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最近、ビズアップでTikTokをはじめたんですよ。
SNSマーケティングが重要と言われて久しいですが、あまり真剣に取り組んできませんでした。でもちゃんとやっていこうとなりまして。。。
ビズアップのスタッフが兼任しながらがんばってくれていますが、早く結果を出していずれは専任をつけたい。
「TikTok」というと「若者のもの」という感じかもしれません。
しかし、意外にもユーザーのボリュームゾーンは30代〜40代なんだそうです。しかもTikTokで買い物をするのは40代が圧倒的に多いとか。
私も会社ではじめるために渋々TikTokを見はじめましたが、あれから早1年、今では楽しくて毎日見てしまいます。そしてついつい何かしらを買っちゃいます。自分でもびっくりしています。
ちなみにこんな感じでやってますので、ぜひご覧ください。そしてフォローをお願いします!
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最後の動画で映っているのは私の後ろ姿でして、「Don't disturb」と書いた紙を背中に貼っております。ちょっと邪魔されたくない仕事をしていたので。そうしたら勝手に撮影されていました。
いやー、TikTokの企画考えるの、楽しいんですよね。こんなアホなことばっかり考えていたい(笑)。
どんな投稿、内容だと再生回数が上がるかとか、誰が登場するとよく見られるか、みたいなことを学んでいくのも、起業したばかりのころのWEBマーケティングを一生懸命勉強したときの気持ちを思い出させてくれます。
繰り返しになりますが、ぜひフォローをお願いします!
それにしてもですね、TikTok、とてもいいですよ。何がいいって、アホみたいな投稿ばかりではなく、めっちゃ役に立つ投稿も多いんです。
私は個人的に、
- マーケティング系のコンテンツ
- ブランディング系のコンテンツ
- マネジメント系のコンテンツ
- 営業系のコンテンツ
- 自己啓発系のコンテンツ
- おいしいごはん屋さんの情報
- トレーニング系のコンテンツ
- 健康系のコンテンツ
- ゴルフ系のコンテンツ
などを、すべてカテゴライズして(コレクション機能)保存していつでも見返せるようにしています。
本日はそんな保存したコンテンツの中から、ビジネスに関する面白い情報をご紹介しつつ、私自身の考察も絡めてお話します。
それでは行ってみましょう。
脳みそが勘違いする価格戦略
まずはこちら。
@kyokobusiness ♬ オリジナル楽曲 - KYOKO先生 - KYOKO先生
かんたんに動画の内容をお伝えします。
カリフォルニア工科大学での実験のお話。5ドルのワインと45ドルのワインを呑ませたとき、どちらがおいしいと感じるかという実験で、被験者の全員が45ドルのワインのほうがおいしいと答えたそうです。
おわかりと思いますが、これは5ドルも45ドルも中身はまったく同じワインなんです。なのに、結果に違いが出たわけですね。
しかも特筆すべきは、実際に脳を測定した際、45ドルのほうを本当においしいと感じているという物理的な変化があったそうです。
エナジードリンクなどが売れるのもまったく同じで、ただの砂糖水が「エナジードリンク」となり普通の清涼飲料水よりも高く売られているだけで、「効く」と勘違いし脳が物理的に反応してしまいます。
エナジードリンクといえば「レッドブル」ですが、レッドブルは日本のリポビタンDからインスピレーションを得たと言われています。
そして、リポビタンDは「砂糖とカフェインで無理やり興奮させる飲み物」と言われていて、かんたんに言えばちょっとした覚醒剤なんですよ。なので、エナジードリンクも中毒者が多いわけです。
私もそれを聞いてからリポビタンDを飲むのをやめましたが、それまではちょっと風邪っぽかったりすると飲んだりしていました。今と違って、当時は風邪で会社を休むと怒られたりしましたから(笑)。
この「脳の反応」を考えたとき、実際にリポビタンDは効いていたんでしょうね。これをプラシーボ現象と言ったりするのでしょう。
ちなみに、栄養ドリンクを飲んでからパズルにチャレンジさせる実験では、高い金額を払って栄養ドリンクを飲んだ人のほうがパズルが早く解けることが判明したそうです。
同様に鎮痛剤の実験も有名です。
鎮痛剤を1回分2.5$と伝えて渡すと85%の人が痛みが軽減したと報告するのに対し、1回分10セントと伝えて渡すと61%に人しか痛みの軽減を報告しなかった、という実験の結果があるんです。
「私たちは商品を消費しているようで、実は価格が生み出すストーリーを消費しているのです」という動画のナレーションが秀逸です。
動画にもありますが、高額商品をむやみに値下げ、値引きしてはいけないという示唆に富んだ実験結果の数々ですね。
動画には出てきませんが、一方で、何かを買うという行為は、実は脳スキャンをしてみると脳の痛みを感じる中枢を刺激している場合がある、ということもわかっています。
買い物のすべてのケースではありませんが、買い物=お金を払うという行為は「痛い」と感じることと同じ場合があるということなんです。
つまり、高いほうが脳への反応が良いからといってむやみに高くすればいいという問題ではないところが、価格設定の難しいところ。
なお、金額の大小よりも価格が「適正か」のほうが脳みそにとっては重要だそうです。
なので、たとえば車を買う場合に人はほとんど痛みを感じることなく付属品に何万円、何十万円も費やしますが、自販機にお金を入れても何も出てこなければ頭にきます。
200円のコーヒーと1000円のコーヒーがまったく同じ豆、製法からできているまったく同じコーヒーだと知ったら、1000円のコーヒーを出す店に腹を立てるかもしれません。
「セット販売」などはこの痛みをやわらげてあげる効果があるそうです。
最初のほうで紹介した実験では、被験者が実際にお金を払ったものと払っていないものが混在していると思われます。これが、被験者が自分でお金を払うことがマストだったら、また結果が少し違うのかもしれません。
価格にによる脳への作用はある一定度はあると思いますが、あまりにも「痛み」が大きい価格設定だった場合、たとえば「ワイン」なら「おいしい」とは感じても「満足するか」は別問題かもしれないわけです。
「これだけ払ったんだからうまいに決まっている」と思ってしまうということですね(金額の大小よりも価格が「適正か」のほうが脳みそにとっては重要)。
なぜバカ高いイチゴがニューヨークで飛ぶように売れるのか?
つづいてはこちら。
@sushi_strategy NYで日本のイチゴが飛ぶように売れる理由 《補足》 この動画で紹介している「1パック5,300円のイチゴ」は、約50ドルだったものを、当時の為替レートで日本円に換算して説明しています。 《参考情報》 FastGraw:テスラが日本車を圧倒したブランド戦略を、“イチゴ”に応用して米で55億調達──Oishii Farmに学ぶ、世界を席巻するプロダクト開発術 https://www.fastgrow.jp/articles/oishii-farm-koga Forbes JAPAN:「日本発イチゴ」200億円調達 倒産相次ぐ植物工場で独走状態の理由 https://forbesjapan.com/articles/detail/69410 Oishii farm公式サイト https://oishiifarm.co.jp/
♬ オリジナル楽曲 - スシ|戦略のエンタメ - スシ|ビジネス戦略研究所
ニューヨークで飛ぶように売れるイチゴの話。日本人経営者がイチゴの販売でニューヨークで成功しているということらしいのですが、なんとイチゴひとパックで5,300円だそうです。
動画に出ているパッケージを見ると、おそらくひとパック10〜11粒。ひとつ500円以上のイチゴです。
この日本人経営者は、なぜ「ニューヨークでイチゴが売れる」と思ったのでしょうか?
動画によると、ニューヨークはイチゴがまずいらしいです。なぜなら、イチゴの産地はほとんどがカリフォルニアで、輸送に長時間かかるため、トラックの中で形が崩れないように硬い品種になっていると。
たしかに硬いと「甘くない」という印象がありますよね。まずそうですよね。想像つきます。
そこで創業者が目をつけたのが、「植物工場」です。イメージありますよね。畑じゃなくて屋内で野菜を育てるアレ。
植物工場でイチゴを育てるのはとても難しかったらしいですが、誰もがつくっていた「レタス」では勝負ができないと考えた創業者は、イチゴの開発に注力しました。
そして実際に販売されてみると、高くても飛ぶように売れた、というわけです。
この話って、ビジネスのエッセンスがものすごく入っていると思うんですね。
まずは、いつもこのコラムでもお話していますが、「本当の差別化」の話が含まれています。
おそらく、差別化の本当の意味を理解していなければ、この創業者は
- 他社よりおいしいレタス
- 他社より安いレタス
のいずれかを開発したはずです。しかしこれでは「あっちよりおいしいレタス」、「あっちより安いレタス」という「差」での勝負となってしまいます。
イチゴであれば、圧倒的に違いが出せます(物理的にレタスではない)。
つづいて、市場をきちんと観察しているということです。
当たり前ですが、「イチゴがまずい」という市場環境を理解していなければ、そこに勝機を見出すことはできません。また、競合はレタスばかりをつくっているということも把握していなければなりません。
私は「観察」こそ最強の勉強法だと思っています。私自身も自分の理論の構築は、ほぼほぼ観察から導き出しています。
私が師匠である故伊吹先生を敬愛しているのも、伊吹先生がさまざまなノウハウを観察から導き出してきたからです。
最後に、創業者は「誰にとっての価値なのか」を理解しているということです。
日本人なら、イチゴがおいしいことを知っている人がほとんどです。というか、おいしくて当たり前。
日本人にとって、イチゴの価値は一定度ありますが、「植物工場でつくるまでの価値がある」とは言えません。
「植物工場でつくるまでの価値がある」と感じてくれるのは、日本人よりもニューヨークの人々だと理解していたわけです。
そうでなければ、創業者は日本で植物工場をつくりイチゴを育てたかもしれません。そして、そんなことをしてもあまりうまくいかないだろうことは想像に難くないでしょう。
さて、これって、創業者がコンサルタントだからうまくいったのでしょうか?難しい理論を知っていたから?
そうではないと私は考えます。
- 競合とは違うことをする
- 市場をよく観察する
- 誰にとっての価値なのかを見極める
やったことといえば、実は本質的にはこの3つしかないんですよね。
ちなみに、経済というのは生き物であり、時流があります。その時代時代で、伸びに伸びている国もあれば、沈む国もあります。
私は常々思いますが、その時々で「成長している国」に行ってビジネスをする胆力さえあれば、簡単にお金持ちになれるだろうと。時代とともに住む場所(商売する場所)を変える胆力さえあれば。。。
特に海外に行くと、日本のさまざまなものが「誰にとっての価値なのか」がわかりやすいですからね。
極悪人「越後屋」は天才商売人だった??
最後はこちらの動画。
@zatsugakudojo おぬしはすごいのう⁉越後屋に関する雑学#雑学 使用ツール---------------- VOICEVOX:青山龍星 いらすとや Canva 画像引用-------------------wikimedia等々 https://www.mitsuipr.com/ https://www.mistore.jp/ https://www.ndl.go.jp/ https://www.admt.jp/images/collection/item/04_05.png https://www.admt.jp/images/collection/item/04_02.png whity, CC BY 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by/2.0, via Wikimedia Commons Lover of Romance, CC BY-SA 3.0 http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/, via Wikimedia Commons https://www.ohya-shobo.com/catalog_list_scope.php?print_id=8728 https://wako226.exblog.jp/iv/detail/?s=16131005&i=202110%2F19%2F42%2Fa0277742_12284637.jpg https://www.city.matsusaka.mie.jp/uploaded/attachment/79695.pdf https://blog-imgs-49.fc2.com/3/6/2/3620001seki/2012031117595241a.jpg https://www.nippon.com/ja/ncommon/contents/guide-to-japan/1275490/1275490.jpg https://assets.st-note.com/img/1724578080245-AIYMJxmIJB.png https://archive.library.metro.tokyo.lg.jp/da/detail?tilcod=0000000003-00007744 https://spice.eplus.jp/articles/158867/images/400598 https://shimane-art-museum-ukiyoe.jp/assets/nagata-48-04-700.png ttps://auctions.afimg.jp/q461687519/ya/image/q461687519.1.jpg https://www.tuttogiappone.eu/wp-content/uploads/2022/11/Miyamoto-Musashi.jpg https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/15/0000071415/04/imgdb1a095f07od7g.jpeg
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「越後屋、お主も悪よの〜」
っていって、今の若い人たちはわかるのでしょうか。時代劇で定番(?)のセリフです。
私はあるときまで、「越後屋」は一般名詞か、それに近い扱いをされていたチェーン店的なものなのかと思っていましたが、そうではなく、今の三越百貨店(伊勢丹と合併して三越伊勢丹になっちゃいましたが)のことなんですよね。
じゃあなんで、いっぱいあるうちの1軒ではなく、超個別具体的な固有名詞「三越=越後屋」が「悪」にされてしまったのか。
よくわかりませんが、チャッピーがいうには
- 江戸時代を代表する有名商人だった
- 「商人=金を持っている」というイメージ
- 語感が悪役にちょうどいい(笑)
とのこと。「語感」は置いておいて、注目に値するのが、おそらく当時の日本は「お金=汚い」という印象があったということです。「士農工商」でも「商人」が一番身分が低いですからね。だから悪にされた。
TikTokの動画によると、越後屋の創業者三井高利は、悪人どころか私に言わせれば「超イノベーター」という感じ。高利のじっちゃん、めっちゃクリエイティブやん!
それにしても、当時は人によって売値を変えていたんですね。「足元を見る」の語源が「草履を見て値段を決めたいた」から来ているとは知りませんでした。またひとつお利口さんになりました。
三井高利が行ったクリエイティブな施策は、以下のとおり。
- 定価をつくった
- 現金販売(その代わり後払いの手間や未回収リスクがない分価格を安くした)
- 売り歩いた(訪問販売)のではなく店舗を構えて呼び込んだ
- 反物を必要な分だけ買えるようにした
- 即座仕立てで当日持ち帰りを可能にした
- 人気絵師に着物をデザインさせた
- 傘にロゴを入れて無料で貸し出した
- 日本初のチラシを打ち、効果測定までした
天才なの?今では当たり前かもしれなけれど、これを誰もやっていないときに思いついて実行するって、天才の仕業でしょ。
「定価をつくった」ってすごいことなの?と思う人もいるかも知れません。今の時代は当たり前に感じますよね。
しかし、私たちビズアップも同じ発想でロゴの金額を「明朗会計」にした最初の企業といってもいいかもしれません。特にこの業界は、いまだに江戸時代並みに料金が不明瞭なことが多いんです。
私はそれをチャンスと見て、起業当初から明朗会計で、なんなら業界のデファクトスタンダードになろうと、それだけで集客できると思っていましたから。実際にそうなったし。
「価格の基準値」をつくるというのは、できると市場においての影響力は大きくなります。
「現金販売(その代わり後払いの手間や未回収リスクがない分価格を安くした)」のも、手前味噌ながらビズアップに似ている。。。
「売り歩いた(訪問販売)のではなく店舗を構えて呼び込んだ」というのも、今ではやはり当たり前に感じますが、当時はおそらく客のもとに出向くのが当たり前だったのでしょう。「買ってほしいならお前から出向いてこい」的な。
実はビズアップも「店舗型デザイン会社」をやろうと構想したことがあったんですよね。「お店」って魔法なんですよ。「お客さまから出向くのが当たり前」と感じてもらえる魔法。
「買ってやるのになんでおれがそっちに行かなきゃいけねえんだ!」っていうクレームを店にいう人、ほとんどいませんよね。でもこれって当たり前じゃないと思うんですよね。だから魔法。
「反物を必要な分だけ買えるようにした」、「即座仕立てで当日持ち帰りを可能にした」、このあたりは顧客ニーズを、つまり「お客さまの声」をよく聞いて、より「選ばれる」ために仕組み化して実行してますよね。
「人気絵師に着物をデザインさせた」はヒット商品を生む考え方だし、「傘にロゴを入れて無料で貸し出した」なんて、まさかの「ゲリラマーケティング」です。「認知」の重要性をすでに理解している人がこの時代にいたなんて。
「日本初のチラシを打ち、効果測定までした」もそう。認知を取る活動でもあるし、いまだに「イメージ広告」で費用対効果を出さない(出せない)広告が跋扈する中、この時代に効果測定をするという発想があるなんて。。。
天才商売人三井高利、これからは尊敬の念を込めて「みっちー」と呼ぶことにします。
さて、TikTokがただのくだらないおもしろ動画投稿サイトではないということが伝わったでしょうか。別におもしろ動画投稿サイトでもいいんですけどね(笑)。
繰り返しますが、ぜひビズアップのアカウントをフォローしてください。それだけはお願いします(笑)
今回はここまでです!
津久井
投稿者プロフィール
-
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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