがあります。



でも、
課題ではなく自分のビジネスの現場で
そこで習ったように数字やファクトだけでものを
考えられているかというと。。。



よくブレてしまいます。



結局は数字、ファクト、ロジックだけで考えぬくという
強さや覚悟みたいなものが自分には足りていないからブレるんだな、
ということを出口会長を見て強く認識した次第です。



だから、私の場合は強さ。
出口会長のような強さがほしい。



必要なスキルはすでにすべて手に入れている。
足りないと思ってスキルをかき集めても強くなれない。
そう感じさせてくれる話でした。



そして【志】。
おそらくこれが強さを決めています。



人間が生きる意味を
出口会長がどのように定義付けているかというと



・この世界をどのようなものとして理解し
・どこを変えたいと思い
・自分はその中でどの部分を担うのか



これを出口会長は
「世界経営計画のサブシステム」と名付けていらっしゃいました。
人間は誰でも人生において自分の周りを経営していると。。。



出口会長はライフネット生命をやると
決断するのに要した時間は30分だったそうです。



それを聞いた参加者の方が、
「30分でどうやってロジカルに考えたんですか?」
と質問していました。



それに対しての出口会長の回答。



「直感です。ガールフレンドを作るのにロジカルに考えますか?」



数字、ファクト、ロジックで考えろ!
でいくと「??」と感じるかもしれませんが、
でもそのとおりですよね。



恋人を
数字、ファクト、ロジックで決めるということは、
私の言葉を使えば「スペック」で選ぶということですから、



女性を徹底的に定量化しなければなりません。
スリーサイズからまつげの長さまで。。。
超失礼ですよね。。。



で、
出口会長が言いたかったことはというと。



まず、
出口会長は物事を考えたり議論するときには
「定義付け」がもっとも重要な作業だ、
とおっしゃっていました。



ここで、
「直感」を定義づけると、出口会長流では



「脳のフル活動」



ということ。



脳の活動とした時、
十分なインプットがないと働かないわけです
(脳はインプットなしにはアウトプットはない)。



出口会長は
生命保険業界出身ですし、
その他にも様々な経歴をお持ちです。



昔からの膨大なインプットがあった、
だから30分で決断できた、
ということですね。



「あ、そうだ、ネットで生命保険売ろう、誰もやってないし」



というレベルの直感よりも
はるかに深堀りされた直感が現れたからこそ、
30分で決められた、ということではないでしょうか。




●5年間の経営で一番苦労したこと



出口会長が一番苦労したと感じられたことが、
認知と信頼をしてもらうことだそうです。



ライフネット生命を知ってもらい、
信頼してもらうこと。



私が書き連ねた小冊子、
「なぜあなたの会社にもブランディングが必要なのか?(通称なぜブラ)」
にある考え方「知ってもらう」「理解してもらう」の部分です。



ブランディングに対して
同様のお考えをされていることが個人的にはうれしかったです。



さて、
今ではテレビでCMを打つ企業ですが、出口会長はそれ以上に
「知ってもらい」「理解してもらう」ための草の根活動をされています。



とにかく、発信し続けること。



・本(出版)
・論文
・コラム
・Twitter
・Facebook



こういったものを
疎かにせずコツコツとやられています。
Facebookは友達制限の5000人に達してしまうほどです。



また、
「大きい名刺」と呼ばれるハガキ大のパンフレットを
常に何百枚も持ち歩かれていて、



昨日のような講演があると
たくさん配られています。



多めに配り、
「会社の同僚の机にも置いておいて!」
とお願いするそうです。



これは何をしているか。
口コミの場を創っているのだ、ということ。



こういった活動について、
「自分はできてないなー」と反省。。。
大切なことは足元に落っこちている場合が多いですね。



まだまだできること、やるべきことはあるな〜。



実はネタばらしをすると、
出口会長(岩瀬社長も)は10人以上集まる場所であれば
どこでも出向いて講演をしてくださることを



TwitterやFacebookで公言されていて、
申し込みもTwitter上で来たりするそうです。



なので、
ぜひビズアップでも一度お呼びして
お客さまに直接出口会長を「感じて」もらう機会を
つくりたいな、と思います。



最後に余談ぽくなりますが。。。



出口会長の印象は、
厳しさ、強さ、わかりやすさ、正しさ、
そしておおらかさを兼ね備えた方。



本当に尊敬できる経営者でした。



ミッションや社会性と
ビジネス、利益をキレイに結びつけていて
ブレがなく美しいとすら感じました。



質疑応答の時に、
ある参加者が「運」について訪ねていました。



運が強いとか弱いというのはあるのか、と。



出口会長の答えは明快でした。



まず、
運というものは確かにある、そしてものすごく重要だ、
ということ。



ただし、
運に強いとか弱いはない、運は運でしかない。



バーでとなりに美しい女性が座って、
その時に一声かけることができるかどうか、



それができる人が運が強いと感じ、
できない人が「自分は運が悪い」と感じる、
ただそれだけのことなのです、と。



私にとってはまさに昨日は
絶世の美女が目の前に現れたわけです。



なので、出口会長に
厚かましいお願いをさせていただきました。



自分が最も得意で
人生を生きしのいできたコアスキルである「表現する」こと。



その重要な場であるこのメルマガを
出口会長にも読んでいただきたいと思ったのです。



その結果、
ご快諾いただき購読してくださることになりました!



私は運がいい!!



今回はここまでです!




津久井





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投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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